河合隼雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
100%正しい忠告はまず役に立たない
マジメも休み休み言え
自立は依存によって裏付けられている など
見出しから、どれも内容が気になって
予想通りのものもあれば
逆説的なものもあって面白かった。
全体に言えると思うのは、
極端な考えがないことかな?
やっぱり河合さんは、
自分はこう思うがいかがだろうか、
と押し付けがましくない感じが好きだなあと思った。
バランスを大事にしている、行きすぎない感じが
自分のスタンスと合っていて、
こういう風に考えられるような人になりたいと思う。
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男女は協力し合えても理解し合うことは難しい、
という章が特に印象に残った。
中年や老年近くなると、
夫婦間の -
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色々と多忙を極めている中、自分を見つめ直すことの大切さを痛感した時に、縁が重なって手に取った本。多くの方が辛い時に手にした本と語られるが、肩の力を抜けるような、心が落ち着くような語りである。
ある著名な臨床心理士が、「河合隼雄の本には言語化しづらい魅力がある」(趣意)と評していたが、まさにその通りに感じた書籍。
『無意識の構造』『ユング心理学入門』『明恵 夢を生きる』など河合隼雄の著作は数多くあるが、本書は見開き2ページのエッセイ風に仕上げられている。平易に綴られ、言ってしまえば道理なのだが、それでも私たちが日頃見過ごし、見落としていたことを言語化してもらうような、腑に落ちる瞬間を多く感じ -
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小説家・小川洋子さんと、臨床心理学者・河合隼雄さんとの対談集です。
小説家は、例えば、生きていくうえで辛い出来事や厳しい現実に直面して苦しむ人間の姿を、言葉というものを紡いで、「物語」として表現することを仕事としていて、
臨床心理士は、それぞれの人生の物語のを見失った人に対して、新たな物語を発見して自分の物語を生きていけるよう手助けすること(いわゆるカウンセリングと言われるもの)を仕事としていることから、
小説家が小説を書けなくなったときに、どうしたら書けるのかと悶え苦しむのと、人が「どうやって生きていったらいいのかわからない」と言って苦しむのとは、どこか共通するところがあるのではないか、 -
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幸福についての河合隼雄さんの考え方が、
色んな切り口で書かれていた。
語り口が断定的でないからか、
こちらに考える余地を残してくれているようで
すんなりと言葉が入ってきた。
幸福を第一と考えて努力するのは、
あまりよくないようである。
結果的に幸福になるのはいいとしても、
はじめから幸福を狙うと、
かえって的がはずれるようなところがある。
要は、かけがえのない自分の人生を、いかに精一杯
生きたかが問題で、それが幸福かどうかは二の次。
「フルートで習うことと、心理療法に通じるものとして
一度にひとつの音しか出せない、
人間の口はひとつしかない、でも、同じメロディ(言葉)
の下にはいろいろな和 -
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学ぶについてのスペシャリストたちが、学ぶについてどう捉えているのか気になり読みました。
私の学ぶの定義は、「資格、試験の為に勉強をする。」でした。
しかし、この本を読んで勉強と学ぶの違いを理解する必要があると思いました。
「勉強」では、テスト範囲は決められたものを何度も解き直すことで合格することができます。
こらは、本人以外の人の評価を目的としています。
「学ぶ」は、歳を重ねてから楽器を演奏をしてみたり、遊び心(心の余裕)があり、また他人の評価を目的としません。
仕事をする際は、勉強の色が強く心の余裕がなくなってしまう。仕事、プライベートの中に「学ぶ」を入れることで考えの幅が広がり人 -
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ネタバレ若松英輔・山本芳久『危機の神学』で、現代の私たちにとり「コスモロジー的な生き方」が重要であるという示唆を得た。また、河合隼雄『明恵 夢を生きる』を読み、それは「出会うできごと全てが、自分と意味のある関係がある」と受け入れる人生態度のことだと理解した。
そこで、この考え方をより身近な観点で深めたいと思い、以前読んだことのある本書を再読した。
まず、本書における「友情」の範囲の広さが改めて印象的であった。
著者は、いわゆる「同性の友達」だけでなく、男女、夫婦、家族、上司と部下、師弟関係にも友情は働いているという。それだけでなく、石やぬいぐるみなどの「もの」、ペットや植物、そして「神」との間にも友 -
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ネタバレキリスト教(カトリック)の世界の本にしばらく立ち寄ったのち、河合隼雄のユング心理学に戻ってきた。人の霊性とその表現ということを考える時には、私にはやはりこの分野が一番わかりやすい。
先に読んだ若松英輔・山本芳久『危機の神学』に、「私たちにとって重要なのはイデオロギーではなくコスモロジーなのではないか(註)(第二章)」とし、「コスモロジー」を説くものとしてこの本を引用されていたので、読んでみることにした。
著者は、「イデオロギーよりコスモロジーへの変換が現代において生じつつあると思われるので、明恵に対する評価は(高いほうへ)急激に変化するのではないか」(第二章)としている。明恵は、法然や親鸞の -
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全体的に心の自然さを肯定してくれる温かさがあった。
常識を書いたと言っているが、新たな視点の獲得にも役立つ本だと感じる。
印象に残った箇所
・ふたつよいことさてないものよ
→いい事があれば悪いこともある。悪いことは良いこととのバランスのために存在している。
・自立は依存によって裏付けられる
→ 自立と依存は対立しない。必要な依存が自立を助ける。
一見ストレッサーとなることや、悪い出来事・ネガティブな感情や行動は、排除しようとするのではなく、その中に意味や役割を見いだし、受け入れることが大切で、さらにそれらに自覚的であることも必要。排除しようとしてきたものにも価値があり、それを認めることで