吉川英治のレビュー一覧

  • 新・平家物語(二)

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    源氏と平氏の対立の始まりが描かれている。保元の乱、平治の乱といえば、今まで教科書で見た程度の知識だったが、読んで途端に色づいた。

    一部の権力争いが、義理や野望によって血縁の絆を裂くほどの大きな乱になった。特に源家の分裂、為義の最期は、日本で永く生きていた武士の美徳とその代償を象徴しているようで、非常に印象的だった。

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    2013年02月22日
  • 宮本武蔵(2)

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    「会い難いものは人である。その機縁を無にしてはならない。」P382
    佐々木小次郎がいよいよ出てきた。何物をも恐れず、負けん気溢れる青年は魅力的だ。

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    2013年02月17日
  • 新・平家物語(七)

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    源頼朝挙兵
    ただ時勢が合っただけさじゃないかと思ってしまう
    なぜかあまり魅力を感じない

    やはり清盛の方が人間的でいい

    頼朝のひねくれ具合も悪くはないけど、すぐ終わる時代の人としかやはり思えなかった

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    2013年01月14日
  • 新・平家物語(一)

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    吉川英治さんの本を始めて読みました。
    平家物語は、時代背景が分かりにくく、しかも長いので、
    今まで躊躇していたのですが、吉川さんの文章は非常に分かりやすいですね。すっきりとしています。
    気長に読んでゆこうと思います。

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    2013年01月06日
  • 三国志(三)

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    約1ヶ月かかって読み終わった。赤兎馬の再登場、劉備玄徳の敗走、関羽の活躍など展開する物語は色々な交わりがあり面白くなってきました!4巻がこの休みに読めないのは痛い・・・

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    2012年12月30日
  • 新・平家物語(一)

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    貴族社会ややこしい
    その中で平清盛の武士的な潔さは気持ちがいい
    これからどうなっていくのか、気になる

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    2012年12月15日
  • KOされない男たち 不屈のボクサーとセコンドの物語

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    ネタバレ

    ボクサーのセコンド・トレーナーである筆者が育ててきたチャンピオン達にまつわるストーリー。
    ボクサーのストイックさが伝わってくる良書。

    ボクサーの視点ではなく,周りからボクサーを分析しているので,相手も心理も含めてより深く理解できるのがよい。

    サラリーマンボクサーからは勇気をもらったな。

    大友さんのオーストラリアチャンピオンとの逸話はすごい。

    最後の映画の話は自慢話っぽくてちょっとなぁ。。

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    2012年11月25日
  • 親鸞(三)

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    五木寛之版から激動編に行く前に吉川英治版もおさえとくかということで。細かい設定に差異あるが、親鸞の生き様について一貫している。教義そのものよりも人柄や行いにフォーカスされており、表現は難しいが親しみが持てた。浄土真宗への興味も湧いてきたので、念仏でも唱えてみるか。

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    2012年11月04日
  • 新・平家物語(一)

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    清盛が神輿に向かって弓矢を放ったシーンが面白かった!権力と結びつき、本来の役割から離れ保身と栄誉に走った腐れ坊主に一矢報いるいい場面だった。
    何よりよかったのが、坊主こそが力のなさを一番わかっていること。力のない者ほどよく吠える。ダメなやつはダメと言わなければならない。

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    2012年10月18日
  • 新・平家物語(九)

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    本巻の主人公は源義仲。木曽から挙兵し、平家一門との幾つかの戦いを経て、従兄である源頼朝とは嫡男を人質に出してまでも和睦し、いよいよ入洛。その後の洛中での振る舞いが非常に読んでいて面白い。礼儀作法を知らぬ田舎武者であるから何をするにつけしっくりこず、酒食に溺れて配下の統制も取れず、低い官位を授かりそうになって行家に止められ、後白河に朝日将軍の名を貰うも源頼朝と両天秤にかけられ、しまいには自分を頼って来た行家をも疑い出す始末…。悲運の将というのがぴったりである。その点、鎌倉を出ずに弟達を西上させた頼朝はクレバーであると言えるだろう。
    さて、悲運の将には女性が付き物なのがこの種の小説のならいであるが、義仲の場合は、巴、葵、山吹という三人の妾が登場する。私が今までドラマ等で見てきた中では巴御前の男勝りが印象に強いが(「武蔵坊弁慶」では大地真央、「義経」では小池栄子が好演)、本巻では葵の強烈さにより影を潜めているように感じる。いずれ来る義仲都落ちの際には良いスパイスとなるだろう。次巻のお楽しみである。

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    2012年09月21日
  • 新・平家物語(十)

