吉川英治のレビュー一覧

  • 三国志(三)

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    本巻の見所はなんと言っても曹操の関羽に対するのめり込みようであろう。男が男に惚れるということはこういうことを言うのであろう。また袁紹の優柔不断ぶりというか甘さはおぼっちゃま君の典型である点も人間を描いているという点では見逃せない。

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    2020年05月21日
  • 私本太平記(八)

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    湊川の戦いで、楠木正成らは壮絶な最後を遂げる。
    その後、足利尊氏、足利直義、高師直、などなど足利一族、南朝方との権力に取り憑かれた抗争が続いていく。

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    2020年01月04日
  • 三国志(七)

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    関羽、曹操、玄徳、張飛が亡くなり蜀の孔明の軍師ぶりが目立ってくる。蜀という不利な地形、軍力が無いのに戦略で勝っていくところは見習うべきものがある。出師の表、刎頸の交わり、趙雲、馬超、孫権、曹丕、諸葛瑾、孟獲、夏侯淵と志士が多く出てくる。結末はどうなるのであろうか?

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    2020年01月03日
  • 私本太平記(七)

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    足利尊氏は九州に上陸後、菊池党らを破り、勢力を立て直す。ついに、足利尊氏も、持明院党の光厳上皇から院宣を賜わり、自らも官軍となり、西国の諸将を集め、大軍にて西上していく。
    一方、京都では、後醍醐帝を中心とした公卿らが、我が世の春を謳歌しており、新田義貞も、勾当内侍を帝から賜っていた。
    楠木正成は、足利尊氏との和睦を帝に進言するも聞き入れられず、圧倒的兵力差のなか、死を決意して、戦いに臨む。

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    2020年01月03日
  • 私本太平記(六)

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    建武新政への不満から、大塔宮を中心とする公卿方と足利尊氏は、対立を避けられなくなる。
    大塔宮暗殺のあと、足利尊氏は、新田義貞を中心とする後醍醐帝の勢力に敗北を喫し、九州に逃れていく。
    佐々木道誉の人を食ったような動きに圧倒されるとともに、足利尊氏と楠木正成らの互いに惹かれ合う関係が面白い。

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    2019年12月30日
  • 私本太平記(五)

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    足利高氏は佐々木道誉らと入洛し、六波羅探題を滅亡させ、関東では犬猿の仲である新田義貞も高氏と呼応して挙兵、高氏の子、千寿王も参陣、ついに鎌倉幕府は滅亡した。
    赤橋守時、北条高時らの最後の場面は、敗者の哀れを感じる。
    建武新政は、偽綸旨が横行し、公卿たちが専横しだし、不平不満が高まっていく。
    このようななか、護良親王、千種忠顕、新田義貞らと足利尊氏らとの溝が深まっていく。

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    2019年12月25日
  • 私本太平記(四)

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    後醍醐帝は隠岐島の幽閉を逃れ、船上山へ。
    楠木正成は、幕府からの大軍を相手にして、千早城にて一歩もひかず、戦いを続ける。
    そして、ついに北条高時、幕府は、足利高氏を倒幕軍として、妻子を人質にとり、派遣するが、
    足利高氏は、ついに、新田義貞らと、呼応し、倒幕に立ち上がる。
    高氏と藤夜叉、道誉とのものがたりが、また心をうつ。切ない。

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    2019年12月23日
  • 私本太平記(三)

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    元弘の乱が興り、楠木正成が満を辞して、ついに立ち上がる。
    楠木正成に対し、佐々木道誉が後醍醐帝と北条高時の間を自由に動き回る。決して愛すべきものではないが、動乱期における魔物なのであろうか。

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    2019年12月22日
  • 私本太平記(二)

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    帝を立てての反乱に破れた日野俊基、日野資朝の悲劇とともに、楠木正成一族も描かれる。
    正成の妹卯木、服部元成もその哀れな運命から目が離せない。将来の観阿弥と思われる子供の妊娠も推察される。
    天皇の御謀反と言われる元弘の乱が勃発する。

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    2019年12月20日
  • 私本太平記(一)

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    後醍醐帝、執権北条高時の御代、まだ18歳の若殿足利又太郎高氏が京都に颯爽と登場し、この長いものがたりは、始まった。
    足利七代家時の置文を目にして、若き高氏は、祖先の志をつぎ、時の悪政を正し、また大いに家名を輝かさんと誓う。
    婆娑羅であり、今後も高氏と共にキーマンとなる佐々木道誉がどう動くのか、目が離せない。

