吉川英治のレビュー一覧

  • 三国志(二) 群星の巻(新潮文庫)

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    はじめて読んだ「三国志」が、吉川 英治でした。
    30年以上前か??

    実は、呂布って、吉川版では、そんなに悪者ではないなぁ。ちゃんと、愛すべき好漢としてかかれています。
    もっと乱暴者のイメージがあって、ちょっと意外でした。

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    2017年12月27日
  • 三国志(八)

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    8巻と分量は多いが、非常に読みやすく、あっという間に読み終えることが出来た。

    以下、この本から示唆を受けたことを列記。

    ・信賞必罰は組織を強くするために必要。
    ・何か事を起こす時は、十分な下調べをして、必勝の態勢で臨むことが大切。
    ・敵を欺くのであれば、味方すら欺くことも大切(要は、大事は慎重に進める必要あり)。
    ・苦手なことは手を付けてはいけない。(劉備玄徳の最後は・・・)

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    2017年08月01日
  • 宮本武蔵(1)

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    子難しくなくて解りやすいので、どんどん読めます。
    獣のような武蔵(たけぞう)から、三年後には宮本武蔵に改め、知性や礼儀を身につけた武蔵は結構色っぽくも映ります。
    現実には無い表現もすこーしあって、それが比喩であれど「燃える」武蔵を表現するにはぴったりだったりもします。
    とある漫画で宮本武蔵が気になったので、オトナ買いしましたが、手に取って良かったです。

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    2017年05月14日
  • 新・平家物語(一)

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    いまさらながらの平家物語。そして、いまさらながらの吉川英司。

    文庫16冊という、この大作に手をつけるかどうか、迷うばかりであったが、いまこれに取りかかることに決めた。

    悩むことはなかった。数ページを読んで、たちまちこの作品と出会ったことに感謝の気持ち。この読み手を一瞬に惹きつける力こそが吉川英司の凄みであるといえよう。

    たんなる歴史小説なのではない。そこに書かれているのは、想い・苦しみ・悩み・愛憎・妬み・裏切り・確執などから逃れられない、生身の人間の姿。ひとりひとりの生きざまが歴史というものをつくりあげていく。

    【このひと言】
    〇愛情はすべてを越えた愛情であるときに、ほんとの美しさを持

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    2017年05月07日
  • 三国志(八)

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    初めてこの作品を読んだのは、某無双ゲーム(灰色っぽいパッケージで、弩兵が最強なあれ)の影響で三国志に興味を持ったのがきっかけで、中学生の頃だった。
    その後しばらく三国志からは離れていたのだけれど、つい最近、手持ちの本を整理していたら、半ば黄ばんだこの文庫本が出てきた。
    懐かしいなぁ〜という思いから、第一巻の冒頭を眺め始めたが最後、半月くらいで全部読んでしまった。

    三国志を初めて通しで味わった時の印象は、中盤までが劇的で面白いということだった。
    貧しい劉備が決意とともに立って、呂布や董卓が討たれ、袁紹を平らげて着実に力をつけていった曹操が、孔明の登場によって赤壁で苦渋を舐め、孔明の意図通りに、

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    2017年03月19日
  • 三国志(一) 桃園の巻(新潮文庫)

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    一度は読んでみたいと思っていた三国志
    1800年前の壮大な中国大陸の治乱興亡の歴史を最後まで読めるか三国志ナビを頼りに最後まで読もうと思う

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    2017年02月20日
  • 牢獄の花嫁

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    数年前に吉川栄治歴史館を訪れた時勧められたのがこの「牢獄の花嫁」
    古くさい小説だなとそのまま本棚に
    その後友達に勧められて新平家物語を読み吉川栄治のストーリーや面白さを知りこのお正月読んでみることにした
    数少ない吉川栄治の探偵小説で原作はフランス大衆小説が元になっているという
    登場人物、ストーリーとちょっと昔の東映映画のようで一気に読めた

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    2017年01月07日
  • 三国志(八)

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    201612
    軍師孔明、周瑜
    趙雲子龍、劉備玄徳、関羽、張飛
    魏呉蜀天下三分の計
    三顧の礼
    泣いて馬謖を斬る
    死せる孔明、行ける仲達を走らす

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    2016年09月19日
  • 平の将門

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    日本史において貴族の時代が終わり、武士の時代が開幕するきっかけとなった事件が平将門の乱だ。関東地方の一豪族、平将門はをあっという間に周囲を征服、中央から派遣されていた役人たちを追い出し、その勢いで自身はもう一人の天皇と称して、京へ攻め上ろうとする。結局、京の指示を受けた武士たちが将門軍を打ち負かし、将門の乱自体は短期間で終わるが、それ以後、武士階級が注目されるようになる。

    こうした歴史を知っていると、平将門とは粗暴で親分肌、革命家というイメージだが、吉川英治の描く将門は全く異なる。

    将門は若いころ、京へ留学したことで、都や貴族社会にあこがれを持ち、貴族には頭が上がらない。他人の意見に流され

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    2016年06月03日
  • 上杉謙信

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    上杉謙信で連想するのは、川中島の戦い、毘沙門天、敵に塩を送るハナシ、等々。信長や秀吉と違って戦国時代日本のトップに立つことには興味がなく、自分の力の誇示に満足するアスリートのような印象がある。吉川英治が描く上杉謙信もストイックな戦いのプロ。戦の感覚を味わうために戦国武将をやっているってカンジだ。かといって、殺人大好きな残虐非道な性格ではなく、民にも臣にも愛情を注ぎ、バランスのとれた人間だった。

