吉川英治のレビュー一覧

  • 三国志(三)
    尊大な曹操がしっかりと書かれている。全くもって鼻持ちならない奴だけど最高のヒール。
    むしろ愚かしい袁紹の方がイライラする。
    劉備が生きてることをしった関羽、次巻はついに関羽の千里行、いよいよ近づいてくる赤壁の戦い、いよいよ三国志が一つのピークを迎える。
  • 三国志(二)
    いよいよ各英傑のキャラが立ち始めた。
    特に呂布と曹操と張飛の身勝手ところ、劉備の清廉潔白過ぎるところにイライラする感じも三国志の良いところ。
    曹操に支えてる荀彧と郭嘉の反する進言をして、郭嘉のを取り入れるエピソードは好き。
    孫策も推しのひとりだが、彼に仕える程普、黄蓋も大好き、老将にしてなお逞しい。...続きを読む
  • 新編忠臣蔵(二)
    いつかちゃんと知っておきたいと思っていた忠臣蔵をオーディブルで聴き終えた。本も良く、ナレーターの語りも実に良かった。

    話の内容については、これからの人生の中で、いろいろと考えることもあるだろうと思う。
    長く語り継がれてきただけのことはある。
  • 新・平家物語(五)
    もちろん吉川英治は愛国者である。戦前は 「宮本武蔵」 などの作品群で国民を鼓舞し、勇気を与えた。また保守・右翼界の人たちとの交流もあったようである。しかし思想で固まっていた人ではない。左翼の学者から教えを請うようなこともあり、自らの座右の銘である「我以外皆我師」の実践者でもあった。そんな彼にとって、...続きを読む
  • 新・平家物語(三)
    本作品は"国民作家"吉川英治の代表作で、昭和25年から32年まで「週刊朝日」誌に連載された。25年はまだGHQ占領時代で、娯楽も少なかったこともあって、日本的な美意識や生き様を描いた本作は大変な評判を集めることになった。その盛り上がりは昨今のベストセラーの比ではなかったようだ。来年の大河ドラマは平清...続きを読む
  • 新・平家物語(六)
    私は六巻が一番好きである。平家物語の番外編とも云える南海の孤島・鬼界ヶ島に流された俊寛らの現地暮らしがはじまる。俊寛の物語は能や人形浄瑠璃でも題材になっており、よく知られている。人の幸福とは何かを考えさせられる不思議な物語だ。
    そして義経。平泉から叔父・新宮十郎行家を頼り、那智に渡る。そこでひとりの...続きを読む
  • 三国志(八)
    2回目の再読。歴史小説として純粋に面白く、2週間で全巻読破。改めて、三国志の主役は劉備ではなく、孔明(と曹操)であることを認識。

    ・「三国志」は晋の時代に陳寿により記された魏、呉、蜀の国別の史書の総称。基本は史実をまとめた本だが、多少の虚構あり。その後、明の時代に、「三国志」やその他の伝承本等をも...続きを読む
  • 三国志(一)
    今まで読んできた三国志より、非常に読みやすかった 登場人物の紹介がないことで、その人物がどのような体型でどのような性格なのかができた
  • 三国志(八)
    最終巻は、諸葛孔明の章といえる。
    戦の天才でありながら、平凡であることに誇りをもち、劉備玄徳の願いを実現することだけを考えつづけた真っ直ぐさに感銘を受けた。
    吉川英治の三国志、大作であり時間がかかってしまったが、読むことができてよかった。
  • マンガ 三国志Ⅰ 劉備と諸葛孔明
    映画レッドクリフや三国無双などで三国志に少し触れたことのある人にとっては手軽に三国志の世界を味わえる一冊になっています。
    横山光輝氏の三国志とは少し解釈が違っているので、そういう考え方かぁっていう表現もありましたが、内容が絞られれているの非常に読みやすく、まとめられていまいした。
  • マンガ 三国志Ⅱ  赤壁の戦いと三国の攻防
    三国志の有名なコンテンツ、ストーリーをピックアップして漫画にしているので、三国志初心者としては非常につかみやすい本でした。
    三国志というと、横山光輝氏の三国志か、コーエーの三国志、三国無双などのゲームしかなじみがなかったので、短くスーッと読める教養本として必読です。
  • 三国志(一)
    董卓ってゲームの三国無双は全く使えないおデブちゃんの印象やったけどやっぱり全く使えないおデブちゃんやった。
  • 新・平家物語(十四)
    壇ノ浦の戦いにのぞむ平家の人々、源義経。
    一ノ谷に続いて屋島の戦いでも勝利を収めた義経も、憎むべき長年の宿敵と思っていた平家が女子どもも連れた大所帯であるのを見て、一人残さず討ち滅ぼすべきなのかと思うようになっていた。
    平家の中にも、一門すべて運命を共にするべしと思う人、幼帝や女院だけでも生き延びて...続きを読む
  • 三国志(八)
    いえいややっぱりおもろいです、何度読んでも。
    こういうエンターテインメント、やっぱり皆好きなんでしょう、当方もご多分に漏れずですけれども。
    解説で曹操と孔明の話、と整理されていましたが、その通りかと。でも個人的には、悪役的要素も兼ね備えている曹操が一番面白いキャラかと。
    またいつか再読するんやろうな...続きを読む
  • 三国志(七)
    物語として考えた時、曹操というキャラが本作の本当の主人公という気がする。
    曹操亡き後、もぬけの殻ではないけれども、若干あっさりした感じでストーリーが進んでいる。
  • 三国志(一)
    いろんなことが学べる。

    特に玄徳が部下の裏切りにあっても、人間の善性や信義を信じ抜くことに感動する。

    また、玄徳の死後、玄徳の悲願を実現しようとする孔明の信念にも感動した。

    人間、こうありたいと思った。
  • 三国志(六)
    既に話の行く末を知っている前提で読み返すと、玄徳を中国の人も好きなんだろうと推察す。
    そして日本の人間もおそらく一番好意を寄せる為政者かと。アジアを感じまする。
  • 三国志(五)
    赤壁の戦いも一つのクライマックスではあるが、あくまでお話全体の中の一つに過ぎないこと、よく分かります。
    また、やはり本作は良き物語に共通して言える「口伝」であろうことが容易に想像つきます。多くの聞き手はやんやの大騒ぎだったんだろうなぁ。
  • 三国志(四)
    遂に諸葛亮孔明登場。
    ほんと良く出来た娯楽読物です、そりゃ昔から皆大好きでしょう。かなり多くのキャラが登場しますが、個性豊かなだけでだけなく、無理なくストーリー展開するところが偉大なり。
  • 三国志(三)
    私の友人によれば、中国の人が一番好きなキャラは関羽らしい。
    そういう点に魅かれるのか?具体的にはよく分からないんですが、納得はできます。