吉川英治のレビュー一覧

  • 宮本武蔵(5)

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    再会してまたすれ違う第五巻。

    吉岡一門との決闘に勝利し、
    お通と再会し、又八と和解する武蔵。
    めでたしめでたし…と思いきや、
    お通とは再会してもすれ違い、
    又八は相変わらず周囲に流される。
    朱美は相変わらず運命に翻弄される。
    そして裏で糸を引く佐々木小次郎。

    ヒーローヒロインである武蔵とお通よりも
    人間らしい又八や朱美に共感を覚えてしまい、
    本当の悪である佐々木小次郎には腹が立たず、
    流されるだけの又八にイライラしてしまうのは、
    悪に惹かれて弱きを憎む人の業なのだろうか。

    今更ながら、見事な人間模様が描き方である。

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    2016年01月15日
  • 宮本武蔵(一)(新潮文庫)

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    エンターテインメントとして、抜群におもしろい。高校生の頃、夢中になって三国志を読んだことを思い出した。
    物語の始まりは、「関ヶ原後」。戦いの時代は終わった。しかし、死は日常のすぐ側にある。そういう空気を濃厚に感じさせられる。冒頭に掲げられた旧序は昭和11年。日常の中に戦争があり、死との距離が近かった時代。だからこそ、武蔵や沢庵、あるいは又八。生命のやり取りをする人間たちにリアリティーがあるのだろう。

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    2015年11月12日
  • 宮本武蔵(一)(新潮文庫)

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    宮本武蔵というと巌流島くらいしか知らないので、どんな人物だったのかと。
    一巻から夢中になった。雲水はふざけた坊主と思いきや、なかなかの人物ですな。そのままお通とできちゃえばいいのに。臨済宗の坊主はそうもいかないか。
    又八は今後どうなるんだろうか。

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    2015年06月20日
  • 三国志(九) 出師の巻(新潮文庫)

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    ネタバレ

    蛮族王はしぶといなぁ。孔明も気が長いというか……
    歴代の将がぽろぽろ亡くなって、寂しい感じ。劉備が孔明の提案に考え込んだり、頼もしい関羽がいて、張飛がたまにやきもち妬いたりしてた頃が懐かしい。

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    2015年05月16日
  • 三国志(十) 五丈原の巻(新潮文庫)

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    諸葛孔明と司馬仲達の争い。ついに蜀は魏を抜けず、孔明は病没。なお死後の蜀を憂え、細かく指示するところが凄まじい。10巻読み終え満腹感がある。2015.3.15

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    2015年03月15日
  • 新書太閤記(十一)

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    やっと読み終わった…

    ご存知豊臣秀吉の波乱万丈ながらもガンガン出世して百姓の子供から天下人まで登り詰めるお話。

    この辺の歴史は本当に表層しか知らなかったので、まず単純に勉強になった。へー家康と秀吉って戦ってたのねとか知らなかった…

    与えられたら仕事は何であれ全力で取り組み、今までのやり方を刷新して成果を出す。常識にとらわれずに新しいやり方をゴンゴン実行。とことん合理的。戦国時代によくこんな考え方や行動が出来たものだと不思議でならない。完全に突出してるものね。この人と家康。

    戦わないで済むならそれに越したことはない、って発想はなかなか出ないよねぇ多分当時。華々しく戦ってナンボっぽいものね

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    2015年03月11日
  • 三国志(九) 出師の巻(新潮文庫)

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    曹操、劉備が没し、次の世代に移る。三国の内小国の蜀は、諸葛孔明が活躍。長らくのページを南征に割く。毒泉で敵孟獲の兄孟節に救われ、南蛮王を約すが、その後どうなったか。2015.3.8

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    2015年03月08日
  • 三国志(七) 望蜀の巻(新潮文庫)

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    最初からクライマックス!
    赤壁で大敗した曹操を劉備軍が追い詰める。後半は馬超も出てきて、面白かったー♪

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    2015年01月30日
  • 三国志(八)

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    最終巻。
    読み終わった!!

