河合隼雄のレビュー一覧

  • モテるために必要なことはすべてダーウィンが教えてくれた 進化心理学が教える最強の恋愛戦略

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    抄訳。あんまりめくる気にもなれず。でも非モテの人はいちおう読んでおきなさい。

    「(女子は)彼女とのデートのためにどれだけ努力したかも評価するのだ」「(大半の男性は)自分たちでは「カジュアルっぽさとリラックスした雰囲気を重視」と思っているが、彼女たの目には「無頓着で無関心」に映る。

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    2022年07月03日
  • 私が語り伝えたかったこと

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    大学の授業で心理学に出会って以来、心理学に関する興味は未だあり、箱庭や夢分析に何年も足繁く通った。よりよく生きたい。いつどうなってもいい。この表裏が日によって変わるが今もこうして生きているのは、よりよく生きたいがやや強いからなのだろう。河合隼雄の言葉のヒントをもらいつつ、自分で思考判断しながら生き続けるのだろう。

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    2022年05月19日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    村上春樹も河合隼雄も何冊か本を読んで知っているつもりだったが、この対談ではテーマが次々と繋がりながら広がっている。分かったような分からないような。

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    2022年05月09日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    タイトルに惹かれて手に取った本。つくづく、寒雲セラーさん、臨床心理士さんとは大変な仕事だ、、と痛切に感じさせられる。そして、きついと感じている人たちに、何もアドバイスせず、ジャッジせず、上も下もなく、ただ、一緒にいる、そこにいる、ということをする。そのことの偉大さは、実際にクライアントとして河合さんのもとでお話しした方にしかわからないだろうが、でも、とても救われるんだと思う。

    博士の愛した数式を切り口に話が進むので、読んだ方はかなり楽しめると思う。

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    2022年04月06日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    井戸を掘る際に、相手を強く牽引してはいけない。強者であってはいけない。相手と同等でなければならない。屈んで目線を合わす。良き聞き手でなければ。

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    2022年03月22日
  • 泣き虫ハァちゃん

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    古き良き昭和初期の温かな日常を、小学生低学年の男の子目線で書かれたお話。
    兄弟、両親との愛情いっぱいの生活や、昔のこどもは小さなうちから両親や先生に対してきちんと敬語を使えていたんだな、ということに感心するのと同時に、人を敬う気持ちが現代では失われつつあることに寂しさを感じた。
    それにしても幼き頃の自叙伝が遺作だなんて、それだけでも染み入ってしまう。

    文字が大きくてこどもでも読めると思う。おすすめ。

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    2022年03月13日
  • 人の心はどこまでわかるか

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    これを読みながら、つくづく人々が抱える問題というのは、一夜にして瞬間的に治る・解決するなんていうことはそうそうなく、じわじわと、じっくりだんだん治る、良くなるものだと改めて感じさせられる。カウンセラー・臨床心理士とは、なんとも忍耐力の必要な仕事だなと思わされる、、

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    2022年03月11日
  • 母性社会日本の病理

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    河合隼雄を初めて読む人には向かない。他の著書を読んでいると理解が易しくなる。
    日本の母性原理に基づく社会の問題点はよく理解できた。
    「場の倫理」が重視される日本において、場から排除されることが死を意味する。
    4月から新社会人となる私は、場の倫理の平衡を保つために上司の顔を伺い、これから数十年に渡って働く他ないのかと思うと、少し憂鬱な気持ちになった。
    しかし、こうした構造を理解しているだけでもこの先確実に起こるであろう理不尽を一旦腹の中に収めることの助けとなる気がした。

    第4章の物語についての後半は良く分からなかった。

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    2022年02月22日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    「物語は既にそこにある」ーー『博士の愛した数式』ひとつのフィクションをとっかかりに、小説家・小川洋子さんと臨床心理学社・河合隼雄さんが紡いでいく“物語”をめぐる対話。現実のフィクション性や人間に内在する矛盾に、物語という枠組みだけが説明を与えてくれる。

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    2022年01月04日
  • 河合隼雄のカウンセリング講座

