吉川英治のレビュー一覧
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あおい輝彦が声やってる三国志のアニメを観たので、内容はだいたい同じなのですが、この漫画は注釈が勉強になりました。
巻末の解説も面白かったです。
三国志は「正史」「三国志演義」とあって、「正史」は魏の陳寿が書いた当時の現代史で、魏の正統性を書いているのですが、陳寿は蜀の出身でもあるので、蜀や諸葛亮のことを良く書いている。また、「演義」は蜀のことを良く書いていて、特に諸葛亮を天才軍師、また関羽を神格化しているとのこと。横浜中華街とかに関羽像がある理由がわかったような気がしました。
そう考えると、この漫画では関羽は張飛と同じ扱いで、劉備が主人公にしていると考えるのもとても味わい深いなと思いました。同じ歴史をどの目線で描くとどうなるのか、考えてみる機会になりました。 -
Posted by ブクログ
真の主人公である孔明が、八面六臂の大活躍。単騎、決死で阿斗を救う趙雲と長坂橋で守護する張飛の活躍は胸熱く、赤壁の攻防に向けて、権謀術数を駆使する周瑜の怒涛の勢いが心地よい(完全に孫権の影が薄くなってる(笑))。
智謀では孔明に劣っても、人間臭さと傲慢さが残る周瑜の活躍が楽しい。
吉川三国志は小刻みに、ゆっくり楽しんで読んでいます。登場人物が多過ぎて、主要キャラ以外はノリでやり抜くしかない。孔明がチートレベルに完璧過ぎるのは、三国志の性なのか(笑)
後書き解説でも触れてある、映画「レッドクリフ」をとても見たくなってきました。
#三国志 #吉川英治 #赤壁の戦い #周瑜 #孔明 #趙雲 #レッドクリフ #胸躍る #時代小説 -
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義経を斬れ。義兄頼朝から冷酷な沙汰が発され、平家討伐の功労者義経は途端に追われる身となる。家臣を愛し、静御前を愛し、何とかして兄の誤解を解こうと奮闘する義経の想いは届かなかった。弁慶など少数の仲間と逃亡生活を送る彼は、今何を思うのだろうか。
後半は静御前。義経の子を身籠っていると判明した彼女だが、義経誘き寄せの囮にされ、白拍子として舞を踊らされ、子が男児であると判明した途端、子を由比ヶ浜の海中に沈められた。義経と頼朝の対立が無ければ、こんな悲しい運命を歩まなくても良かったのにと、悲しい気持ちになった。
また、話の中で、麻鳥や西行といった武門から外れた人物の視点も入り、権力の移り変わり・終わることの無い争乱の虚しさを描いている。世間が荒れる時、常に苦境に立たされるのは平民である事は、現代にも変わらぬ真理である。
次巻でラストとなる。結末に期待したい。 -
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屈強で英傑な男たちがこの時代には世界中にいたんだな...
ひとりひとり弱いとこも多くありけりだけど…
今回絶対呂布がいなくなると勝手に予想してた
けれどさすがというのか、思ったら即行動!!タイプなとこは変わらないけど、強くなればなるほどまた周りを圧すると頭脳明晰な人が周りに集まってくる...呂布の周りにはいつも人がいっぱいいた
でももうダメだな
仲間内で割れてるわ、背くやついるわでどんどん孤立していって...いくら強くても無理やな〜
曹操と劉備の2人が団結するところは本当にやっとか...と思った
それにしてもまだまだ続く三国志
ちょっとずつ整理しながら読まないとな
とりあえず曹操と劉備、まだ呂布もだな...戦いを見守ってこう -
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屋島の戦いから、壇ノ浦の戦いに入るまでが描かれた巻。義経の戦略により屋島の戦いでも勝利を収めたが、忠臣である佐藤継信を失うなど、源氏方にもダメージが残る結果となった。
後半は平家方に焦点が当てられ、厳島参拝・彦島での出来事が描かれたが、総統である宗盛の暗愚さに辟易とした。物語上、彼を無能に描くしかない事は分かるが、他の兄弟を差し置いて何故彼が平家のトップを務めているのか疑問である。彼の猜疑心が時忠・原田を無力化させる結果となり、平家の足を引っ張っているのが現状で、過去のお人好し設定が鳴りを潜めている。トップが無能だと、こうも組織の瓦解を招くのかと感じた。
次巻は壇ノ浦の戦い。悲劇的な末路を知っている上で、どう描かれているのか注目したい。 -
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前半は一ノ谷の合戦、後半は中将重衡の鎌倉下りが描かれている。一ノ谷の合戦では、院宣に欺かれた平氏が、義経率いる源氏に大敗を喫する。死者は源氏の方が多い位だと記載があったが、忠度や経正といった平家重臣達が悉く首になったことから、平家に大ダメージを与えた戦と言って過言は無い。和平を望む平家が、立身出世の為功を立てんと躍起になる源氏に「世を乱す朝敵」として討伐される様は、何とも皮肉である。戦後の処置含め、虚しさが残る場面であった。
後半は重衡。自ら平家の業を背負い、それでも源氏との和睦を果たさんとする姿勢に忠義を感じた一方、源氏繁栄の憂いとして義仲の子義高を躊躇なく首にした頼朝の冷酷さに、今後源氏と平氏が和睦する可能性が無き事に寂しさを覚えた。
次巻は屋島の戦いに移るのか。重衡の処遇はどうなるのか。頼朝の背後にいる北条政子・時政親子の存在感は高まるのか。期待。 -
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前巻と変わらず、木曾義仲と平家に焦点が当てられている。平家は遂に都から去り、再起を誓い西国へ去った。後白河上皇にしてやられた宗盛は、その余りにお人好しな性格からかえって求心力がある側面もあるが、池頼盛の扱いや上皇との駆け引きを誤るなど、重要な政治局面を任せられない面が見られる。清盛亡き後、平家自体の結束は強まったが、力不足感は否めない。
一方で木曾義仲は遂に上洛し、官位も賜るまで勢力を伸ばした。しかし、葵と山吹の対立・新宮十郎行家との微妙な関係・頼朝への敵意など、源氏内における火種が山積みである。更に智略を得意としていない義仲は、後白河上皇の掌の上で転がされており、義仲の時代はそう長く続かない事を暗示させる。
平氏も義仲も問題を抱える中、後の天下人頼朝がどう関わってくるのか。義経はいつ再登場するのか。次巻に期待。