吉川英治のレビュー一覧

  • 私本太平記(一)

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    面白かった。
    室町時代にどのように突入していったのか、
    なぜ鎌倉幕府は倒れたのか、等を政治、軍事的側面から描いている。

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    2010年10月26日
  • 私本太平記(一)

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    吉川文学の味わい深いシリーズだと思います。
    歴史の学びにも参考になりますし、男女あるいは当時の夫婦間の情愛の機微も、丁寧に描かれていると思えます。

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    2010年09月10日
  • 三国志(五)

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    ちょっと間が空いて、三国志もようやく半分。

    敗戦により散り散りになっても、主君の生存を信じ、再会を信じて、敵国に召抱えられていても義を守り通す関羽。ここまでの信頼関係を生涯に持てた人間って、他に望むものがあるんだろうか。金銀財宝なんかより、ものすごい財産だよなぁと思います。
    どんなに叩きのめされても、財産は奪えても絆は奪うことはできない。やっぱり、どう考えても一番大事なものは人間関係の中にこそあるべきで、それを守る為に、弱い立場にいる人を守る為に立てる人は立つ。そういう思いはみんなに伝わるし、だからこそ応援してもらえる
    力になってもらえるもんだと思います。
    どんだけ偉い人に従っていようが、責任や義務感から来るやらされ感でやってたんじゃその人の力を完全には活かせないんじゃないか。

    なんか、どうしても自分がいるビジネスの場に重ねてしまうけど、そういう上長に巡り合えた部下って幸せだなと思うし、自分と一緒に働いてる人たちにもそういう思いを持ってもらえてるといいな、と思います。

    無事に再会を果たして仲間と決起したけどうまくいかず、そこでアドバイスされたのが軍師の存在。自分の組織に対して、「こういう人が足りない」「こういうことができる人がいれば」って思うのはともすれば今の部下に不満を漏らすことにもなるから難しいだろうけど、でも組織をうまくまわしていく為には本来であれば上長は「今のままで十分」とは思わず、常にフラットな視点で考えておくべきことだと思います。
    で、そういう人材を少しずつ揃えていくことで、組織は「不要な1ピース」ではなく「必要な1ピース」を手に入れて、形になってくのかなと。

    個人も確かに磨く必要がある。それは間違いない。
    でも、どういう個人を集めるか、組織として個人の能力の単純な足し算ではなく、相乗効果によるスケールメリットを出せるようにしていく為には、そういう組織のマネジメントってのができること、要は「あるべき姿」を「個人」と「組織」双方で持っていることが組織の長に求められていることかなと思います。

    やっと諸葛亮孔明が出てきた。楽しみ楽しみ☆

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    2020年01月12日
  • 三国志(六)

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    続いてもう1巻。

    孔明すごい!「最小の労力で最大の効果を」ってのが自分のここ最近のテーマなんだけど、まさにこれを地でいく孔明はすごい才能の持ち主だったんだろな、と思います。
    ただ、頭がいいのはもちろん、相手に合わせて振る舞いを変化させることができる、適した形でアウトプットできることができて初めてあの明晰な頭脳は活きてくるんじゃないかな、とも思いました。文官には論破することで、武官には詳しい説明をせず主の威光と結果で。納得が得られなくても盲目的に説得ばっかりしないとこが、部分的な最善よりも大局的な最善を見ていて、なるほどなぁと思いました。

    やっぱり、常に大局を意識した仕事ができる人ってなかなかいないけど、俺はそういう人になりたいと思います。世界を見通す。これができたら、気持ちいいだろうなぁと。

    もう一つすごいところが、存在感というか相手に危険人物と思わせてしまう程の圧倒的な力量の差をさりげなく見せてしまうところ。
    賢者中嶋さんが「臥竜」を名乗っていたけど、今さらながら納得がいくことが多いです。確かに、今思えば思い当たる節は多々ある。
    圧倒的な知識を背景にしたピンポイントの指摘、自慢はしなかったけど連れてきてくれる日々交流してる人たちのレベルの高さ、自分は十分稼いでいるだろうけど「世の中の為になるなら」って動いていく姿勢(一銭にもならない俺ら向けの勉強会しかり)、、、実際に見てしまってるから、余計に実感としてわかるってのもあるけど、こういう人っているんだよなぁ。
    まだまだ目指す頂は高いです。

    あと4巻。俺はその間に何を学べるかな。

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    2020年01月12日
  • 三国志(八)

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    いやー「沈まぬ太陽」以来の長編小説、長かったけど、おもしろかったです。

    三国志。

    三国志自体が登場人物が星の数程いて、それぞれにドラマがあって泥臭いところから煌びやかなところまで幅が広くておもしろいってのもそうなんだけど、俺は読み進めていく中で、このおもしろさは著者である吉川英治の文才によるところも大きいんだろなって思いました。

