吉川英治のレビュー一覧

  • マンガ 三国志Ⅰ 劉備と諸葛孔明

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    映画レッドクリフや三国無双などで三国志に少し触れたことのある人にとっては手軽に三国志の世界を味わえる一冊になっています。
    横山光輝氏の三国志とは少し解釈が違っているので、そういう考え方かぁっていう表現もありましたが、内容が絞られれているの非常に読みやすく、まとめられていまいした。

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    2022年12月18日
  • マンガ 三国志Ⅱ  赤壁の戦いと三国の攻防

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    三国志の有名なコンテンツ、ストーリーをピックアップして漫画にしているので、三国志初心者としては非常につかみやすい本でした。
    三国志というと、横山光輝氏の三国志か、コーエーの三国志、三国無双などのゲームしかなじみがなかったので、短くスーッと読める教養本として必読です。

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    2022年12月18日
  • 三国志(一)

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    董卓ってゲームの三国無双は全く使えないおデブちゃんの印象やったけどやっぱり全く使えないおデブちゃんやった。

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    2022年11月11日
  • 新・平家物語(十四)

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    壇ノ浦の戦いにのぞむ平家の人々、源義経。
    一ノ谷に続いて屋島の戦いでも勝利を収めた義経も、憎むべき長年の宿敵と思っていた平家が女子どもも連れた大所帯であるのを見て、一人残さず討ち滅ぼすべきなのかと思うようになっていた。
    平家の中にも、一門すべて運命を共にするべしと思う人、幼帝や女院だけでも生き延びてほしいと思う人がいて、どちらも平家を思えばこその思惑が交差する。
    源氏勝利、平家一門の多くが海に沈んだ合戦の後、大勝利を収め凱旋した義経を襲った運命もまた、過酷なものだった。

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    2022年11月02日
  • 三国志(八)

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    いえいややっぱりおもろいです、何度読んでも。
    こういうエンターテインメント、やっぱり皆好きなんでしょう、当方もご多分に漏れずですけれども。
    解説で曹操と孔明の話、と整理されていましたが、その通りかと。でも個人的には、悪役的要素も兼ね備えている曹操が一番面白いキャラかと。
    またいつか再読するんやろうなぁ。

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    2022年09月02日
  • 三国志(七)

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    物語として考えた時、曹操というキャラが本作の本当の主人公という気がする。
    曹操亡き後、もぬけの殻ではないけれども、若干あっさりした感じでストーリーが進んでいる。

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    2022年08月28日
  • 三国志(一)

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    いろんなことが学べる。

    特に玄徳が部下の裏切りにあっても、人間の善性や信義を信じ抜くことに感動する。

    また、玄徳の死後、玄徳の悲願を実現しようとする孔明の信念にも感動した。

    人間、こうありたいと思った。

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    2022年08月27日
  • 三国志(六)

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    既に話の行く末を知っている前提で読み返すと、玄徳を中国の人も好きなんだろうと推察す。
    そして日本の人間もおそらく一番好意を寄せる為政者かと。アジアを感じまする。

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    2022年08月23日
  • 三国志(五)

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    赤壁の戦いも一つのクライマックスではあるが、あくまでお話全体の中の一つに過ぎないこと、よく分かります。
    また、やはり本作は良き物語に共通して言える「口伝」であろうことが容易に想像つきます。多くの聞き手はやんやの大騒ぎだったんだろうなぁ。

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    2022年08月22日
  • 三国志(四)

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    遂に諸葛亮孔明登場。
    ほんと良く出来た娯楽読物です、そりゃ昔から皆大好きでしょう。かなり多くのキャラが登場しますが、個性豊かなだけでだけなく、無理なくストーリー展開するところが偉大なり。

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    2022年08月20日
  • 三国志(三)

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    私の友人によれば、中国の人が一番好きなキャラは関羽らしい。
    そういう点に魅かれるのか?具体的にはよく分からないんですが、納得はできます。

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    2022年08月15日
  • 三国志(五)

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    三国志の名場面である赤壁の戦いは、諸葛孔明をはじめとした兵法に精通した武人たちの駆け引きと、そのスケールの大きさが見どころだと思う。
    この戦いを導いたのは諸葛孔明であり、魏と呉を戦わせながら、一番の利益を得るのは蜀の国になるという戦略が成功したことになる。結局のところ、兵法だけでなく人間の心理まで深く理解する諸葛孔明の知略は誰も読むことはできず、掌で転がされ続ける武人たちの戦いのように見えた。
    また、趙雲の武士としてのまっすぐで誇り高い信念と劉備玄徳に仕え抜くという一貫した行動が印象的だった。

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    2022年08月10日
  • 三国志(二)

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    張飛の描写が余りに良い意味でマンガっぽい。
    詰まるところ、昔からこういう分かり易いキャラで庶民を楽しませてくれてたんやろうね。ただ、口伝なのか、講談なのか、小説なのか、マンガなのか、という表現方法の違いだけで。

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    2022年08月06日
  • 三国志(八)

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    初めて読んだのが高校1年の時で、
    もう30年も前なのか。

    私の趣味はこの三国志から始まりました。
    とにかく三国志に関する書を探して読みました。
    そこから楚漢・春秋戦国と時代を遡って、
    宮城谷昌光さんの「重耳」に出会い決定打。
    今も興味が尽ることなく楽しい趣味になってます。
    今はインターネットですぐに調べられますけど、
    当時は本を探す事が楽しみの1つでした。
    今でも本を探すが楽しくて楽しくて、
    ほんと良い趣味見つけたのかもしれませんね。

