河合隼雄のレビュー一覧

  • 仏教が好き!

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    河合隼雄さんが仏教をテーマに対談なんて面白いに決まっていると思って読んだが、やっぱり面白かった。
    特に科学との関係について。量子論の話まで出てくるのは驚きだ。
    これからの世界にとって仏教はとても重要な役割をすると思えてきた。

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    2014年02月11日
  • こころの最終講義

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    河合さんの言葉はなんとも、暖かいな。厳しさの中に暖かさがあるというか、人間ってこうだよな、と漠然と思う。

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    2014年01月04日
  • コンプレックス

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    コンプレックスというと、ネガティブなイメージを抱きがちだが、本書を読むことによって、ポジティブな面もあるということを知った。
    また、私たちは日頃他人の行動を評してコンプレックスから来てるだのなんだの言いがちだが、コンプレックス自体はそんなに単純なものではなく、複雑な要因からきているものであるということを知った。

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    2013年12月16日
  • 河合隼雄のカウンセリング入門 実技指導をとおして

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    カウンセリングの心得の基本が解説されていてとても参考になる本です。古い本ですが今でも色褪せない内容。

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    2014年01月19日
  • 子どもの宇宙

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    なぜ、こんなにも読み返してしまうんだろう。
    特に、「子どもと秘密」「子どもと時空」は印象深い。 子どもの宇宙ってタイトルだが、大人にもそれぞれ宇宙があるはず。 “子ども”という存在を通して、私たちは宇宙を感じやすいのだろうけど、 みんな宇宙を持っている。大人の宇宙を大切に出来ていない人が、子どもの宇宙を大切にしようとしてもできないでしょう。大人になると宇宙はなくなるっていう人もいるけど、そこにアクセスすることができていないだけなのでは。

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    2013年08月07日
  • 家族関係を考える

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    家族の問題というのは本当にこの本を読むと
    根深く感じました。
    しかもすごいのは親子間ではなく
    嫁-姑巻の問題もでていたこと。
    (なぜか舅は出てませんでしたがあまり
    軋轢がないからかしら)

    そこに絡む個々の心理が分かってきて
    面白く読ませていただきました。
    と、思うと本当に子育てというのは
    エネルギーの必要なものだということ。

    だけれどもきちんと自分、相手に
    きちんと向き合えれば(隠れた部分含む)
    自分も成長できるものなんですね。

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    2013年07月27日
  • 仏教が好き!

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    おもしろい!なんにも知らないところから読み始めたけれど、とても面白く読めた。
    野生の思考、律蔵や戒律の意味と狩猟文化との共通点、否定の技術について。
    全てを包括して、現代の仏教とは何かについて考える一冊となっている。

    仏教だけではなく、現代を考える上でベースになる一つの思考として汎用性もあり、大変刺激的&勉強になった!

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    2013年07月27日
  • 子どもの宇宙

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    さまざまな外国文学などを取り上げながら、そこで生まれる親子、兄弟間の心理を精細に読み取っている。思わず、この本も改めて読んでみたいと想うし、自分の子ども時代を振り返って、心当たりがある箇所がたくさんあった

    それにしても、河合さんの子どもに対するまなざしはあたたかい^^

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    2013年07月10日
  • こころの最終講義

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    1985年から1993年にわたって行われた講義・講座の記録。
    京都大学の最終講義、『落窪物語』『とりかえばや物語』『日本霊異記』をとりあげた話、隠れキリシタンの話、最後の「アイデンティティの深化」の話、どれもみな読み応えあり。
    河合隼雄さんがいて、こういう話(西洋思想と東洋思想の違いなど)をきくことができて、わたしたちはどんなに救われているか、とあらためて思う。

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    2013年07月03日
  • 人の心はどこまでわかるか

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    人間の心がいかにわからないかを骨身にしみてわかっている者が、「心の専門家」である、と私は思っている。
    要は、本気でやっているかどうか
    人間が生きていく場合、ある程度、モノがないほうが生きやすいのではないか
    私たちの言語表現能力には限界がありますから、実際の体験、実際に起こっていることのほんの一部しか表現することはできないはずですが、いったん言語化されると、あたかもそれがすべてであるかのような錯覚を招きがちです。だから、つねにそういうことを踏まえていないと、大きな間違いをおかすことになります。
    自分が変わるときには、苦しいもの

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    2013年04月27日
  • 河合隼雄のスクールカウンセリング講演録

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    この本は大好きで、何度も何度も読み返しています。

    この書棚に未登録だったことに、ちょっと、驚きました。

    この本の中で紹介されている、
    谷川俊太郎さんの『みみをすます』
    がすべてを語っているように感じていて、時間がとれないときは、この詩だけ読み返したりしています。

