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Posted by ブクログ 2013年06月26日
「『将軍家の御指南役って、偉いんだろうね』
『うむ』
『おらも大きくなったら、柳生様のようになろう』
『そんな小さい望みを持つんじゃない』
『え。…なぜ?』
『富士山をごらん』
『富士山にゃなれないよ』
『あれになろう、これに成ろうと焦心るより、富士のように、黙って、自分...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年01月15日
吉川英治の武蔵は、司馬遼太郎の土方とは違って、
とにかく、真面目だ。
常に己を反省し、また人から学ぼうとする。
人によっては、
この小説の中に延々と続く、探求の旅は、地道で長く永く、
時に、単調かもしれないけれども、
俺はかな~り、はまった、わけで。
武蔵 対 小次郎
武蔵 対 お通
武蔵 対...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年10月21日
法典ヶ原の開墾・伊織との出会い
江戸での小次郎の活動
が主に描かれています。
武蔵の精神が成熟しようとしています。人を屈服させる剣ではなく、世を治めるための剣、または武力。その思想が開墾で見事に表れています。吉岡一門との死闘に勝っても驕ることなく、絶えず内省を続けてきた結果でしょう。一人の人間...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月20日
6巻は2人目の弟子との出会い、共に荒野を開拓していく。
大自然を師匠とし、開墾の中で得られる苦労や失敗を修行と捉える生活はスケールが大きい。
新たな環境で試行錯誤を重ね、得た知恵や深めた思想は生き生きしている。武蔵は失敗するほど、柔らかく謙虚になっていくように感じる。その一方で人に何を言われても自分...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月06日
新たな出会いの第六巻。
お通、城太郎、又八、朱美。
武蔵を取り巻く人々が消息不明になり、
そのまま三年が経過し、再び孤独の武蔵。
だが、そんな彼にも新しい出会いがあった。
城太郎に代わり彼を師と仰ぐ少年伊織。
彼を弟子に持つことにより武蔵も学んでいく。
そして、消息を絶つも無事だったお通だが、...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月02日
小次郎の野心とそこから来る狡猾さ、武蔵の求道の態度がこの作品の精神的支柱であることに疑いはないが、こういった誰にでも身に覚えのありそうな設定をそこかしこに散りばめられているこの作品は、やはり周到に構築された渾身の一作なんだろう。
再々読ながら楽しんで読ませてもらっています。
ところでこの作品、日本全...続きを読む
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