吉川英治のレビュー一覧
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ネタバレ全8巻完結!
最後のクライマックスも静かに進み、静かに終わる。第1巻の辺りでは、少しガサつい感じを受けたものの、以降は誹謗中傷に言い訳や申し開きもせず、静かに剣の道と人を磨くことに精進する。巌流島の戦いも資料があまり無く、ある説に基づくフィクションだという。初版は昭和11年、その頃の時代背景を映す部分もあるのかもしれない。
権之助と伊織を襲ったのは真田幸村の配下だった。その真田幸村に、細川家の老臣、長岡佐渡が会い、武蔵の話になる。一方、九死に一生を得た伊織は堺の商人に助けられ大坂へ。そこで、細川家の長岡佐渡、佐々木小次郎に出会う。
武蔵は岡崎に、そして又八も岡崎の禅寺で修行。二人は求め -
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変化
主人公が、世の中をみながら、自身の考えや、行動が変わっていく様が面白かった。幕末の混乱期。自身がどう行きていくか。人の脚の流れを感じながら、私自身も社会の中に飛び込んだ時を思い出せてもらった一冊でした。
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黒田官兵衛(1546~1604)の半生。
以下、本書より葉室麟氏による巻末の解説。
私は中学三年の時に左足の膝を悪くして入院し、そのまま受験して高校入試は合格したものの出席日数が足らず、一年間、休学した。
同級生から取り残され、復学してからも武道の実技はできず、その時間は武道具庫で面や小手、胴などの整理をして過ごした。
汗臭く薄暗い武道具庫で板敷の床に座って、小さな窓から差し込む日差しを眺めた。
思春期特有の孤独感や前途への不安が胸にあった。
その頃、『黒田如水』を読んだ。
窓から藤の花が見えた訳ではない。
しかし、いつか自分も官兵衛のように藤の花を見る事があるのではないか、という思いはあ