吉川英治のレビュー一覧

  • 三国志(八)

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    最終巻。
    読み終わった!!

    劉備がなくなってからいまいち読む速度が上がらなくてちょっと苦戦。
    でも、趙雲すら老将と呼ばれ、息子たちも次々と亡くなり、遺されてる孔明も年老いていく。
    眉間に皺なくしては読めなかった。

    孔明の死で話は終わってるが、後蜀30年を読んでも、つらくて仕方なかった。

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    2014年12月18日
  • 黒田如水

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    ネタバレ

    黒田官兵衛の青年~中年期が描かれてます。
    戦略、智略がこのようにすごい!
    というよりは黒田官兵衛の人柄、義を重んじ、正しいと思った道を貫き通す性分にクローズアップされているように感じます。

    秀吉との心の交流。竹中重治との邂逅。
    史実に沿ってどのように官兵衛が考え、信念の基に行動していったのか、その心情が描かれてます。

    しかし、負けた城主は一族諸共処刑されたり、
    責任を取って切腹したり、稚児まで手にかけたり、
    時代がそのような時代であったにせよ、読んでいて苦しい気持ちになりました。

    初め、官兵衛は飄々とした軽い男なのかな、と思いきや
    そんなことはなく、話が進むにつれて義に篤く、主君には裏表無く仕える様、そしてそのような人柄だからこそ、家臣を含め周りの人間が官兵衛に何かあったときは損得抜きで助けようとしているのだと思いました。

    正しい道を貫く人に、人はついていく。
    そんなことを思いました。

    官兵衛のその後が気になるので、その後を追った作品も読んでみたくなりました。。

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    2014年12月17日
  • 三国志(六)

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    山場なんだろうな。
    劉備も関羽張飛、みんないい年齢になってきてそろそろ退場もありえちゃうのかなとドキドキしながら読んでます。

    曹操の周りの将たちも、勇将ばかりだと褒められていたけれど
    いまや劉備の周りの将軍たちがすごすぎる。

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    2014年12月06日
  • 三国志(五)

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    三国志のなかで、一番盛り上がってまいりました、なところなのかな?
    すべて孔明の手のひらのうちか!

    劉備も気づけば50歳。いい配下に恵まれてはいたけれど、一国の城主になるには・・・長い歳月。

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    2014年11月27日
  • 三国志(四)

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    ようやっと面白くなってきた。
    曹操の陣営にはほんといい将軍が揃いに揃っててすごいな・・・。
    ついに孔明が出てきて、城も構えて
    さぁ勢いに乗るか!と思いきや、そうとは行かないのかなぁ。

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    2014年11月19日
  • 三国志(四) 臣道の巻(新潮文庫)

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    曹操暗殺の暗躍。関羽が曹操の元への下ることになったり、盛りだくさん。
    相変わらず逃亡の日々の続く劉備……。
    次の巻では天才軍諸葛孔明登場で巻き返しかな?

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    2014年11月18日
  • 新・水滸伝(一)

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    「西遊記」「三国志演義」「金瓶梅」を含めた四大奇書の1つ。梁山泊に猛者が集い、闘い滅んでいく姿を書いた話。残念ながら、吉川英治さんのは未完...

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    2014年11月11日
  • 宮本武蔵(2)

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    般若野における奈良の牢人たちとの格闘、柳生の城内における家人たちとの死闘が描かれる。
    闘争時の筆致は見事だ。
    武蔵の五体は紅蓮の実体となる。すなわち寒冷の極致と灼熱の極致とが、同一のものとなる感覚である。
    又八、お通、佐々木小次郎、吉岡清十郎と名脇役たちの物語も展開していく。
    筆致の見事さと、人物たちの物語の展開、吉川英治は読んでいて、本当に面白い。親鸞も良かったが、この宮本武蔵もまた格別だ。

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    2014年11月11日
  • 三国志(二) 群星の巻(新潮文庫)

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    今回は曹操の旗揚げから。思っていた以上のスピードで物語が進んでいく。外堀を埋めたのはやはり良かったみたいだ(笑)
    これを吉川版を読み終わったら先日古本市で手に入れた『完訳三国志』にチャレンジするぞ。

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    2014年11月05日
  • 三国志(三) 草莽の巻(新潮文庫)

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    なんか結構ダメダメなんだけどなぜか憎めない呂布。陳宮さん大変だなぁ~と思いながら読んでました。
    曹操も結構派手に負けまくってて、逆に元気が出てくる不思議。

    三国志は、その他大勢がその他過ぎて感覚が麻痺してくる。

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    2014年10月25日
  • 上杉謙信

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    「敵に塩を送る」という言葉でも有名。武田信玄とは、何度も川中島で戦う。武田信玄と優劣つけがたいほど強い。しかし天下取りなどには、興味をあまり示さない。鬼神。自ら毘沙門天の転進と信じていた。

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    2014年10月13日
  • 三国志(三) 草莽の巻(新潮文庫)

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    張飛も筋肉脳…_φ( ̄ー ̄ )

    「吉川版三国志では曹操が魅力的な人物として…」という解説をどっかで読んだけれど、魅力的…なの…か…? あっさり部下の首切って、自分の株暴落を防いだり、カリスマ性はあるけれどヒトラーみたい。
    個人的には単細胞で親バカな呂布がまだ好き。あと、献帝も好き。周りが腐ってたのは不運の極み。まぁ、その腐った周りが前皇帝を片付けたから帝になれたんだけど。

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    2014年10月11日
  • 三国志(七)

