河合隼雄のレビュー一覧
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村上春樹作品は今まで1作しか読んだことなく、これまでストーリーテリング=小説と思っていた私には、何が何なのかよくわからず終わってた。大きく今見方が変わった気がする。
心のタガが少し外れた。
生きるとは自分の物語をつくること、につながった。
2016.6.12
もっとずっと読んでいたい対談だった。お二人の対話で話題は全然関係ないのだが、自分の深い部分が癒やされていくという感覚がある。
最初に読んだ時から今までの間に村上春樹の本は随分読んだ。
夫婦とは井戸堀りというのと暴力性についての項が響いた。
2023.10.7
再読。この対談が書かれたのが30年前。村上氏のこれから暴力の時代がく -
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ケルト文化というと凄く古いものということしか知らなかったが、河合先生の語る日本との共通点にはワクワクした。文字を持たないので、口承で伝わってきた物語は今でも語り継がれていること、ドルイドについてもしかり、特にその宗教とも言えない自然などに対する信仰というか、きっと文字だけでは伝わらないものがあるのだろうと思うと興味が湧く。
パブや人の集まる場所では自然と「昔話を語る」人が皆にお話するという。アイルランドに色濃く残るケルト文化に憧れる。いつかアイルランドに行ってみたい。
イエーツはアイルランド人だということを知った。なんとなく自分には理解が難しいかなと思っていた詩人だが日本的な感覚との共通点を探 -
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凄く良い本でした。
河合隼雄さんは臨床心理学で専門的なイメージがあってなかなか手がでませんでしたが、タイトルが「心の読書教室」ということで読書が関わっているなら私も楽しく読めるかもと思って読みました。
文章は話し口調で凄く分かりやすい文章です。
隼雄さんが関西の方で関西弁なので、関東の方はしっくりくるのか分かりませんが私はすんなりと読むことができました。
読むだけでセラピーを受けているような少しづつ心の重さが軽くなってきて、本当に本当に不思議な本です。
大して、心理的なことが書いてあるわけではないのですがどこかほっとする、難しく考えなくてもいいやーというような優しく面白く軽い雰囲気があ -
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隠れキリシタンのお話がおもしろかった。
日本人の心象に合うように、
丸く丸く収めていったという。
読み終わり1週間経ち、こころに残ったのは、
カウンセリングの話。
すさまじい体験をしている患者に、こんなになってよく耐えられますねと河合先生が言ったら、
「だって最初に会ったとき先生に、なんで自分はこんなめにあうんでしょうと言ったら、それはあんたの魂が腐ってるからでしょうと言われたから、腐ってるものをよくするんなら相当のことを覚悟しなきゃならないなと思ったんです。」
と患者に言われた。でも先生自身そんなこと言ったか覚えてない・・・ぽんと出た言葉だったのだろうと。
腐った魂とはどういうことかよくわ -
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表紙の笑顔で星5つ・・・
河合先生がお勧めする本のなかに、
子どものころに読んだ本があり、あ・・・中学生の時に読んだ・・・と思いだしたことに軽いめまいが(笑)いったい何十年前でしょうか。
お勧めの20冊の中で、何冊読んだかなと数えてみたら
12冊読んでいた。
河合先生のこの20冊を、読んだものも含めて全部読んでみるのも楽しそうだな。
トムは真夜中の庭で の本を説明しているとき引用した部分があって、おばあちゃんが寝ているだけでも、孫にとっては心の深いところで成長の役に立っている、と河合先生は仰っていた。
他の本でも、人間生きているだけでそれだけで凄いことなのですと仰っていて、つくづくそうだな -
Posted by ブクログ
2014年37冊目。
「影」の存在の恐ろしい面ばかりに囚われている人は必読だと思う。
世界的・歴史的に「影」はどのように扱われてきたのか、というそもそも論から丁寧に始まり、
心理学的に「自我」に対して「無意識」に潜む「影」の正確をもの凄く分かりやすく解説する。
病的な症例から見られる「影」、そして神話や文学作品の中に見られる「影」の具体例が豊富かつ的確に示されてゆき、
「影」に潜む創造性を手にする可能性を示してくれる。
(もちろん、「影」との接触の危険性も十分に論じながら)
この本のおかげで、自分の中でいくつかの扉が開いたのを感じた。
何度も戻ってきたい素晴らしい名著。