吉川英治のレビュー一覧

  • 私本太平記(四)

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    後醍醐帝は隠岐から脱出を図る。
    楠木正成は、金剛山で抵抗を図り、その意気込み、戦術が、まさに彼を英雄に仕立て上げる。
    金剛山に足を運んでみたいなぁ。

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    2011年02月11日
  • 三国志(五)

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    三国志のいいとこはみんな負けるとこだね、やっぱ。
    致命傷を負わなければ、場合によっては致命傷に思えるくらいの傷を負ったとしても、生きてさえいればなんとかできるっつーね。

    失敗しない人間なんていない。いるとしたらそいつは何にもしてないだけ。だからこそ失敗しない英雄譚ではなく、失敗をする英雄譚が意味を持つ。英雄とて失敗する。しかし彼らは挫けない。失敗から学び、失敗を失敗のままにせず、逆に大きな成功の礎とする。

    孔明無双というか、チートオリ主としての孔明に思えてくる。モノローグのない逆行物みたいなね。三国志の、演義の、更に小説だから二次創作的な誇張はまあしょうがないんだろうけど、曹操や周瑜がもは

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    2011年03月05日
  • 三国志(七)

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    哀しいかな、錚々たる英雄達が、雪崩れのごとく落命する。
    いよいよ、三国志の物語は、終焉に向かう。


    「黄巾の乱」に始まった三国志序曲は、
    「董卓軍対連合軍」「中原争乱と曹操台頭」「荊州攻防、赤壁の戦い」と、ここまで一気に駆け上がっていく。
    そして、本巻「美髯公関羽の死」から、次巻クライマックス「五丈原の戦い」へ突入していく。


    やはり、三国志は、生身の人間を描く。
    -"老い"とは。
    孔明渾身の未来への手紙 "出師の表"とは。


    涙なしには、、、
    どうぞ、泣ける詩を。


    そして、語る、吉川英治。
    いや改めて、この長編は深いと思った今日。

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    2011年01月30日
  • 私本太平記(一)

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    幕末本を読んでいると、どうしても天皇の歴史を理解する必要があり、先ずは南北朝の時代を知るべきだと思い、読むことにする。
    登場人物の繋がりが絶妙で読んでいて飽きない。

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    2011年01月29日
  • 三国志(四)

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    「はじめは呂布と親しみ、のち曹操に拠って、近頃また、袁紹に拠って、みな裏切っています」
    蔡瑁が玄徳のことをそのように評する下りがあるが、読んでいて、玄徳が呂布を評した場面を思い出す。
    呂布を生かすか殺すか悩んでいる曹操に、こいつは本当裏切ってばっかいますから殺した方がいいっすよ、っつったら呂布に、お前にだけは言われたくないわお前が一番信用できん男やないかい、と言われたところ。
    呂布が悪逆非道だったから負けたわけでも玄徳が聖人君子だったから勝ったわけでもなく、呂布は負けたから悪逆非道となり玄徳は勝ったから聖人君子になったんだろうなあとか思う。

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    2011年03月05日
  • 宮本武蔵(3)

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    面白い。小次郎も登場し、役者はそろった。吉岡清十郎を破った武蔵はこの後どの様に吉岡一門の戦うのだろうか。

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    2011年01月22日
  • 三国志(三)

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    「閑話休題」と書いて「それはさておき」と読む。
    やはり陳宮が好きである。呂布は曹操と比べ馬鹿で粗暴であるがそれでも正直で好感が持て貴様よりはマシだ。そんな下りがあるが、もし曹操と劉備を比べたらどうだろうか。まだ曹操の方が人間味があるのではないかなとか思う。基本的に劉備を善人とすることに無理があるんではなかろうかと思えてならない。
    引き続き、陳父子がうざい。相当にうざい。

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    2011年03月05日
  • 宮本武蔵(2)

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    時は未だ、関ヶ原の戦い後、大阪の陣、前である。
    そして彼は、武者修行の途上にある。


    物語のラストは、巌流島なのか何なのか知らないけど、
    この第二巻では、あの"佐々木小次郎"が、肩に小猿を乗せて颯爽と登場する。


    そういえば、
    かの物語三国志では、趙雲が漢中での対曹操戦で、見事な空城計 (By 兵法三十六計) を演じた時、「満身これ胆の人か」と、劉備が言ってた。


    武蔵。
    言うとすれば、
    「満身これ剣の人」か。


    引用するが、相手は"釘"。
    若干二十歳、武蔵、おそるべし!

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    2011年01月15日
  • 新・水滸伝(一)

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    中3時、横山光輝の「水滸伝」を読んで以来、初めてしっかりと活字で読みました。最高の娯楽作品♪二巻以降が楽しみ。

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    2011年01月02日
  • 私本太平記(一)

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    面白かった。
    室町時代にどのように突入していったのか、
    なぜ鎌倉幕府は倒れたのか、等を政治、軍事的側面から描いている。

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    2010年10月26日
  • 私本太平記(一)

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    吉川文学の味わい深いシリーズだと思います。
    歴史の学びにも参考になりますし、男女あるいは当時の夫婦間の情愛の機微も、丁寧に描かれていると思えます。

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    2010年09月10日
  • 三国志(五)

