吉川英治のレビュー一覧

  • 黒田如水

    Posted by ブクログ

    軍師官兵衛が始まる前に、と思って読んだが、わかい頃の黒田官兵衛に焦点を当てて描いたものだったので想像と違った。
    しかし、あまり有名、知られてはいない話が多いと思うので大変興味深くあっという間に読む事が出来た。
    竹中半兵衛の生涯にも興味がわきますね。

    0
    2014年01月05日
  • 黒田如水

    Posted by ブクログ

    タイトルは「黒田如水」だが、「黒田官兵衛」時代で終わっているのに不満が残る。有岡城での幽閉や竹中半兵衛との友情が中心で、活劇としても吉川英治の筆が冴える。創作かもしれないが、官兵衛の窮地を救った女性お菊の存在が光る。
    「如水」になった晩年の人生を知るには、坂口安吾の「二流の人」とセットで読めばいい。

    0
    2013年12月11日
  • 三国志(三)

    Posted by ブクログ

    張飛のお馬鹿ぶりに呆れたり、関羽の強さに圧倒されたり、劉備の慎重すぎる行動にイライラしたり…と人間模様が面白いですが、やはり曹操派かな?と。

    0
    2013年12月02日
  • 新・平家物語(二)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    保元の乱から平治の乱にかけての話になり、いよいよ面白くなってきました!
    天皇家の悲哀が特に切ない。文章に天皇家に対する敬意も感じられて、その時代の人間の感覚に近づける気がする。
    崇徳上皇と麻鳥の関係に権力争いに翻弄される一番の被害者である天皇家の悲しさが表現されていたと感じました。
    一方の公家は滑稽なまでにおろか。
    もう公家の時代ではないというのがひしひしと伝わる。

    武家の棟梁としての清盛と義朝の対比も面白い。
    端整な重盛VS悪源太義平の嫡男対決もわくわくする。
    ついに13歳の頼朝も登場するし、長期戦でのんびり読むつもりだったけど、早く続きが読みたいです。

    0
    2013年11月25日
  • 鳴門秘帖(三)

    Posted by ブクログ

    舞台は敵の本拠地。
    敵をバッタバッタと斬り捨てて、陰謀を暴き、水戸黄門のように
    完全勝利.......と思いきや、相変わらず主人公、間が悪いし弱ぇ~。

    どんどん話は進むので物語的には面白いのだが、
    ヒーローがチトさえないのが残念。

    0
    2013年11月16日
  • 新・平家物語(五)

    Posted by ブクログ

    義経の平泉入り。頼朝の近況。京の都では鹿ヶ谷事件が発生する。

    歴史にIFはないですが、頼朝が伊豆に送られずに、西国に送られていたら。政子に出会っていなければなどと考えてしまいます。義経も同様です。平家もしかりで、清盛が長生きだったら。重盛が病にならなければと。

    ただ、この些細なひとつずつの積み重ねが、重大な結果に繋がると思えば、自分の生活でも何もしないと言う選択肢はないと実感。

    鹿ヶ谷事件で、平教盛・重盛が大納言成親との親類関係に苦しむ様や、政子が頼朝と通じていると苦しむ北条時政。そう言った親兄弟の関係で苦しむ様は平治の乱や保元の乱とあまり変わっていない気がします。

    0
    2013年11月03日
  • 宮本武蔵(8)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    よくよく考えると武蔵と小次郎の対決の必然性がお世辞にも滑らかに、自然な形で導入されていないな、これは大きな弱点。
    ただそれを補ってあり余る魅力が満載、この巻の小次郎との最後の対決シーンもそうなんだが、戦いの場面の文章が凄い。
    映像が浮かんでくる表現とはまさにこの作品に当てはまる。
    でも詰まるところ本作の魅力は最後の文章に詰まってるんだろうな。
    『波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は歌い雑魚は踊る。けれど、誰か知ろう、百尺下の水の心を。水のふかさを。』

    0
    2013年11月11日
  • 宮本武蔵(7)

    Posted by ブクログ

    またまたすれ違いの妙。
    しかしこんなに子供を舞台回しとして上手く使っていたのか、完全に忘れとりましたが感心しきり。
    子供を上手く使う作品はメリハリが絶妙に効くとは当方の持論。
    さてさて最終巻へ向かいますか。

    0
    2013年11月02日
  • 宮本武蔵(6)

    Posted by ブクログ

    小次郎の野心とそこから来る狡猾さ、武蔵の求道の態度がこの作品の精神的支柱であることに疑いはないが、こういった誰にでも身に覚えのありそうな設定をそこかしこに散りばめられているこの作品は、やはり周到に構築された渾身の一作なんだろう。
    再々読ながら楽しんで読ませてもらっています。
    ところでこの作品、日本全国を紹介する観光宣伝小説でもありますな。
    東海道中膝栗毛じゃないけど、こういった設定は日本の娯楽の伝統なのかもしれない。

    0
    2013年11月02日
  • 宮本武蔵(5)

    Posted by ブクログ

    吉岡一門との死闘という山場を越えたせいか、微妙に一休み的な感じがする巻。
    ただ又八のどうしようもない小市民さと小次郎の何処となく子供っぽい描写が続き、特に後者は武蔵の成長の描写との対照性後半への布石含めて活劇ものには必須の要素。
    ちなみの「活劇もの」にネガティヴな意味は全くなく、むしろ最高の賛辞と言っても過言ではなく。

    0
    2013年11月02日
  • 新・平家物語(一)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    数年ぶりかの再読。やっぱり私はこの小説の清盛が好きです。前回は最後の十六巻までいけなかったので今回は読み切りたい!

