河合隼雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
心理療法家の目から見た猫の登場する作品の猫の役割・解釈を紹介した本。
猫には様々な顔がある。
長靴をはいた猫のような賢くて調子の良い面。
エジプトで見られるような神としての神秘性。
逆に西洋にあったような魔女の化身と見られるような妖しさ。
ネズミを弄る残酷性。
我侭な女性のような独立性と妖艶さ。
その様々な面が色々な話を生むようです。
本書で紹介されている本は「空飛び猫」「100万回生きた猫」「鍋島の化け猫」「宮沢賢治作品のなかの猫」「綿の国星」等著名なものから「トマシーナ」「牡猫ムル」「日本の昔話の中の猫」「猫と庄造と二人のおんな」等の作品も紹介されていて、原作を読んでみたくなります。
とて -
Posted by ブクログ
人間とかその心理って複雑に考えてしまいがちなのだけど、こうして読むとある程度根源的な欲求や心地の良い生き方というのは類型化できてしまうものではないのかという気になった 脳みそというのは精密なもののようで意外と騙されやすいというか
先生をやっている友人から職場に関する悩みを聞いていたときに真っ先にこの本のことを思い出した
講演での内容をそのまま文字起こししたものなので、普段の本を読む感覚で読み始めると少しびっくりして馴染むまでに時間がかかったけれども、文字起こしだからこそ感じられる先生のお人柄や軽快な口調など、文字から温もりが溢れてる感じがして良かった
もっと若いときにも一度読んでみたかったし、