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    ネタバレ

    結末がわかっているので、なかなか頁が進まない。
    劉備帝国の設立もまもなく、関羽が痛恨の死。老いた曹操も病に没し、やがて悲運は張飛、さらには玄徳の身にも。
    英雄と言えども人の子、些細な油断が命取りになるという教訓。関羽の短慮さは年のせいなのだろうか。

    玄徳はお人好しだったのか、後継者に恵まれていない。養子は部下を見捨て、実子の王太子は愚直。劉備亡き後の孔明の苦悩が目に見えるようだ。

    その孔明が呉に競り勝ち、さらには南蛮国への大遠征にのりだす。五度戦って五度敵を許すいたちごっこは、コメディみたいで笑ってしまう。ただ中国内の英傑との決戦ではないので、冗長で退屈だった。自策を楽しむあまり、遠征に軍費をかけすぎたきらいもある。

    いよいよ次の最終巻では、孔明が魏と直接対決。

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    2014年10月10日
  • 三国志(二) 群星の巻(新潮文庫)

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    呂布は筋肉脳…_φ( ̄ー ̄ )
    でも嫌いじゃないな。貂蟬は頑張ったのに、彼女を仕向けた王允が腑抜け過ぎる。

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    2014年10月07日
  • 三国志(六)

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    ネタバレ

    名軍師孔明とともに龐雛を得た玄徳。しかし、龐雛は孔明に嫉妬したがため計を誤って落命する。赤壁の戦いののち、周瑜没し、呉は魏に大敗し、孫権の妹姫を帰国させた玄徳との仲も険悪に。
    玄徳はついに蜀一国と三城を攻略、さらに黄忠、法正らの名将も傘下に加わり一大勢力に。
    魏王曹操の横暴ぶりが目立ち、部下までも誅する非道ぶり。叛乱の手が上がり、玄徳とも因縁の対決を見るが、敗走する。

    劉備やっと五十を超えて漢中王として即位する。いまが蜀の隆盛期なのだろう。知略に長けるようになった張飛や、あいかわらずの趙雲の武勇もめざましいが、養子の腑甲斐なさに傾国の兆しが見える。

    才人才に亡ぶ、という言葉が身にしみる盛者必衰の歴史の連続。才能も大事だが、心映えこそが自分を活かす、という教訓をつくづく感じざるをえない。

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    2014年10月07日
  • 三国志(三)

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    ネタバレ

    呂布ついに倒れ、曹操の天下が訪れる。劉備は皇叔として官職に就くが、曹操打倒のクーデターに加担したがため都を落ち延びることに。敗戦により関羽、張飛とも別れ、関羽は曹操の軍門に下る。名馬との出会い、そして曹操のもとにあっても忠義を失わない関羽の義侠心に惚れる。張飛はあいかわらずせっかちだが、知略に長けた一勝をあげ、劉備も愚を装って曹操を欺くなどなかなかの野心家。

    だんだん三国志らしさが出てきた。
    曹操の勝負運強さには驚く。玄徳もなかなか貫禄が出てきた。

    登場人物が多く、名前がややこしいので混乱するが、読み出すと止まらないおもしろさ。

    智慧に溺れたあまりに命を縮めた偏屈学者の一件は、耳に痛い。現在にも通ずる人間模様。

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    2014年10月03日
  • 三国志(一) 桃園の巻(新潮文庫)

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    中学生の時に挫折して以来敬遠していたけど、読んでみると面白く、意外とさくさく読めました。
    だんだん長い髭のおじさんが素敵に思えてくるんだろうか…(゜_゜;)
    ビジュアル的には赤揃いの曹操がかっこいい感じ?

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    2014年10月03日
  • 三国志(二)

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    ネタバレ

    奢れるものは久しからずという乱世後漢末期。
    董卓は倒れ、曹操はいよいよ地歩を固めつつあるが、劉備はいまだ地方の太守、それすらお人好しのため呂布に奪われてしまう。

    徳で善政を行い慕われればよいのだが、リーダーは優柔不断ではならず、ときに非情にならねばならぬかな、という気にもなる。謀計謀略の限りを尽くし、信じては裏切られる世の中はいまに通ずる。

    しかし、玄徳の温厚さは豪傑呂布までをも義理堅くしてしまうし、曹操の腹心にその危うさを見抜かれつつも、曹操自体は側に近づけて憚らない。曹操は意外と逆境が多い人物で部下に救われやすい、カリスマ性があるのだろうな。

    小物ではあるが英雄ならずとも策士も活躍する乱世、誰を主役にしてもなりたつ群像劇である。

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    2014年10月02日
  • 宮本武蔵(8)

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    最大の山場とも言える、手に汗握るシーンが含まれた巻だったけど、読み終えたらなんだか静かな気持ちになった。8巻あっという間だった。楽しかった。
    2014/9/10

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    2014年09月11日
  • 親鸞(一)

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    十八公麿として落ちぶれ藤家に生まれるも、義経のまた従兄弟という血筋から、源平争乱の時代に出家し、範宴となった後の親鸞。若き日の、叡山での学問、修行の時代を描く1巻。座主の言葉、世に怖いものがあるとすれば、それは人間だ。人間で怖いものがあるとすれば、それは自分だ。自分の中に棲む狐や鷲や栗鼠は本当に怖い。この言葉は、後の範宴の苦悩へとつながっていく。すなわち、若い血潮が疼き始める。飢えているといえば、私には何か飢えが感じられる。それは、母の肌を恋うような血潮の淋しさだ。このように、真摯に自分と向き合うことに、憧憬を抱く。

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    2014年09月10日