吉川英治のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
宮本武蔵の様々な苦闘、葛藤が描かれるが、この巻においては武蔵の旧友(?)又八やその母、吉岡一門やそして佐々木小次郎といった多士済々な登場人物が物語を彩り、非常に面白い。
この巻で印象に残ったのは虚無僧(作中で名前のある登場人物だが、ここでは伏せておく)の科白。自戒も込めてココに書き留めておきたい。「いっても、返らないことだが、四十だいほど、油断のならない年頃はない。自分だけが、いっぱし世の中も観、人生もわかったつもりで、少しばかりかち得た地位に思い上がって、ともすると、女に対しても、臆面のない振舞に出るものだから、おのれのような失敗を―運命の神から背負投げを喰わされるのだ。」 -
Posted by ブクログ
あおい輝彦が声やってる三国志のアニメを観たので、内容はだいたい同じなのですが、この漫画は注釈が勉強になりました。
巻末の解説も面白かったです。
三国志は「正史」「三国志演義」とあって、「正史」は魏の陳寿が書いた当時の現代史で、魏の正統性を書いているのですが、陳寿は蜀の出身でもあるので、蜀や諸葛亮のことを良く書いている。また、「演義」は蜀のことを良く書いていて、特に諸葛亮を天才軍師、また関羽を神格化しているとのこと。横浜中華街とかに関羽像がある理由がわかったような気がしました。
そう考えると、この漫画では関羽は張飛と同じ扱いで、劉備が主人公にしていると考えるのもとても味わい深いなと思いました。 -
Posted by ブクログ
真の主人公である孔明が、八面六臂の大活躍。単騎、決死で阿斗を救う趙雲と長坂橋で守護する張飛の活躍は胸熱く、赤壁の攻防に向けて、権謀術数を駆使する周瑜の怒涛の勢いが心地よい(完全に孫権の影が薄くなってる(笑))。
智謀では孔明に劣っても、人間臭さと傲慢さが残る周瑜の活躍が楽しい。
吉川三国志は小刻みに、ゆっくり楽しんで読んでいます。登場人物が多過ぎて、主要キャラ以外はノリでやり抜くしかない。孔明がチートレベルに完璧過ぎるのは、三国志の性なのか(笑)
後書き解説でも触れてある、映画「レッドクリフ」をとても見たくなってきました。
#三国志 #吉川英治 #赤壁の戦い #周瑜 #孔明 #趙雲 #レッ