【感想・ネタバレ】紫マンダラ 源氏物語の構図のレビュー

あらすじ

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紫式部は母、娘、妻そして娼としての体裁を描くために光源氏をシンボルの男性像として『源氏物語』というマンダラを完成させたのである。それぞれの女性の生き方が現代のわれわれの生き方にもヒントを与えてくれる。

※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

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Posted by ブクログ

瀬戸内寂聴さんの『女人源氏物語』でも読んだけれど。
源氏とは主人公のくせに、実態がないんだ。
また国文学者ではない、精神分析の専門家の読み解きが面白い。

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2024年05月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これは、ある程度、ちょっと深く源氏物語を読んでないと、引用が分からないかも。



源氏物語は視点を変えると別なモノになる。

母系社会(古代)と父系社会(キリスト教・中世近代)。

日本は、その二つが複雑に絡み合ってるらしい。



源氏物語に登場する女性たちは、紫式部の分身(当たり前)。

男(光源氏)に対して、母なのか、妻なのか、娘なのか、娼(愛人?)なのか、としての女性たちの生き方、考え方。

書き進めるうちに、それらを越えた個としての女性像を描こうとしたのではないか。それが、ラストを飾る「浮舟」。彼女が高みで心の平安を得たのに対し、薫も匂宮も世俗の域を出られない。

浮舟、万歳!!!(笑。



くううう、こんな勉強したかった!!!

0
2011年08月02日

Posted by ブクログ

難しいが、精神学者の目で見ていることでおもしろさがある。個人的には現代語訳も関連本も女性の書いたものを多く読んでいるので、男性の目で見ていることが新鮮であった。

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2015年11月28日

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