河合隼雄のレビュー一覧

  • 父親の力 母親の力 「イエ」を出て「家」に帰る

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    約20年前の本なので今の状況と合致していない部分もありそうだが納得できる点も多かった。
    「日本の父親像は地位によって守られてきたもので健全な子育てのために新たな父性を構築し直す必要がある」のはその通りだなと思った。
    また最近はアンガーマネジメントや子供への対応がハウツーとして提示されていることが多いが、そのような対応ばかりしていると子育てから感情がなくなり、子供も親の本当の気持ちが分からなくなるという考えも面白いと感じた。

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    2023年03月19日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    暴力性が必要っていうのはなんかわかる気がする。物理的に相手を殴るとか刺すとかいう意味じゃなくて。暴力的なものから癒やしが得られることってよくあるしなー。感覚的な話が多くて、お二人だから通じ合える内容であるように思うので、正直理解するのは難しかった。

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    2023年03月03日
  • 河合隼雄の幸福論

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    儀式  人が死ぬ。今まで存在していたものが急に無に帰してしまう。いったい人間はどこから来てどこに行くのだ。このような根源的な問いかけに科学は答えを提供してくれない。

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    2023年01月18日
  • 影の現象学

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    ユング派心理学者が、人間の影の部分=オルターエゴを考える。


    本書では〈影〉を研究にするにあたって基本的には小説や過去の心理学者が発表したものを例に取り、自身が臨床医として接した具体例には詳しく触れていないが、クライアントが見た夢はたくさん紹介されていてそれが面白い。「影の逆説」の章に載っている狼の夢などはよくできた昔話みたいだし、ユングが報告しているという真っ黒な装いの「白の祭司」と全身真っ白な「黒の祭司」の夢なんか象徴主義の絵のように謎めいて美しい。
    よく「他人の夢の話を聞いてもつまらない」と言ったりするけど、多分それは映画やアニメーションで〈他者の夢〉を見ることに慣れてしまった現代人の

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    2022年12月17日
  • モテるために必要なことはすべてダーウィンが教えてくれた 進化心理学が教える最強の恋愛戦略

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    ■真っ当に女性からモテたい男たちへ
    男なら誰しも「モテたい!」という願望を持ったことがあるだろう。

    それは進化論的に至極当然の感情だ。より多くのメスからアプローチが貰えるオスの方が自身の遺伝子を残せる確率は上がるし、非モテのオスは必然的に自然淘汰されてしまうからだ。

    実際に人間以外の動物(例えばライオンやクジャクなど)は腕っぷしの強さや見た目の派手さがメスから選別されるファクターとなり、それに満たないオスは冷酷にも切り捨てられていく。

    人間の男にも同じようなことが言える。
    いわゆるイケメンや高身長、金持ちなどのステータスがモテを左右する要件となり、条件を満たさない男性は女性から選択肢に入

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    2022年10月23日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    ポール・オースターの小説内で語られる物語の捉え方と、小川洋子の物語の捉え方に共通点が多くて驚いたが、後書きにポール・オースターを敬愛してると書いてあったので納得。

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    それはつまり切っているということです。切る時は、励ましの言葉で切ると一番カッコええわけね。「頑張れよ」っていうのは、つまり「さよなら」ということです(笑)。

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    2022年09月29日
  • 無意識の構造 改版

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    感想
    無意識の驚異の能力。その姿を眼前に鮮やかに描き出す。無意識は心身二元論に残された最後のフロンティアか。脳科学の知見も交えて議論したい。

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    2022年08月20日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    この本の感想は、言語化が難しい...。すごく面白かったのにこの思いを文字に起こせずすごくモヤモヤしている。もう一度じっくり読みたい。

    拙い言葉で一部書き綴ると...。
    色んなパターンで西洋と日本の違いを見比べた時に、あるものをあると認識するのは簡単だけど、ないものをある(逆も然り)と認識するのはすごく難しいなぁと思った。

    「治るばかりが能じゃないんですよ。そうでしょう、生きることが大事なんだから。」というフレーズにグッときた。

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    2022年07月30日
  • モテるために必要なことはすべてダーウィンが教えてくれた 進化心理学が教える最強の恋愛戦略

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    タイトルと関係のあるような遺伝学的な記述は少ない。
    ごく穏当な内容のモテるためのテクニック本
    自信を持つ。
    女性の立場(何を恐れているか)を理解する。
    健康な肉体。メンタルヘルス。EQ的な意味の賢さ。意志力。優しさ。
    シグナリングとしての、財力、権力、名誉、見かけ。
    ロマンチックプルーフ(一途であるというシグナル)。
    男女比の低い(男の少ない)場所を選ぶこと。

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    2022年07月12日
  • 河合隼雄のカウンセリング入門 実技指導をとおして