    すごいなー、これだけの大作を書き上げることって、大仕事だ。

    でも、この三国志を読んでる3ヶ月間で、いろいろ新しい価値観に触れることができたのがなによりの収穫でした。

    個人と組織との考え方の違いを、自分の仕事に照らし合わせながら実感として得られたところ。まぁ答えはこれから仕事をしていく中で得ていかなきゃなって思うけど。
    あと、この三国志に限らずだけど、今まで読書の話をしなかった人と話ができて、「あー俺も昔読んだよ」って人と登場人物の話とか場面での話とかして仲良くなれたり、レッドクリフの影響もあって時事ネタでも出てくるようになった追い風も受けて(まさにレッドクリフの話じゃねーか)、相手のことがもっとわかったり少し仲良くなれたり、作品に対しての読んで良かったことと同時にそんな経験もできてとっても楽しい3ヶ月間でした。

    1巻完結的な本を読むのもいいけど、こういう長編じゃなきゃ書き表せない、何代にも渡るようなスケールの大きいものの見方を学んだ3ヶ月だったなと思います。

    俺も、これを読んでくれてるみんなも、じーちゃんばーちゃんがいて、両親がいて、自分がいて、兄弟がいて、そして俺達からまた次の世代が生まれて、そうやって続いていくんだ。今は家族じゃない人たちとだって、どっかでつながってたかもしれないし、これから先のどこかで俺か俺と縁のある誰かとつながっていくかもしれない。その中で、脈々と受け継がれていく大事な価値観や、教えなくても伝わるものがあったり、家庭の味とかそれぞれの家庭ならではの形もあって、そんな時の連続の中で、そばにいる人たちの幸せをみんなで守りながら暮らしてきた人生の先輩たちがいて、俺もそうやって暮らしていくんだよな、とかしみじみ感じてました。

    そんな価値観から言えば、年を取っていくことってそんなに捨てたもんじゃないですね。
    年を取っていかなきゃ、自分の先の未来は見えてこない。これから先、5年後、10年後になればじーちゃんばーちゃんが生きてる人も減ってるだろうけど、その人たちに代わる役割を担う人が、そういったところだからこそ見える人生の起伏や人情の機微を後世に伝えていく。それが何も意識せずに当たり前にできてるような循環が本来あるべき姿なのかな、とか思いました。

    今の自分は誰かのために何ができるかな。
    5年後に、できることは増えてるかな。伝えられることはより深く、大きくなってるかな。
    いつまでも変わらないものも大事にしたいけど、周りの人を助けられたりできる自分をもっと大きくできるよう頑張っていきたいなと思いました。

    なんか、三国志の感想からちょっと話がずれてるけど、登場人物それぞれ自分なりの思いを持って自分の人生を生きている。それは、今も変わらずに大事なことだし、俺も自分の人生をもっともっと(金銭て意味じゃなく)豊かに生きていければ楽しいなと思いました。

    欲しいのは物じゃなく、人物。
    仲間がいて、笑いがあって、そんな時の連続を自分の人生として送っていきたいと思います。

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    2020年01月12日
  • 三国志(五)

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    やっとかの有名な赤壁の戦いが終了。なるほど、そういうことだったのか。今まで興味がなかったのですが、映画の『レッドクリフ』が観たくなりました。それにしても孔明は先を読めすぎです。面白いんですが、ちょっとスゴすぎなんじゃないだろうか…。

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    2010年04月16日
  • 新・平家物語(一)

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    清盛観の変わる一冊です。

    平家一門を束ねる、故白河天皇のご落胤でセレブな清盛のイメージは払拭されるはず。

    読むべきポイントは、優れた平氏は清盛よりも父忠盛であったこと。
    この人の忍従する姿や周囲に添った生き方に感銘を受けます。

    この世の無常が各々の短い話からも感じられる名文。

    吉川氏の文章は、ことばもわかりやすく何よりも人の「心」を描いているところが他の作家と一線を画していると思います。

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    2010年03月13日
  • 三国志(四)

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    やっと諸葛孔明が出てきました。劉備がどんどんダメな子に見えてくるのは私だけなのか…。だんだん戦術とかも少し凝った感じにはなってきたけれど、似たことの繰り返し感はやっぱり否めず。誰がいい人なのか、ヒーローなのかが分からなくなってきた感じ。そういう意味でかなりリアルなのかと。

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    2010年02月24日
  • 親鸞(一)

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    全3巻。
    久しぶりの吉川先生。

    坊主ってことで読んでなかった親鸞。
    久しぶりに吉川先生が読みたくて
    複数卷だったので。

    ああ。
    やっぱうまいなあ。
    話。
    面白い。

    引き込まれる。
    ストレスフリー。
    坊主だしめんどくて嘘くさいんだろうと思ってたけど、
    すんなり入れる。
    ぐっとくるし。
    坊主なのに。
    途中でフェードアウトした側近だけ気になるけど。

    これから時代が変わって
    戦国の武将がみんな苦労するんだなあって
    変な感慨。

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    2010年01月19日
  • 宮本武蔵(2)

