河合隼雄のレビュー一覧

  • おはなし おはなし

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    河合隼雄氏が、綴ったエッセイ集。心理療法の第一人者という専門家としての立場というよりは、軽い”おしゃべり”のような話が集められている。特に前後のつながりはないので、どこからでも単発的に読むことができる。
    日本人の行動パターンを「回帰現象」と著した章は特に興味深い。

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    2019年12月26日
  • スヌーピーのもっと気楽に(1) なるようになるさ

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    初めてスヌーピーをちゃんと読みました。英語はかなり難しいけど、訳がついているので、かわいらしい絵を見ながら、スヌーピーの世界に手軽に入ることができます。
    "I really thought I could devote my whole life to making you happy.. I'm sorry it didn't work out" "Hey, no problem.. I was already happy"

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    2019年11月08日
  • 決定版 快読シェイクスピア(新潮文庫)

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    シェイクスピア作品について、心理学者の河合隼雄さんと翻訳者の松岡和子さんの対談。心理学はよく分からないので「そんなもんかな~?」という感じだったけど、松岡さんの翻訳の裏話とか、舞台の話なんかは面白かった。舞台でシェイクスピア劇を見てみたくなった。

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    2019年08月16日
  • 無意識の構造 改版

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    ネタバレ

    河合先生の本は、進んで読ませて頂いており、何冊か読ませていただいたが、今回の本は少々難しかった。

    「あとがき」で、「本書ではやはり、はじめの部分はどうしても入門的なことを書かねばならないが、後の方にはすこし深い、思い切ったことも述べることにして、筆をとった」と書かれており、理解不足もやむをえないかと、少し救われた気分だ(笑)。

    作家・随筆家としての河合先生ではなく、日本を代表するユング派の心理療法家としての本気が、なるべく初心者にも理解できるように書き下ろされたものであり、内容的には一般人読者にはハードルの高いものだと思う。

    しかしながら、ユング派の心理療法(見る夢を解釈して、無意識の状

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    2019年08月11日
  • 大人の友情

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    同一視の部分、なるほどと思った。やってしまいがちなので、一歩引いて自分を見つめたい。
    そして、結婚においては茶呑み友達のような相手を選びたいな〜(笑)

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    2019年07月29日
  • 心理療法個人授業

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    南伸坊が心理療法にユング派の権威の河合隼雄と心理療法について語った一冊。

    対談形式ではないのであまり読みやすくはないけど、勉強にはなった。

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    2019年05月15日
  • 父親の力 母親の力 「イエ」を出て「家」に帰る

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    私の人生、まだ70年足らずですが、その間、家族の形態は大きく変わってきたと思います。貧乏だったから家族に会話があったのか、裕福になって個室が増えたから会話が少なくなったのか・・・。職場もバブルまでは、会社が疑似家庭であり男は疑似家庭(仕事)で、女は家事と子育てを、そんな暗黙の役割分担が。バブル崩壊後は男も家庭に。この本は、親子、夫婦、父親、母親、子供、いろいろなことを改めて考えさせてくれました。真剣に会話することも、あいまいなまま過ごすことも、見て見ぬふりをすることも、ケースバイケースなんでしょうね。

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    2018年03月09日
  • 無意識の構造 改版

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    ユング心理学の大家である河合隼雄先生の本です。人間の精神構造についてユング心理学の概念を用いて説明しています。男性の女性性を表すアニマ、逆に女性の男性性を表すアニムスといった概念で個人内の葛藤を分析する方法論は自然科学好きな僕にとって異文化で面白いと思いました。他にもユング心理学は神話と結びつきが強く、シナリオライティングの本で見た元型(アーキタイプ)という概念がユング心理学由来であることを知ったのも収穫でした。もうひとつ実に面白いと思ったのが共時性という考え方です。自然科学では事象発生を因果律という規則の下で分析しますが、共時性は個々の事象の連鎖という線形な見方をやめて世界の全体性、統合性を

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    2018年01月24日
  • 人の心はどこまでわかるか

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    多くの方と同じく河合隼雄の著書とは古くから付き合いで、河合隼雄が流行った(?)80年代からかれこれ数十年な感じですが、多作だったこともありなかなか読み切れていません。
    これは分析やカウンセリングにテーマを絞った対談集。戦いの記録でもあり、問いかけでもあり、河合隼雄らしい内容でよかった。

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    2017年12月20日
  • 泣き虫ハァちゃん

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    環境だけでなく行動も昔の子と随分違ってきているなと思う。一つは兄弟の数だろう。兄弟が多いと喧嘩もするけど思いやりも育つ。いつまでも口をきかないなんてことにはならない。
    さて、河合隼雄さんがこの本を世に出そうとした意図は何だったのだろう。読者の対象はどういう層を想定したのか、そのあたりは訊いてみたかった。また、岡田知子さんの絵が本の内容にマッチしていてすごく良かった。2017.9.14

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    2017年09月14日
  • 河合隼雄の幸福論

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    『一般に幸福と言われていることは、たいしたことではなく、自分自身にとって「幸福」と感じられるかどうかが問題なのだ。地位も名誉も金も何もなくても、心がけ次第で人間は幸福になれる。』人間は何かと上や下を見て人と比較をして幸不幸を考えるが、大切なのは足るを知ることだと教えてくれる。

