吉川英治のレビュー一覧
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購入済み
仏教について興味はあったが、誰がいつどの宗派を開いたのか、どうも覚えられなかった。
高校時代に暗記したはずだがすっかり忘れている。
しかし、小説として読んでみるとたとえフィクションであれ、開祖と言われる人のイメージが生き生きと浮かび上がってくる。
どのような時代にどうしてこのような教えが生まれたのか、すんなりと頭に入ってくる。
今さらながらこうやって小説を読んで、その時代の空気感なりをイメージしながら日本史を勉強したらもっと面白くなってたかもと思う。
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Posted by ブクログ
ネタバレ全8巻完結!
最後のクライマックスも静かに進み、静かに終わる。第1巻の辺りでは、少しガサつい感じを受けたものの、以降は誹謗中傷に言い訳や申し開きもせず、静かに剣の道と人を磨くことに精進する。巌流島の戦いも資料があまり無く、ある説に基づくフィクションだという。初版は昭和11年、その頃の時代背景を映す部分もあるのかもしれない。
権之助と伊織を襲ったのは真田幸村の配下だった。その真田幸村に、細川家の老臣、長岡佐渡が会い、武蔵の話になる。一方、九死に一生を得た伊織は堺の商人に助けられ大坂へ。そこで、細川家の長岡佐渡、佐々木小次郎に出会う。
武蔵は岡崎に、そして又八も岡崎の禅寺で修行。二人は求めていた愚堂に会えた。又八は、愚堂に仕えるが、武蔵は声を掛けてもらえない。最後に気付いたのは、いつまでも悩むばかりでなく、自分で前に進めるはず、と愚堂は示したかったのか。
又八は、赤子を背負う朱美に会い、出家から俗世に戻り、父となることを決断する。
お通を虐めるお杉ばば、伊織によって寒い雨の日に洞穴に閉じ込められるが、それを救いに来たのはお通だった。お通の首を絞め、お通を決死の状況に追い詰めたが、そこでお杉ばばは、ようやくお通の心を理解し、許すのだった。
佐々木小次郎を抱えた細川家。武蔵を推す者も多い中で、自然と佐々木小次郎と武蔵が、舟島で対決することになる。
武蔵は佐々木小次郎との決戦を前に、お通との思いを確かめあった。舟島を遠くから見つめる伊織、又八、朱美。
巌流島の戦いの後の武蔵の姿は描かれていない。