吉川英治のレビュー一覧

  • 三国志(八)

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    孔明の死によって三国志の物語が完結したという最終巻。呂布や董卓の頃とは大きく戦の形が変わって、知謀によって進むことから、勇猛な武将が少なくなってしまったという点は、少々寂しくもある。
    孔明の歿後、晋が統一するまでは淡々と描かれており、作者がいかに孔明に執心していたかがよくわかる。

    これほどまでに魅力的な歴史譚は世界でも皆無だといっても良いんじゃないだろうか。

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    2024年05月16日
  • 三国志(七)

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    劉備が病没するわけだが、それに至らしめた陸遜恐るべし。やはり呉は人材の宝庫。
    そして孔明の南蛮進行、神がかり的な勝利をおさめ続けて、もはや蜀に敵なしとすら思わせるに十分だった。そして満を持して北伐に挑む。
    世界にこれ程魅力的で壮大な物語があるだろうか。
    次巻いよいよ物語は終結、結果は知っているけどワクワクが止まらない。

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    2024年05月11日
  • 三国志(六)

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    六冊目にしてやっと三国が形を成してきた。
    孔明はいよいよ天才軍師ぶりを顕しつつ、魏から司馬懿、呉からは陸遜が登場。
    ついにクライマックスに向けて大きく物語が動き始める。
    しかしながら、老いてなお盛んな黄忠が堪らなく推しである。

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    2024年05月07日
  • 三国志(五)

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    赤壁の戦い、文章から戦場が目に浮かんだ。映画レッドクリフとは全然違うね、あれはアクション重視だし。それはそれで面白かったけど。
    しかし三国志一報われない男周瑜、孔明がいなければ、呉はもっと違う未来があったのかも。
    それだけ孔明はずば抜けてたんだな。

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    2024年04月30日
  • 三国志(四)

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    ついに登場、三国志一の英雄こと諸葛亮孔明。
    …なのに劉備の煮え切らないことと言ったらない。この巻は呉の話が結構あって、呉の将軍が最も好きな自分にはたまらない、特に呂蒙、程普、黄蓋が好き。
    赤壁まであと少し、いよいよ面白いが止まらない。

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    2024年04月24日
  • 三国志(三)

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    尊大な曹操がしっかりと書かれている。全くもって鼻持ちならない奴だけど最高のヒール。
    むしろ愚かしい袁紹の方がイライラする。
    劉備が生きてることをしった関羽、次巻はついに関羽の千里行、いよいよ近づいてくる赤壁の戦い、いよいよ三国志が一つのピークを迎える。

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    2024年04月19日
  • 三国志(二)

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    いよいよ各英傑のキャラが立ち始めた。
    特に呂布と曹操と張飛の身勝手ところ、劉備の清廉潔白過ぎるところにイライラする感じも三国志の良いところ。
    曹操に支えてる荀彧と郭嘉の反する進言をして、郭嘉のを取り入れるエピソードは好き。
    孫策も推しのひとりだが、彼に仕える程普、黄蓋も大好き、老将にしてなお逞しい。挙げればキリがないほど、三国志愛が止まらない。

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    2024年04月14日
  • 三国志(一) 桃園の巻(新潮文庫)

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    初めて吉川英治版の三国志を読みます。地図が分かりやすい。漢字や文がなかなか読みにくさはあります。序があります

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    2024年03月05日
  • 新編忠臣蔵(二)

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    いつかちゃんと知っておきたいと思っていた忠臣蔵をオーディブルで聴き終えた。本も良く、ナレーターの語りも実に良かった。

    話の内容については、これからの人生の中で、いろいろと考えることもあるだろうと思う。
    長く語り継がれてきただけのことはある。

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    2023年11月22日
  • 新・平家物語(六)

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    私は六巻が一番好きである。平家物語の番外編とも云える南海の孤島・鬼界ヶ島に流された俊寛らの現地暮らしがはじまる。俊寛の物語は能や人形浄瑠璃でも題材になっており、よく知られている。人の幸福とは何かを考えさせられる不思議な物語だ。
    そして義経。平泉から叔父・新宮十郎行家を頼り、那智に渡る。そこでひとりの老婆・さめと出会う。静かな暮らしは続かず、平家方の探索の手を逃れるため、都を目指す。さめが連れていってほしいと泣きつき、義経がそれを許すところが印象に残る。本当に優しい青年だよ、義経は。応援したくなるでしょ、これは。旅の中途で江ノ三郎を供に加え、都の仁王小路の一軒家で義経、鎌田正近、さめ、三郎の四人

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    2023年10月01日
  • 新・平家物語(五)

