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Posted by ブクログ 2022年03月13日
平家の世が益々繁栄し、かの有名な「平家にあらずんば人に在らず」という文言が産まれた。清盛は出家し、大輪田ノ泊に港を作る一大事業に注力する。数多の苦労の末、遂に宋船を迎え入れるまでになり、内向きの藤原貴族社会の変容が想起される。一方で貴族と平家の微妙な緊張関係は変わらず、跡継ぎ問題や牛若の脱走など、今...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月12日
ついに平家の興隆期。平家にあらずは人にあらず。清盛51歳あたり。太政大臣に上り詰め、政治の実権を握るまでとなる。京都市中はかむろと呼ばれる警備隊が配備される。反目し始めるご白河法皇との対比が福原の港建設の国費の口約束でよく表現されている。度重なる台風、海難事故で、思うように進まない土木工事。そんな中...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月15日
平家の繁栄。俗に言う「驕る平家」も。
中盤以降は牛若(義経)にスポットが当てられているが、本巻では思い立ったら後先考えずに走ってしまう人物として描かれている。
最終的に非業な最期を遂げてしまうわけだが、このことの発端として書かれているのだろう。
もっとも、幼少期から大人に忖度してばかりいたら、...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月21日
全16巻という長い道程だが、4分の1を終了。本巻に主人公たる平清盛はほとんど登場してこず、牛若丸がメイン。天真爛漫な牛若丸像は吉川英治の手によるものだろうか、今まで数多く大河ドラマで観てきた牛若丸とほぼ同じキャラクターだった。ただ、源平合戦で見せたような獅子奮迅な武者ぶりは、まだ垣間見えず。まだ見ぬ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月14日
前半は、栄華を極める清盛の姿を描きます。有名な、白拍子の妓王にまつわるエピソードや、清盛をしだいにうとましく思い始めた後白河法皇とのつばぜり合いなどが取り上げられます。
後半は、鞍馬山で成長し、やがて16歳を迎える牛若丸が主役となります。源氏の残党である金王丸や、藤原秀衝の信任の厚い証人・吉次らの...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月03日
「平家であらずんば、人にあらず」という言葉の様に平家は全盛を極める。鞍馬山を抜け出し、平家打倒を誓う義経の旅立ち。
時の権力者の清盛のもとには、多くの女性が身を捧げる。その彼女たちの悲哀もよく描けています。特に妓王の翻弄され続ける生き方が悲しい。そういう仕打ちにあってきたと言う時代があったから、現...続きを読む
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