    河合先生の言葉に触れていると、
    スクールソーシャルワーカーも同じだな、と思います。

    個人から集団、文化をみる、
    全体を見る力をもつ、
    発想の根本を個人におき、どの個人も大切に考える、
    関係性を大切にする、

    スクールソーシャルワーカーがアメリカ発であることを考えると、そしてアメリカのスクールソーシャルワーカーは日本のスクールカ

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    2013年04月09日
  • 子どもの宇宙

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    子どもの無限の可能性を示唆している本。実際の例を出したり、児童文学を読み解くことによってうまく子どもの中の宇宙の一端を読者に紹介していると思う。
    紹介されている児童文学も面白そうなものがいくつかあったのでまた読んでみたい。

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    2013年02月22日
  • 子どもの宇宙

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    この本自体が宇宙ではないかと思われるくらい、広がりがある。子どもの宇宙を守れる大人になりたい。強くそう思う。大人が思っている以上に子どもはすごい。そう痛感した。
    この本には様々な児童文学が紹介されている。どれも面白そうで手に取ってみたいと思うものばかりだった。

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    2013年01月29日
  • 子どもの宇宙

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    ・この宇宙のなかに子どもたちがいる。これは誰でも知っている。しかし、ひとりひとりの子どものなかに宇宙があることを誰もが知っているだろうか。それは、無限の広がりと深さをもって存在している。大人たちは、子どもの姿の小ささに惑わされてついその広大な宇宙の存在を忘れてしまう。大人たちは小さい子どもを早く大きくしようと焦るあまり、子どもたちの中にある広大な宇宙を歪曲してしまったり、回復困難なほどに破壊したりする。このような恐ろしいことは、しばしば大人たちの自称する「教育」や「指導」や「善意」という名のもとになされるので余計にたまらない感じを与える。
    私はふと、大人になるということは、子どもたちの持つこの

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    2013年12月29日
  • 猫だましい

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    実際にお会いしたときの、河合隼雄氏のお優しい印象そのままの読みやすい文章。
    30数年、間が空いてしまったが、読んで良かった。
    紹介されている本も可能な限り読みたい。

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    2012年12月26日
  • 泣き虫ハァちゃん

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    河合隼雄さんの自伝的お話。なんで六人兄弟の中で僕だけ泣き虫なの?って聞いたらお母さんの意外な答え…どんぐりコロコロの歌でも泣いちゃう優しい子。(考えた事もなかった…)。お母さんの珠玉の言葉の数々… なんとこの作品連載中に倒れられたのだとか。もっと色々読みたかった。谷川俊太郎さんのステキな詩が捧げられています。

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    2012年12月05日
  • 影の現象学

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    ユング分析心理学の中核である〈影〉概念について日本人はこの本で学べることをよろこばねばならない。
    いままでグダグダと考え続けてきたこと、ポスト・モダンの相対性の問題とか、組織を動かす個人を超えた力だとか、創造性にかかわる意識と無意識などなど、ユング&河合先生にはすべて説明されてしまう。
    それが面白くないという贅沢に倒錯した読書だ。
    影との対話、そして西洋と東洋を考えるために引かれたヴァン・デル・ポストの物語(『戦場のメリークリスマス』の原作)は感動ものである。

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    2012年10月29日
  • カウンセリングを語る(上)

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    以前「心の処方箋」で河合隼雄さんの本を初めて読んだ。ゆるやかな物腰で、はっとさせられることが時々ある。本書はさらっと書いてあるので、箇条書きしてまとめにくい。
    良いと言われることを全く断言することがないこと、要するに人や自分の見方・感じ方に絶対はないし、いいところもあれば悪いところもあるし、絶対的な答えや本にあてはまることもない、ということが本を通して学べました。
    子育ての時に読むのも良さそう。
    子どものことで悩んだら、本書を読んで、上から目線で子どもを扱おうとしてないかチェックしたい。
    文中の「限界を嫌う日本人、心得る西洋人」には妙に納得しました。商品開発、物欲や人生観などの場面でそう思って

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    2012年10月01日
  • 仏教が好き!

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    河合さんも中沢さんも仏教もファンです!
    ということで、読むほどに わくわくする ごきげんな1冊。
    いやぁ、河合さんも、中沢さんも、仏教も、すごいわぁ。
    (3者 同列にするか?)

    同じお二方による「ブッダの夢」も おすすめ。

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    2012年09月04日
  • 猫だましい

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    読む速度が遅い私が、一気に読んでしまった本
    視点がおもしろいし
    言葉がスムーズに入ってくるので、とても読みやすいです
    またじっくり読みたい
    これよんで猫に惹かれるようになりました、そういえば。

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    2012年08月29日