【感想・ネタバレ】マンガ 三国志Ⅱ 赤壁の戦いと三国の攻防のレビュー

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Posted by ブクログ 2022年12月18日

三国志の有名なコンテンツ、ストーリーをピックアップして漫画にしているので、三国志初心者としては非常につかみやすい本でした。
三国志というと、横山光輝氏の三国志か、コーエーの三国志、三国無双などのゲームしかなじみがなかったので、短くスーッと読める教養本として必読です。

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Posted by ブクログ 2021年12月01日

【読書レビュー 579】
原作・吉川英治、画・石森プロ、シナリオ・竹川弘太郎『マンガ三国志Ⅱー赤壁の戦いと三国の攻防』飛鳥新社、2020年

上下巻、合計約1000頁のマンガで『三国志』をまとめたものの下巻。
『正史』か『三国志演義』か随時、注記で出典が示されているので「これは史実かも」「これはフィ...続きを読むクションぽい」と確認しながら読み進める事ができます。
横山光輝60巻は無理な方にはお勧めです。

以下は巻末の渡邊義浩氏(早稲田大学文学学術院教授)の解説の抜粋です。

本書は劉備と諸葛亮が物語の中心として描かれている。
劉備像は『三国志演義』以降に語られてきた劉備像とは大分違っているが、史実に近いと思う。
語られてきた劉備像は情の人、古き良きアジアのリーダー像。
この漫画で描かれる劉備はもともと強くて、傭兵隊長としての能力も非常に高い。
個人的な武勇も高いし、決断力もある。
曹操も認めるだけの軍事能力を持っている。

諸葛亮は史実からすると、優秀な指揮官だが軍事的には無理。
中国では戦争というのは基本的にだまし合い。
諸葛亮は誠実なので、だまし合いがあまり得意じゃない。

諸葛亮はグランドデザインを描く人。
グランドデザインの事を戦略というのであれば、それは超一流の戦略家だと思うが、戦術単位の話だと普通の優秀な指揮官。
個々の戦いは得意では全然ないし、個々の戦いでマジックを使う人でもない。

参謀役として自分の政治基盤をカチッとつくっていった。
自分の具体的な支持基盤をつくり、劉備が警戒するほど権力を固め、がんがん官僚を操り、内政をきちっとやった。
ただ、ナンバーワンになる気持ちは全くない。

諸葛亮は悲運の人。
彼は漢を復興したかった。
なんのイノベーションもないが、その志のために生きた。
諸葛亮が曹操を破って中国統一したりしていたら、全く興味は湧かなかった。
でも、志半ばで五丈原で亡くなる。
馬謖には裏切られ、部下に優秀な人材は少なく、本当にかわいそう。
そこにロマンや悲運を感じずにはいられない。

『三国志』は何を求めて読むかによって見えてくるものが変わる。
様々な人物像が出てくるところに『三国志』の面白さがある。
だから劉備や関羽に学ばなきゃいけないという事もないし、曹操になろうが、董卓のように生きたいと思おうが、全然構わない。

自分が好きな登場人物から、学べるところがあれば、そこから学べばよい。
自分の生きていく事に影響を与えられるような人を見つけられる事が大切。
『三国志』は、中国という超大国が大きく変わっていくところ。

日本の戦国時代とか明治維新もそうだが、歴史が大きく動いていく時代には人々の個性がきらめくので、それに惹かれるのは人のドラマがあるから。

特に、今のように価値観が混迷している時は、過去を振り返る、歴史を見る、古典を読む。
そういう時に非常に魅力のある古典の一つ。

三国志は史実だし、日本にも大きな影響を与えているので、他の物語とは重みが違う。

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Posted by ブクログ 2021年09月23日

まったく三国志を知らずに読んだので、単純に次の展開が気になり手が止まらなかった。ところどころで「あれ?この人は誰だっけ?」とわからなくなることもあったが、数ページ戻りながら読むことで追いつくことができた。予想していた結末とは違くて(本当に中国の歴史を知らなかったので)、とても面白かったです。

