私本太平記(四)

私本太平記(四)

小説・文芸
1,023円 (税込)

5pt

※本作品は 2011年1月31日~2014年8月31日まで販売しておりました『私本太平記』全13巻を、全8巻に再編成した作品です。
巻の切れ目が違うのみで、本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。

元弘3年は、また正慶2年でもあった。敵味方によって年号が違うのも異常なら、後醍醐帝が隠岐に配流という現実も、尋常の世とはいえない。眇たる小島は風濤激化、俄然、政争の焦点となった。不死鳥の如き楠木正成は、またも天嶮の千早城に拠って、5万の軍勢を金縛りに悩ましつづけている。一方、去就を注目される足利高氏は、一族4千騎を率いて、不気味な西上を開始する。

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私本太平記 の一覧

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1~8件目 / 8件
  • 私本太平記(一)
    968円 (税込)
    ※本作品は 2011年1月31日~2014年8月31日まで販売しておりました『私本太平記』全13巻を、全8巻に再編成した作品です。 巻の切れ目が違うのみで、本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。 大作『新・平家物語』を完成した著者は、息つく暇もなく、南北朝を題材とする『私本太平記』の執筆にかかった。古代末期から中世へ――もはや王朝のみやびは影をひそめ、人間のどす黒さがあらわに出てきた時代、しかも歴史的には空白の時代である。史林の闇に分け入るとき、若者は使命感と創作意欲の高まりを禁じえなかった。開巻第1、足利又太郎(尊氏)が颯爽と京に登場する。
  • 私本太平記(二)
    880円 (税込)
    ※本作品は 2011年1月31日~2014年8月31日まで販売しておりました『私本太平記』全13巻を、全8巻に再編成した作品です。 巻の切れ目が違うのみで、本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。 鎌倉幕府が開かれてから130年、政治のひずみが到るところに噴出していた。正中ノ変はその典型的な例である。そして公武の亀裂はますます拡大し、乱世の微候が顕然となった。「天皇御むほん」さえ囁かれるである。当時は両統迭立(てつりつ)の世、後醍醐天皇が英邁におわすほど、紛擾のもととなった。この間、足利高氏が権門の一翼として擡頭し、再度の叛乱に敗れた日野俊基とは明暗を大きく分ける。
  • 私本太平記(三)
    957円 (税込)
    ※本作品は 2011年1月31日~2014年8月31日まで販売しておりました『私本太平記』全13巻を、全8巻に再編成した作品です。 巻の切れ目が違うのみで、本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。 後醍醐の切なるご催促に、楠木正成は重い腰をもち上げた。水分(みくまり)の館(たち)から一族500人の運命を賭けて――。すでに主上は笠置落ちの御身であった。また正成も、2万の大軍が取り囲む赤坂城に孤立し、早くも前途は多難。一方、正成とはおよそ対照的なばさら大名・佐々木道誉は幽閉の後醍醐に近づき、美姫といばらの鞭で帝の御心を自由に操縦しようとする。かかる魔像こそ、本書の象徴といえよう。
  • 私本太平記(四)
    1,023円 (税込)
    ※本作品は 2011年1月31日~2014年8月31日まで販売しておりました『私本太平記』全13巻を、全8巻に再編成した作品です。 巻の切れ目が違うのみで、本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。 元弘3年は、また正慶2年でもあった。敵味方によって年号が違うのも異常なら、後醍醐帝が隠岐に配流という現実も、尋常の世とはいえない。眇たる小島は風濤激化、俄然、政争の焦点となった。不死鳥の如き楠木正成は、またも天嶮の千早城に拠って、5万の軍勢を金縛りに悩ましつづけている。一方、去就を注目される足利高氏は、一族4千騎を率いて、不気味な西上を開始する。
  • 私本太平記(五)
    880円 (税込)
    ※本作品は 2011年1月31日~2014年8月31日まで販売しておりました『私本太平記』全13巻を、全8巻に再編成した作品です。 巻の切れ目が違うのみで、本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。 足利高氏の心はすでに決している。彼は、名優さながら、なに食わぬ態(てい)で六波羅軍と合した。いつ、最も効果的に叛旗をひるがえすか? 高氏の打ちあげた烽火(のろし)は、まさに万雷の轟きとなった。石垣の崩れる如く、鎌倉幕府は150年の幕を閉じた。――さて建武の新政。台風一過と思ったのは、ひと握りの公卿たちで、迷走台風は再び引返して荒れ模様、武士たちの不平不満は尽きない。
  • 私本太平記(六)
    880円 (税込)
    ※本作品は 2011年1月31日~2014年8月31日まで販売しておりました『私本太平記』全13巻を、全8巻に再編成した作品です。 巻の切れ目が違うのみで、本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。 なぜ、建武の新政が暗礁に乗りあげたのか? 根本には、公卿は武家を蔑視し、武家は公卿を軽んじていたからである。それが端的に論功行賞に現れ、武家の不満は爆発した。武家は不平のやり場を尊氏に求めたが、この趨勢を心苦く思っていたのが、大塔ノ宮だった。尊氏を倒せ! その作戦は宮のもとで練られていた。北東残党の蠢動は激しく、宮には絶好の時かと思われたが……。
  • 私本太平記(七)
    880円 (税込)
    ※本作品は 2011年1月31日~2014年8月31日まで販売しておりました『私本太平記』全13巻を、全8巻に再編成した作品です。 巻の切れ目が違うのみで、本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。 一夜にして人間の評価が変るのが乱世の慣い。尊氏が“筑紫隠れ”の朝、新田義貞は、凱旋将軍として、堂上の歓呼をあびていた。左近衛ノ中将の栄誉、それのみでなく、後醍醐の寵姫・勾当の内侍を賜ったのだ。それにひきかえ、貴顕に生命乞いする佐々木道誉の鵺(ぬえ)ぶり。また、朝敵たる汚名は逃れたものの、尾羽打ち枯らした尊氏。しかし彼は、北九州に勢力を養い、反攻を意図する。
  • 私本太平記(八)
    880円 (税込)
    ※本作品は 2011年1月31日~2014年8月31日まで販売しておりました『私本太平記』全13巻を、全8巻に再編成した作品です。 巻の切れ目が違うのみで、本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。 湊川に繰り広げられた楠木軍の阿修羅の奮戦。さしもの正成も“敗者復活”の足利軍に制圧された。正成の死は、後醍醐方の大堤防の決壊に等しかった。浮き足立つ新田義貞軍、帝(みかど)のあわただしい吉野ごもり。その後の楠木正行、北畠顕家の悲劇。しかし尊氏も、都にわが世の春を謳うとは見えなかった。一族の内紛?勝者の悲哀?彼は何を感じていたか。終章「黒白問答」が、その解答である。

