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Posted by ブクログ 2023年10月01日
本作品は"国民作家"吉川英治の代表作で、昭和25年から32年まで「週刊朝日」誌に連載された。25年はまだGHQ占領時代で、娯楽も少なかったこともあって、日本的な美意識や生き様を描いた本作は大変な評判を集めることになった。その盛り上がりは昨今のベストセラーの比ではなかったようだ。来...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月23日
平治の乱が治まり、いよいよ平家の世の中になった。本巻のテーマは「恋愛」「野望」である。
清盛と常磐殿の恋、二条天皇と多子の恋、蓬子と明日香・麻鳥の恋が描かれた。多くは語らないが、時代が変わっても恋愛のいざこざは不変なのだと実感した。また、常磐殿や明日香など、自分の意中の人では無い旦那に嫁ぐ運命を見...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月01日
平治の乱にて、清盛が源氏に勝利し、平家による政治の足掛かりが整い始める。
頼朝が、池ノ尼の嘆願により、伊豆に流罪となる。そこには、幼くして亡くした子の影を見る。常磐も義経を初めとする3人の子供の将来を案じる。親の子供を思う姿が良く描けていると思う。
頼朝を伊豆にではなく、西国に流罪としたらこの後...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月18日
面白かった!!義朝の敗北も紙一重なんだけど、長い目で見れば必然に思えてきて、頼朝を生かすことが平家の滅亡の因になっているという点も、非常に「妙」と思った。
作中著者が民衆のことを、「生命」と表現していた。「人間」でもなく「人」でもなく「生命」と。その表記を読めただけでも僕は「三巻を読んでよかった~」...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月21日
完全に平清盛にハマっている今日この頃の私。
本巻では、平治の乱後の戦後処理、清盛と常盤御前とのやり取り、日宋貿易への着眼など、清盛が一大政治家として飛躍していく様が描かれている。本作品の清盛は非常に包容力が大きく魅力的に描かれている。今まで私が書やドラマなどで読んできた作品の清盛像と言えば、一般的...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月06日
平治の乱の大詰め、熊野詣の留守を好機と観て、源義朝挙兵。わずが半日で鎮圧される源氏。その後次々と捕縛される中、源義平のエピソードと最後は無念でしかない。ここでようやく常盤御前とその子供たちも具体的に登場。後々義経も今はまだ、牛若丸として鞍馬寺へ、幽閉。源氏嫡子の頼朝も捕縛され、東国の伊豆へ。なんで西...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月14日
平氏と源氏の雌雄を決する平治の乱は、平清盛の勝利に終わります。義朝は捕らえられますが、その子の頼朝は、池禅尼のとりなしにより、一命をとりとめることになります。また、常盤御前と牛若丸をはじめ3人の子たちも、命だけは助かることとなります。
後半は、平氏の全盛期を生きた文覚や西行、そして庶民たちの姿が描...続きを読む
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