吉川英治のレビュー一覧

  • 宮本武蔵(3)

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    「『われ事において後悔せず』何事にも自分の為したことは、後悔をしないというような高い境地へまで到達するには、まだまだこの身を、この心を不断に鍛え抜かなければ及ばない。」

    第3巻の武蔵の心情を表すもの。この後も武蔵の心情から成長を追っていきたい。

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    2017年09月11日
  • 宮本武蔵(2)

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    「今から小理屈は早い。剣は理屈じゃない。人生は論議じゃない。やることだ、実践だ。」

    第2巻の武蔵の心情を表すもの。この後も武蔵の心情から成長を追っていきたい。

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    2017年09月11日
  • 宮本武蔵(1)

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    「『偉大な生命になりたい。』単純な野望が、武蔵の若い胸を膨らませた。『人間と生まれたからには・・・』」

    第1巻の武蔵の心情を表すもの。この後も武蔵の心情から成長を追っていきたい。

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    2017年09月11日
  • 宮本武蔵(二)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    お甲の元を出たまではいいが、働くのも頼りない又八。剣の稽古でもしたら良いのにと個人的には思うのですが。
    自分が知らせなかったせいで人が死にかけている割には呑気に思えますし、
    遺品を届けようと思いついたのは良いのに、そのためにはお金を使っても良いという自己判断もまた酷い。
    しかも、そう決めるまでに既に使い込んでいるというのもまた
    又八らしいと言えば言えるのですが。

    対比して武蔵がどんどん成長しているのが、成長しすぎのようにすら思えます。
    ただの悪餓鬼だったのに、すっかり剣士へと成長し、上を目指していきます。
    本旨からは逸れますが、
    『何のために自分の貴重な時間をつぶして他人の貴重な時間を邪魔し

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    2017年07月05日
  • 宮本武蔵(1)

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    ネタバレ

    吉川英治先生の作品はいくつか読んではいますが
    宮本武蔵は初めて読みます。ついつい機会を逸しており、
    井上雄彦先生のバガボンドを読み返している今
    読み比べてみるのも良いかと思いやっと手に取りました。

    バガボンドは、タイトル通り野生の流浪者のような武蔵が魅力的で、
    原作を大胆に改変したり肉付けしたりという井上先生の手腕が
    また見物でもあります。
    原作の趣旨を滅茶苦茶にするような改変は別として、
    別の人が別の視点で、しかも別のメディアで焼き直すからには
    やはり独創性があって欲しいと思うので、
    バガボンドは大変素晴らしい作品だと思っています。

    吉川版宮本武蔵は、姉がおり天涯孤独ではありません。

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    2017年06月15日
  • 三国志(一) 桃園の巻(新潮文庫)

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    授業で三国志演義の白文を読んで、なにこれわからないと思ってから、いつか読まなきゃと思っていたので学生が終わる前にチャレンジしました。三国志はいくつもあって何を読んだらいいかわからなかったのですが、どうやらアタリを選んだようです!とってもおもしろい!創作が大きいとのことですが寧ろ読みやすければそれが嬉しいです。いままで三国志をマンガもアニメも映画もドラマも?何も見たことが無かったので、名前だけ知っている人がどんどん血を通わせていくのがすごく楽しいです。いまのところ、関羽がかっこよくて好きです。本当になにもストーリーを知らないので誰も死なないで欲しいです笑
    劉備が母親孝行だったり、3人の義兄弟の

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    2017年02月07日
  • 宮本武蔵(2)

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    ネタバレ

    武蔵は宝蔵院・小柳生の里来訪、その後伊勢へ。佐々木小次郎の登場、武蔵が吉岡道場への決闘を申し込む話の流れ。佐々木小次郎の登場の仕方が粋です。武蔵の武者修行はまだまだ続く。武蔵が色々な事を考え、剣術家として人間としてどのように成長していくのか?。当時の世相がよくわかる文章で、読んでいて非常に面白い。次巻も続けて読んでいきたいと思う。

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    2017年01月24日
  • 宮本武蔵(1)

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    ネタバレ

    吉川英治さんの著作を読むのは20数年ぶり。「剣豪」で有名な宮本武蔵がどのような一生を過ごしたのか興味を持ったのが選択理由。1巻目は世間知らずだった武蔵が関ヶ原の戦いを経て郷里に帰り、騒ぎを起こして沢庵和尚と知り合い、罰として3年間の幽閉を経て人間的に成長し、全国へ武者修行へ出る話の流れ。読み始めなので具体的な感想はない。ただ、3年間ひたすらあらゆる本を読んで人間的に成長するという点では「人間」武蔵の資質は良い物があったのだなと感嘆した。こうなると次の巻も読みたいが、本で読むか青空文庫で読むかは考え中。

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    2017年01月16日
  • 宮本武蔵(4)

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    積ん読チャレンジ(〜'17/06/11) 15/56
    ’16/08/19 了


    一乗寺下り松における武蔵と吉岡一門との一大決闘に向かってジリジリと物語が収縮していく様が、武蔵同様に読者にも緊張感を与えていて凄く良い。

    兄清十郎を凌ぐ実力を有するとされる吉岡伝七郎との果たし合い。
    どのような壮絶な戦いになるのかと思えば、その日のうちに申し込まれた果たし合いを遊郭の席を中座して、一撃の下に勝利を収めてくる。

    本阿弥光悦、吉野太夫との出会いを通じ、生きる上では張り詰めた気持ちばかりではなく適度に気持ちを緩める瞬間も必要だと気づく武蔵。

    下り松での決闘を前にしてお通さんと城太郎と会う

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    2016年08月21日
  • 宮本武蔵(7)