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Posted by ブクログ 2021年03月07日

三国志を非常にコンパクトにまとめ、概要がよくわかる仕様になっている。コンパクトがゆえに多くの人物が一気に現れ、また歳を重ねるスピードも早いところが気にはなる。しかし、数ある三国志の話をいくつも挫折した私でも読み通せたので、まずは全体の流れでもという方にぜひおすすめ。

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Posted by ブクログ 2021年01月20日

今まで三国志を全然知らなかったんだと思った。
武将の名前や諺は聞いたことがあったがどういう事をしたのか何故その諺が生まれたか初めて知ることが多かった。
諸葛亮が人気だというのもよくわかる。

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Posted by ブクログ 2020年12月31日

三国志を漫画でまとめた上下巻のうちの下巻。劉備の蜀建国から三国時代の終わりまでが描かれている。個人的に印象に残ったのは劉備没後の蜀の没落ぶりである。諸葛孔明という賢者が部下たちに足を引っ張られる様。ある種の人間の無様さが描かれており、非常に引き込まれるストーリーだった。この本を足がかりに今後は三国志...続きを読む関連の本もどんどん読んでいきたい。

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Posted by ブクログ 2024年04月09日

赤壁から孔明の死まで。
各イベントを表面的に網羅しただけだが、知識として知っておきたい人には★4。
登場人物の感情などストーリー性を楽しみたい人には★2。

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Posted by ブクログ 2021年12月18日

諸葛亮の策が見事だった赤壁の戦い。蜀の建国。それをピークに関羽・張飛・劉備の3人は寂しい最期を遂げていく。そして残された諸葛亮の戦い。入門編として分かりやすかった。吉川英治さんの三国志もじっくり読んでみたいと思った。

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Posted by ブクログ 2021年09月12日

三国志の結末が知れて良かった。諸葛亮孔明の活躍、後半の徐くんの重要な役割、鄧芝と言う武将を知れたこと、これからの仕事に何らかの力になると思う。

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Posted by ブクログ 2021年08月12日

マンガなのでサクサクと読んでいける。
ストーリーにも、絵にも引かれながら、1、2ともあっという間に読んでしまった。
細かい部分の把握はまだできていないので、何度かおさらいして、次は三国志の深い部分まで入っていきたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年06月13日

諸葛孔明の唱えた天下三分の計を成就させ、漢王室の復興に向けて順調に勢力をつけていった蜀の劉備だが、関羽が呉の孫権に殺されたことで歯車が少しずつ狂っていった。張飛も寝返った部下に殺され、かたき討ちと呉の孫権に出兵するが敗北してしまう。私情のままに動いたために、魏を倒すどころかかたき討ちすらできずに劉備...続きを読むはこの世を去る。諸葛孔明は劉備に代わって魏を倒すことを誓い、優れた才略で着々と敵を倒していく。しかし「泣いて馬謖を斬る」の故事成語になった馬謖のミスにより長安侵攻の機会を失ってしまった。最期には病に倒れ、ついには劉備の夢を叶えることはできなかった。

関羽・張飛が殺された後、劉備が諸葛孔明に従って無謀な呉の孫権討伐に行っていなければ、天下をとることができていたのかもしれない。壮大な夢を前にしても、義兄弟のかたきという私情には勝てなかった。非合理的であっても私情を優先してしまうのは人間の性だろう。

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Posted by ブクログ 2021年06月06日

三国志はレッドクリフの映画でのみの接点でしたが、諸葛孔明のその後も描かれておりとても面白かった。I巻よりもサクサク読み進められました!

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Posted by ブクログ 2021年05月16日

・狭義の三国志(220年:後漢滅亡〜280年:蜀滅亡迄)を2冊の漫画で描いた作品。
・非常にコンパクトに要約されており、また個性の強いキャラクターの特徴を確り捉えているため、三国志の入門書として最適。
・Iでは蜀の先帝 劉備を、IIでは劉備の右腕でありブレインであった諸葛孔明を主人公として描いている...続きを読む
・漢統一、復興を志した2人だが道半ばで亡くなる。ハッピーエンドではなく悲劇で幕を閉じるが、劉備、諸葛孔明の誠実さ、温情、人身掌握術、リーダーシップ等学ぶことは幅広く多い。