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    ちょっと間が空いて、三国志もようやく半分。

    敗戦により散り散りになっても、主君の生存を信じ、再会を信じて、敵国に召抱えられていても義を守り通す関羽。ここまでの信頼関係を生涯に持てた人間って、他に望むものがあるんだろうか。金銀財宝なんかより、ものすごい財産だよなぁと思います。
    どんなに叩きのめされても、財産は奪えても絆は奪うことはできない。やっぱり、どう考えても一番大事なものは人間関係の中にこそあるべきで、それを守る為に、弱い立場にいる人を守る為に立てる人は立つ。そういう思いはみんなに伝わるし、だからこそ応援してもらえる
    力になってもらえるもんだと思います。
    どんだけ偉い人に従っていようが、責

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    2020年01月12日
  • 三国志(六)

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    続いてもう1巻。

    孔明すごい!「最小の労力で最大の効果を」ってのが自分のここ最近のテーマなんだけど、まさにこれを地でいく孔明はすごい才能の持ち主だったんだろな、と思います。
    ただ、頭がいいのはもちろん、相手に合わせて振る舞いを変化させることができる、適した形でアウトプットできることができて初めてあの明晰な頭脳は活きてくるんじゃないかな、とも思いました。文官には論破することで、武官には詳しい説明をせず主の威光と結果で。納得が得られなくても盲目的に説得ばっかりしないとこが、部分的な最善よりも大局的な最善を見ていて、なるほどなぁと思いました。

    やっぱり、常に大局を意識した仕事ができる人ってなかな

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    2020年01月12日
  • 三国志(八)

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    いやー「沈まぬ太陽」以来の長編小説、長かったけど、おもしろかったです。

    三国志。

    三国志自体が登場人物が星の数程いて、それぞれにドラマがあって泥臭いところから煌びやかなところまで幅が広くておもしろいってのもそうなんだけど、俺は読み進めていく中で、このおもしろさは著者である吉川英治の文才によるところも大きいんだろなって思いました。

    すごいなー、これだけの大作を書き上げることって、大仕事だ。

    でも、この三国志を読んでる3ヶ月間で、いろいろ新しい価値観に触れることができたのがなによりの収穫でした。

    個人と組織との考え方の違いを、自分の仕事に照らし合わせながら実感として得られたところ。まぁ答

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    2020年01月12日
  • 三国志(五)

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    やっとかの有名な赤壁の戦いが終了。なるほど、そういうことだったのか。今まで興味がなかったのですが、映画の『レッドクリフ』が観たくなりました。それにしても孔明は先を読めすぎです。面白いんですが、ちょっとスゴすぎなんじゃないだろうか…。

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    2010年04月16日
  • 新・平家物語(一)

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    清盛観の変わる一冊です。

    平家一門を束ねる、故白河天皇のご落胤でセレブな清盛のイメージは払拭されるはず。

    読むべきポイントは、優れた平氏は清盛よりも父忠盛であったこと。
    この人の忍従する姿や周囲に添った生き方に感銘を受けます。

    この世の無常が各々の短い話からも感じられる名文。

    吉川氏の文章は、ことばもわかりやすく何よりも人の「心」を描いているところが他の作家と一線を画していると思います。

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    2010年03月13日
  • 三国志(四)

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    やっと諸葛孔明が出てきました。劉備がどんどんダメな子に見えてくるのは私だけなのか…。だんだん戦術とかも少し凝った感じにはなってきたけれど、似たことの繰り返し感はやっぱり否めず。誰がいい人なのか、ヒーローなのかが分からなくなってきた感じ。そういう意味でかなりリアルなのかと。

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    2010年02月24日
  • 親鸞(一)

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    全3巻。
    久しぶりの吉川先生。

    坊主ってことで読んでなかった親鸞。
    久しぶりに吉川先生が読みたくて
    複数卷だったので。

    ああ。
    やっぱうまいなあ。
    話。
    面白い。

    引き込まれる。
    ストレスフリー。
    坊主だしめんどくて嘘くさいんだろうと思ってたけど、
    すんなり入れる。
    ぐっとくるし。
    坊主なのに。
    途中でフェードアウトした側近だけ気になるけど。

    これから時代が変わって
    戦国の武将がみんな苦労するんだなあって
    変な感慨。

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    2010年01月19日
  • 宮本武蔵(2)

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    ~内容(「BOOK」データベースより)~
    沢庵のあたたかい計らいで、武蔵は剣の修行に専念することを得た。可憐なお通を突き放してまで、彼が求めた剣の道とは…。だが、京畿に剣名高い吉岡一門の腐敗ぶり。
    大和の宝蔵院で味わった敗北感、剣の王城を自負する柳生の庄で身に沁みた挫折感。武蔵の行く手は厳しさを増す。一方、又八は堕ちてしまい、偶然手に入れた印可目録から、佐々木小次郎を名乗ったりする。
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    2009年12月31日
  • 宮本武蔵(3)

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    ~~出版社/著者からの内容紹介~~
    吉岡清十郎と雌雄を決す!武蔵の年来の宿望は、ここに実現の運びとなった。時、慶長10年正月9日。場所は京都・蓮台寺野。もし武蔵が勝てば、その名声は京畿を圧するだろう。――武蔵は思いのままに戦い、勝利をおさめたが、彼の得たものは、心の虚しさでしかなかった。一方、蜂の巣を突いたような吉岡一門から、一門きっての暴れん坊、吉岡伝七郎が鎌首をもたげてきた。
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    2010年01月01日