吉川英治のレビュー一覧

  • 美しい日本の歴史

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    購入済み

    上手いものです

    日本のディケンズ、吉川さんのエッセイ。
    お値段もお求めやすいですね。
    時代を感じさせる内容が多々ありますが、
    菊池寛の発言を取り上げたりで、やっぱり面白い。
    お好みで。

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    2025年08月12日
  • 新書太閤記(一)

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    秀吉の生い立ちから成長して天下を取るまでの壮絶な作品。彼はこのような中どのような知恵を使って切り抜けたのか、彼の性格や心情が細かく読み取れるような作品でした。
    長いですけど皆さんも読んでみてください。
    気軽に手に取ってもきっと面白いと思える未来が待っているはずです。

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    2025年08月03日
  • 宮本武蔵(1)

    匿名

    購入済み

    新旧の序文を読むと、連載中もその後も、いかに作者が世間の反響、人々への影響を意識し、責任と重圧を感じていたかがうかがえますが、それも納得です。
    映画などでも有名な、関ヶ原の戦の跡からはじまるストーリーに引き込まれ、作者独特の詩情豊かな文体も相俟ってどんどん先を読み進めたくなります。

    #アツい #切ない #ドキドキハラハラ

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    2025年06月30日
  • 三国志(五)

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    メイントピックは赤壁の戦い。
    聞いたことはあったが詳細は知らなかった。

    魏と呉。それぞれの欲望と策略が交錯する灼熱の戦場。
    そして孔明がチェスの名手のように、戦局を、いや、人間の心を自在に操る。
    彼はあらゆる可能性を計算し、未来を予見する。
    あまりに天才すぎる。

    周瑜が倒れた後、劉備陣営に、孔明に加えて龐統というもう一人の天才が加わろうとしている。臥龍と鳳雛。

    二つの才能が合わさった時、一体何が起きるのか…。
    6巻も楽しみ。

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    2025年03月23日
  • 吉川英治 電子全集1

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    人形劇を思い出します

    昔、NHKの人形劇で三国志を観ていました。この本を読みながら武将それぞれの顔を思い浮かべながら読み進むのはなんとも楽しい経験です。

    #感動する #カッコいい #ドキドキハラハラ

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    2024年10月18日
  • 吉川英治 電子全集2

    匿名

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    壮大な歴史絵巻

    後漢末から三国鼎立に進む中で数多な英雄たちが綺羅びやかに生き生きと描かれていて何度読んでも読み飽きません。

    #ドキドキハラハラ #感動する #カッコいい

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    2024年10月18日
  • 三国志(八)

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    孔明の死によって三国志の物語が完結したという最終巻。呂布や董卓の頃とは大きく戦の形が変わって、知謀によって進むことから、勇猛な武将が少なくなってしまったという点は、少々寂しくもある。
    孔明の歿後、晋が統一するまでは淡々と描かれており、作者がいかに孔明に執心していたかがよくわかる。

    これほどまでに魅力的な歴史譚は世界でも皆無だといっても良いんじゃないだろうか。

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    2024年05月16日
  • 三国志(七)

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    劉備が病没するわけだが、それに至らしめた陸遜恐るべし。やはり呉は人材の宝庫。
    そして孔明の南蛮進行、神がかり的な勝利をおさめ続けて、もはや蜀に敵なしとすら思わせるに十分だった。そして満を持して北伐に挑む。
    世界にこれ程魅力的で壮大な物語があるだろうか。
    次巻いよいよ物語は終結、結果は知っているけどワクワクが止まらない。

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    2024年05月11日
  • 三国志(六)

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    六冊目にしてやっと三国が形を成してきた。
    孔明はいよいよ天才軍師ぶりを顕しつつ、魏から司馬懿、呉からは陸遜が登場。
    ついにクライマックスに向けて大きく物語が動き始める。
    しかしながら、老いてなお盛んな黄忠が堪らなく推しである。

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    2024年05月07日
  • 三国志(五)

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    赤壁の戦い、文章から戦場が目に浮かんだ。映画レッドクリフとは全然違うね、あれはアクション重視だし。それはそれで面白かったけど。
    しかし三国志一報われない男周瑜、孔明がいなければ、呉はもっと違う未来があったのかも。
    それだけ孔明はずば抜けてたんだな。

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    2024年04月30日
  • 三国志(四)

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    ついに登場、三国志一の英雄こと諸葛亮孔明。
    …なのに劉備の煮え切らないことと言ったらない。この巻は呉の話が結構あって、呉の将軍が最も好きな自分にはたまらない、特に呂蒙、程普、黄蓋が好き。
    赤壁まであと少し、いよいよ面白いが止まらない。

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    2024年04月24日
  • 三国志(三)

