吉川英治のレビュー一覧

  • 新・平家物語(四)

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    ついに平家の興隆期。平家にあらずは人にあらず。清盛51歳あたり。太政大臣に上り詰め、政治の実権を握るまでとなる。京都市中はかむろと呼ばれる警備隊が配備される。反目し始めるご白河法皇との対比が福原の港建設の国費の口約束でよく表現されている。度重なる台風、海難事故で、思うように進まない土木工事。そんな中、鞍馬寺から牛若丸が逃走。想定16歳。、熱田神宮で元服。一路、奥州藤原秀衡を目指す。この巻では、祇王、仏御前と清盛のお話や、常盤御前と牛若丸の再会など、男女、親子関係を丁寧に描写されているので、心が動かされる。

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    2022年03月12日
  • 新・平家物語(三)

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    平治の乱の大詰め、熊野詣の留守を好機と観て、源義朝挙兵。わずが半日で鎮圧される源氏。その後次々と捕縛される中、源義平のエピソードと最後は無念でしかない。ここでようやく常盤御前とその子供たちも具体的に登場。後々義経も今はまだ、牛若丸として鞍馬寺へ、幽閉。源氏嫡子の頼朝も捕縛され、東国の伊豆へ。なんで西国ではなく源氏の本拠地に近い伊豆なのかな…と疑問が残る。この乱後、平家主導の政治がいよいよ本格的に始動して行くこととなる。この巻は武士だけでなく、脇役とも言える平民の欲望、欲求を男女問わずうまく情報として描写されており、決して泰平な世の中と言えない事をバランスよくまとまっている

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    2022年03月06日
  • 新・平家物語(二)

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    保元の乱が勃発。朝廷と院、貴族と貴族の争い武家は源平混合して各々の陣営につく。清盛はおそらく35歳〜40歳と推定。
    清盛の兄弟を中心に平家一門がそれぞれ世の中に出て行く。
    そして保元の乱後、重用される平家、冷遇される源氏。これは次の乱の発端となる

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    2022年03月01日
  • 新・平家物語(一)

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    清盛20代のお話。学友が犯罪者になったり、はたまた、別の友が出家したりするけれど、これって完全に伏線予感。平時忠ってあの名台詞の時忠?こんなきっかけで知り合うのか…と。比叡山の強訴に対抗する漢気のあるエピソードは若々しさがあるれている。それにしても、藤原家、天皇家、平家、源氏そこそこ登場人物すでに多い…完全に忘れていく。そして2巻は保元の乱から始まる予感。

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    2022年02月23日
  • マンガ 三国志Ⅱ  赤壁の戦いと三国の攻防

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    諸葛亮の策が見事だった赤壁の戦い。蜀の建国。それをピークに関羽・張飛・劉備の3人は寂しい最期を遂げていく。そして残された諸葛亮の戦い。入門編として分かりやすかった。吉川英治さんの三国志もじっくり読んでみたいと思った。

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    2021年12月18日
  • マンガ 三国志Ⅰ 劉備と諸葛孔明

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    三国志、断片的にしか読んでなかったけど、体型だって良く分かった。ただ、濃縮されているので淡々と進んでいく感がある。仕方ないかな。

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    2021年12月18日
  • マンガ 三国志Ⅰ 劉備と諸葛孔明

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    読み始めたら一気に読めた。小説で読んでたので、色々エピソードがすっ飛ばされてるのには違和感あったけど、概要を知ったり、記憶を呼び起こすにはとってもいい本。吉村版は長いし、それだけで挫折しちゃうけど、ほんと読まれ継がれてきたものだけあって面白いんだなぁ、なんで敬遠してたんだろ、高校生の時に知りたかった笑。こういうハードルを下げて興味の呼び水になってくれるもの、どんどん取り込んでいった方がいいなと痛感。後半も読むぞ〜

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    2021年09月25日
  • マンガ 三国志Ⅱ  赤壁の戦いと三国の攻防

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    三国志の結末が知れて良かった。諸葛亮孔明の活躍、後半の徐くんの重要な役割、鄧芝と言う武将を知れたこと、これからの仕事に何らかの力になると思う。

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    2021年09月12日
  • マンガ 三国志Ⅰ 劉備と諸葛孔明

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    初心者でも大丈夫でした
    難しいこともあったけど、劉備、関羽、張飛と諸葛亮孔明、曹操の関係性そして、魏・呉・蜀の力関係を知ることが出来た。

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    2021年09月11日
  • マンガ 三国志Ⅱ  赤壁の戦いと三国の攻防

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    マンガなのでサクサクと読んでいける。
    ストーリーにも、絵にも引かれながら、1、2ともあっという間に読んでしまった。
    細かい部分の把握はまだできていないので、何度かおさらいして、次は三国志の深い部分まで入っていきたい。

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    2021年08月12日
  • マンガ 三国志Ⅰ 劉備と諸葛孔明

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    2冊で三国志の全体像が知れる。

    ストーリーを知りたくて読んだけど、とても面白かった。ロマンに溢れている

    魏・呉・蜀の3国時代
    曹操、孫権、劉備の3人

    ・劉備、関羽、張飛の3人が交わす桃園の違い
    ・仁義固き兵士たち
    ・名軍師、諸葛孔明の戦略の数々
    ・孫子の兵法に倣った戦略

    似た顔や似た名前が多くて少し難しくも感じた(仕方ない)
    けど、これだけの全体像をわかりやすく学べる!
    とても良い!

