ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
これだけは残しておきたい、弱った心をなんとかし、問題だらけの現代社会に生きていく処方箋を。臨床心理学の第一人者・河合先生の、心の育み方を伝えるエッセイ、講演、インタビュー。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
備忘録です。 臨床療法の過程で、相談者が見た夢とその分析をする具体的な話が載っていたけど、それが面白かった。何が面白いかって、人の無意識ってかなり勝手に物語をつくってるのが面白い。「勝手」というのは自我に対して遠慮なしにということと、自動生成的に作られているということがおもしろい。なんでわざわざ物...続きを読む語というカタチにするのか。 科学がない時代、人は安心して生きるための方法(宗教、神話など)を色々と考え実践してきた。それが事実心の平穏をもたらしていた。科学はその科学的でさなを証明したかもしれないが、安心の代わりとなるものは残してはいない。人類は輪廻転生や柳田國男の御先祖様の話のように本質を捉えたシステムをつくっていた。永続性を担保してほしい心。 個人主義といっても西洋的な捉え方と日本的な捉え方が違くて、日本では利己的なという意味合いが強いが、西洋では神と一体だったものが個として独立、相対化した状態という風に捉えられるらしい。日本は相対化する対象が神ではなく社会なのだと。なるほどテキスト上の意味はわかるが、実感がない。おそらく日本的な感覚の方が構造は複雑そうだが、なんだかわかる。西洋の感覚を掴むのは難しそう。 西洋では、宗教を持つことは当たり前のことで、日本人は宗教を聞かれた時に、無宗教だと答えてはいけない。日本の宗教は美意識のようなもので、日常生活に著しく混ざっている。「道」
結構昔に書かれていても、今読んでも十分に通用する内容ばかりでした。 今の世の中を、河合隼雄先生はどのように捉えるんでしょうかなぁ。大多数のように希望が見いだせない状況を憂うのではないであろうことくらいしか、考えつかないのだけど。
河合隼雄先生が各地で行った対談、講演などをまとめたもの。 本書を通じて一貫したテーマがあるわけではないが、各章の中でも一歩掘り下げて語られており、読む人には中々に発見があると思う。 テーマになっているのは ・未来への記憶 ・アイデンティティの深化 ・子供の心と現代の家庭 ・これからは父親の出番 ・...続きを読む日本の教育の底にあるもの ・教師の力 いま、求められるもの ・やらなければいけない事は好きになってみせる ・こころの自然崩壊を防ぐ ・夢の中の私 ・私の養生訓 ・日本の心と文化 ・かくして般若心経は現代人の心を癒す ・現代人と宗教 ・音とこころ いいなと思った言葉 ・何かを選ぶという中には、その代わりこれはやめるんだという、あきらめというものがある。 ・自我の責任を悪い意味で消し去っているのではないか ・できるのにしないという事は大変な事です。 ・心をもらわないで金をもらうというのは子供が悪くなる最悪の方法です。 ・じっくりと人知れぬところで、ほんとうに気持ちを分かち合える「居場所」があってこそ、本当の問いは投げかけられる ・本当にやらないかんことを好きになろうと思ったらなれる。絶対に面白い事がありますから。 ・キリスト教では個人主義≠利己主義 ・人が感情を揺さぶられるとき、それは自分とのかかわりの中で問うている ・日本人の倫理観の根底にあるのは美意識ではないか ・善意で人を苦しめている人というのは多いのではないですか ・問題が深くなるほど、「なぜ?」という問いにパッと答えられなくなる
大学の授業で心理学に出会って以来、心理学に関する興味は未だあり、箱庭や夢分析に何年も足繁く通った。よりよく生きたい。いつどうなってもいい。この表裏が日によって変わるが今もこうして生きているのは、よりよく生きたいがやや強いからなのだろう。河合隼雄の言葉のヒントをもらいつつ、自分で思考判断しながら生き続...続きを読むけるのだろう。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
私が語り伝えたかったこと
新刊情報をお知らせします。
河合隼雄
フォロー機能について
「河出文庫」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
宗教を知る 人間を知る
河合隼雄セレクション こころと人生
大人の友情
生きるとは、自分の物語をつくること
新しい教育と文化の探求 カウンセラーの提言
ウソツキクラブ短信
絵本の力
試し読み
「老いる」とはどういうことか
「河合隼雄」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲私が語り伝えたかったこと ページトップヘ