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    2017年08月12日
  • 働きざかりの心理学

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    たまたま古本屋で手に取った本だが、やはり河合隼雄さんは外れが少ない。
    親子関係において、独立と依存は反対語ではない。適度な依存を得てこそ、子はある日すっくと立ち上がり歩きだすことができるという話。
    「天使のまねをしようとするものは、悪魔のまねをするに至る」子供に良い子であれと求めすぎると、内側で悪魔的あるいは陰的な因子が育っていくことは避けられないという話。
    いまの若者は、場の倫理を前提として個の倫理を加えたものに従っているという話。
    読み終わって2日経ち、断片的にしか思い出せないが、これらは全て家族のある中年の、つまりは働きざかりの、おじさんの直面する問題として繋がる。
    会社で奮闘する一方で

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    2017年08月03日
  • 人の心はどこまでわかるか

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    題名からイメージ、期待していた「人の心を理解するためのテクニック」とは違い、「心理療法家とはこんな仕事だよ」と言った感じの内容で少々拍子抜け。ただ、誰にでも分かりやすく平易な日本語で書こうとされてる事は文章から伝わってくる。
    『教師の生徒に対する体罰がときどき問題になりますが、体罰と同じ厳しさ、強さを、体を使わずに、言葉と態度で表現できるようになることがかんじんです。それが父性を鍛えるということです。』p69より引用

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    2016年09月19日
  • 父親の力 母親の力 「イエ」を出て「家」に帰る

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    (P86)
    「突撃!」と号令がかかったときに、真っ先に突撃して死ぬのがもっとも強い父性だと思われていた。
    (P87)
    ・昔の父親は強かったと言われるけれど、本質的に昔から強くはなかった。
    ・そこを勘違いして、「昔の強かった日本の父権を復活させよ」と言われるけれど、そうした考えは疑問。
    ・日本でこれから父親が強くなろうとしたら、全く新しい父親像をつくりだす覚悟が必要。
    ・明治の父親は強かったからと、あれを真似しようと思ったら、大きな間違いを起こすことになる。
    ・あれは、父親がいばるための制度。
    ・人間としては鍛えられていなかった。
    (P89)
    ・羊の群れ。オスの羊が1歳になると殺す。
     オスが何

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    2016年08月02日
  • 人の心はどこまでわかるか

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    心理療法家がどのような姿勢で、クライエントと向き合っているのか、さまざまなケースを例に記されている本。
    心理学者というものは、全人格で患者と向き合わなければならない仕事だ。医者と同じように、患者の命をも左右する。スキルや知識を得ただけでは成り立たないし、多少の経験では心もとない。かといって経験を積まなければ高みに行けない。
    「心理療法家は全体が見えてなければならないのです」とあるけれど、そんなに簡単に見えるものでもないだろう。

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    2016年04月01日
  • 働きざかりの心理学

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    事例としては、今となっては古いものではあるが、時代は変わっても問題の根は共通するものなのかもしれない。
    ただ結局は、ひとつひとつの事例ごとに解決策を見出さなければならず、それも当事者全員が気付かなければいけないことでもあり、簡単ではない。

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    2016年02月07日
  • とりかへばや、男と女

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    とりかえばや物語の心理学的解釈
    外国のものがたりと対比しながら解説
    もうちょっととりかえばやものがたり本体のことを
    とりあげてもいいのかも

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    2016年01月27日
  • 読む力・聴く力

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    河合隼雄と谷川俊太郎かー。
    読みたい!と思って、さささっと読んだはずなのに、レビューを残していなかったので今更に。

    「読む」「聴く」という、人の意識的な受容について、なかなか興味がある。
    「見る」ではなく「聞く」でもない。
    そこには、何かを受け取ろうとする人の姿勢のようなものが感じられる。でも、私は一体何を「読み」、何を「聴け」ばいいんだろう?
    時々、その当たり前が当たり前でなくなるときがある。

    『人類に共通な巨大な頭脳みたいなイメージがインターネットにあり、その頭脳を共有できる時代だということはよくわかるんですが、そのとき、頭脳を入れている体はどこに行ったのという疑問がどうしても拭い去れ

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    2015年12月20日
  • 読む力・聴く力

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    空模様で明日の天気を「読む」ように、鼻や気が「利く」というのも、全身で対象に対して耳をすませるーー「聴く」ことであるように、網膜がとらえたもの、鼓膜がとらえたものは脳で総合的に処理される。
    そうして、それらは、「理解」に結びつく。

    そこにみえる、ある、そのものの向こう側にかすかにかがような何か。
    言葉というころもをまとう前の何か。

    立花氏が表層に、谷川氏が中層に、河合氏が深層にいるような印象だが、詩もこころも魂に近く、それらは洪水のような知識を浴び思考することで豊かになる。

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    2015年11月29日
  • 紫マンダラ 源氏物語の構図

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    難しいが、精神学者の目で見ていることでおもしろさがある。個人的には現代語訳も関連本も女性の書いたものを多く読んでいるので、男性の目で見ていることが新鮮であった。

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    2015年11月28日