河合隼雄のレビュー一覧

  • 河合隼雄のカウンセリング入門 実技指導をとおして

    Posted by ブクログ

    だから、聴く・聴く・聴くんですね。

    ただ、聴くということはとても怖い。河合さんも本の中で言われていますが、聴いて一緒に心の奥へ降りていけば怖くなる。自分も悩みだす。その自分の悩みに耐え切れなくなって、「大丈夫!なんとかなるさ」という言葉で話を終わらせることもでてくる。

    その耐え切れなくなったところが、セラピストのその時点の限界なんだろうな。

    クライアントが降りていけるところまで、一緒に降りてゆく。その怖さも知ったうえで、「自分で立ち上がってくる力を信じて」

    0
    2011年10月23日
  • 人の心はどこまでわかるか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    河合さんがユング分析家になったのは、アメリカ留学で尊敬する2人の教授が「スイスの研究所に行ってユング分析家になれ」と言ったからだそう。偶然の必然てあるんだなぁ。「自分が治してやる」という気持ちでは臨床はできないそう。問題行動が治って「普通の人」になることで、本人は「さみしい気持ち」になったり、自殺したりしてしまうこともある。

    0
    2011年09月18日
  • 猫だましい

    Posted by ブクログ

    この本を読んで「ゴーシュ」って言うのはフランス語で
    ゆがんだとかいびつなとか不器用なと言った意味があると初めて知りました。うちにゴーシュって猫がいるんですが…意味を知らずに付けちゃったよ。名は体を表すでしっかりゆがんだネコです。ごめん、ゴーちゃん。

    と言う訳で大変楽しく読みました。
    教授らしい、どこか論文を読んでいるような書かれ方でした。まだ読んだことの無い本はこれを機会に読んでみようかなあなんて思いました。それにしても猫が別に好きでも嫌いでもないって…本当かしら?(笑)

    0
    2011年08月05日
  • 仏教が好き!

    Posted by ブクログ

    曼荼羅がどうだとか、そういう話もあったような気がします。

    「はじめに」の部分で、河合隼雄さんが難しい本ではないというような
    ことを書かれている。
    しかし、それでも、ところどころ難しいです。高校生くらいから読める
    とは思いますが、ちゃんと理解するのは難しい。
    専門書に比べるとずっと簡単なんだろうけれど。

    語る上での仏教との距離感が良かったです。
    科学として仏教を見てみたり、心理学から仏教を見てみたり、
    仏教にこう、視界を狭めて解こうとしている本ではないです。
    学識があるお二人だからこそ、いろいろな視点から仏教を眺めることが出来る。
    そのお二人会話を見守るような本ですね。
    知らないことが多くて

    0
    2025年06月06日
  • 人の心はどこまでわかるか

    Posted by ブクログ

    あんまり記憶にありませんが、たぶん、いろいろな投書に応える形で河合さんの考えや、問題へのヒントを教えてくれる本だったと思います。こういう本を読んで、少しづつ自分の考え方に影響がもたらされる物だと思います。意識していない部分で変容が起こるような気がします。


    様々な分野で心理療法に関わる人たちの質問に答えていくという内容。
    専門分野のことだけど、河合さんは平易な言葉使いで丁寧に、
    答えすぎずに演繹的に意見を述べられています。
    だから、一般の素人が読んでみても、なるほどなぁと考えさせられるところがあります。
    著作はたくさんあるだろうけれど、まだまだ話を聴いてみたいような人。
    亡くなられたのが残念

    0
    2011年07月12日
  • 心理療法個人授業

    Posted by ブクログ

    ユング派の第一人者、心理療法士の河合隼雄さんに南伸坊さんが生徒として入門するような本です。南さんの素人ぶりは、ほんとうにまっさらなくらいのものなので、何も知らない読者が読んでもついていけますが、そのぶん、深みにかけるところがあるかもしれません。

    0
    2011年07月03日
  • 昔話の深層 ユング心理学とグリム童話

    Posted by ブクログ

    グリム童話に隠された謎が、心理学の知識がない人にも分かりやすく書かれている。マイナーな童話が多いが、最後にストーリーが全て書いてあるから大丈夫。

    0
    2011年07月02日
  • 河合隼雄のカウンセリング教室

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    カウンセラーに必要な事を、将棋士の方の言葉を使って、研究、勝負、芸術、と仰っておられたのが印象的だった。
    自分の事についても、知識についても研究をしなければならないが、その時その時にどうするかは勝負をしなければならない。そして、全体を見てどうか、何が必要か、という部分は芸術家と同じで、感性のようなものが必要なのだと思った。

