三国志(六)

三国志(六)

880円 (税込)

4pt

赤壁の大敗で、曹操は没落。かわって玄徳は蜀を得て、魏・呉・蜀三国の争覇はますます熾烈に――。呉の周瑜、蜀の孔明、両智将の間には激しい謀略の闘いが演じられていた。孫権の妹弓腰姫と玄徳との政略結婚をめぐる両者両様の思惑。最後に笑う者は、孫権か、玄徳か? 周瑜か、孔明か? 一方、失意の曹操も、頭角を現わし始めた司馬仲達の進言のもとに、失地の回復を窺う。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

三国志 のシリーズ作品

1~8巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~8件目 / 8件
  • 三国志(一)
    880円 (税込)
    日本では卑弥呼が邪馬台国を統治する頃、中国は後漢も霊帝の代、政治の腐爛は黄巾賊を各地にはびこらせ、民衆は喘ぎ苦しむ。このとき、楼桑村の一青年劉備は、同志関羽、張飛と桃園に義盟を結び、害賊を討ち、世を救わんことを誓う。――以来百年の治乱興亡に展開する壮大な世紀のドラマ。その華麗な調べと哀婉の情は、吉川文学随一と定評のあるところである。
  • 三国志(二)
    880円 (税込)
    黄巾賊の乱は程なく鎮圧されたが、腐敗の土壌にはあだ花しか咲かない。霊帝の没後、十常侍に代って、董卓が権力の中枢に就いた。しかし、群雄こぞっての猛反撃に、天下は騒然。曹操が起ち袁紹が起つ。董卓の身辺には、古今無双の豪傑呂布が常に在り、刺客さえ容易に近づけない。その呂布が恋したのが、董卓の寵姫貂蝉。傾国という言葉は「三国志」にこそふさわしい。
  • 三国志(三)
    880円 (税込)
    黄巾賊の乱より十年、天下の形勢は大いに変っていた。献帝はあってなきものの如く、群雄のうちにあっては、曹操が抜きんでた存在となっていた。劉備玄徳は、関羽、張飛を擁するものの一進一退、小沛の城を守るのみ。打倒曹操! その声は諸侯の間に満ち、国舅董承を中心に馬騰、玄徳など七人の謀議はつづく。誰が猫の首に鈴をつけるのか。――選ばれたのは、当代一の名医吉平。
  • 三国志(四)
    880円 (税込)
    乱世の姦雄を自称し、天下を席捲した曹操も、関羽には弱かった。いかな好遇をもってしても、関羽の心を翻すことはできない。玄徳を慕って千里をひた走る関羽。そして劇的な再会。その頃、兄孫策の跡を継いだ呉の孫権は、恵まれた自然と豊富な人材のもと、国力を拡充させていた。失意の人玄徳も、三顧の礼をもって孔明を迎えることができ、ようやく天下人として開眼する。
  • 三国志(五)
    880円 (税込)
    新野を捨てた玄徳は千里を敗走。曹操はなおも追撃の手をゆるめない。江夏にわずかに余喘を保つ玄徳軍に対し、潰滅の策をたてた。天下の大魚をともに釣ろう、との曹操の檄は呉に飛んだ。しかし、これは呉の降参を意味する。呉の逡巡を孔明が見逃すはずはない。一帆の風雲に乗じ、孔明は三寸不爛の舌をもって孫権を説き伏せる。かくて赤壁の会戦の大捷に導き、曹操軍は敗走する。
  • 三国志(六)
    880円 (税込)
    赤壁の大敗で、曹操は没落。かわって玄徳は蜀を得て、魏・呉・蜀三国の争覇はますます熾烈に――。呉の周瑜、蜀の孔明、両智将の間には激しい謀略の闘いが演じられていた。孫権の妹弓腰姫と玄徳との政略結婚をめぐる両者両様の思惑。最後に笑う者は、孫権か、玄徳か? 周瑜か、孔明か? 一方、失意の曹操も、頭角を現わし始めた司馬仲達の進言のもとに、失地の回復を窺う。
  • 三国志(七)
    880円 (税込)
    「三国志」をいろどる群雄への挽歌が流れる。武人の権化ともいうべき関羽は孤立無援の麦城に、悲痛な声を残して鬼籍に入る。また、天馬空をゆくが如き往年の白面郎曹操も、静かな落日を迎える。同じ運命は玄徳の上にも。――三国の均衡はにわかに破れた。このとき蜀は南蛮王孟獲に辺境を侵され、孔明は五十万の大軍を南下させた。いわゆる七擒七放の故事はこの遠征に由来する。
  • 三国志(八)
    880円 (税込)
    曹真をはじめ多士済々の魏に対して、蜀は、玄徳の子劉禅が暗愚の上、重臣に人を得なかった。蜀の興廃は、ただ孔明の双肩にかかっている。おのが眼の黒いうちに、孔明は魏を叩きたかった。――かくて祁山の戦野は、敵味方五十万の大軍で埋まった。孔明、智略の限りを尽くせば、敵将司馬仲達にもまた練達の兵略あり。連戦七年。されど秋風悲し五丈原、孔明は星となって堕ちる。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

