河合隼雄のレビュー一覧

  • こころの処方箋

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    ショートショートになっていて読みやすい。
    示唆に富みすぎておぼえられないのでスマホのメモを片手に読む。誰が買った本なのか不明だが、家の本棚を眺めてみたらあったので読み始めた。

    以下ネタバレ。








    この子は不良だとか、それは母親の愛情不足が原因だとか、このような決めつけや固定観念を捨てて対応すると本質が見えてくる。

    ふたつよいことさてないものよ。吉と凶は相殺されるということか。

    イライラするのは自分に都合の悪いことが心に引っかかってるから。

    急がば回れ。

    自己を殺しきれずに生殺しになった自己が溜まりすぎると時として大反逆を犯して周りに迷惑をかける。

    100点を狙うべきとこ

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    2025年07月02日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    暴力、そして『ねじまき鳥クロニクル』の副読本
     ユングとか河合隼雄とかの怪しさは、いったん脇に置いておく。
     村上春樹の無意識的・形而上的な創作技法が、多少なりともつまびらかにされてをり、それは氏にしては珍しく赤裸々に開陳されたものだと思ふ。
     特にこの対談のメインとなるのは、暴力についてだ。それは氏が『ねじまき鳥クロニクル』を書き終へたばかりといふこともあり、身体から出てきた(頭で考へただけではない)物語だからだ。
     同じく暴力を扱った作家として、村上龍と大江健三郎の名前もすこし出てくる。

     河合隼雄の心療経験の話が面白く、それがうまく村上春樹と噛み合ってゐる。河合が接した患者の心療経験か

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    2025年06月08日
  • 大人の友情

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    ネタバレ

    "人間は死ぬことだけは確実である。このことが、どれほどしっかりと自覚できているかが大切である。互いに死すべき者と感じるとき、善悪とか貧富とか長短とか、この世のいろいろな評価を超えて、束の間のこの世の生を共にしている者に対する、やさしさが生まれてくる。"

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    2025年06月01日
  • 子どもの本の森へ

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    長田弘さん(詩人、児童文学作家)、河合隼雄さん(臨床心理学者)の児童文学作品をテーマにした対談集。

    長田さんの詩情豊かな言葉、河合さんの心理学者の立場からの発言は、どちらも示唆に富むもので、相乗効果が生まれていました。

    次から次へと出てくる作品の数々に、胸が踊りました。敬愛するお二人のお話に引き込まれ、読みたいと思っていた児童文学作品を、いつまでもツンドク状態にしていてはダメだと強く思いました。未読の本のうち、どれから読もうか迷ってしまいます。

    【印象に残った言葉】
    ・永遠より長い一瞬の世界が絵本の世界(長田)
    ・絵本の世界というのは記憶のリサイクルによってできていて、おんなじ絵本がずっ

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    2025年05月24日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    対談の柔らかくあたたかい雰囲気が良い。
    カウンセリングと物語の話もとても興味深いが、個人的には、河合隼雄さんの著書や対談を通して小川洋子さんが「なぜ小説を書くのか」という、若い頃には答えるのが苦痛だった問いに対して、「誰もが物語を作っているのだ」という気づきを得て答えを見つけていった、というあとがきの文章がとても素敵だった。

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    2025年05月22日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    タイトルに惹かれて。金言だらけだった。人間はつらいときにその人なりの物語として落とし込んでいる。「個」は自分の知ってる範囲内。人間は矛盾しているから生きている。

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    2025年05月17日
  • 河合隼雄の幸福論

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    今回初めて河合先生が以前は高校の数学の先生をなさっていたことを知り驚いた。理系と全く正反対に思える心理学も極めるとは素晴らしい。
    語り口が優しく元気のない時にも読める。
    『幸福がどれほど素晴らしく輝かしく見えても、それが深い悲しみに支えられていない限り浮ついたものでしかない』
    悲しみを知っていることは幸福を味わうために必要なものなのか!
    何度読んでも、その時々に感じ方が違う。

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    2025年05月06日
  • 大人の友情

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    古い友人と、結局いつも同じ昔話ばかりして生産性がないねえとゲラゲラ笑うことがあった。
    著者はそれを「お互いに共有するものを確かめ合いながら、その存在を認め合うものである」と書く。また、未来の話はそれに基づく評価が入り、非力だと仲間から外される可能性が出てくると。
    専門家はこんな事象も述べられるのかと惹き込まれる。
    簡単な文書なのに、じっくり考えてしまう内容だった。なぜこんなに文章が柔らかいのに胡散臭くないのか。流石の河合隼雄だと思う本だった。

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    2025年04月23日
  • コンプレックス

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    ネタバレ

    影の現象学も良かったけど、個人的にはこちらの方がわかりやすかったかも知れないです。とても面白くて夢中で読んでしまいました。
    1971年に発売された本だけど、現代にも通じる部分もところどころあって、特に後半の大学の話は既視感…と思いながら読んでいました。
    河合隼雄先生は精神分析やカウンセリングを「泥臭い大変な仕事」とよく表現していて、その言葉を聞くたびに身が引き締まるような感じがします。

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    2025年04月03日
  • スヌーピーのもっと気楽に(1) なるようになるさ

    QM

    購入済み

    初めて読んでみたけど、こんな感じだったのか~

    みんなの日常の4コマという感じで、
    すごくシュールで笑えて面白い。

    穏やかな気持ちになれる。

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    2025年03月30日
  • 影の現象学

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    ネタバレ

    自分の生き方について、一旦改めようと思える本だった。
    色々な作品や詩、症例を通じて、影と向き合うとはどういうことは、影とは一体何かを細かく知ることができた。
    自分の嫌なところとか、あまり直視したいない部分とか沢山あるけど、「影と悪は同義語ではない」っていう一文に少し救われた気持ちになった。自己理解、怖いけどもっと深めたいなぁ〜
    他人に対する向き合い方についてもヒントをもらったかも。何となく苦手な人とか、投影の観点から一度向き合ってみるのもありだなと思いました。

