あらすじ
ほんの少しの考えや姿勢の変化によって、幸福になれる――。茂木健一郎氏、推薦! 「温かい語り口に、『すべては大丈夫だ』と勇気をもらえる本」 本書では、臨床心理学の第一人者が、モヤモヤした気持が晴れる146のヒントを紹介。こころとの様々な関わり方、心理学や心理療法を学ぶことについて、またそれらを人生に活かすための方法を語ります。自分の生き方を考えるための1冊。時代を超えて愛される名著、刷新! ●自分が変わるところから、何かが始まる ●人間たちは、あたまで考えすぎる ●「普通の人間」なんて、この世にいない ●根本は、まず「ひとり」を生きること ●相手があって初めて、自分のことがわかる etc. 「心理療法をしていると常に思わされることは、ほんの少しの考えや姿勢の変化によって、幸福になれたり、不幸を回避できたりするのに、みすみす下手なことをしている人が多いということである。そんな時に、この『天気図』が少しでも手引きになったり、励ましになったりすると、どんなに嬉しいことかと思っている」
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Posted by ブクログ
【なぜ】友人紹介本
【ここだけ】
秘密や嘘をついて自分を磨いていく。秘密を持ちながら成長するを真珠と例えるか、素晴らしい。
【感想】
これはすごい沁みる本。
河合隼雄さんに初めて出会ったがこれから著者買いが始まりそう。
【メモ】
p24 問題を問い続ける。ネガティブケイパビリティか
p24 「私はこうしました」と言えるやり方が大事だが、つい「正しい」のはどれかと探そうとしてしまうから「私」がなくなってしまう。
p34 5分のカメラ故障で運命が変わった。それまでの人生はその5分のために積み上げられてきたもの。だから5分が輝いた。…ポジティブシンカー
p71 母は土のようなもの…いい例え
p79 自分の中の「子ども性」に目を向ける…子どもと接する時のメタ認知のことを言っているんだろうな
p95 現代人の分裂(操っているようで操られている)を「七つの人形の恋物語」で例える
p102 初恋は「男と女」の問題というよりも、自分自身の問題に近い…両親ではない人にかけて、違う世界をちょっと自分動かしてみる
p111 個人的なことから広がって性別全部が対象になってしまう。
p113 日本人は自我を作り上げる際に周囲を常に入れる
p125 魂があるかどうかではない、「ある」と思ってみると新しい視座が得られるんだ
p127 男性の中、女性の中に男性的女性的な感性がある
p130 西洋は戦いで勝ち取る、東洋には戦いがない。自ら耐えて苦しむことが重要
p184 秘密や嘘をついて自分を磨いていく。秘密を持ちながら成長するを真珠と例えるか、素晴らしい。
p227 いろんな窓口がある。相手の窓口がいくつありそうか
p246 相手の入ってきた入り口でスッと対応して、詮索せずに帰らせてくれる人
Posted by ブクログ
相変わらず河合隼雄本は、まあ家庭の事情とかじゃない限り深くハマって、出る時には何か別の考え方を手にして出るし、そのうち行き詰まってまた顔を出したりする。
何がどうとは、伝えづらい。
頁を捲ると「さっきそれあった。」となってしまう。高確率で。
事象に論理を充てるのは野暮だ。
効くと思えば後日色んなところで効くし、本人もこれが魔術の類でないことなわかっている。
疑い深いこと。それは自分の宝石の一つである。