河合隼雄のレビュー一覧

  • 子どもの宇宙

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    この本自体が宇宙ではないかと思われるくらい、広がりがある。子どもの宇宙を守れる大人になりたい。強くそう思う。大人が思っている以上に子どもはすごい。そう痛感した。
    この本には様々な児童文学が紹介されている。どれも面白そうで手に取ってみたいと思うものばかりだった。

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    2013年01月29日
  • 子どもの宇宙

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    ・この宇宙のなかに子どもたちがいる。これは誰でも知っている。しかし、ひとりひとりの子どものなかに宇宙があることを誰もが知っているだろうか。それは、無限の広がりと深さをもって存在している。大人たちは、子どもの姿の小ささに惑わされてついその広大な宇宙の存在を忘れてしまう。大人たちは小さい子どもを早く大きくしようと焦るあまり、子どもたちの中にある広大な宇宙を歪曲してしまったり、回復困難なほどに破壊したりする。このような恐ろしいことは、しばしば大人たちの自称する「教育」や「指導」や「善意」という名のもとになされるので余計にたまらない感じを与える。
    私はふと、大人になるということは、子どもたちの持つこの

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    2013年12月29日
  • 猫だましい

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    実際にお会いしたときの、河合隼雄氏のお優しい印象そのままの読みやすい文章。
    30数年、間が空いてしまったが、読んで良かった。
    紹介されている本も可能な限り読みたい。

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    2012年12月26日
  • 泣き虫ハァちゃん

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    河合隼雄さんの自伝的お話。なんで六人兄弟の中で僕だけ泣き虫なの?って聞いたらお母さんの意外な答え…どんぐりコロコロの歌でも泣いちゃう優しい子。(考えた事もなかった…)。お母さんの珠玉の言葉の数々… なんとこの作品連載中に倒れられたのだとか。もっと色々読みたかった。谷川俊太郎さんのステキな詩が捧げられています。

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    2012年12月05日
  • 影の現象学

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    ユング分析心理学の中核である〈影〉概念について日本人はこの本で学べることをよろこばねばならない。
    いままでグダグダと考え続けてきたこと、ポスト・モダンの相対性の問題とか、組織を動かす個人を超えた力だとか、創造性にかかわる意識と無意識などなど、ユング&河合先生にはすべて説明されてしまう。
    それが面白くないという贅沢に倒錯した読書だ。
    影との対話、そして西洋と東洋を考えるために引かれたヴァン・デル・ポストの物語(『戦場のメリークリスマス』の原作)は感動ものである。

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    2012年10月29日
  • カウンセリングを語る(上)

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    以前「心の処方箋」で河合隼雄さんの本を初めて読んだ。ゆるやかな物腰で、はっとさせられることが時々ある。本書はさらっと書いてあるので、箇条書きしてまとめにくい。
    良いと言われることを全く断言することがないこと、要するに人や自分の見方・感じ方に絶対はないし、いいところもあれば悪いところもあるし、絶対的な答えや本にあてはまることもない、ということが本を通して学べました。
    子育ての時に読むのも良さそう。
    子どものことで悩んだら、本書を読んで、上から目線で子どもを扱おうとしてないかチェックしたい。
    文中の「限界を嫌う日本人、心得る西洋人」には妙に納得しました。商品開発、物欲や人生観などの場面でそう思って

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    2012年10月01日
  • 仏教が好き!

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    河合さんも中沢さんも仏教もファンです!
    ということで、読むほどに わくわくする ごきげんな1冊。
    いやぁ、河合さんも、中沢さんも、仏教も、すごいわぁ。
    (3者 同列にするか?)

    同じお二方による「ブッダの夢」も おすすめ。

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    2012年09月04日
  • 猫だましい

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    読む速度が遅い私が、一気に読んでしまった本
    視点がおもしろいし
    言葉がスムーズに入ってくるので、とても読みやすいです
    またじっくり読みたい
    これよんで猫に惹かれるようになりました、そういえば。

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    2012年08月29日
  • 子どもの宇宙

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    ネタバレ

     忘れていた子供のころの感覚をふと思い出して、いいなぁ、なつかしいなぁと思うことがある。多くの大人が、子ども時代に忘れてきてしまったものは、大人になって忘れてしまったものは何か。子供は「何となく感じて」いる。

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    2012年11月06日
  • 子どもの宇宙

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    子供の持つ素晴らしい能力、そしてかつては自分もそうであった事、そしてそれを忘れてしまっている事を思い知らされる一冊。
    最近の子供のに関する悲しい事件が多い中、是非読んで頂きたい一冊でした。

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    2012年07月10日
  • コンプレックス

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    コンプレックスとどう付き合っていくかを考えるヒントが得られたことと、コンプレックスは必ずしも悪いものではなく、成長のきっかけになるものだということが理解できたのが良かったです。

    話題は、そもそもコンプレックスとは何か?から始まり、コンプレックスが人の心(自我)にいかに影響を与えているのか?コンプレックスをいかに乗り越えるか?と徐々に深まっていきますが、専門的な内容も平易な言葉で、具体例を多く挙げ説明されているので、興味深く読み進められました。