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    2025年03月27日
  • 大人の友情

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    とても平易に軽く読めるが深い。背後にとてつもない思考量と、臨床的な人との会話量によって培われた、洗練を感じる。

    またもちろん、友情というものをあちこち網羅的に眺めて輪郭を描いて行く本として(テーマを正面から捉えたとしても)素晴らしい本だった。

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    2025年03月11日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    内容を全く予想していなかったが、とんでもなく良き出会いとなった一冊。どのページをとっても河合隼雄先生の温かさ、目の前の一人の人間にぶつかる真剣さ、そしてプロフェッショナルに触れる事ができた。


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    2025年01月11日
  • とりかへばや、男と女

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    ユングのアニマ・アニムスの話は難しかった。しかし、「性」というものを単純な二分法で考えることはできないのではないかということを最近ぼんやり考えていたので、筆者はそのことを明確に指摘し、さらにその理由を秩序の構築に求めていたのでなるほどと思った。さらに進んで二分どころか性には無限にバリエーションがあり、「男」と「女」を両極に置いたグラデーションのように考えてもよいのかもしれない。 この本で紹介されていたいくつかの物語はいつか読んでみたい。

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    2025年01月05日
  • はぐれイワシの打ち明け話~海の生き物たちのディープでクリエイティブな生態~

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    著者の、海と海の生物への愛情が滲み出る文章
    魚や海の生き物が愛おしくなる
    全ての生き物に敬意を払うべきだなー
    と改めて思わされる
    とても好きな本

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    2024年12月28日
  • 中空構造日本の深層 増補新版

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    中空構造とは、特定の中心が存在せず、相反する要素がバランスを保つという構造を指す

    男性原理……ものごとを切断する機能を主とし、切断によって分類されたものごとを明確にする

    女性原理……結合し融合する機能を主とし、ものごとを全体の中に包みこんでゆく。

    西欧のシンボリズム
    男性 太陽 精神 能動
    女性 月  肉体 受動

    「日本人の特徴としてあげられる、敗者に対する愛惜感の強さ、いわゆる判官贔屓の原型となるものであろう。」p46

    スチューデントアパシー

    すべてをどこかで曖昧にし、非言語的了解によって全体がまとまってゆく。p71

    英雄誕生にまつわる数々の不思議な物語は、自我の来歴を、人間の

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    2024年12月15日
  • こころの処方箋

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    読んでいるときは、

    “表現が固いのか、まわりくどいのか、
    目が文字の上をすべるな〜、、
    しっくりくるような、こないような、、”

    と大部分をなんとなく読みつつ、
    時々むむ、、!と唸る表現がある、といった具合。

    あとがきで「皆が腹の底でわかっている、常識を書いた本」と評価されているのを見て、
    ただ単に自身の経験と思考が至っていなかったことを実感。

    人生の歩みを重ねるなかで、
    しっくりくる箇所が増えていくといいな、と思う。
    70-80歳くらいにはすべてが腹落ちするだろうか。

    「心の新鉱脈を掘り当てよう」「のぼせが終るところに関係がはじまる」の項がぐっときた。

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    2024年11月13日
  • モテるために必要なことはすべてダーウィンが教えてくれた 進化心理学が教える最強の恋愛戦略

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    現時点の科学で判明している
    生物学・進化心理学的に
    女性が恋愛する時 
    どういうところを評価して好きになるのか
    わかりやすく解説しています。

    本書は
    女性にモテたい男性へ
    向けた本になっており

    生物学・進化心理学的に
    女性はどういう男性に
    本能的に惹かれるのか書かれています。

    ただし、本書では 恋愛・結婚は
    どちらかが一方的に搾取し搾取されるもの
    ではなく 男女両方が
    お互いにウィンウィンになるような
    恋愛・結婚が望ましく、それを手に入れるための
    『倫理的なモテる技術』についての
    解説だということをいうことを念頭に置いて
    読む事が大事だと 根気強く伝えています。

    また、
    本書は一応 男

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    2024年10月02日
  • こころの天気図[新装版] 「自分」を知る146のヒント

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    相変わらず河合隼雄本は、まあ家庭の事情とかじゃない限り深くハマって、出る時には何か別の考え方を手にして出るし、そのうち行き詰まってまた顔を出したりする。

    何がどうとは、伝えづらい。
    頁を捲ると「さっきそれあった。」となってしまう。高確率で。

    事象に論理を充てるのは野暮だ。

    効くと思えば後日色んなところで効くし、本人もこれが魔術の類でないことなわかっている。

    疑い深いこと。それは自分の宝石の一つである。

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    2024年09月28日
  • 河合隼雄のカウンセリング入門 実技指導をとおして

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    河合先生による質問会?の内容を書籍化したもの。

    参加してみてこうでしたみたいな形式ではなく、実際に河合先生と何人かの相談者の方が喋っている内容を文字起こししたような形式。
    これがとても良くて、実際のリアルなやり取りだとか息遣いみたいなところも容易に想像できる。だからとても面白くて会場に居るかのような感覚で読めた。
    ここまでではないものの、1on1で相談を受ける立場でもあったりするので特に河合先生の聞き方であったりポジションの置き方みたいな部分はとても参考になった。

    何度か読み返したくなる本の1つ。

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    2024年09月01日