    0
    2013年10月27日
  • 宮本武蔵(4)

    Posted by ブクログ

    本作の見せ場の一つでもある吉岡一門との決闘。
    そこに至るまでの緩やかだが次第に増す緊迫感、怒涛の決闘シーン。
    加えて本巻あたりで登場人物に更なる深みと輪郭が与えられる。
    それにしてもここまでは小次郎は何処か子供っぽく描かれている、バガボンドのドラスティックな設定も頭の片隅には残っていることもあり、やはりこの男の行方も気になる。
    結局のところ、兎に角面白いということですな。

    0
    2013年11月02日
  • 宮本武蔵(3)

    Posted by ブクログ

    吉岡清十郎、本来なら才人・賢人なんだろうがあまりに偉大な先人とその遺産に潰されてしまった典型例として描かれている。
    しかし一方で再起し生きようとする生命力の象徴としても扱われる。
    この作品にファンが多いのは武蔵の求道的態度が一番なんだろうけど、脇役もそれぞれに深い味わいがあるからではないだろうか?
    やっぱり日本の国民文学の一冊と評価されることに疑問の余地はないという感じでしょうかな。

    0
    2013年11月02日
  • 宮本武蔵(2)

    Posted by ブクログ

    色んな登場人物が交差しつつ、すれ違う描写が絶妙。
    主人公たる武蔵と小次郎、両人とも野心に溢れる若者として突き進んでいくがやはり小次郎の方が微妙に子供っぽく(あるいは敵役のように)描かれているかな?
    この辺りがエンターテインメントとしての基本かと。
    あとやっぱりバガボンドより上品かな、時代のせいだろうけど。
    リアリズムという名の直接的描写にもやはり良し悪しというものはある。
    まぁとにかく今は吉川武蔵の世界に浸りましょう。

    0
    2013年11月02日
  • 宮本武蔵(1)

    Posted by ブクログ

    通算三度目の読書開始。
    文章が綺麗でありながら躍動感あり、今も読み継がれるばかりでなくインスピレーションを与えて新たなマンガを生み出す素となるのも頷ける。
    しかし過去の記憶が曖昧なのか、武蔵は第一巻からこれほど大人びていたかな?
    バガボンドと混同しているのかもしれない。
    いずれにせよこの大作をもう一度楽しんで読破しよう。

    0
    2013年11月02日
  • 新・平家物語(四)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「平家であらずんば、人にあらず」という言葉の様に平家は全盛を極める。鞍馬山を抜け出し、平家打倒を誓う義経の旅立ち。

    時の権力者の清盛のもとには、多くの女性が身を捧げる。その彼女たちの悲哀もよく描けています。特に妓王の翻弄され続ける生き方が悲しい。そういう仕打ちにあってきたと言う時代があったから、現代の女性たちは強いのかなと感じました。

    義経も、母の常磐恋しさがよく伝わってきます。時代に翻弄され続ける様を見て、改めて現代の日本に生まれて良かったと思います。

    0
    2013年10月03日
  • 宮本武蔵(八)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    遂に完結。
    ここに到っての武蔵と小次郎の因縁は少々描写があっさりとしすぎていて物足りなかった気もする。あれほど武蔵の評判を落とし、陥れようとしていた小次郎も禄を得て満足してしまったのか敵役として物足りなく、また武蔵も人間的に成長を遂げて委細構わぬようになり、2人が闘う理由が今ひとつ薄い。もちろん剣士としての純粋な欲求はあり得るが、それもあまり感じられず、いわば惰性ともいえる因縁ですかないような。淡々と終わってしまった気がします。

    0
    2013年09月18日
  • 宮本武蔵(七)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    弟子である伊織とかつての弟子である城太郎との巡り会い。沢庵和尚との再会、お通とのすれ違い…。江戸で仕官の道を断たれた武蔵は何を求めるのか…。新たな修行が始まる第七巻。

    0
    2013年08月29日
  • 宮本武蔵(六)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小次郎の策略により汚名を着せられた武蔵が出会った孤児、伊織。剣を置き、鍬を持った武蔵は伊織と二人、小屋を建て、畑を拓く。自然を相手に新たな戦いを始める、第六巻。

    0
    2013年08月28日
  • 宮本武蔵(五)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    吉岡一門との死闘を制しながらも剣の修行の意味を問い苦悩する武蔵。お通、小次郎、運命が交錯する第五巻。

    0
    2013年08月28日