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    尊大な曹操がしっかりと書かれている。全くもって鼻持ちならない奴だけど最高のヒール。
    むしろ愚かしい袁紹の方がイライラする。
    劉備が生きてることをしった関羽、次巻はついに関羽の千里行、いよいよ近づいてくる赤壁の戦い、いよいよ三国志が一つのピークを迎える。

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    2024年04月19日
  • 三国志(二)

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    いよいよ各英傑のキャラが立ち始めた。
    特に呂布と曹操と張飛の身勝手ところ、劉備の清廉潔白過ぎるところにイライラする感じも三国志の良いところ。
    曹操に支えてる荀彧と郭嘉の反する進言をして、郭嘉のを取り入れるエピソードは好き。
    孫策も推しのひとりだが、彼に仕える程普、黄蓋も大好き、老将にしてなお逞しい。挙げればキリがないほど、三国志愛が止まらない。

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    2024年04月14日
  • 新編忠臣蔵(二)

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    いつかちゃんと知っておきたいと思っていた忠臣蔵をオーディブルで聴き終えた。本も良く、ナレーターの語りも実に良かった。

    話の内容については、これからの人生の中で、いろいろと考えることもあるだろうと思う。
    長く語り継がれてきただけのことはある。

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    2023年11月22日
  • 新・平家物語(六)

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    私は六巻が一番好きである。平家物語の番外編とも云える南海の孤島・鬼界ヶ島に流された俊寛らの現地暮らしがはじまる。俊寛の物語は能や人形浄瑠璃でも題材になっており、よく知られている。人の幸福とは何かを考えさせられる不思議な物語だ。
    そして義経。平泉から叔父・新宮十郎行家を頼り、那智に渡る。そこでひとりの老婆・さめと出会う。静かな暮らしは続かず、平家方の探索の手を逃れるため、都を目指す。さめが連れていってほしいと泣きつき、義経がそれを許すところが印象に残る。本当に優しい青年だよ、義経は。応援したくなるでしょ、これは。旅の中途で江ノ三郎を供に加え、都の仁王小路の一軒家で義経、鎌田正近、さめ、三郎の四人

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    2023年10月01日
  • 新・平家物語(五)

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    もちろん吉川英治は愛国者である。戦前は 「宮本武蔵」 などの作品群で国民を鼓舞し、勇気を与えた。また保守・右翼界の人たちとの交流もあったようである。しかし思想で固まっていた人ではない。左翼の学者から教えを請うようなこともあり、自らの座右の銘である「我以外皆我師」の実践者でもあった。そんな彼にとって、敗戦は例えようもない挫折であったろう。実際にGHQによって公の場からの追放の憂き目をみる。多少とも愛国的であるとされた人間はそういう扱いを受けた時代である。復帰して書かれた本作品の平家は"悪"に描かれていない。悪だから負けたのか?そんなわけはない。この物語の底流にある無常観には吉

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    2023年10月01日
  • 新・平家物語(三)

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    本作品は"国民作家"吉川英治の代表作で、昭和25年から32年まで「週刊朝日」誌に連載された。25年はまだGHQ占領時代で、娯楽も少なかったこともあって、日本的な美意識や生き様を描いた本作は大変な評判を集めることになった。その盛り上がりは昨今のベストセラーの比ではなかったようだ。来年の大河ドラマは平清盛を主人公に据えることが決まっているし、本書の注目度も上がるかもしれない。平家物語を描いた作品には、ほかに橋本治や宮尾登美子らの手になるものがある。平家作品が増えるのはファンとしては大歓迎であるが、その中でも本書の輝きは図抜けていると云える。

    第三巻は平治の乱の決着とその戦後処

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    2023年10月01日
  • 三国志(八)

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    2回目の再読。歴史小説として純粋に面白く、2週間で全巻読破。改めて、三国志の主役は劉備ではなく、孔明(と曹操)であることを認識。

    ・「三国志」は晋の時代に陳寿により記された魏、呉、蜀の国別の史書の総称。基本は史実をまとめた本だが、多少の虚構あり。その後、明の時代に、「三国志」やその他の伝承本等をもとに歴史物語として作られたのが羅貫中の「三国志演義」。こちらは7割が事実で3割が虚構とも言われている。「吉川三国志」は「三国志演義」をもとに、日本人向けに一部脚色も加えながら書かれたもの。

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    2023年08月26日
  • 三国志(一)

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    今まで読んできた三国志より、非常に読みやすかった 登場人物の紹介がないことで、その人物がどのような体型でどのような性格なのかができた

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    2023年05月01日
  • 三国志(八)

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    最終巻は、諸葛孔明の章といえる。
    戦の天才でありながら、平凡であることに誇りをもち、劉備玄徳の願いを実現することだけを考えつづけた真っ直ぐさに感銘を受けた。
    吉川英治の三国志、大作であり時間がかかってしまったが、読むことができてよかった。

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    2023年01月07日