    本の内容からは離れますが、文章の端々から河合隼雄さんの強い探究心と、自身の能力が有限であることへの自制の念が感じられます。見習いたい姿勢です。

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    2012年06月10日
  • 影の現象学

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    夢や文学、神話などから人間の心の中にある影を読み解いていく。
    読みやすいけどとてもスリリングで内容の詰まった一冊。
    この「影」という概念は、色々なことを考える指針になりそう。

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    2013年02月11日
  • 母性社会日本の病理

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    「第一章 日本人の精神病理」が分かりやすく勉強になりました。

    第二章以降の「ユングと出会う」、「日本人の深層心理」、「物語は何を語りかけるのか」は、いずれも深層心理を扱ったもので面白いし言っていることはわかるのですが、私にとっては書いてあることをそのまま受け取るしかなくという状況でした。河合隼雄をさらに何冊か読んでいけば「そういうことだったのか」と得心していくような気がしています。

    ★★★

    それで、私にも分かった(ような気がした)第一章にどんなことが書かれているかというと、

     母性の原理は「包含する」機能によって示される。そこにはすべてのものを良きにつけ悪しきにつけ包み込んでし

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    2012年05月01日
  • 河合隼雄のカウンセリング入門 実技指導をとおして

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    カウンセラーの入り口に立った人、一歩足を踏み入れた人にとって、大変に役に立つ本です。カウンセリングの原点を深く理解できると思います。聴くことの意義、カウンセリングの限界、なによりも相談援助におけるカウンセリングの占める位置や他職種との違いなど「実技指導」を通して丁寧にお話しされています。40年以上も前の言葉とは思えません。逆に40年、カウンセリングが普及していなかった時期に、その基礎を河合氏が固められていたことに驚きと敬意を抱くものです。線を引きまくった一書となりました。

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    2012年03月23日
  • 大人の友情

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    まず、『大人の友情』というタイトルがいい。歌や本、映画の題名を考えるタイトラーという職業がある、と聞いたことがあるが、タイトル、つまり、本の名前によって、どれだけの人にその内容が届けられるのか、決まってしまう部分ってあると思う。

    さて、内容は、河合節炸裂!

    何事も断定的な言い方はせず、課題や疑問にふれつつも、大きな可能性を浮かび上がらせる、「あれ」です。

    本当の友情、男女の友情、同性愛と友情、従来の関係を超えた友情、裏切りなど様々な視点を通して、本書全体では、あらゆる人間、いや、あらゆる生命との関係に激しさでなく、深さをもたらす「友情」のあり方を綴られていると思います。

    もっと読

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    2012年03月09日
  • コンプレックス

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    読むたびに考えさせられる一冊。
    「われわれが、誰かに対して「虫が好かない」とか、毛嫌いするなどの場合、われわれはその人が自分のコンプレックスを人格化したものではないかと考えてみるとよい。」

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    2013年09月14日
  • 影の現象学

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    忘備録。あとで読み直して体系的に考える。
    Twitterで一番印象に残ったとこはフランクに書きました。そういえば、何年か前のセンターか入試かで題材になったようですね。



    私が私として意識し得ること、私の過去の経験のうちで記憶に残っていること、現在の私の感じている感情、思考していること、それに知覚していること、などのすべてはある程度の統合性を有し、ひとつの人格としてのまとまりをもって存在している。

    実際、自分の無意識に動かされて行動し、後になってから後悔しても、自らの破滅を防ぎきれないようなことが起こり得るのである。その無意識の心の動きを把握するものとしてイメージがあると考えられる。

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    2012年02月09日
  • 魂にメスはいらない ユング心理学講義

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    箱庭療法や現代社会の家族のあり方、谷川さんの詩の解釈など、物凄く面白かった。自分の心や人との向き合い方、カウンセラーとしてもあり方など、私にとっては本当の人ってこうなんだと感じることが多かった。今まで馬鹿みたいに高いお金で見てもらっていたカウンセラーの人の、浅さや軽さ、適当さは、やはり自分には合わないなと痛感したが、こんな本物のカウンセラーには会えないだろうと思う。また、谷川さんとの会話によって、さらに心理学について理解することができ、お互いの心の深さにとても感動した。自我と自己についてもよく理解できた。

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    2012年01月27日
  • 人の心はどこまでわかるか

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    ネタバレ

    河合先生のご本は、どれもやさしい語り口なんですが、書いてあることは結構すごい。例えば、この本には、河合先生が50歳くらいの頃、心理療法がしんどくて「死んでしまいそうだった」という感想がさらっとでてきます。うっかりすると読み飛ばしそうですが、たぶんこれも淡々と事実を語っていて、本当に死にそうだったんだろうなあと腑に落ちました。臨床家かくあるべし。肝に銘じることにします。

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    2012年01月24日
  • コンプレックス

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    友人に進められた本。
    河合さんの本は初めて読んだが、
    とても読みやすかった。

    実際の臨床の例などもあり
    わかりやすい内容だった。

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    2012年01月16日