河合隼雄のレビュー一覧

  • こころの天気図[新装版] 「自分」を知る146のヒント

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    ネタバレ

    【なぜ】友人紹介本
    【ここだけ】
    秘密や嘘をついて自分を磨いていく。秘密を持ちながら成長するを真珠と例えるか、素晴らしい。

    【感想】
    これはすごい沁みる本。
    河合隼雄さんに初めて出会ったがこれから著者買いが始まりそう。

    【メモ】
    p24 問題を問い続ける。ネガティブケイパビリティか
    p24 「私はこうしました」と言えるやり方が大事だが、つい「正しい」のはどれかと探そうとしてしまうから「私」がなくなってしまう。
    p34 5分のカメラ故障で運命が変わった。それまでの人生はその5分のために積み上げられてきたもの。だから5分が輝いた。…ポジティブシンカー
    p71 母は土のようなもの…いい例え
    p7

    0
    2025年08月17日
  • こころの処方箋

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    #こころの処方箋
    #河合隼雄
    #新潮文庫
    #読書記録

    忙しくて落ち着いて読書する時間がなかったので、
    たっぷり読書する盆休み。
    時代がすごいスピードで進んでいて、
    その進歩に乗っかるのも大事なんだけれど
    やっぱり本当に大事なことは変わらずそこにある。
    そのことを思い出させてくれる一冊。
    目次を眺めるだけでもホッとする、家におきたい本でした。
    最近よく見る、
    こうやったらこうなりますよ、という本でないのがいい。
    のんびりゆっくり分からないことにも
    向き合っていけばいいのだなあ。
    谷川俊太郎さんのあとがきも最高でした。

    #PrescriptionForTheHeart
    #HayaoKawai

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    2025年08月13日
  • 猫だましい

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    ユング派の心理療法や心理分析では、イメージを大切にするので、ここで河合隼雄先生は、猫のイメージが表す、人間の中の力動をさまざまな角度から詳らかにしています。また、ユング派では物語も重要視されます。そのため日本昔話や宮沢賢治から、ポール・ギャリコ、ル・グウィンまで、古今東西の猫のお話が紹介されます。

    端的ながらも、目に浮かぶような的を得た表現でイメージを説明され、もちろんながら洋の東西を問わず知識が深く、知的で、分かりやすく、それでいて子どものような感じやすい目で、無意識の言葉のない世界も見渡し、感じ、またそれを私たちに伝えるために言葉にされる。

    言葉とイメージ、意識と無意識、右脳と左脳を行

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    2025年08月12日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    「生きるとは、自分の物語をつくること」
    物語は、既にそこにある。
    なんか、分かりそうな言葉だなと、最近感じる。自分の視野で見えているものは一時的で、その瞬間瞬間に過ぎないけれど、人が生きてるだけで、それは全く瞬間的でない。そこには間違いなく過去があって、歴史があって、今までとの繋がりがあって、多様な偶然が折り合った果てに、今の自分がここにいる。
    何となく毎日を生きてると、すぐに忘れてしまうし、今この感想を書いている間も、自分が「そういった意味」で現実を見れているかと問われると、見たいように認知している部分があるし、確かとは言えないよなと感じる。
    近代化学の発展から、合理的で効率的であること

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    2025年08月12日
  • こころの処方箋

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    ショートショートになっていて読みやすい。
    示唆に富みすぎておぼえられないのでスマホのメモを片手に読む。誰が買った本なのか不明だが、家の本棚を眺めてみたらあったので読み始めた。

    以下ネタバレ。








    この子は不良だとか、それは母親の愛情不足が原因だとか、このような決めつけや固定観念を捨てて対応すると本質が見えてくる。

    ふたつよいことさてないものよ。吉と凶は相殺されるということか。

    イライラするのは自分に都合の悪いことが心に引っかかってるから。

    急がば回れ。

    自己を殺しきれずに生殺しになった自己が溜まりすぎると時として大反逆を犯して周りに迷惑をかける。

    100点を狙うべきとこ

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    2025年07月02日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    暴力、そして『ねじまき鳥クロニクル』の副読本
     ユングとか河合隼雄とかの怪しさは、いったん脇に置いておく。
     村上春樹の無意識的・形而上的な創作技法が、多少なりともつまびらかにされてをり、それは氏にしては珍しく赤裸々に開陳されたものだと思ふ。
     特にこの対談のメインとなるのは、暴力についてだ。それは氏が『ねじまき鳥クロニクル』を書き終へたばかりといふこともあり、身体から出てきた(頭で考へただけではない)物語だからだ。
     同じく暴力を扱った作家として、村上龍と大江健三郎の名前もすこし出てくる。

     河合隼雄の心療経験の話が面白く、それがうまく村上春樹と噛み合ってゐる。河合が接した患者の心療経験か

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    2025年06月08日
  • 大人の友情

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    ネタバレ

    "人間は死ぬことだけは確実である。このことが、どれほどしっかりと自覚できているかが大切である。互いに死すべき者と感じるとき、善悪とか貧富とか長短とか、この世のいろいろな評価を超えて、束の間のこの世の生を共にしている者に対する、やさしさが生まれてくる。"

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    2025年06月01日
  • 子どもの本の森へ

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    長田弘さん(詩人、児童文学作家)、河合隼雄さん(臨床心理学者)の児童文学作品をテーマにした対談集。

    長田さんの詩情豊かな言葉、河合さんの心理学者の立場からの発言は、どちらも示唆に富むもので、相乗効果が生まれていました。

    次から次へと出てくる作品の数々に、胸が踊りました。敬愛するお二人のお話に引き込まれ、読みたいと思っていた児童文学作品を、いつまでもツンドク状態にしていてはダメだと強く思いました。未読の本のうち、どれから読もうか迷ってしまいます。

