吉川英治のレビュー一覧

  • 三国志(六)

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    ネタバレ

    土地や気候を活かし状況をよみ智恵や計略を巡らせる、そして人を動かし勝つということの難しさ。
    もうここまでくると武将の好き嫌いが自分の中で決まってきて、この巻では胸のすく思いをするシーンが多くあった。
    劉備玄徳の軍の活躍を待ち望んでいる自分がいる。
    曹操の智より孔明のほうが一枚上手だったこと。趙雲の見捨てない心意気。そして張飛の戦い方に特別グッときた。成長が見られたので…

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    2021年09月21日
  • 宮本武蔵(8)

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    最終巻は、小次郎の「力と技の剣」と武蔵の「精神の剣」の闘いである巌流島の決闘が描かれる。決闘が近づくと街は騒がしくなるが、それでも武蔵の周囲に保たれている静謐さが印象的。ブレない姿とはこんな姿なんだなと思う。

    虚しさや苦悩を原動力として凄まじく成長する宮本武蔵、意志が弱く堕落していく又八、この2人は1−8巻を通して対照的な人間として描かれているが、2人で1人の人間のように思える。人は様々な性質を持っており、常にせめぎ合っているものだと思う。それでも、自身の弱さを制して内面的な完成を目指そうとする大切さを、吉川英治の「宮本武蔵」から学んだ。また時間をあけて読み返したい本だ。

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    2021年08月21日
  • 三国志(三)

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    今年の課題図書。もう8月だというのに、まだ3巻。他にも積読溜まってきたしどうしよう。
    呂布の退場に、袁紹と孫策。曹操たっぷりで、董承によってやられるかなと思ったけど、さすがに3巻ではそれはなかったですね。後半は玄徳と関羽、張飛の一時の別れ。嫉妬心も出そうな関羽の持てっぷり。
    赤兎馬は呂布の馬じゃないのと思っていたけど、洛陽の関帝廟に行った時に、関羽が赤兎馬乗った像があったのはそういうことだったのね。
    というわけで、早く次を読み進めます。

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    2021年08月20日
  • 新・水滸伝全四冊合本版

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    名作です

    古今東西どんなに文明が発展しようと、人の性、権力者の腐敗、民衆の苦悩等々、現代にも相通じる内容だと思います。大陸ならではの事象も面白い、現在の中国で水滸伝さながら人傑はいるのかな?との思いも抱いたりする。

    #タメになる

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    2021年08月20日
  • 三国志(五)

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    ネタバレ

    赤壁の戦いは非常に読み応えがあった。兵法を駆使し、人の心をも読み欺き合う駆け引きの面白さ。
    一方、この戦いで膨大な死者が出たことは恐ろしく、兵の一人一人を単純な数として見ることはしたくないと思う。規模が大きくて想像もできないほどだ。
    趙雲の武人としての誇りや生き方、胸に響くものがあった。

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    2021年08月19日
  • 三国志(四)

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    ネタバレ

    諸葛亮孔明の登場。いくつかの名シーンに鳥肌が立った。世を動かす人にとって素晴らしい人材に出会うことは不可欠ということがよく分かる。
    徐庶の心の強い賢い母に感服するばかりだった。たとえ命に替えても我が子を曹操に仕えさせまいとする母の心。この一連のやり取りには息を呑んだ。曹操は一言で言い表せない要素があり、掴みきれない人物だ。本心では何を考えているのか分からない怖さを感じる。
    私利私欲にまみれた権力者にはうんざりだ。民や末端の兵の目線ではどんな世の中だったのか、どんな感覚を持っていたのか興味がある。

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    2021年07月28日
  • 三国志(三)

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    ネタバレ

    印象的な場面が多く、名将たちの何者をも恐れない強さに鳥肌が立つ。命がバタバタと失われて滅入るが、それ以上に、尽きない人間の魅力に惹きつけられた。
    劉備玄徳の、世を人を想う言葉に感じ入る。今の世にも通じる普遍性があり幾分励まされるような形になった。容易く奪うのも、愛して信じるのも、どちらも人間のやることだから悩ましい。

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    2021年07月14日
  • 三国志(二)

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    ネタバレ

    何千何万と人を動かすこの途方もない規模が恐ろしい。余裕があるから戦争が起きるのだと思った。
    血みどろの争いをしていても一方ではいい父親の顔を持っていたり、また傾国の美女に身も心も奪われるような一面があったり、部下思いであったり、武将たちの人となりが見えてくるにつれ面白さが増していく。
    人間って面白い、と思うようなドラマがてんこ盛りだった。
    自分の血を分けた子より、1人の有能な部下を惜しむという価値観に興味がある。こういうものを知れることに面白さを感じた。

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    2021年06月14日
  • 三国志(二)

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    今年の課題図書。2巻は群星の巻から草莽の巻まで。
    董卓の悪政は貂蝉の献身により終止符を打たれる。でも、誰かが死んでも次は必ず現れるんだよね。
    後半は登場人物たくさん出てきて混乱気味ではありましたが、呂布と劉備玄徳のせめぎ合い、曹操やり過ぎ、袁紹と孫堅と聞いたことあるねその名前というのを思い出しながら読む。
    4月に行った洛陽。董卓に棄てられたと思ったら、やっぱり帝はまた帰ってきたのね。