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    2021年08月09日
  • 三国志(八)

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    これにて完結。全編通して読みやすく、面白かった。
    とはいえ、話のピークは劉備が蜀を建国する前後くらいかなぁ。英雄たちが次々と去っていき、趙雲に及んだ際は、孔明でなくてもため息が出る。
    日本の三国志観を固めたシリーズを読み終えられて、一満足。

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    2021年07月04日
  • 三国志(一)

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    生きている間に読みたい本を考えてた時に、一番最初に思いついたのが三国志だったので、読んでみた。
    他の方のレビューでもあった通り、とても読みやすかった。吉川さんの文体は思わず音読したくなるほど、リズムがいいように感じる。激動のシーンと個性的なキャラが次々と描かれていくので、読み出すと止まらない。読書が苦手な私でも、漫画を読むような感覚で読めた一巻だった。2巻はどんなキャラが出てくるのか楽しみ。

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    2021年06月22日
  • マンガ 三国志Ⅱ  赤壁の戦いと三国の攻防

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    ネタバレ

    諸葛孔明の唱えた天下三分の計を成就させ、漢王室の復興に向けて順調に勢力をつけていった蜀の劉備だが、関羽が呉の孫権に殺されたことで歯車が少しずつ狂っていった。張飛も寝返った部下に殺され、かたき討ちと呉の孫権に出兵するが敗北してしまう。私情のままに動いたために、魏を倒すどころかかたき討ちすらできずに劉備はこの世を去る。諸葛孔明は劉備に代わって魏を倒すことを誓い、優れた才略で着々と敵を倒していく。しかし「泣いて馬謖を斬る」の故事成語になった馬謖のミスにより長安侵攻の機会を失ってしまった。最期には病に倒れ、ついには劉備の夢を叶えることはできなかった。

    関羽・張飛が殺された後、劉備が諸葛孔明に従って無

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    2021年06月13日
  • マンガ 三国志Ⅰ 劉備と諸葛孔明

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    ネタバレ

    一般常識として三国志のストーリーくらいは知っておこうと思い、購入してみた。初めて三国志を読むにはよい本だったと思う。

    劉備・関羽・張飛は桃園の誓いで、義兄弟として天下をとることを誓った。3人は武術に優れ次々と敵を打ち破っていったが、強大な魏の曹操を倒すには優れた軍師が必要であった。そこで劉備は三顧の礼をもって諸葛孔明を味方につけることを果たした。軍勢では劣る蜀軍だが、諸葛孔明の優れた戦略で圧倒的な勢力の敵を蹴散らす様が爽快であった。

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    2021年06月13日
  • マンガ 三国志Ⅰ 劉備と諸葛孔明

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    三国志のファーストステップとしてとてもわかりやすい本。但し、登場人物が多いので、一人一人のエピソードが短かかったりする。それでも主要人物のメインストーリーや漫画ならではの表情の描写がとてもわかりやすい。

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    2021年06月06日
  • マンガ 三国志Ⅱ  赤壁の戦いと三国の攻防

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    三国志はレッドクリフの映画でのみの接点でしたが、諸葛孔明のその後も描かれておりとても面白かった。I巻よりもサクサク読み進められました!

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    2021年06月06日
  • 上杉謙信

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    謙信と信玄の川中島における一騎打ちの迫力もさることながら、物語の最後に描かれた「塩」のエピソードにしびれた、ふるえた。

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    2021年06月04日
  • 黒田如水

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    黒田如水となっているが、物語は黒田官兵衛のときのもの。
    大河ドラマの岡田准一が時折フラッシュバックした。

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    2021年06月03日
  • 宮本武蔵(6)

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    6巻は2人目の弟子との出会い、共に荒野を開拓していく。
    大自然を師匠とし、開墾の中で得られる苦労や失敗を修行と捉える生活はスケールが大きい。
    新たな環境で試行錯誤を重ね、得た知恵や深めた思想は生き生きしている。武蔵は失敗するほど、柔らかく謙虚になっていくように感じる。その一方で人に何を言われても自分が信じることを貫く強さをもつようになる。
    何事からも素直に学ぶ姿勢を持ちたいと思う。

    「水には水の性格がある。土には土の本則がある。その物質と性格に、素直に従いて、おれは水の従僕、土の保護者であればいいのだ」

    「富士山をごらん。あれになろう、これに成ろうと焦心るより、富士のように、黙って、自分を

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    2021年05月20日