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※本作品は 2011年1月31日~2014年8月31日まで販売しておりました『私本太平記』全13巻を、全8巻に再編成した作品です。
巻の切れ目が違うのみで、本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。
足利高氏の心はすでに決している。彼は、名優さながら、なに食わぬ態(てい)で六波羅軍と合した。いつ、最も効果的に叛旗をひるがえすか? 高氏の打ちあげた烽火(のろし)は、まさに万雷の轟きとなった。石垣の崩れる如く、鎌倉幕府は150年の幕を閉じた。――さて建武の新政。台風一過と思ったのは、ひと握りの公卿たちで、迷走台風は再び引返して荒れ模様、武士たちの不平不満は尽きない。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2010年10月21日
ついに幕府への反旗をひるがえした足利高氏。怒涛の勢いで六波羅に迫り、これを蹂躙した。また同時期に東方では新田義貞が決起し、鎌倉を急襲する。果敢に抵抗する鎌倉武者もいたがその勢いには逆らえ得ず、百五十年に及んだ鎌倉幕府は遂にその幕を閉じる。
争乱の世が終わり、平和な時代がやってくると思われたのも束の間...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月25日
足利高氏は佐々木道誉らと入洛し、六波羅探題を滅亡させ、関東では犬猿の仲である新田義貞も高氏と呼応して挙兵、高氏の子、千寿王も参陣、ついに鎌倉幕府は滅亡した。
赤橋守時、北条高時らの最後の場面は、敗者の哀れを感じる。
建武新政は、偽綸旨が横行し、公卿たちが専横しだし、不平不満が高まっていく。
このよう...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月01日
長旅になる覚悟をしていた本作品であるが、いつの間にか折り返しを過ぎた。足利高氏、佐々木道誉、新田義貞らがどんどん鎌倉幕府を裏切り、武士の世はいったん滅亡。倒幕にあたっての高氏と道誉の食えぬ関係での友情、高氏と義貞の微妙な関係、どれも興味深く楽しめた。
そして建武の新政がスタート。楮弊により庶民が右...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月09日
▼本を読んだ理由(きっかけ・動機)
もともと吉川英治氏の作品は全て読破したいと思っていたため、いずれ読むつもりであった。
このタイミングで手をだしたのは、山岡荘八氏の『源頼朝』を読んで、鎌倉~応仁の乱を経て戦国に到るまでの歴史を改めて知りたいと思ったから。
「足利尊氏」という人物をぼんやりとしか知ら...続きを読む
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