あらすじ
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◎堀江貴文氏、推薦! !
“これからのビジネスに役立つ
最強のマンガだ! ”
歴史的名著
『三国志』がついに
マンガで登場! !
吉川英治の原作を
石森プロが渾身の
コミック化!
個性豊かな武将たちが
覇権をかけて火花を散らす
中国歴史大河ロマンの傑作!
劉備はどうやって
台頭したのか?
宿敵・曹操と
どう覇権を
争ったのか?
天才軍師・諸葛孔明が
劉備に惹かれた
最大の理由とは?
三国志の名場面やポイントを
きちんと押さえているから
面白くてわかりやすい!
欄外には注釈があり
原作や原書との
比較も楽しめます!
三国志をなんとなく知っているけれど
きちんと読んだことがないという方に
ぜひおすすめです!
――――――――――――――――――――― 目次(一部抜粋)
桃園の誓い
黄巾の乱
漢室の危機
曹操の野望
独裁者董卓
曹操の台頭
呂布無残
劉備の志
男の中の男 関羽
劉備雌伏
水鏡先生
三顧の礼
孔明初戦
曹操侵攻
孔明対周瑜
十万本の矢 ほか
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
映画レッドクリフや三国無双などで三国志に少し触れたことのある人にとっては手軽に三国志の世界を味わえる一冊になっています。
横山光輝氏の三国志とは少し解釈が違っているので、そういう考え方かぁっていう表現もありましたが、内容が絞られれているの非常に読みやすく、まとめられていまいした。
Posted by ブクログ
上下巻、合計約1000頁のマンガで『三国志』をまとめたものの上巻。
各できごとについて『正史』か『三国志演義』か随時、注記で出典を示しながら簡潔に解説してくれているので「ここまでは史実の可能性が高い」「これは完全にフィクション」と確認しながら読み進める事ができます。
横山光輝60巻は無理という人にとってはコスパよいです。
横山光輝も読みたくなってしまいますが。
以下は巻末の渡邊義浩氏(早稲田大学文学学術院教授)の解説の抜粋です。
約400年続いた大帝国の漢がつぶれた大変革期には大きく三つの方向性があった。
①漢帝国を続けたい。(蜀)
そこに劉備や諸葛亮が関わっている。
蜀は地域名で正しくは季漢(きかん)、末っ子の漢を意味する国名だった。
②世界的寒冷化で遊牧民が南下、それが大国の崩壊と分裂を招く。(呉)
もう大帝国は復興しないから、その方向性で天下を三分しようとするのが孫権がつくった呉。
諸葛亮の「天下三分の計」はいったん天下を三分し、後に蜀が漢を継いで中国を統一しようと考えた。
呉の場合は、三分自体が目的だった。
③漢とは違う統一国家をつくろう。(魏)
それが曹操とその息子・曹丕の国、魏。
曹操は後世の租庸調制の基礎や均田制の源流となった屯田制など、先進的な政策を生み出しているが、存命中は実を結ばなかった。
それが300年後の隋唐の統一国家の基本制度になった。
最終的には魏を継いだ西晋が中国を再統一、その過程に登場する様々な人物の個性あふれる生き様を描いたのが『三国志』。
『三国志』には、いくつかのバージョンがあり、まず正史『三国志』。
これは魏を継いだ西晋の歴史家、陳寿が3世紀末に著した。
中国再統一から間もない時代、彼らにとっての現代史として書かれていて史実を伝えているが、当時書けない事もあった。
魏の正統性を書く事が眼目だったので、魏の曹操、西晋の基礎を築く司馬懿(しばい)らの悪事は書かず功績を称えている。
そうした偏向もあるが、後に4~5世紀の歴史家、裴松之がこれに注を付けて記述を補い、三国時代の具体像が見えるようになった。
陳寿は蜀出身で、父は諸葛亮に仕えていたので蜀への思いがあり、蜀や諸葛亮を良く書いている。
蜀こそが正統で劉備が本当の皇帝なのだという思いを行間に忍ばせている。
この正史『三国志』を元に、14世紀の元末から明初に朱子学の影響下で歴史小説として書かれたのが『三国志演義』。
これが明・清時代に大流行。
小説なので「七分の実事、三分の虚構」と言われる。
正史『三国志』との決定的な違いは、どの国を正統とみなすか。
『三国志演義』は、蜀を正統として描かれる。