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     カウンセリングの現場に携わる方への講義を本にまとめた本。現場での実践についての話題のみでなく、人の心や個性、コンプレックスなどの話もあった。僕はカウンセリングに関して知識があるわけではないが、そういった専門家ではないひとでも読むことができると思う。

     この本を読んで、すぐに気づくことはできない。著者の知見から引きでる言葉の数々を読んで、自分に時間をかけて問いかけてみたいことがいくつか浮かんだきがする。

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    2022年01月03日
  • 泣き虫ハァちゃん

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    とても優しい物語。

    兄弟が多くて、
    お父さんが家族の長で、
    令和にない絆や愛や優しさがある気がした。

    こんな時代もあったんだなーと感じた。


    谷川俊太郎さんの後書きも
    孤独のなかに立ってるけど、
    孤独じゃない感じも良かった。



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    2021年11月14日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    村上春樹さんの、小説のベースとなる考えが垣間見れて興味深かった。どちらかと言うと河合隼雄さんの治療のしかたの方に興味を持った。国内の第一線でやっている人でも色々なことを模索しながら治療していることがわかる。

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    2021年10月18日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    両者ともにアメリカに在住経験があるからか、考え方がかなり似ていると思った。村上春樹の独特な文学観と、河合隼雄の臨床心理学がうまく調和していて、日本社会の根底にある諸問題を深く考察している。ちょくちょく日本と欧米の比較も入っていたところも興味深かった。

    対談とは関係ないが、対談文の下にそれぞれのコメントも記載されているが、場所的に読みづらい。

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    2021年09月17日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    部分部分では興味深い対話内容もありましたが、全体的に淡白な印象でした。また、もう少し普遍的なお話が聞けたらよかったなと思いました。

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    2021年08月09日
  • 河合隼雄の幸福論

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    「一般に幸福と言われていることは、たいしたことではなく、自分自身にとって『幸福』と感じられるかどうかが問題」で、幸福は目標にするものではなく副次的なもの。「何か好きなものがある、ということは、『しあわせ』につながる」というのはほんとにそうだなと思う。
    20年以上前の本でテーマ含めちょっと古い感じがする部分もある。

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    2021年07月26日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』までの気持ちの移りよう(随分大雑把な括りだけど)がわかる。
    でも、もっと重要で詳しいことが書いてあったと思うんだけど読み取れていないかも。

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    2021年07月23日
  • 「老いる」とはどういうことか

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    ネタバレ

    河合隼雄先生の「老い」に関するエッセイ。河合先生の本は、読みやすい、分かりやすい、示唆に富んでいる。いつものことながら「自分は本をあまり読まない」と言われながら、非常に幅広く深い読書をされており、先生の文章の中から、また多くの人を知る機会となる。

    今回も、聖路加病院の日野原重明氏の「老いてはじめる」という言葉、仏教学者の中村元氏の「自分で考えないと駄目」という言葉、フランス文学の桑原武氏の「文学もすごいのを読むと、脇の下に汗が流れるんでっせ」というようなインパクトある言葉とその背景にある「老い」に敢然と立ち向かう精神みたいなものを紹介してくださった。

    鶴見俊輔著「家の中の広場」は含蓄深いエ

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    2021年05月23日
  • 無意識の構造 改版

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    人間が意識として感じられる領域と自我だけでなく、無意識や人類共通の普遍的無意識もあわせた自己、を考えさせられる。個別化の過程で葛藤するあたりが、エヴァのATフィールドの話とつながっておもしろい。

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    2021年05月15日
  • 猫だましい

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    河合先生は猫好きかと思ったらそうではないらしい。臨床家の先生が「たましい」を語るときに猫を選んだ。昔からの猫を扱った話から「たましい」を物語りやすいとのことだ。ただ先生の語る「たましい」が今ひとつ、すとんと落ちてこない。紹介された作品を読んでみるか。2021.5.8

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    2021年05月08日
  • 無意識の構造 改版

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    興味深い話が多かった

    無意識の存在を明らかにする本は読んだことあったけど、さらにその構造まで踏み込んでいた本は初めてだった。

    夢は解釈の仕方によって幾らでも都合よく捉えられると思っていたから信用していなかったけど、無意識の構造を理解したらある程度無意識からのメッセージが分かってくるのだろうな

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    2021年04月27日