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    ~内容(「BOOK」データベースより)~
    沢庵のあたたかい計らいで、武蔵は剣の修行に専念することを得た。可憐なお通を突き放してまで、彼が求めた剣の道とは…。だが、京畿に剣名高い吉岡一門の腐敗ぶり。
    大和の宝蔵院で味わった敗北感、剣の王城を自負する柳生の庄で身に沁みた挫折感。武蔵の行く手は厳しさを増す。一方、又八は堕ちてしまい、偶然手に入れた印可目録から、佐々木小次郎を名乗ったりする。
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    2009年12月31日
  • 宮本武蔵(3)

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    ~~出版社/著者からの内容紹介~~
    吉岡清十郎と雌雄を決す!武蔵の年来の宿望は、ここに実現の運びとなった。時、慶長10年正月9日。場所は京都・蓮台寺野。もし武蔵が勝てば、その名声は京畿を圧するだろう。――武蔵は思いのままに戦い、勝利をおさめたが、彼の得たものは、心の虚しさでしかなかった。一方、蜂の巣を突いたような吉岡一門から、一門きっての暴れん坊、吉岡伝七郎が鎌首をもたげてきた。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~

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    2010年01月01日
  • 宮本武蔵(4)

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    ~内容(「BOOK」データベースより)~
    今や、武蔵は吉岡一門の敵である。清十郎の弟・伝七郎が武蔵に叩きつけた果し状!雪の舞い、血の散る蓮華王院…。つづいて吉岡一門をあげての第二の遺恨試合。
    一乗寺下り松に吉岡門下の精鋭70余人がどっと一人の武蔵を襲う―。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~

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    2009年12月31日
  • 宮本武蔵(5)

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    ~内容(「BOOK」データベースより)~
    吉岡一門との決闘を切り抜けたことは、武蔵に多大の自信とそれ以上の自省を与えた。そしてまた、大勝負の後に訪れたゆくりなき邂逅。
    ―それはお通であり、又八であり、お杉婆であった。その人々が、今後の武蔵の運命を微妙に織りなしてゆく。山ならば三合目を過ぎ、いま武蔵の行く木曾路、遥かな剣聖を思い、お通を案じる道中は風を孕み、四合目の急坂にかかる。
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    2009年12月31日
  • 宮本武蔵(6)

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    ~内容(「BOOK」データベースより)~
    長い遍歴をともに重ねてきた城太郎は、木曽路でぷっつり消息を絶ち、武蔵は、下総の法典ケ原で未懇の荒野を開拓しはじめた。恃むべき剣を捨て、鍬を持った武蔵!これこそ一乗寺以後の武蔵の変身である。相手は不毛の土地であり、無情の風雨であり、自然の暴威であった。―その頃、小次郎は江戸に在って小幡一門と血と血で争い、武蔵の“美しい落し物”も、江戸の巷に身を奇せていた。
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    2009年12月31日
  • 宮本武蔵(7)

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    ~内容(「BOOK」データベースより)~
    わが国の新聞小説で「宮本武蔵」ほど反響を呼んだ小説はないであろう。その一回一回に、日本中が一喜一憂し、読者は武蔵とともに剣を振い、お通とともに泣いたのである。そしていまひとつ気になる存在―小次郎の剣に磨きがかかればかかるほど、読者は焦躁する。その小次郎は、いち早く細川家に仕官するという。宿命の敵、武蔵と小次郎の対決のときは、唸りをうって刻まれてゆく。
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    2009年12月31日
  • 宮本武蔵(8)

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    ~内容(「BOOK」データベースより)~
    当初、二百回ぐらいの約束で新聞連載が開始されたが、作者の意気込み、読者・新聞社の熱望で、五年がかり、千余回の大作に発展した。一度スタートした構成を途中から変えることは至難だが、さすがは新聞小説の名手。ただし、構成は幾変転しようと、巌流島の対決で終局を飾ることは、不動の構想であった。作者が結びの筆をおいたとき、十二貫の痩身は、十貫台に―文字通り、鏤骨の名作。
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    2009年12月31日
  • 新・水滸伝(一)

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    三国志よりも単純に楽しめます。

    勧善懲悪。ヒーローがいっぱい♪

    何度読んでもオモシロイ。

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    2009年12月03日
  • 黒田如水

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    有岡城の後も、半兵衛生きてる~!
    官兵衛が看取るとかスゴイけど、娯楽作品ならアリ。
    けども如水時代までは描かれてないのがタイトルに偽りありというか、すごく勿体無い。

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    2009年12月01日
  • 宮本武蔵(5)

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    舞台は江戸へ。

    佐々木小次郎がすごい嫌な奴に描かれている。
    だけど小次郎本人は嫌がらせとかじゃなくてこうするのが正しい、こうするべきだと思って行動してるわけで。
    こういう人って少しかわいそうだと思った。
    現実にはこんなに極端な人はそうはいないだろうけど。

    20090822

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    2009年10月07日
  • 新・平家物語(六)

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    2009年8月21日。

    いよいよ平家の没落の兆しが見えてきました。
    このお話だと、平家って結構いい人が多かった?
    敵に対しては、当事にしては寛容だし、人間味もある人が多い。
    それに比べると源氏側って洗練されてないよね。

    この巻も義経を中心にお話が進んでます。

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    2009年10月07日