吉川英治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こよいの霧はすべて血か。
濃霧の中激戦となった永禄四年、第四次川中島の戦いを焦点に、歴史小説の大家吉川英治が読ませます。上の文は、合戦を終えて主従二人で合戦上を引き上げるときの謙信の心情。ゾクっときた。
英雄の心事は英雄のみが知る。
好敵手であった信玄と謙信。
謙信が単騎、信玄の陣中に斬り込み、信玄との一騎打ちを果たすシーンはドラマチックで読み応えたっぷり。
この永禄四年ごろは後の天正(信長が天下をとった時代)、慶長(関ヶ原のころ)などの時代より、もっともっと人間が骨太で荒肝だったという。
戦は人の力によるもの。だから戦国は人を磨く。
謙信の言葉「死中生有り、生中生無し」。
文武両道、 -
Posted by ブクログ
戦国時代にならび、伝説・逸話が多く残り、人々に愛されるヒーロー・ヒロインが一気に登場する源平時代。NHKの人形劇もなかなか良かった。言わずと知れた大河ドラマや人形劇の原作、しかしそれ以前に平家物語といえば吉川英冶先生の『新平家』。平安末期〜鎌倉初期は教科書眺めるだけでも濃厚で十分面白い時代だが、平家物語を一通り読み、この『新平家』を読むと、この時代の虜となるはず。源平合戦・関ヶ原・明治維新(日本史3大イベント・私の独断と偏見による)中、事実か伝説か分からない微妙な古さが読者の想像力・妄想欲?をかきたてる。美化しやすい時代。歴史のうねりに成す術なく飲み込まれる者、抗い滅す者、巧みに利用する者、運
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匿名
ネタバレ 購入済み石舟斎へ挑戦すべく柳生の里へ向かう武蔵を中心に登場人物らが躍動する。お通も又八も朱美も、それぞれに情念を燃やす。そしていよいよ、傲岸不遜な佐々木小次郎が登場。