諸葛亮を天才軍師として、関羽を「義」という徳目を体現する神格化された存在とする事にフィクションの大半が費やされている。
となると、曹操は漢を滅ぼした悪逆非道の人間でしかない。
なので『三国志』の遺跡を訪ねると、諸葛亮と一緒に写真を撮っているのは日本人、関羽と写真を撮るのは中国人。
曹操と撮っているのは、毛沢東が曹操ファンだったので毛沢東主義者だろうか。
(日本では1994年から2005年まで週刊漫画雑誌『モーニング』で曹操が主人公の『蒼天航路』が連載された。単行本で全36巻。劉備が聖人君主ではなく、曹操の卓越性にスポットが当たっていてとても面白い)
吉川英治は『三国志演義』を少年時代に愛読したようだが、彼の『三国志』では関羽を特別扱いしていない。
吉川英治は曹操が時代を切り拓いていく姿勢を高く評価していた。
未来が見えない戦時中に書かれた事とも関わっていると思われる。
吉川三国志は、前半は歴史的な事実として重要だった曹操を、後半は漢民族の思いの中心にあった諸葛亮を主人公に描く。
本書『マンガ三国志』は、劉備が主役で描かれる。
劉備はそれまでの『三国志』では、主人公であっても主役ではなかった。
それがこの作品では主人公であり、主役でもある。
いろんなところに適切な注釈が付けられていて『正史』や『三国志演義』との比較なども書かれている。
作者は、かなり『正史』も『演義』も読み込んで書かれたものと言えるかと思う。
Posted by ブクログ
漫画であるためかなり分かりやすく、スムーズに理解できる一冊。
蜀の主、劉備を主人公として描かれており、その周りで起こる様々なことを色んな角度から描かれている。
三国志読みたいけど、難しそうと思う人にこそオススメしたい一冊。
Posted by ブクログ
横山氏の三国志ですら最後まで読めなかったが、この本は楽しく最後まで読み通せた。2冊にまとめているので細かい人間のわびさびは描写できなかっただろうけれども、充分に勉強になった。
Posted by ブクログ
三国志の重要ポイントを凝縮した1冊。漫画で三国志の流れが大まかに掴めるだけでなく、何より勉強している感覚が薄いため、一気読みできる。学習のきっかけとしても良いかもしれない。
Posted by ブクログ
主要人物の出会いから赤壁前夜まで。
各イベントを表面的に網羅しただけだが、知識として知っておきたい人には★4。
登場人物の感情などストーリー性を楽しみたい人には★2。
Posted by ブクログ
あおい輝彦が声やってる三国志のアニメを観たので、内容はだいたい同じなのですが、この漫画は注釈が勉強になりました。
巻末の解説も面白かったです。
三国志は「正史」「三国志演義」とあって、「正史」は魏の陳寿が書いた当時の現代史で、魏の正統性を書いているのですが、陳寿は蜀の出身でもあるので、蜀や諸葛亮のことを良く書いている。また、「演義」は蜀のことを良く書いていて、特に諸葛亮を天才軍師、また関羽を神格化しているとのこと。横浜中華街とかに関羽像がある理由がわかったような気がしました。
そう考えると、この漫画では関羽は張飛と同じ扱いで、劉備が主人公にしていると考えるのもとても味わい深いなと思いました。同じ歴史をどの目線で描くとどうなるのか、考えてみる機会になりました。
Posted by ブクログ
読み始めたら一気に読めた。小説で読んでたので、色々エピソードがすっ飛ばされてるのには違和感あったけど、概要を知ったり、記憶を呼び起こすにはとってもいい本。吉村版は長いし、それだけで挫折しちゃうけど、ほんと読まれ継がれてきたものだけあって面白いんだなぁ、なんで敬遠してたんだろ、高校生の時に知りたかった笑。こういうハードルを下げて興味の呼び水になってくれるもの、どんどん取り込んでいった方がいいなと痛感。後半も読むぞ〜
Posted by ブクログ
2冊で三国志の全体像が知れる。
ストーリーを知りたくて読んだけど、とても面白かった。ロマンに溢れている
魏・呉・蜀の3国時代
曹操、孫権、劉備の3人
・劉備、関羽、張飛の3人が交わす桃園の違い
・仁義固き兵士たち
・名軍師、諸葛孔明の戦略の数々
・孫子の兵法に倣った戦略
似た顔や似た名前が多くて少し難しくも感じた(仕方ない)
けど、これだけの全体像をわかりやすく学べる!
とても良い!