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    2021年05月29日
  • 私本太平記 全巻セット

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    時代を超えて

    10代に初めて読んだ時はただただ物語の展開に心奪われ多いに胸躍らせた記憶がある。70歳に近づき改めて読むと、人間の性、業に目が向き、自分の人生に重ね合わせてしまい、深く考えさせられた。
     尊氏、それを取り巻く人々か織りなす様は現在と本質的には何ら変わってはいない。自分の人生のなかで10年ごとに読んでみたかった本だ。

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    2021年05月25日
  • マンガ 三国志Ⅰ 劉備と諸葛孔明

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    漫画であるためかなり分かりやすく、スムーズに理解できる一冊。

    蜀の主、劉備を主人公として描かれており、その周りで起こる様々なことを色んな角度から描かれている。

    三国志読みたいけど、難しそうと思う人にこそオススメしたい一冊。

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    2021年05月19日
  • 三国志(一)

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    ネタバレ

    前半の劉備と母親との慎ましい生活やお互いを想い合う姿が美しく、ここで感情移入させられる。その流れのままに劉備、関羽、張飛の義兄弟に対して熱い気持ちが湧いてくる。
    覇権をめぐり、駆け引きや裏切りが引きも切らず横行する。頭を働かせて己の欲望や信念のために戦う男たちを見ていると、太平な世を手に入れ維持するのは何よりも険しい道なのだと思った。

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    2021年05月18日
  • 宮本武蔵(3)

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    あっという間に3巻を読み終えた。
    武蔵は剣だけでなく、生活の中に潜む自身の弱さに負けることも許さない。自分自身を磨き高めようとする姿は、どこまでも愚直で一途でブレることはない。
    「踏み敷く草も木も氷も、武蔵の足にかかるもの、敵でない物はない。勝つか負けるか!一歩一歩が勝敗への呼吸であった。神泉の中で氷化した五体の血が、今は熱泉のように毛穴から湯気を立てていた」

    吉岡清十郎と1対1の真剣勝負では、誰も助太刀のいない場所で戦うことになる。武士として真剣に向かい合う臨場感が見事に描かれ、生死をかけて戦う緊張感がひしひしと伝わってくる。

    また、書家であり陶芸家であり茶人でもある、本阿弥光悦との出会

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    2021年05月01日
  • マンガ 三国志Ⅱ  赤壁の戦いと三国の攻防

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    三国志を非常にコンパクトにまとめ、概要がよくわかる仕様になっている。コンパクトがゆえに多くの人物が一気に現れ、また歳を重ねるスピードも早いところが気にはなる。しかし、数ある三国志の話をいくつも挫折した私でも読み通せたので、まずは全体の流れでもという方にぜひおすすめ。

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    2021年03月07日
  • マンガ 三国志Ⅰ 劉備と諸葛孔明

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    横山氏の三国志ですら最後まで読めなかったが、この本は楽しく最後まで読み通せた。2冊にまとめているので細かい人間のわびさびは描写できなかっただろうけれども、充分に勉強になった。

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    2021年02月19日
  • マンガ 三国志Ⅱ  赤壁の戦いと三国の攻防

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    今まで三国志を全然知らなかったんだと思った。
    武将の名前や諺は聞いたことがあったがどういう事をしたのか何故その諺が生まれたか初めて知ることが多かった。
    諸葛亮が人気だというのもよくわかる。

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    2021年01月20日
  • マンガ 三国志Ⅰ 劉備と諸葛孔明

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    読みやすく注釈も多く理解が深まった。
    結果だけしか知らなかったことの発生原因や流れを知り知識が整理された。

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    2021年01月20日
  • マンガ 三国志Ⅱ  赤壁の戦いと三国の攻防

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    三国志を漫画でまとめた上下巻のうちの下巻。劉備の蜀建国から三国時代の終わりまでが描かれている。個人的に印象に残ったのは劉備没後の蜀の没落ぶりである。諸葛孔明という賢者が部下たちに足を引っ張られる様。ある種の人間の無様さが描かれており、非常に引き込まれるストーリーだった。この本を足がかりに今後は三国志関連の本もどんどん読んでいきたい。

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    2020年12月31日
  • マンガ 三国志Ⅰ 劉備と諸葛孔明

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    三国志の重要ポイントを凝縮した1冊。漫画で三国志の流れが大まかに掴めるだけでなく、何より勉強している感覚が薄いため、一気読みできる。学習のきっかけとしても良いかもしれない。

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    2020年12月31日
  • 私本太平記(二)

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    ついに楠木正成が現る。反政府の集団である悪党の成立や実質が分かる。南北朝の対立の発端となる持明院統と大覚寺統の説明もわかりやすかった。

    兼好法師や世阿弥の親になりそうな人物(?)も現れ、この時代の文化面にも目を開かされた。

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    2020年12月14日