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    2019年12月18日
  • 三国志(四)

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    本巻では曹操の強さと玄徳が三顧の礼で迎えた諸葛孔明の登場で三国の関係が変わってきそうな予感がする。玄徳と関羽、曹操と袁紹の対決、母上の大切さ、軍師の存在の貴重さ、等群雄が割拠して先が読めない。五巻以降が楽しみである。

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    2019年10月22日
  • 三国志(二)

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    とある作家さんの影響で呉の孫策推しなので、なかなか楽しめた笑。彼が長命だったらその後の状況は全然違ってたんだろうなあ…と意味の無いことを考えてしまう。

    曹操は人気があるのも分かるなあ。自己中なとこもあるけど、逆に人間味があっていい。そもそも実在の人物だしね。

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    2019年10月04日
  • 新書太閤記(八)

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    信長の死後、毛利家との和睦、明智光秀を討ち、清洲での信長の後継者問題を解決。
    獅子奮迅の活躍の秀吉。
    遂に、秀吉の前に天下への道が拓かれてゆく。
    己の持てる力を全て出し、己の力で己の道を切り拓いてゆく秀吉の姿が逞しく見える。

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    2019年07月01日
  • 新書太閤記(六)

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    破竹の勢いを示す織田信長。
    武田家も滅ぼした。
    怖いものは無い。
    天下統一へ向け、障害となるのは、中国の毛利一族だけ。
    だが、これは、信長の最晩年であった。
    本能寺の変。
    明智光秀による伏線が張られていた。
    天下を虎視眈々と狙う信長。
    信長を虎視眈々と狙う光秀。
    日本が大きく変わろうとしていた。

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    2019年05月06日
  • 脚

    購入済み

    変化

    主人公が、世の中をみながら、自身の考えや、行動が変わっていく様が面白かった。幕末の混乱期。自身がどう行きていくか。人の脚の流れを感じながら、私自身も社会の中に飛び込んだ時を思い出せてもらった一冊でした。

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    2019年04月09日
  • 新書太閤記(四)

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    遂に、室町幕府が崩壊。
    信長が天下統一の第一歩を踏む。
    この巻は、ほぼ、信長が主役。
    藤吉郎も信長から貰った、羽柴秀吉という名前で、世に踏み出した。
    一国の主になっても、秀吉の変わらない姿に好感が持てる。

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    2019年03月15日
  • 黒田如水

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    黒田官兵衛(1546~1604)の半生。
    以下、本書より葉室麟氏による巻末の解説。

    私は中学三年の時に左足の膝を悪くして入院し、そのまま受験して高校入試は合格したものの出席日数が足らず、一年間、休学した。
    同級生から取り残され、復学してからも武道の実技はできず、その時間は武道具庫で面や小手、胴などの整理をして過ごした。
    汗臭く薄暗い武道具庫で板敷の床に座って、小さな窓から差し込む日差しを眺めた。

    思春期特有の孤独感や前途への不安が胸にあった。
    その頃、『黒田如水』を読んだ。
    窓から藤の花が見えた訳ではない。
    しかし、いつか自分も官兵衛のように藤の花を見る事があるのではないか、という思いはあ

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    2019年03月04日
  • 新・平家物語(十六)

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    最終巻は前巻以前と比較して話の展開が早く、ある意味“後日談”のようになっている。

    結局のところ、頼朝もいつか来た道を辿るという、人間の愚が強調されているが、その中にも、幾ばくかの良心が存在することを吉川は示したかったのだろう。

    それを、義経とその郎党、阿部麻鳥、あるいは富樫泰家に代弁させているのではないか。

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    2019年03月01日
  • 新・平家物語(十五)

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    全巻で平家が滅亡したので、迫力のある合戦の描写はない。

    ここから先は義経の悲劇がメインなので読むのも辛い内容かと思ったが、案外楽しめた。

    結局のところ、「清盛 vs 後白河」から「頼朝 vs 後白河」の権力を巡る策謀の仕合へと変わっただけか。

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    2019年02月25日
  • 新書太閤記(三)

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    信長が全国で名を馳せていく中で、策士ぶりをいかんなく発揮し、織田家の中でも台頭してきた藤吉郎秀吉。
    信長の命に粛々と従い、周りに何と言われようが、我を貫き通す姿は清々しいものがあった。
    こんな強さが無ければ、全国統一など、夢のまた夢だったのだろう。

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    2019年02月24日