無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2023年10月01日
もちろん吉川英治は愛国者である。戦前は 「宮本武蔵」 などの作品群で国民を鼓舞し、勇気を与えた。また保守・右翼界の人たちとの交流もあったようである。しかし思想で固まっていた人ではない。左翼の学者から教えを請うようなこともあり、自らの座右の銘である「我以外皆我師」の実践者でもあった。そんな彼にとって、...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月21日
予想通り、本巻も義経・頼朝といった源氏に焦点が当てられている。義経は陸奥に渡り、頼朝は伊豆にて平穏な日々を過ごす。一方で北条氏や弁慶といった、源氏再興の原動力たる人物も登場し始め、今後の展開に期待を持たせる。
都では、後白河上皇と平家の対立が深くなり、鹿ケ谷の謀反未遂が発生する。未遂に終わった本件...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月20日
平家の専横に対し、都で鹿ヶ谷事件が勃発する。本巻の構成は、その時、奥州平泉での藤原清衡、基衡、秀衡、とようやく到着した義経。鎌倉での頼朝と北条政子、そして、叡山の僧、武蔵坊弁慶の投獄。と四つの話が同時に進む絵巻物で描くなら異時同図法となるのだろうか…。
鹿ヶ谷事件の関係者へ減刑に心を砕く、平重盛がカ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月03日
義経の平泉入り。頼朝の近況。京の都では鹿ヶ谷事件が発生する。
歴史にIFはないですが、頼朝が伊豆に送られずに、西国に送られていたら。政子に出会っていなければなどと考えてしまいます。義経も同様です。平家もしかりで、清盛が長生きだったら。重盛が病にならなければと。
ただ、この些細なひとつずつの積み重...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月15日
前半は、義経のその後の消息と、伊豆に配流となった後の頼朝と北条家のエピソードです。
後半は、鹿ケ谷の陰謀が描かれます。ただし、「怒め坊」こと弁慶をはじめとする登場人物を動かして、史実の周りにさまざまなエピソードを配置することで、ストーリーを構築しているのが印象的です。
しばらくは平家から源義経に...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。