三国志(六) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    六冊目にしてやっと三国が形を成してきた。
    孔明はいよいよ天才軍師ぶりを顕しつつ、魏から司馬懿、呉からは陸遜が登場。
    ついにクライマックスに向けて大きく物語が動き始める。
    しかしながら、老いてなお盛んな黄忠が堪らなく推しである。

    0
    2024年05月07日

    Posted by ブクログ

    既に話の行く末を知っている前提で読み返すと、玄徳を中国の人も好きなんだろうと推察す。
    そして日本の人間もおそらく一番好意を寄せる為政者かと。アジアを感じまする。

    0
    2022年08月23日

    Posted by ブクログ

    去年から読みだして、いよいよ6巻。
    曹操が魏王になり、玄徳が蜀を得て漢中王になる。
    魏・呉・蜀、まさしく三国志って感じになってきた。
    曹操も玄徳も人間味を見せて入るけれど、やっぱり玄徳の義の人柄に惹かれるよな。やっぱり、今の世の中、独裁強権政治には嫌気を感じる。
    武漢とか成都周辺に聖地巡礼ツアーに行

    0
    2022年04月22日

    Posted by ブクログ

    劉備率いる蜀の陣容は、関羽、張飛、趙雲に加え馬超、魏延、黄忠、馬良など、いよいよ役者揃いの模様。
    こうした武将たちが魏、呉を相手に立ち向かうシーンは読んでてわくわくした。そしてこの役者たちを最大に活かすのが、軍師諸葛孔明。最高の作戦は勝利に欠かせない。相手の戦力分析もまことに鋭く、的を射ている。

    0
    2020年05月16日

    Posted by ブクログ

    ようやく劉備が蜀を治め、一国の王となる。馬超もついに帷幕に入り、重厚な陣容となってきた。黄忠と厳顔のお年寄りコンビの活躍は一読の価値あり。龐統の死は残念。

    0
    2019年10月18日

    Posted by ブクログ

    魏の曹操、赤壁の痛手より西涼州の馬騰をもって蜀にあたろうとするも、途中馬騰は曹操に首を切られる。
    孔明の活躍で蜀が盛り返し、魏・呉・蜀、ますます三国の力強大となる。

    0
    2018年01月05日

    Posted by ブクログ

    自分はどの武将に憧れるか。それは何故か。そんな風に掘り下げて自分を見つめ直しながら読むのも一興。但し、誰しも諸葛孔明に憧れるのではないだろうか。少なくとも自分はそうで、それはやはり、描かれ方が圧倒的であるという事も大きい。趙雲や張飛、関羽、黄忠。味のある登場人物が多い。読めば読むほど、のめり込む事請

    0
    2015年06月26日

    Posted by ブクログ

    面白い!!!!!

    「人と人との応接は、要するに鏡のようなものである。驕慢は驕慢を映し、謙遜は謙遜を映す。人の無礼に怒るのは、自分の反映へ怒っているようなものといえよう。」

    「百計尽きたときに、苦悩の果てが一計を生む。人生、いつの場合も同じである。」

    0
    2013年06月26日

    Posted by ブクログ

    劉備玄徳、未だ領土を持たず。
    しかし、彼の周りには人が集まる。

    よく言うには、
    曹操は天の時を、孫権は地の利を、そして劉備は人の和を得たと。


    集う、人たちの物語。

    0
    2011年01月30日

    Posted by ブクログ

    羅貫中の三國演義をもとにした小説の名作である。古風ゆかしく美しい文章は読みやすく、物語の世界に読者を引きずり込む力がもの凄い。私は学生の時に読んだが、大げさでなく寝食を忘れるようにして1巻から8巻までを一気に読んでしまった。
    なお第6巻は、劉備が漢中王になるところまで。

    0
    2009年10月04日

三国志(六) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

三国志 の関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

吉川英治歴史時代文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

吉川英治 のこれもおすすめ

三国志 に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す