    この三国志は元は三国志演義です。
    演義も完訳等色々と読みました。
    しかし吉川三国志と言われるように、
    他の三国志演義とやっぱり違うのです。
    引き込まれるので

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    2022年05月15日
  • 新・平家物語(十六)

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    ネタバレ

    16巻に渡る吉川英治の新平家物語の最終巻。嘗て栄華の極みを見た朱鼻の伴卜や奥州の吉次・新宮十郎行家も呆気ない最期を遂げ、義経忠臣の佐藤忠信や伊豆守源有綱も凶刃に倒れる。堅田衆や藤原秀衡の助けもあり、権力争いから抜け出し慎ましく生活していた義経も戦乱の因果には抗えず、秀衡の子泰衡に寝首をかかれ、妻百合野と子と共に衣川にて果てる。また、時代の寵児頼朝の死後、源氏内の権力争いが泥沼化し、実朝が公暁に暗殺され源氏3代で滅んだ事も、史実が示した通りである。権力争いに巻き込まれる限り、「盛者必衰」は避けられぬ理であることがよくわかる。

    一方、麻鳥・蓬夫婦や那須大八郎が見つけた椎葉村の平家残党、敦盛を討っ

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    2022年05月07日
  • 三国志(一)

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    愛読書の一つ、高校一年生の夏休みに原因不明の熱にやられ体重が60kgから40kgに減り憔悴しきっていた時に初めて読み切りました。劉備の生き様に物足りなさを感じ、将軍関羽の義の心意気に打たれ、諸葛亮孔明の主を想う出師の表に涙したことを思い出します。今回で数度目の完読ですが、吉川英治の壮麗荘厳たる文章に圧倒されながら中国三国時代の英雄像に思いを馳せました。次男の名前に亮の一字を入れ、息子の成長に夢を託しましたことも思い出されます。

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    2022年05月04日
  • 新・平家物語(十四)

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    壇ノ浦の戦いに始まり、頼朝と義経の仲違いまでが書かれた巻。壇ノ浦では、教経や知盛らを筆頭によく戦ったが、阿波や筑紫集の寝返り等もあり、最期は水中にて果てる。義経や時忠の努力も虚しく、幼き帝を平家と共に滅ぼしてしまい、3種の神器のうち宝剣も失ってしまった。嘗ては「平家にあらずんば人に在らず」とまで謳われた平家も、時代と共にこうも虚しい最期を遂げたのかと思うと、栄枯盛衰の人の世を感じずにはいられない。

    また、この戦いの殊勲者である義経にも、頼朝からの勘当を受ける等逆風が続く。彼自身は二心なき者であるが、梶原を始めとした周囲の嫉妬を買い、あらぬ悪評を立てられる。頼朝自身も、院に気に入られ大手柄を挙

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    2022年04月29日
  • 新・平家物語(十二)

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    重衡は戦後、奈良寺院に引き渡され虚しく処刑される。寺院焼き打ちの首謀者とされた重衡が、法師たちの怨みを買い、結果的に斬り殺される様は、復讐の連鎖を感じ、哀れさを覚えた。平家物語に関わる物語は、盛者必衰・運命の輪廻の話が多く、あわれな気持ちにさせる。

    中盤からは義経がフォーカスされ、院と鎌倉殿の微妙な関係のバランサーとして苦悩する様が描かれる。鵯越えの功績を貰えず頼朝に冷遇され、政略結婚として好きでもない女性を正妻に据えられるなど、鎌倉から足を引っ張られる事が多いが、持ち前の人脈と精密な根回しにより着実に成果を挙げる。幼少期の義経は無鉄砲な所があったが、成人してからは血気盛んな草の実党等の部下

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    2022年04月24日
  • 新・平家物語(十)

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    上洛を果たした義仲だが、遂に倒れる。乱世の英雄の彼も、平時に力を発揮する事ができず、院の掌で踊らされ、冬姫への執着から北陸へ避難する機を逸した。6万の兵も統率された軍隊ではなく、食い扶持を得る為に従っている自然軍だった為、木曾側の情勢が悪くなるにつれ離反を招いた。彼の不幸は、急激に力をつけすぎた事なのかも知れない。その分、着実に勢力をつける頼朝の賢慮さが透けて見える。

    義仲を取り巻く女性事情も哀れさを増長される。巴・葵は争乱に身を投じ、山吹は羅生門から這い出て一緒に死なんとし、冬姫は運命に反抗し義仲に殉じた。彼女らの健気さが諸行無常の響きを感じさせ、義仲のカリスマ性を引き立てていると感じた。

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    2022年04月23日
  • 三国志(六)

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    去年から読みだして、いよいよ6巻。
    曹操が魏王になり、玄徳が蜀を得て漢中王になる。
    魏・呉・蜀、まさしく三国志って感じになってきた。
    曹操も玄徳も人間味を見せて入るけれど、やっぱり玄徳の義の人柄に惹かれるよな。やっぱり、今の世の中、独裁強権政治には嫌気を感じる。
    武漢とか成都周辺に聖地巡礼ツアーに行こうかと思っているけど、いつ行けるかなぁ。

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    2022年04月22日