吉川英治のレビュー一覧

  • 三国志(五)

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    ネタバレ

    赤壁の戦いは非常に読み応えがあった。兵法を駆使し、人の心をも読み欺き合う駆け引きの面白さ。
    一方、この戦いで膨大な死者が出たことは恐ろしく、兵の一人一人を単純な数として見ることはしたくないと思う。規模が大きくて想像もできないほどだ。
    趙雲の武人としての誇りや生き方、胸に響くものがあった。

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    2021年08月19日
  • 三国志(四)

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    ネタバレ

    諸葛亮孔明の登場。いくつかの名シーンに鳥肌が立った。世を動かす人にとって素晴らしい人材に出会うことは不可欠ということがよく分かる。
    徐庶の心の強い賢い母に感服するばかりだった。たとえ命に替えても我が子を曹操に仕えさせまいとする母の心。この一連のやり取りには息を呑んだ。曹操は一言で言い表せない要素があり、掴みきれない人物だ。本心では何を考えているのか分からない怖さを感じる。
    私利私欲にまみれた権力者にはうんざりだ。民や末端の兵の目線ではどんな世の中だったのか、どんな感覚を持っていたのか興味がある。

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    2021年07月28日
  • 三国志(三)

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    ネタバレ

    印象的な場面が多く、名将たちの何者をも恐れない強さに鳥肌が立つ。命がバタバタと失われて滅入るが、それ以上に、尽きない人間の魅力に惹きつけられた。
    劉備玄徳の、世を人を想う言葉に感じ入る。今の世にも通じる普遍性があり幾分励まされるような形になった。容易く奪うのも、愛して信じるのも、どちらも人間のやることだから悩ましい。

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    2021年07月14日
  • 三国志(二)

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    ネタバレ

    何千何万と人を動かすこの途方もない規模が恐ろしい。余裕があるから戦争が起きるのだと思った。
    血みどろの争いをしていても一方ではいい父親の顔を持っていたり、また傾国の美女に身も心も奪われるような一面があったり、部下思いであったり、武将たちの人となりが見えてくるにつれ面白さが増していく。
    人間って面白い、と思うようなドラマがてんこ盛りだった。
    自分の血を分けた子より、1人の有能な部下を惜しむという価値観に興味がある。こういうものを知れることに面白さを感じた。

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    2021年06月14日
  • 三国志(二)

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    今年の課題図書。2巻は群星の巻から草莽の巻まで。
    董卓の悪政は貂蝉の献身により終止符を打たれる。でも、誰かが死んでも次は必ず現れるんだよね。
    後半は登場人物たくさん出てきて混乱気味ではありましたが、呂布と劉備玄徳のせめぎ合い、曹操やり過ぎ、袁紹と孫堅と聞いたことあるねその名前というのを思い出しながら読む。
    4月に行った洛陽。董卓に棄てられたと思ったら、やっぱり帝はまた帰ってきたのね。

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    2021年05月29日
  • 私本太平記 全巻セット

    購入済み

    時代を超えて

    10代に初めて読んだ時はただただ物語の展開に心奪われ多いに胸躍らせた記憶がある。70歳に近づき改めて読むと、人間の性、業に目が向き、自分の人生に重ね合わせてしまい、深く考えさせられた。
     尊氏、それを取り巻く人々か織りなす様は現在と本質的には何ら変わってはいない。自分の人生のなかで10年ごとに読んでみたかった本だ。

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    2021年05月25日
  • マンガ 三国志Ⅰ 劉備と諸葛孔明

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    漫画であるためかなり分かりやすく、スムーズに理解できる一冊。

    蜀の主、劉備を主人公として描かれており、その周りで起こる様々なことを色んな角度から描かれている。

    三国志読みたいけど、難しそうと思う人にこそオススメしたい一冊。

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    2021年05月19日
  • 三国志(一)

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    ネタバレ

    前半の劉備と母親との慎ましい生活やお互いを想い合う姿が美しく、ここで感情移入させられる。その流れのままに劉備、関羽、張飛の義兄弟に対して熱い気持ちが湧いてくる。
    覇権をめぐり、駆け引きや裏切りが引きも切らず横行する。頭を働かせて己の欲望や信念のために戦う男たちを見ていると、太平な世を手に入れ維持するのは何よりも険しい道なのだと思った。

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    2021年05月18日
  • 宮本武蔵(3)

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    あっという間に3巻を読み終えた。
    武蔵は剣だけでなく、生活の中に潜む自身の弱さに負けることも許さない。自分自身を磨き高めようとする姿は、どこまでも愚直で一途でブレることはない。
    「踏み敷く草も木も氷も、武蔵の足にかかるもの、敵でない物はない。勝つか負けるか!一歩一歩が勝敗への呼吸であった。神泉の中で氷化した五体の血が、今は熱泉のように毛穴から湯気を立てていた」