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    この本を読むと、カウンセラーという職がいかに難しく、いかに出口がなく、いかに報われないか……本当に、河合さんの言うように「物好きでないと」続かない仕事だとつくづく思わされる。どこまでいっても陰の存在であり、治る時には自然とクライアントは来なくなる。来なくなったときが治った時。この世の中で最も難しい職業のうちの一つだと思わされる。そして、「聴く」ということの重要さを思い知らされる。人はこんなにも聴いてもらうことで救われるのか。あるいはそうかもしれない。すごい、、

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    2022年06月16日
  • モテるために必要なことはすべてダーウィンが教えてくれた 進化心理学が教える最強の恋愛戦略

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    抄訳。あんまりめくる気にもなれず。でも非モテの人はいちおう読んでおきなさい。

    「(女子は)彼女とのデートのためにどれだけ努力したかも評価するのだ」「(大半の男性は)自分たちでは「カジュアルっぽさとリラックスした雰囲気を重視」と思っているが、彼女たの目には「無頓着で無関心」に映る。

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    2022年07月03日
  • 私が語り伝えたかったこと

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    大学の授業で心理学に出会って以来、心理学に関する興味は未だあり、箱庭や夢分析に何年も足繁く通った。よりよく生きたい。いつどうなってもいい。この表裏が日によって変わるが今もこうして生きているのは、よりよく生きたいがやや強いからなのだろう。河合隼雄の言葉のヒントをもらいつつ、自分で思考判断しながら生き続けるのだろう。

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    2022年05月19日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    村上春樹も河合隼雄も何冊か本を読んで知っているつもりだったが、この対談ではテーマが次々と繋がりながら広がっている。分かったような分からないような。

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    2022年05月09日
  • 泣き虫ハァちゃん

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    古き良き昭和初期の温かな日常を、小学生低学年の男の子目線で書かれたお話。
    兄弟、両親との愛情いっぱいの生活や、昔のこどもは小さなうちから両親や先生に対してきちんと敬語を使えていたんだな、ということに感心するのと同時に、人を敬う気持ちが現代では失われつつあることに寂しさを感じた。
    それにしても幼き頃の自叙伝が遺作だなんて、それだけでも染み入ってしまう。

    文字が大きくてこどもでも読めると思う。おすすめ。

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    2022年03月13日
  • 人の心はどこまでわかるか

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    これを読みながら、つくづく人々が抱える問題というのは、一夜にして瞬間的に治る・解決するなんていうことはそうそうなく、じわじわと、じっくりだんだん治る、良くなるものだと改めて感じさせられる。カウンセラー・臨床心理士とは、なんとも忍耐力の必要な仕事だなと思わされる、、

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    2022年03月11日
  • 母性社会日本の病理

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    河合隼雄を初めて読む人には向かない。他の著書を読んでいると理解が易しくなる。
    日本の母性原理に基づく社会の問題点はよく理解できた。
    「場の倫理」が重視される日本において、場から排除されることが死を意味する。
    4月から新社会人となる私は、場の倫理の平衡を保つために上司の顔を伺い、これから数十年に渡って働く他ないのかと思うと、少し憂鬱な気持ちになった。
    しかし、こうした構造を理解しているだけでもこの先確実に起こるであろう理不尽を一旦腹の中に収めることの助けとなる気がした。

    第4章の物語についての後半は良く分からなかった。

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    2022年02月22日
  • 河合隼雄のカウンセリング講座

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     カウンセリングの現場に携わる方への講義を本にまとめた本。現場での実践についての話題のみでなく、人の心や個性、コンプレックスなどの話もあった。僕はカウンセリングに関して知識があるわけではないが、そういった専門家ではないひとでも読むことができると思う。

     この本を読んで、すぐに気づくことはできない。著者の知見から引きでる言葉の数々を読んで、自分に時間をかけて問いかけてみたいことがいくつか浮かんだきがする。

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    2022年01月03日
  • 泣き虫ハァちゃん

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    とても優しい物語。

    兄弟が多くて、
    お父さんが家族の長で、
    令和にない絆や愛や優しさがある気がした。

    こんな時代もあったんだなーと感じた。


    谷川俊太郎さんの後書きも
    孤独のなかに立ってるけど、
    孤独じゃない感じも良かった。



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    2021年11月14日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    村上春樹さんの、小説のベースとなる考えが垣間見れて興味深かった。どちらかと言うと河合隼雄さんの治療のしかたの方に興味を持った。国内の第一線でやっている人でも色々なことを模索しながら治療していることがわかる。

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    2021年10月18日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    両者ともにアメリカに在住経験があるからか、考え方がかなり似ていると思った。村上春樹の独特な文学観と、河合隼雄の臨床心理学がうまく調和していて、日本社会の根底にある諸問題を深く考察している。ちょくちょく日本と欧米の比較も入っていたところも興味深かった。

    対談とは関係ないが、対談文の下にそれぞれのコメントも記載されているが、場所的に読みづらい。

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    2021年09月17日