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Posted by ブクログ 2021年03月15日

①同盟を組む回数が多い
→めちゃくちゃ同盟組むじゃん!ってのが最初の感想。目的達成の為には合理的な判断なのだろう。

②憎しみを起点とした戦は勝てない
→何回かこのパターンがあったが、全て負けてると思う。冷静な判断が出来ないのかと。

③どこで戦うか?が大事
→数では負けてるが策で勝つパターンが何回...続きを読むかあったが、下手に策を返そうとしたことが敗因じゃないかと。
勝てるポイントで戦う。

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Posted by ブクログ 2021年02月12日

Ⅰ、Ⅱを通して楽しく一気に読むことができた。これまで三国志に興味はあったものの挫折してきたが、今回初めて全体像を把握できたことで、更なる興味が広がった。
入門用として最適な本だと思う。

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Posted by ブクログ 2023年07月23日

三国志とは?を掴むために、Ⅰ〜Ⅱを読んでみた。
マンガなのでストーリーが掴みやすく
キングダムにはまった後だったので、楽しみながら読むことができた。
1800年前も前にこのような時代があったことを想像すると凄まじさを感じるとともに、
大局を見失い自分の私欲に走ると勢力減退していくこと、
歴史の中での...続きを読む1人の人生の中で成し遂げられることってどれ程なのだろう?と感じた

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Posted by ブクログ 2022年07月21日

諸葛孔明が出てきてからは、三国に分かれ敵味方がハッキリして分かりやすくて面白かった。冷静で自分を過信せず人を見る目がある人間が勝つ。

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Posted by ブクログ 2022年01月25日

上巻の感想でも書いたが、漫画だとどうしてもそこに書かれている画像によっての影響が強くなってしまい、画一化した印象となってしまう。特に漫画における登場人物の顔からの印象は非常に大きい。

また、三国志では、敵と味方が都度変化する事もあり、軽く流しているだけでは、個々の戦いストーリーを追うのは困難。

...続きを読むもちろん落下傘部隊的読書としての一教材としてならばそれなりの価値はあるものと思える。多分、この本を通して三国志に詳しくなったのは、作成にあたった方々だろう。

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Posted by ブクログ 2021年06月22日

(ⅠⅡ巻合わせてのレビューです。)

前々から気になっていたのですが、まったく手が付けれていなかった「三国志」。
これがたった2冊で、しかも漫画で、あらすじが学べるということで、
ちゃちゃっと読んでみました。

漫画も良かったけど、最後の解説も中々グッド。
三国志って言ったって、相当昔のお話なので、...続きを読む
色々な三国志があるですね。全く知りませんでした。

結局、歴史を学ぶ意義って、人それぞれなのかもしれないですが、
それなりの「学び」を得るためには、さーっと流し読みするのではなく、
じっくり考えながら読まないと。。
そういう意味では、今回の自分の読み方はちと不十分だった気が。。
(そういう意味では、他の人のレビューが参考になりました。)

約2000年ほど前、日本だと弥生時代にあたるんだろうか。
その頃、お隣の中国では、あんなバカでかい宮殿が作られたり、
何十万人もの(実際は、数万人だったのかも?)兵隊が統率下のもと、戦争を行ったり、していたのが信じられない。。
世界史には詳しくないけれど、当時の世界の最先端は中国だったのだろう(多分)。
そんなことを思い巡らしながら、楽しみました。

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Posted by ブクログ 2021年05月05日

一冊目の感想に同じ。






初めて三国志を読む人向けだと思う。
自分は10年以上前に文庫本を読破しているが、再度読むきっかけになった。顔がみんな同じに見える。

でも三国志はいつ見ても面白い。

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Posted by ブクログ 2021年04月03日

大体内容が入ってるひとが読むとコンパクトにまとまってるので良い頭の中の整理になると思うが、三国志をちゃんと勉強したい人は他の本の方がいいかも。所々、ここ省いちゃうんだ!というところがあったり、個人的に好きな空城の計のエピソードが無かったりと物足りないところもあった。

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