    劉備がなくなってからいまいち読む速度が上がらなくてちょっと苦戦。
    でも、趙雲すら老将と呼ばれ、息子たちも次々と亡くなり、遺されてる孔明も年老いていく。
    眉間に皺なくしては読めなかった。

    孔明の死で話は終わってるが、後蜀30年を読んでも、つらくて仕方なかった。

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    2014年12月18日
  • 黒田如水

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    ネタバレ

    黒田官兵衛の青年~中年期が描かれてます。
    戦略、智略がこのようにすごい!
    というよりは黒田官兵衛の人柄、義を重んじ、正しいと思った道を貫き通す性分にクローズアップされているように感じます。

    秀吉との心の交流。竹中重治との邂逅。
    史実に沿ってどのように官兵衛が考え、信念の基に行動していったのか、その心情が描かれてます。

    しかし、負けた城主は一族諸共処刑されたり、
    責任を取って切腹したり、稚児まで手にかけたり、
    時代がそのような時代であったにせよ、読んでいて苦しい気持ちになりました。

    初め、官兵衛は飄々とした軽い男なのかな、と思いきや
    そんなことはなく、話が進むにつれて義に篤く、主君には裏表

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    2014年12月17日
  • 三国志(六)

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    山場なんだろうな。
    劉備も関羽張飛、みんないい年齢になってきてそろそろ退場もありえちゃうのかなとドキドキしながら読んでます。

    曹操の周りの将たちも、勇将ばかりだと褒められていたけれど
    いまや劉備の周りの将軍たちがすごすぎる。

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    2014年12月06日
  • 三国志(五)

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    三国志のなかで、一番盛り上がってまいりました、なところなのかな?
    すべて孔明の手のひらのうちか!

    劉備も気づけば50歳。いい配下に恵まれてはいたけれど、一国の城主になるには・・・長い歳月。

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    2014年11月27日
  • 三国志(四)

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    ようやっと面白くなってきた。
    曹操の陣営にはほんといい将軍が揃いに揃っててすごいな・・・。
    ついに孔明が出てきて、城も構えて
    さぁ勢いに乗るか!と思いきや、そうとは行かないのかなぁ。

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    2014年11月19日
  • 三国志(四) 臣道の巻(新潮文庫)

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    曹操暗殺の暗躍。関羽が曹操の元への下ることになったり、盛りだくさん。
    相変わらず逃亡の日々の続く劉備……。
    次の巻では天才軍諸葛孔明登場で巻き返しかな?

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    2014年11月18日
  • 新・水滸伝(一)

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    「西遊記」「三国志演義」「金瓶梅」を含めた四大奇書の1つ。梁山泊に猛者が集い、闘い滅んでいく姿を書いた話。残念ながら、吉川英治さんのは未完...

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    2014年11月11日
  • 宮本武蔵(2)

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    般若野における奈良の牢人たちとの格闘、柳生の城内における家人たちとの死闘が描かれる。
    闘争時の筆致は見事だ。
    武蔵の五体は紅蓮の実体となる。すなわち寒冷の極致と灼熱の極致とが、同一のものとなる感覚である。
    又八、お通、佐々木小次郎、吉岡清十郎と名脇役たちの物語も展開していく。
    筆致の見事さと、人物たちの物語の展開、吉川英治は読んでいて、本当に面白い。親鸞も良かったが、この宮本武蔵もまた格別だ。

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    2014年11月11日
  • 三国志(二) 群星の巻(新潮文庫)

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    今回は曹操の旗揚げから。思っていた以上のスピードで物語が進んでいく。外堀を埋めたのはやはり良かったみたいだ(笑)
    これを吉川版を読み終わったら先日古本市で手に入れた『完訳三国志』にチャレンジするぞ。

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    2014年11月05日
  • 三国志(三) 草莽の巻(新潮文庫)

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    なんか結構ダメダメなんだけどなぜか憎めない呂布。陳宮さん大変だなぁ~と思いながら読んでました。
    曹操も結構派手に負けまくってて、逆に元気が出てくる不思議。

    三国志は、その他大勢がその他過ぎて感覚が麻痺してくる。

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    2014年10月25日
  • 上杉謙信

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    「敵に塩を送る」という言葉でも有名。武田信玄とは、何度も川中島で戦う。武田信玄と優劣つけがたいほど強い。しかし天下取りなどには、興味をあまり示さない。鬼神。自ら毘沙門天の転進と信じていた。

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    2014年10月13日
  • 三国志(三) 草莽の巻(新潮文庫)

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    張飛も筋肉脳…_φ( ̄ー ̄ )

    「吉川版三国志では曹操が魅力的な人物として…」という解説をどっかで読んだけれど、魅力的…なの…か…? あっさり部下の首切って、自分の株暴落を防いだり、カリスマ性はあるけれどヒトラーみたい。
    個人的には単細胞で親バカな呂布がまだ好き。あと、献帝も好き。周りが腐ってたのは不運の極み。まぁ、その腐った周りが前皇帝を片付けたから帝になれたんだけど。

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    2014年10月11日