    0
    2011年06月17日
  • 人の心はどこまでわかるか

    Posted by ブクログ

    父性というものを学べた。親と子等家族というものの考え方が日本と欧州では背景から違い、上辺だけ見ないで深いところを知って自らに落とし込む大切さみたいなことが知れた。

    0
    2011年04月20日
  • 猫だましい

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読んでよかった。

    「100万回生きたねこ」の解釈で
    目からウロコの大きなヒントをもらった。

    嬉しい。
    感謝します。


    猫語の教科書に続いてこの本にも
    大島弓子氏のあとがきマンガがあって
    とても嬉しく、楽しく読ませていただいた。

    そして読みたい本、読み返したい本がまたどどんと増えた。

    牡猫ムル
    ゲド戦記
    黒猫のジェーン
    猫の航海日誌
    猫の不思議な物語
    100ぴきのねこ
    猫と悪魔
    ごろごろにゃーん
    猫と庄造と二人のおんな
    綿の国星
    牝猫 シドニー・ガブリエル・コレット
    文学の中の猫の話
    猫の歴史と奇話
    ネコたちをめぐる世界
    風の又三郎
    セロひきのゴーシュ
    鍋島猫騒動
    黒猫
    トマシーナ

    0
    2011年03月15日
  • 人の心はどこまでわかるか

    Posted by ブクログ

    人の心がどこまでわかるか、書かれている本ではなく、心理療法家の方々の視点から心の問題を問いかける本。
    自我を鍛えたい。

    0
    2010年09月25日
  • 人の心はどこまでわかるか

    Posted by ブクログ

    著者はユング派の心理療法を確立した有名な臨床心理学者。
    専門的な言葉が少ないので、初心者でも読みやすいけど、単純に表があれば裏があるというような話ではないので、白黒はっきりつけたい人には無理だと思われます。

    経験談は少し自慢的なところも…

    0
    2010年09月06日
  • 心理療法個人授業

    Posted by ブクログ

    なんとなく、再読。
    どちらの方も基本的に好きなんです。
    ただ、どちらも一見のらりくらりとしているので結果、この本はのらりくらりとしております。答えはこの本では見つからないです。きっと。

    0
    2010年08月28日
  • 大人の友情

    Posted by ブクログ

    自分がその様に振舞っているからなのではあるが、大人になってから学生の時みたいには友達を作る事ができなくなったような気がしている。

    それはそれで正しくて、仕事上の付き合いというのはそういうものなのではないかという気もする。
    下手に踏み込んで、絶交するというわけにも行かないのだし。
    が、本当にそれで良いのかなという迷いもある。

    などという事を思って本書を手にしたのだが、いまいちそのような感じの内容ではなくて、あまりピンとこなかった。残念。

    0
    2010年08月24日
  • 昔話の深層 ユング心理学とグリム童話

    Posted by ブクログ

     河合隼雄さんの本ということで購入。ユング心理学とグリム童話を関連付けたというか、解釈してみたもの。

    0
    2010年07月22日
  • 縦糸横糸

    Posted by ブクログ

    河合隼雄が産経新聞に連載をもっていたなんて。リアルタイムに読むことができたらよかったなあ、としみじみ思います。私は、河合隼雄が文化庁長官になってからのファンなので、文化庁長官を引き受けることにしたくだりはたいへん興味深く読みました。

    0
    2011年08月06日
  • ユングの生涯

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]


    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

    0
    2010年06月03日
  • 人の心はどこまでわかるか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    病気が治ってしまうと寂しくなって死んでしまう人...なるほど。河合隼雄先生の発言は、説得力があります。

    0
    2015年09月20日
  • 昔話の深層 ユング心理学とグリム童話

    Posted by ブクログ

    グリム童話を心理学の視点から読み解いた一冊。
    面白いけど流し読みできる内容ではない上にかなりの厚みだったため、1週間かけて少しずつ読みました。事情から急いで読みたかったのですが、時間に余裕のある時に読んだほうがいい本。それでも、グリム童話を心理学という観点からこんな風に読み取れるのか!と感心しました。
    巻末にそれぞれの章で解説されている物語が載っているので、各話を読んでから対応している章を読むといいです。
    著者はユング心理学で有名な方なので、それを簡単に理解してから読むのがいいのかも。

    0
    2010年03月17日
  • 昔話の深層 ユング心理学とグリム童話

    Posted by ブクログ

    結構参考になった。
    インナーチャイルドカードにも登場する『ヘンゼルとグレーテル』のくだりは特に。
    それにしても、昔話は残酷な話が多い。。。

    0
    2010年03月15日