    吉岡清十郎と1対1の真剣勝負では、誰も助太刀のいない場所で戦うことになる。武士として真剣に向かい合う臨場感が見事に描かれ、生死をかけて戦う緊張感がひしひしと伝わってくる。

    また、書家であり陶芸家であり茶人でもある、本阿弥光悦との出会

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    2021年05月01日
  • マンガ 三国志Ⅱ  赤壁の戦いと三国の攻防

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    三国志を非常にコンパクトにまとめ、概要がよくわかる仕様になっている。コンパクトがゆえに多くの人物が一気に現れ、また歳を重ねるスピードも早いところが気にはなる。しかし、数ある三国志の話をいくつも挫折した私でも読み通せたので、まずは全体の流れでもという方にぜひおすすめ。

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    2021年03月07日
  • マンガ 三国志Ⅰ 劉備と諸葛孔明

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    横山氏の三国志ですら最後まで読めなかったが、この本は楽しく最後まで読み通せた。2冊にまとめているので細かい人間のわびさびは描写できなかっただろうけれども、充分に勉強になった。

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    2021年02月19日
  • マンガ 三国志Ⅱ  赤壁の戦いと三国の攻防

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    今まで三国志を全然知らなかったんだと思った。
    武将の名前や諺は聞いたことがあったがどういう事をしたのか何故その諺が生まれたか初めて知ることが多かった。
    諸葛亮が人気だというのもよくわかる。

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    2021年01月20日
  • マンガ 三国志Ⅰ 劉備と諸葛孔明

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    読みやすく注釈も多く理解が深まった。
    結果だけしか知らなかったことの発生原因や流れを知り知識が整理された。

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    2021年01月20日
  • マンガ 三国志Ⅱ  赤壁の戦いと三国の攻防

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    三国志を漫画でまとめた上下巻のうちの下巻。劉備の蜀建国から三国時代の終わりまでが描かれている。個人的に印象に残ったのは劉備没後の蜀の没落ぶりである。諸葛孔明という賢者が部下たちに足を引っ張られる様。ある種の人間の無様さが描かれており、非常に引き込まれるストーリーだった。この本を足がかりに今後は三国志関連の本もどんどん読んでいきたい。

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    2020年12月31日
  • マンガ 三国志Ⅰ 劉備と諸葛孔明

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    三国志の重要ポイントを凝縮した1冊。漫画で三国志の流れが大まかに掴めるだけでなく、何より勉強している感覚が薄いため、一気読みできる。学習のきっかけとしても良いかもしれない。

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    2020年12月31日
  • 私本太平記(二)

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    ついに楠木正成が現る。反政府の集団である悪党の成立や実質が分かる。南北朝の対立の発端となる持明院統と大覚寺統の説明もわかりやすかった。

    兼好法師や世阿弥の親になりそうな人物(?)も現れ、この時代の文化面にも目を開かされた。

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    2020年12月14日
  • 宮本武蔵(1)

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    これで3回目?と言っても武蔵ファンで何度も通読されている方も多いが、1巻が3回目で未だ9巻まで通読したことが無い。
    とてつもなく面白く読め、剣の道を究めんとする武蔵の懊悩が深いところは成長物語として良いし、沢庵や吉岡をはじめとする登場人物も陰影が深くて興味深い。

    しかし、お通やお杉を始めとする女性キャラの造形がいくら武家の時代(そして書かれたのが戦前)とはいえ、あまりにも魅力が無いのが残念。これは好みだろうが…。

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    2020年10月04日
  • 三国志(五)

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    「赤壁」迄の一連の魔術的な謀、「一攫三城」の奇術的な謀、さすがのおもしろさ。
    劉備が漸く昇竜となる。

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    2020年08月01日
  • 宮本武蔵(1)

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    漫画の原作となった吉川英治渾身の一冊。宮本武蔵の青年期から巌流島の決闘までが詳細に丁寧に描かれている。又八、お杉婆、お通、沢庵和尚などとの交わりや別れ、槍の宝蔵院、吉岡一門、宍戸梅軒、祇園藤次などとの戦いも凄まじいの一言。長い小説の中では、武蔵の成長が随所に感じられるセリフが登場するが、5巻の以下のシーンは特に印象に残った。

    『ああ富士山か』(中略)『人間の小ささ!』武蔵はうたれたのである。(中略)ばか、なぜ人間が小さい。人間に目に映って初めて自然は偉大なのである。人間の心を通じ得て、初めて神の存在はあるのだ。

    伊勢神宮を訪れてありがたさに涙が出るのも人間の心のなせる技、心を磨くことが肝心

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    2020年07月14日
  • 三国志(一)

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    この本が三国志との出会いで、はじめての歴史小説でした。
    思い出もたっぷり。
    今も昔も、大切な作品です。

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    2020年07月07日