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    もちろん吉川英治は愛国者である。戦前は 「宮本武蔵」 などの作品群で国民を鼓舞し、勇気を与えた。また保守・右翼界の人たちとの交流もあったようである。しかし思想で固まっていた人ではない。左翼の学者から教えを請うようなこともあり、自らの座右の銘である「我以外皆我師」の実践者でもあった。そんな彼にとって、敗戦は例えようもない挫折であったろう。実際にGHQによって公の場からの追放の憂き目をみる。多少とも愛国的であるとされた人間はそういう扱いを受けた時代である。復帰して書かれた本作品の平家は"悪"に描かれていない。悪だから負けたのか?そんなわけはない。この物語の底流にある無常観には吉

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    2023年10月01日
  • 新・平家物語(三)

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    本作品は"国民作家"吉川英治の代表作で、昭和25年から32年まで「週刊朝日」誌に連載された。25年はまだGHQ占領時代で、娯楽も少なかったこともあって、日本的な美意識や生き様を描いた本作は大変な評判を集めることになった。その盛り上がりは昨今のベストセラーの比ではなかったようだ。来年の大河ドラマは平清盛を主人公に据えることが決まっているし、本書の注目度も上がるかもしれない。平家物語を描いた作品には、ほかに橋本治や宮尾登美子らの手になるものがある。平家作品が増えるのはファンとしては大歓迎であるが、その中でも本書の輝きは図抜けていると云える。

    第三巻は平治の乱の決着とその戦後処

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    2023年10月01日
  • 三国志(八)

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    2回目の再読。歴史小説として純粋に面白く、2週間で全巻読破。改めて、三国志の主役は劉備ではなく、孔明(と曹操)であることを認識。

    ・「三国志」は晋の時代に陳寿により記された魏、呉、蜀の国別の史書の総称。基本は史実をまとめた本だが、多少の虚構あり。その後、明の時代に、「三国志」やその他の伝承本等をもとに歴史物語として作られたのが羅貫中の「三国志演義」。こちらは7割が事実で3割が虚構とも言われている。「吉川三国志」は「三国志演義」をもとに、日本人向けに一部脚色も加えながら書かれたもの。

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    2023年08月26日
  • 三国志(一)

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    今まで読んできた三国志より、非常に読みやすかった 登場人物の紹介がないことで、その人物がどのような体型でどのような性格なのかができた

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    2023年05月01日
  • 宮本武蔵(一)(新潮文庫)

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    読んだのではなくaudibleで聴いたのだが、歴史物は司馬遼太郎しか読んでいなく吉川英治を初めて聴きた。今まで読んでいなった事を後悔する程とにかく面白い。YouTube見る時間あるならこちらを聴くべし。

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    2023年02月04日
  • 三国志(八)

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    最終巻は、諸葛孔明の章といえる。
    戦の天才でありながら、平凡であることに誇りをもち、劉備玄徳の願いを実現することだけを考えつづけた真っ直ぐさに感銘を受けた。
    吉川英治の三国志、大作であり時間がかかってしまったが、読むことができてよかった。

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    2023年01月07日
  • マンガ 三国志Ⅰ 劉備と諸葛孔明

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    映画レッドクリフや三国無双などで三国志に少し触れたことのある人にとっては手軽に三国志の世界を味わえる一冊になっています。
    横山光輝氏の三国志とは少し解釈が違っているので、そういう考え方かぁっていう表現もありましたが、内容が絞られれているの非常に読みやすく、まとめられていまいした。

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    2022年12月18日
  • マンガ 三国志Ⅱ  赤壁の戦いと三国の攻防

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    三国志の有名なコンテンツ、ストーリーをピックアップして漫画にしているので、三国志初心者としては非常につかみやすい本でした。
    三国志というと、横山光輝氏の三国志か、コーエーの三国志、三国無双などのゲームしかなじみがなかったので、短くスーッと読める教養本として必読です。

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    2022年12月18日
  • 三国志(一)

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    董卓ってゲームの三国無双は全く使えないおデブちゃんの印象やったけどやっぱり全く使えないおデブちゃんやった。

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    2022年11月11日
  • 宮本武蔵(一)(新潮文庫)

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    第一巻は宮本武蔵が人間として再びの生を受け、そして、人間として生きる戦いを始める物語であった。彼がどのように戦い、道を究めて、生きるのか。

    旧序からの引用となるが「あまりにも繊細に小智にそして無気力に堕している近代人的なものへ、私たち祖先が過去には持っていたところの強靭なる神経や夢や真摯な人生追求をも、折には、甦らせてみたいと思った」と筆者が語るそれは、どのようなものなのか。

    続きが楽しみである。

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    2022年11月08日