    そんな他の武将とは違う価値観を持った上杉謙信が、ライバル武田信玄と川中島の戦いに挑む。信玄はキツツキ作戦で謙信をおびき寄せようとするが、謙信はその裏をかき、単身で信玄の本陣を急襲する。そして、謙信の太

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    2016年05月20日
  • 三国志(十) 五丈原の巻(新潮文庫)

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     秋風五丈原。孔明の時も終わり、ついに終幕です。歴史ものなのでしょうがないですが、やはり寂しさを感じます。孔明死後も三国志の物語は続きますが、本作ではそこは流しています。ただ、やはり孔明没後は寂寥の思いが募るので、小説としてはここで終了するのも一つだなあと改めて思います。

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    2016年04月01日
  • 三国志(九) 出師の巻(新潮文庫)

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     関羽、張飛、劉備。1巻から中心として動いてきた男達の終焉。そして孔明を主人公とする新たな蜀の戦い。少しずつ寂しさを増していきます。

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    2016年04月01日
  • 三国志(七) 望蜀の巻(新潮文庫)

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     劉備がついに蜀をとる。漢中の戦いを含めて、蜀の絶頂期がようやく訪れます。蜀ひいきにとってはここが一つのピークでしょうか。

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    2016年04月01日
  • 三国志(四) 臣道の巻(新潮文庫)

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     ついに決裂する曹操と劉備。序盤最大の戦い官渡。一方の雄であり、主人公の一人ともいうべき曹操の魅力がつまった巻です。

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    2016年04月01日
  • 三国志(三) 草莽の巻(新潮文庫)

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     飛躍する曹操と、ついに墜ちる呂布、流転する劉備一党、孫策の躍動とますます勢いを増す巻。三国の萌芽がこの巻あたりから見え始めます。

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    2016年04月01日
  • 三国志(二) 群星の巻(新潮文庫)

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     董卓、呂布など魅力的なキャラクターが活躍する巻ですね。群雄が集まって反董卓連合が結成され、虎牢関で呂布と張飛、関羽、劉備が対決するシーンなど、読むだけでわくわくするエピソード満載で非常に面白いです。

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    2016年04月01日
  • 宮本武蔵(二)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    今回は、般若野の戦いが序盤から迫力満点で読みごたえがある。中盤では又八がメインとなり、前後して佐々木小次郎が登場。さらには吉岡一派との確執がいよいよ表面化して、その戦いの火ぶたが切られそう。
    相変わらず面白く一気読み。しかしこれは是非映像がしてほしい。もちろん再三映画化されているが、今のキャストで撮ってほしい。監督は大友 啓史か小泉堯史?主演は若いころは岡田君で年老いてから役所広司ってありきたりかな?「蜩の記」トリオだな、これじゃ。いっそのこと西島秀俊とか・・・。

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    2015年11月26日
  • 宮本武蔵(一)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あまりにも有名な小説なのに初めて読んだ。
    というより何回か読もうとしたのだけど、挫折。
    ところが今回はすいすい読める。
    原因の一つは時代劇が大嫌いなこと。日本史が嫌い、古文・漢文が嫌いと言う高校時代の延長で、あの古語調の文章が出てきたら脳がシャットダウン?してしまう。
    ところが葉室凛の小説で免疫ができたらしい。
    違和感がなくなってきた。浅薄な日本史の知識もWikiで補強しながら読めるし。
    そして何よりこの新版は文字が大きい!これは読みやすい。

    もちろん内容は望外に面白くて一気読みしてしまった。
    武蔵の生涯を描く小説であろうが、その求道的な姿勢をメインに据えながらも、人間臭さも存分に描かれてい

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    2015年11月20日
  • 宮本武蔵(4)

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    待っていましたの第四巻。

    三巻と同様、本阿弥光悦に誘われ、
    美しい世界でしばしの休暇を味わった後、
    宿敵吉岡一門との死闘に臨む武蔵。
    いよいよ宮本武蔵と言えば!のアレが登場する!

    そしてついに読者も待ち望んでいたであろう、
    すれ違いを続けてきたお通との再開。
    強さを追い求めてきた武蔵だったが、
    彼女もまた別の道で強さを追っていた。

    一方、彼らと比べると光と影のような又八と朱美。
    又八は自業自得だが、朱美は気の毒である。
    お通と比べて彼女には何が足りなかったのだろう。
    運が悪かったのか。それとも弱かったからなのか。
    もしも舞台、もしくは執筆時期が現代だったならば、
    武蔵と又八、お通と朱美の

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    2015年10月05日
  • 黒田如水

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    戦国武将の物語を読むときに思うのは、決して武将の武勇伝=戦争賛美ではないということに気を付けないと読み方を誤ってしまう。
    物語は、戦国時代という自らの力の及ばない歴史の激動に巻き込まれた人間の苦悩であるはずだ。
    だからこそ時代を過ごした人々の運命の変転の中で、どのように生きていけばいいのか・・・という問いかけを、物語の中に見つけなければ著者のの作品にかける思いというものが伝わらなくなってしまい、単なる戦記物に終わってしまうように思う。
    物騒な世の中ではあるが、何とか窓の外に藤の花が見える時代が来ればいいのにと感じました。

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    2015年03月25日