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Posted by ブクログ 2022年11月02日
壇ノ浦の戦いにのぞむ平家の人々、源義経。
一ノ谷に続いて屋島の戦いでも勝利を収めた義経も、憎むべき長年の宿敵と思っていた平家が女子どもも連れた大所帯であるのを見て、一人残さず討ち滅ぼすべきなのかと思うようになっていた。
平家の中にも、一門すべて運命を共にするべしと思う人、幼帝や女院だけでも生き延びて...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月29日
壇ノ浦の戦いに始まり、頼朝と義経の仲違いまでが書かれた巻。壇ノ浦では、教経や知盛らを筆頭によく戦ったが、阿波や筑紫集の寝返り等もあり、最期は水中にて果てる。義経や時忠の努力も虚しく、幼き帝を平家と共に滅ぼしてしまい、3種の神器のうち宝剣も失ってしまった。嘗ては「平家にあらずんば人に在らず」とまで謳わ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月21日
ようやく壇ノ浦の戦いが終了し、源平合戦にピリオドが打たれた。と同時に、平家物語という題名にも関わらず、主役は平家一族から源義経にシフト。しかし、それは連戦連勝の大勝利を得た偉大な総大将というよりは、常に鎌倉の兄:頼朝の目を気にして萎縮する悲哀に満ちた男の姿である。最も気の毒に感じたセンテンスが、
「...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月15日
歴史には諸説が付きものだが、吉川作品には諸説を丁寧に紹介するという特徴がある。本巻では壇ノ浦の戦いにおける源義経と梶原景時の先陣争い、義経の腰越状がそれにあたる。
だが壇ノ浦の戦いで当初不利な戦いを強いられた義経が、平家方の船の漕ぎ手を射る場面は登場せず、諸説として言及もされていない。おそらく義経...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月17日
義経とひそかに和睦の計画を練っていた時忠の努力も及ばず、壇ノ浦の戦いで平家は敗れ、幼い天皇とともに三種の神器も海の底へと沈んでしまうことになります。
ところが、最大の功労者であるはずの義経は、勝利の凱歌をあげるどころか、鎌倉の頼朝の不興を買い、勘当の沙汰が下されます。義経は兄の誤解を解こうと誠心か...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月29日
壇ノ浦にて源氏が平家を滅ぼすが、義経と頼朝の関係も悪化して行きます。平家物語では頼朝を良い方向に評価出来る材料がありません。頼朝の立場としては、御家人衆をまとめ上げる上で、戦上手の義経を受け入れる事ができないのかな。また、頼朝直属の御家人の梶原も義経の上げ足ばかりを取る言動が目立ち好きになれない所も...続きを読む
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