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    結末に向かう第七巻。

    ついにこの小説もラスト一巻となり、
    武蔵の周囲の人物、又八、朱美、お甲、城太郎、
    と言った人々にもそれぞれの結末が待っていた。

    佐々木小次郎との巌流島での対決に向け、
    武蔵の物語は収束へと向かいつつあるが、
    お通とは意外な縁が明らかになるも、
    やはりすれ違う。この期に及んですれ違う。
    二人の結末は果たしてどうなるのだろうか。

    そして誰もが結末を知っているであろう
    佐々木小次郎との巌流島での果し合いの
    決着はどのように描かれているのだろうか。

    この小説をネタバレ無しで読める私は幸せである。

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    2016年04月02日
  • 私本太平記(七)

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    尊氏、九州から反攻。
    僕にとっては、ここが太平記の最大の魅力の一つ。どうして尊氏が時勢の主役になれたのか。それも一年もかからずに。それだけ建武の新政は世に受け入れられなかったということなんだろうけど。それに気づかない後醍醐ってどうなのかなぁ。王として自らの理想のためには民をどれほど苦しめてもかまわないというわけだ。高邁な理想はいいけど、残念ながらそれを具現化する政治・行政能力は皆無だったんだよね。王様ってのはそういうものなんだけどさ。

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    2016年03月24日
  • 私本太平記(六)

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    建武の新政は脆くも崩れさるわけだけど、人間の根源的な私欲が引鉄になるんだなぁ。そも皇室が二党になったのだって後醍醐が皇太子を自分で決めたかったからだし、新政を崩壊に向かわせたのは、阿野廉子が自分の産んだ子を皇太子に立てたかったから。
    それにしても平安時代ならいざ知らず、自分では何にもできない公卿ばらが、天下を我がものと思える感覚がまったく理解できないんだなぁ。

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    2016年03月17日
  • 私本太平記(五)

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    鎌倉幕府滅亡。
    一般に映像化された作品では北条高時は酷い扱いになっているけど、高時がが暗愚だったから幕府が倒れたのではなく、構造的にもう「もたなかった」という視点で倒幕が語られる。鎌倉武士の矜恃も描かれているところは吉川先生ならでは。

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    2016年03月15日
  • 私本太平記(四)

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    後醍醐は隠岐を脱出して船上山へ、正成は千早城で籠城戦。そして高師直が登場。高氏の大物感が漂ってくる。どうしてそうなったのかは伝わらないけど。高氏の六波羅攻めって、もっと偶然に支配されていたのかと思ってた。知らなかったなぁ。

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    2016年03月10日
  • 私本太平記(三)

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    佐々木道誉が暗躍する。後醍醐は隠岐に流されるも、正成は立つ。いよいよ混沌する時代の雰囲気が出てきた。それにしても藤夜叉が哀れだ。

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    2016年03月01日
  • 私本太平記(二)

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    楠木正成登場。
    それほどの勢力でもない土豪を恃むしかなかった朝廷の無謀さに呆れちゃう。もっともこの見方は俯瞰的に見ることができる後世の人間だからこそなんだけど。

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    2016年02月25日
  • 私本太平記(一)

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    この時代への勉強不足を補うためにもまずは物語から。吉川英治を読むのは、4作目(あまり読んでなかったなぁ)。
    小説と知りつつ、高氏が倒幕の志を確立する置文の件には感心しちゃう。藤夜叉の配置も流石だ。何より文章に品と格があるよね。当時はこれが大衆的とされてたって言うんだから。文章表現は時代とともに変わるけど、残っていって欲しい表現だなぁ。

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    2016年02月21日
  • 三国志(八)

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    ネタバレ

    ・昨年から読み続けていた三国志を漸く読み終えました。
    ・実際にところ、これまでの三国志についての僕の知識は、小学生時代に父親に買ってもらった小学生向けの超短縮版と、ゲーム「三国無双」くらいのものでしたが、最近漫画「キングダム」にハマっていることもあって、今回改めて読んでみたのでした。
    ・最終巻に作者自身が記した通り、物語の「華」は、やはり、曹操と、中期までの諸葛亮孔明の2人でしょう。晩年の孔明は、綺羅星の英雄たちが流星のごとく散っていったのち取り残され、彼に関する記述も勢いが失われたように思います。司馬懿仲達という好敵手が現れてなお、物語の奥底に漂う寂しさは拭いようもありませんでした。野心家で

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    2016年02月14日
  • 宮本武蔵(6)

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    新たな出会いの第六巻。

    お通、城太郎、又八、朱美。
    武蔵を取り巻く人々が消息不明になり、
    そのまま三年が経過し、再び孤独の武蔵。

    だが、そんな彼にも新しい出会いがあった。
    城太郎に代わり彼を師と仰ぐ少年伊織。
    彼を弟子に持つことにより武蔵も学んでいく。

    そして、消息を絶つも無事だったお通だが、
    ここでもまた武蔵とはすれ違う。
    しまいにはナレーター(?)までもが、
    彼らのすれ違いをもどかしく思い始める。
    お通は強い女性なので、間違っても、
    「大人になるって悲しいことなの・・・」
    なんて言わないのだろうが、どうなるのか。

    そしてもう一方気になるのは佐々木小次郎の動き。
    城太郎は消息不明のま

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    2016年02月06日
  • 親鸞(一)

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    時代になじむのが大変でした。
    そうか…牛なのかカゴをひくのは…
    そうか…ハエがたかるのか家の中に…
    そうか….政治が安定してなくて、貧乏人は食べ物もなく鶏の骨をしゃぶっているのか(しかも取り合う)

    可愛くて純粋で利発な十八公麿(まつまろ)が、範宴となり、彼なりに進む道について思い悩むところまで。

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    2016年01月27日