河合隼雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
心理療法家の目から見た猫の登場する作品の猫の役割・解釈を紹介した本。
猫には様々な顔がある。
長靴をはいた猫のような賢くて調子の良い面。
エジプトで見られるような神としての神秘性。
逆に西洋にあったような魔女の化身と見られるような妖しさ。
ネズミを弄る残酷性。
我侭な女性のような独立性と妖艶さ。
その様々な面が色々な話を生むようです。
本書で紹介されている本は「空飛び猫」「100万回生きた猫」「鍋島の化け猫」「宮沢賢治作品のなかの猫」「綿の国星」等著名なものから「トマシーナ」「牡猫ムル」「日本の昔話の中の猫」「猫と庄造と二人のおんな」等の作品も紹介されていて、原作を読んでみたくなります。
とても面白い。猫好きも本好きも満足の内容です。
ただし結構ネタバレしているのでこれから読もうと思ったのに!って本がある場合はその章は飛ばして読んだ方が良いかも。
私は犬も猫も動物全般大好き。
柴犬の渋くって忠実なところとか、シュナウザーの利発そうなところとか、トイプードルのモコモコしたところとか。可愛いなぁと思うんだけども、犬か猫どっちか取れっていわれたら猫がいいんだよなぁ。
気まぐれで澄ましていて、でもしなやかで柔らかくって、なんともいえない魔性がある。
本物の猫には伸ばした手をスルリと避けられてしまうので、紹介されていたような本の中の猫達を愛でるのもいいなと思いました。