Posted by ブクログ
一般常識として三国志のストーリーくらいは知っておこうと思い、購入してみた。初めて三国志を読むにはよい本だったと思う。
劉備・関羽・張飛は桃園の誓いで、義兄弟として天下をとることを誓った。3人は武術に優れ次々と敵を打ち破っていったが、強大な魏の曹操を倒すには優れた軍師が必要であった。そこで劉備は三顧の礼をもって諸葛孔明を味方につけることを果たした。軍勢では劣る蜀軍だが、諸葛孔明の優れた戦略で圧倒的な勢力の敵を蹴散らす様が爽快であった。
Posted by ブクログ
三国志のファーストステップとしてとてもわかりやすい本。但し、登場人物が多いので、一人一人のエピソードが短かかったりする。それでも主要人物のメインストーリーや漫画ならではの表情の描写がとてもわかりやすい。
Posted by ブクログ
三国志について興味ゼロの人間に、2冊で一気に世界に引き込ませた良本。
言葉だけ知ってた三国志。
でも、なかなか手出しは出来ずにここまで生きてきた。
そんな人間にとって、「2冊でいいのなら…」ということで、思い切って購入。しかも、初心者が入りやすいマンガで。
結果、かなりハマってしまった。
次を読みたくて仕方なくなる勢い。
自分の趣味や嗜好を広げてくれた意味では、すごく意義のある本だった。
今は、キャラに対して誰にどう思い入れしたらいいのかを探ってる状態かな。全体を把握した上でもう一周読んで、もう少し深く理解していきたい。
Posted by ブクログ
劉備、曹操、孫権の戦いになるまでの過程が結構ごちゃごちゃしているので、漫画でアウトラインを掴むことができるのは嬉しい。
正史と三国志演義では描き方が違うらしい。
吉川英治の三国志が原作。
史実とは違うところもあるので、脚注が参考になってよい。
本で読むとしたら吉川英治以外の作品に挑戦するのがいいかも。
Posted by ブクログ
長年「三国志」を読んでみたいと思いながらも、未だにあのボリュームを克服したいという意欲も興味もない。
そんな中で、最低限の歴史と知識を得る程度には最適ではないかと思い購入。
漫画だと登場人物の印象が偏ってしまうし、話を読み進めてもワクワクする様な進展は少ない。ただ、目的を上記の如く限定するならば、十分な価値があるし、「三国志」であれ「三国志演義」であれ、読みたくなるきっかけになるのではないだろうか。
いずれにせよ、三国志をこの様にまとめて漫画で表現するという労作に感服。
Posted by ブクログ
三國志をざーっと理解することができる素晴らしい漫画。
諸葛孔明は、こうして読むと、後から加わった若い人物なのだと多少の驚きをもって理解した。
劉備と張飛、関羽の義兄弟の契りの場面が、華やかで素敵だなぁと思ってしまった。そこから始まったのだな…と感慨深かった(Ⅱを先に読んでしまったから)。
Posted by ブクログ
三国志のストーリーが一気にわかる1冊。
帯にあるように、ビジネスに役立つとは全く思わない(どこが役立つんだろう。)
専門知識が得られる?とは。
ツッコミどころはあるものの、古代中国の歴史が簡単にわかりやすくマンガで読みやすいので、教養としては手に取って読んでみるのは良いと思う。
三国志の大まかな流れが分かるので良かったがやたら首が飛ぶ描写は何とかならないのだろうか?
あと注釈付きだけど事実じゃない三国志演義のエピソード入れる意味が分からない。
最後迄フリガナあるのは有り難かったのと場面変わると名前呼ぶ様になっているので漫画特有の誰が誰だか分からなくなる事はあまり無い。
人物相関図と地図が有ればもっと良かった。
Posted by ブクログ
初めて三国志を読む人向けだと思う。
自分は10年以上前に文庫本を読破しているが、再度読むきっかけになった。顔がみんな同じに見える。
でも三国志はいつ見ても面白い。
Posted by ブクログ
(ⅠⅡ巻合わせてのレビューです。)
前々から気になっていたのですが、まったく手が付けれていなかった「三国志」。
これがたった2冊で、しかも漫画で、あらすじが学べるということで、
ちゃちゃっと読んでみました。
漫画も良かったけど、最後の解説も中々グッド。
三国志って言ったって、相当昔のお話なので、
色々な三国志があるですね。全く知りませんでした。
結局、歴史を学ぶ意義って、人それぞれなのかもしれないですが、
それなりの「学び」を得るためには、さーっと流し読みするのではなく、
じっくり考えながら読まないと。。
そういう意味では、今回の自分の読み方はちと不十分だった気が。。
(そういう意味では、他の人のレビューが参考になりました。)
約2000年ほど前、日本だと弥生時代にあたるんだろうか。
その頃、お隣の中国では、あんなバカでかい宮殿が作られたり、
何十万人もの(実際は、数万人だったのかも?)兵隊が統率下のもと、戦争を行ったり、していたのが信じられない。。
世界史には詳しくないけれど、当時の世界の最先端は中国だったのだろう(多分)。
そんなことを思い巡らしながら、楽しみました。
Posted by ブクログ
これまで何度か三国志にチャレンジしては挫折してきたけど、絵も見やすくスッと頭に入ってきて、これまでで一番理解しやすかった。
ただ、やっぱり大量の登場人物をコンパクトにまとめるには限界があるためか、メインではない人物が印象に残り辛い部分があった。また、地図もほぼないので、どのあたりで起きた出来事なのかがイメージし辛いのも若干残念。とはいえ、ストーリーを大まかに理解したいという人にはピッタリ。