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Posted by ブクログ 2011年10月02日
小学4年生の夏休みに出会って、押入の中にこもって一気読みしたのもいい思い出。以来、何度読んだかわからない。
吉川先生は三国志は漢文調に、新平家は和文調に書かれていて本当、すばらしいと思。
好きなシーンを上げようとするとキリがありませんが、なぜかよく読むのは6巻の「那智の小机」~「泣き弁慶」。
平大納...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月01日
最終巻は前巻以前と比較して話の展開が早く、ある意味“後日談”のようになっている。
結局のところ、頼朝もいつか来た道を辿るという、人間の愚が強調されているが、その中にも、幾ばくかの良心が存在することを吉川は示したかったのだろう。
それを、義経とその郎党、阿部麻鳥、あるいは富樫泰家に代弁させているの...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月17日
前巻に引き続いて、麻鳥や吉次といったサブキャラクターが義経と連絡を取ろうと駆け回っており、どことなく、作者が物語の締めくくりをつけるのに苦慮しているような印象もあります。悲劇の主人公となるはずの義経は、戦いがやむことのないこの世の無常を強く思うようになり、ストーリーの上での派手な振舞いや感情描写が抑...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月07日
16巻に渡る吉川英治の新平家物語の最終巻。嘗て栄華の極みを見た朱鼻の伴卜や奥州の吉次・新宮十郎行家も呆気ない最期を遂げ、義経忠臣の佐藤忠信や伊豆守源有綱も凶刃に倒れる。堅田衆や藤原秀衡の助けもあり、権力争いから抜け出し慎ましく生活していた義経も戦乱の因果には抗えず、秀衡の子泰衡に寝首をかかれ、妻百合...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月29日
吉川英治の新平家物語を全16巻の完結編です。
源平の乱に始まる平家の繁栄から屋島、壇ノ浦にわたる源氏の進出や平家の滅亡と目まぐるしく変わる世相の中で遂に義経もこの世を去ります。
麻鳥や蓬も年を取り、苦労ばかりの人生だったけど決して悪い人生ではなかったと振り返る姿に救いを感じました。
人は権力を握...続きを読む
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