    【印象に残った言葉】
    ・永遠より長い一瞬の世界が絵本の世界(長田)
    ・絵本の世界というのは記憶のリサイクルによってできていて、おんなじ絵本がずっ

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    2025年05月24日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    対談の柔らかくあたたかい雰囲気が良い。
    カウンセリングと物語の話もとても興味深いが、個人的には、河合隼雄さんの著書や対談を通して小川洋子さんが「なぜ小説を書くのか」という、若い頃には答えるのが苦痛だった問いに対して、「誰もが物語を作っているのだ」という気づきを得て答えを見つけていった、というあとがきの文章がとても素敵だった。

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    2025年05月22日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    タイトルに惹かれて。金言だらけだった。人間はつらいときにその人なりの物語として落とし込んでいる。「個」は自分の知ってる範囲内。人間は矛盾しているから生きている。

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    2025年05月17日
  • 河合隼雄の幸福論

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    今回初めて河合先生が以前は高校の数学の先生をなさっていたことを知り驚いた。理系と全く正反対に思える心理学も極めるとは素晴らしい。
    語り口が優しく元気のない時にも読める。
    『幸福がどれほど素晴らしく輝かしく見えても、それが深い悲しみに支えられていない限り浮ついたものでしかない』
    悲しみを知っていることは幸福を味わうために必要なものなのか!
    何度読んでも、その時々に感じ方が違う。

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    2025年05月06日
  • 大人の友情

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    古い友人と、結局いつも同じ昔話ばかりして生産性がないねえとゲラゲラ笑うことがあった。
    著者はそれを「お互いに共有するものを確かめ合いながら、その存在を認め合うものである」と書く。また、未来の話はそれに基づく評価が入り、非力だと仲間から外される可能性が出てくると。
    専門家はこんな事象も述べられるのかと惹き込まれる。
    簡単な文書なのに、じっくり考えてしまう内容だった。なぜこんなに文章が柔らかいのに胡散臭くないのか。流石の河合隼雄だと思う本だった。

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    2025年04月23日
  • コンプレックス

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    ネタバレ

    影の現象学も良かったけど、個人的にはこちらの方がわかりやすかったかも知れないです。とても面白くて夢中で読んでしまいました。
    1971年に発売された本だけど、現代にも通じる部分もところどころあって、特に後半の大学の話は既視感…と思いながら読んでいました。
    河合隼雄先生は精神分析やカウンセリングを「泥臭い大変な仕事」とよく表現していて、その言葉を聞くたびに身が引き締まるような感じがします。

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    2025年04月03日
  • スヌーピーのもっと気楽に(1) なるようになるさ

    QM

    購入済み

    初めて読んでみたけど、こんな感じだったのか~

    みんなの日常の4コマという感じで、
    すごくシュールで笑えて面白い。

    穏やかな気持ちになれる。

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    2025年03月30日
  • 影の現象学

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    ネタバレ

    自分の生き方について、一旦改めようと思える本だった。
    色々な作品や詩、症例を通じて、影と向き合うとはどういうことは、影とは一体何かを細かく知ることができた。
    自分の嫌なところとか、あまり直視したいない部分とか沢山あるけど、「影と悪は同義語ではない」っていう一文に少し救われた気持ちになった。自己理解、怖いけどもっと深めたいなぁ〜
    他人に対する向き合い方についてもヒントをもらったかも。何となく苦手な人とか、投影の観点から一度向き合ってみるのもありだなと思いました。

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    2025年03月27日
  • 大人の友情

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    とても平易に軽く読めるが深い。背後にとてつもない思考量と、臨床的な人との会話量によって培われた、洗練を感じる。

    またもちろん、友情というものをあちこち網羅的に眺めて輪郭を描いて行く本として(テーマを正面から捉えたとしても)素晴らしい本だった。

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    2025年03月11日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    内容を全く予想していなかったが、とんでもなく良き出会いとなった一冊。どのページをとっても河合隼雄先生の温かさ、目の前の一人の人間にぶつかる真剣さ、そしてプロフェッショナルに触れる事ができた。


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    2025年01月11日
  • とりかへばや、男と女

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    ユングのアニマ・アニムスの話は難しかった。しかし、「性」というものを単純な二分法で考えることはできないのではないかということを最近ぼんやり考えていたので、筆者はそのことを明確に指摘し、さらにその理由を秩序の構築に求めていたのでなるほどと思った。さらに進んで二分どころか性には無限にバリエーションがあり、「男」と「女」を両極に置いたグラデーションのように考えてもよいのかもしれない。 この本で紹介されていたいくつかの物語はいつか読んでみたい。

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    2025年01月05日
  • はぐれイワシの打ち明け話~海の生き物たちのディープでクリエイティブな生態~

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    著者の、海と海の生物への愛情が滲み出る文章
    魚や海の生き物が愛おしくなる
    全ての生き物に敬意を払うべきだなー
    と改めて思わされる
    とても好きな本

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    2024年12月28日
  • 中空構造日本の深層 増補新版

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    中空構造とは、特定の中心が存在せず、相反する要素がバランスを保つという構造を指す

    男性原理……ものごとを切断する機能を主とし、切断によって分類されたものごとを明確にする

    女性原理……結合し融合する機能を主とし、ものごとを全体の中に包みこんでゆく。

    西欧のシンボリズム
    男性 太陽 精神 能動
    女性 月  肉体 受動

    「日本人の特徴としてあげられる、敗者に対する愛惜感の強さ、いわゆる判官贔屓の原型となるものであろう。」p46

    スチューデントアパシー

    すべてをどこかで曖昧にし、非言語的了解によって全体がまとまってゆく。p71

    英雄誕生にまつわる数々の不思議な物語は、自我の来歴を、人間の

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    2024年12月15日