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私本太平記(四) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     前半の大クライマックス。
     徐々に盛り上がっていく様が。
     音に聞こえた千早城の戦いが描かれます。

    0
    2020年02月01日

    Posted by ブクログ

    隠岐島へ流され幽閉の身となった後醍醐天皇だが、その持つ政治的影響力は全く衰えずむしろ日に日に強くなっていく。
    一度は下火となった宮方だったが後醍醐天皇奪還の成功により、千早城で頑強な抵抗を続けていた楠木正成を始めとする一味の、倒幕の気運はいよいよ高まっていく。
    高氏率いる足利家にも、ついに派兵の命が下る。長年胸に秘めてきた野望を成就させる機会が、ついに訪れた。不退転の覚悟で、高氏は西上を開始する―。

    後醍醐天皇の奪還作戦と、楠木正成の頑強な籠城戦が主に描かれています。
    中でも楠木正成の人となりが、神格化されず等身大として描かれています。見た目は平凡だのに、接してみるとその人格に心を打たれる。この人に献身したいと自ら思わせるその人柄。だからこそ苛烈を極める持久戦を戦い抜きえているのでしょう。
    目先の功を焦らず、深謀な思慮を以って事に当たるその性格、猛進しがちな弟を抱えるという点でも、高氏とよく似た人物として描かれているように感じます。

    ついに足利軍の行軍が始まりました。十年近く秘めてきた倒幕という野望。それがどのような形でこの乱世に表れていくのか、次が楽しみです。

    0
    2010年10月21日

    Posted by ブクログ

    後醍醐帝は隠岐島の幽閉を逃れ、船上山へ。
    楠木正成は、幕府からの大軍を相手にして、千早城にて一歩もひかず、戦いを続ける。
    そして、ついに北条高時、幕府は、足利高氏を倒幕軍として、妻子を人質にとり、派遣するが、
    足利高氏は、ついに、新田義貞らと、呼応し、倒幕に立ち上がる。
    高氏と藤夜叉、道誉とのものがたりが、また心をうつ。切ない。

    0
    2019年12月23日

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    後醍醐は隠岐を脱出して船上山へ、正成は千早城で籠城戦。そして高師直が登場。高氏の大物感が漂ってくる。どうしてそうなったのかは伝わらないけど。高氏の六波羅攻めって、もっと偶然に支配されていたのかと思ってた。知らなかったなぁ。

    0
    2016年03月10日

    Posted by ブクログ

    ▼本を読んだ理由(きっかけ・動機)
    もともと吉川英治氏の作品は全て読破したいと思っていたため、いずれ読むつもりであった。
    このタイミングで手をだしたのは、山岡荘八氏の『源頼朝』を読んで、鎌倉~応仁の乱を経て戦国に到るまでの歴史を改めて知りたいと思ったから。
    「足利尊氏」という人物をぼんやりとしか知らなかったのも動機のひとつ。

    ▼作品について
    室町幕府を起こした足利尊氏を主人公に南北朝動乱の始まりから鎌倉幕府崩壊後の泥まみれの戦模様が描かれている。
    これを読めば、室町幕府が早期に瓦解し、応仁の乱を経て戦国に突入した理由がよくわかる。

    ▼感想を一言
    切なくなった

    ▼どんな人におすすめ(気分、状況)
    日常に疲れ、厭世観に付きまとわれている人。
    「足利尊氏」の晩年の悲しさも最後の「覚一法師」の琵琶問答に救われる。

    ▼作者について
    歴史・時代作家としては吉川英治氏が描く作品は司馬遼太郎氏のリアリティとは違い、人間愛に溢れている。
    作品は最後に”救い”があり、現実の厳しさの中にも一輪の花(希望)を咲かせるような
    読む人を励まそうとするような一面があるように思える。

    0
    2012年01月09日

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    後醍醐帝は隠岐から脱出を図る。
    楠木正成は、金剛山で抵抗を図り、その意気込み、戦術が、まさに彼を英雄に仕立て上げる。
    金剛山に足を運んでみたいなぁ。

    0
    2011年02月11日

    Posted by ブクログ

    元弘の乱の後半に入る。笠置山の戦いで敗れ、幕府に捕らえられた後醍醐天皇は1332年3月に隠岐に流されたが、翌年閏2月にここを脱出し、船上山で挙兵する。一方、下赤坂城の戦いに敗れた楠木正成は1332年に再び挙兵し、千早城を拠点に戦いを続けるが追い詰められていた。そんな彼らの元に後醍醐天皇挙兵の話が伝わる。そして、高氏(後の尊氏)は佐々木道誉との駆け引きを。いよいよ、元弘の乱も大詰めに

    0
    2020年09月28日

    Posted by ブクログ

    やっと高氏が反旗を翻すことになったが、何故そこまで強く思わせたのかが今ひとつ理解できない。3代前の祖父が残した遺書なの?

    0
    2026年01月17日

    Posted by ブクログ

    第3巻まで400ページ前後だったのだが、本巻から500ページ超となってボリュームアップ!後醍醐天皇の隠岐島脱出、楠木正成の千早城籠城、足利高氏の決意と見所がたくさんである。特に、後醍醐天皇の島抜けは冒険小説のようで楽しい。2002年の夏休みに隠岐島を一人旅したため、だいたいの地理をイメージ出来、余計に興奮するのである。また、足利高氏の鎌倉出陣や佐々木道誉との心理戦はいよいよ始まる倒幕行動の始まりであり読み手をワクワクさせてくれる。当時、鎌倉幕府を倒すなどというのは紛れもない革命であり、相当の決意が必要だったはず。ただでさえ、北条高時に妻子を人質に取られているのだし。
    ともあれ、全8巻だから折り返し地点を過ぎた。今後は裏切りの連続らしい(全巻をプレゼントしてくれた同僚syuくんいわく)。裏切りといえば、本巻でも忍ノ大蔵が面白かった。元仲間の忍ノ権三を楠木正成の前で裏切り、更には一緒に京に向かった毛利時親をも絶妙なタイミングで裏切る。大蔵がつくのは果たして誰なのか…。

    0
    2013年06月01日

    Posted by ブクログ

    (全巻合わせた感想)
    文章が読みやすく、状況描写が上手でその場の雰囲気や気持ちが手に取るように分かり、その文章の巧みさに感嘆した。内容は主人公尊氏及び周辺の人々に何らの魅力を見出せなかったので、少しつまらなかった。

    0
    2012年02月07日

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