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    前巻に引き続き、主人公は木曾義仲。義仲はリーダーシップという面では実に反面教師である。決断が遅く、成り行き任せであり、人心掌握にも長けていない。後白河院対策は常に後手後手に回り翻弄されていた。そのくせ、女性関係はお盛んであり、巴、葵、山吹に加え、摂関家の藤原基房娘:冬姫をもその端に加えてしまう。都落ちの際には代わる代わるその女性達が義仲の前に登場し、それぞれ永劫の別れを告げる。いわば、悲劇のヒーローと言ったところか。
    次代の悲劇のヒーローは義仲の従弟である義経。念願の都入りを果たし、次巻ではいよいよ一ノ谷を皮切りに源平合戦が始まる。義経は鎌倉出発の際に「難しさは、敵との合戦よりも、内にある」と予測している。義経麾下には義経子飼いの士と頼朝直属の臣という二種類がおり、前者と後者、義経自身と後者という微妙な人間関係を背負っての出陣であるからだ。また、名目上の総大将は凡庸な兄:範頼である。こうした不安要素をたっぷり含みながら義経の活躍が始まる。次巻以降も目が離せない。

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    2012年09月21日
  • 新・平家物語(十一)

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    一ノ谷の戦いとその後をじっくりと描く。いや、戦いよりもその戦前と戦後の人間模様に重点を置いているといっても過言ではない。
    前半では、平敦盛が主役。恋人逢いたさに陣抜けして京に戻ったところを義経一行に発見され、敵の公達にもかかわらず、丁重に送り届けられたくだりはほのぼのして良い。また、陣にカムバックした後の兄弟、親族とのやりとりは大家族だけに楽しい人間模様が味わえた。そして、熊谷直実との一騎打ちにより討たれる…。熊谷とのやりとりは平家物語の名場面であるが、敦盛も熊谷もそれ以前から登場しており、伏線の張り方は充分である。

    後半の主役は同じく平家の公達である平重衡。東大寺や興福寺を焼失させた大悪人として描かれることの多い重衡だが、吉川英治流のアレンジか、囚われ人となった後に世の平和を願い和平工作に協力したり、法然の教えを受けたり、骨抜きにするために送られた千手ノ前を思いやったりと、かなりの人格者というキャラ設定がなされていた。
    全16巻もあり、一ノ谷の戦いが終わってもまだ11巻なので、この先どうやって進行していくかが不思議だったが、こうやって足踏みしてじっくりと描くのだと理解。
    次巻はいよいよ屋島の戦いか。それとも、もうしばらく足踏みを続けるのか…。楽しみである。

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    2012年09月21日
  • 新・平家物語(十三)

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    さて、本巻では、屋島の戦いから壇ノ浦の戦い直前までを描く。人物模様が好きな私としては、あまり戦記を読むのが得意でなく、幾分か読みにくさを感じた。それでも、那須与一の扇の的や義経の弓流しなど名場面も多く、楽しむことも出来た。

    扇の的のくだりで登場する女性について、本作品では玉虫としているが、玉虫といえば、私が小学4年生の頃に見たNHKドラマ「武蔵坊弁慶」では弁慶の恋人役である。なるほど、あのドラマでの脚色だったのだ。もっとも、そのドラマでは扇の的で登場したのは、弁慶と玉虫の間にできた一人娘:小玉虫であったが。

    また、その扇の的で玉虫と一緒に登場する老武者:十郎兵衛家員が、与一に射殺されるというエピソードは意外であった。戦闘の際中の一種の趣であるはずの扇の的だが、そのすぐ後にこんな凄惨なくだりは不要であると思うのだが…。まあ吉川流の脚色なのだろう。

    また、総大将:平宗盛(清盛の三男)について。母時子の口から、「入道どのの胤でもなく、わらわの産んだ子でもない。」と出自を告げたシーンには驚いた。今までこうしたことに触れられておらず、単に鈍才な総大将という書かれ方をしていたが、実はそんな出自とは…。道理で、長兄の重盛ほどの器量もなく、弟の知盛や重衡ほどの勇猛果敢さもない訳である。2005年の大河ドラマ「義経」では、後白河法皇の落し胤というアングルで描かれていたが、それに近いものであろう。今年の大河ドラマ「平清盛」では時子が産んだ最初の子という描き方をしている。しかし、幼少期(清三郎)に泣き虫で弟(知盛)に励まされたり、時忠に「お前は寺へやられるぞ」と言われて凹んだりと、愚鈍なキャラは守られている。三つ子の魂百まで、か。

    そんな愚劣な総大将宗盛に対し、すぐ下の弟(清盛の四男):平知盛はカッコイイ。勇猛果敢、冷静沈着というだけでなく、名目上の総大将である宗盛を場面場面でちゃんと立てて尊重しているのだ。もし、宗盛と知盛の生まれた順序が逆であれば、歴史は変わっていただろう。すなわち、これほど呆気なく平家が滅びることはなかっただろう。平知盛は、小学生時代以来、私の最もお気に入りの平家武将。NHKドラマ「武蔵坊弁慶」では隆大介が演じており、子供心に渋くカッコ良く感じたのを覚えている。(ちなみにそのドラマでの宗盛は長束京三であり、ヒール役だった。)2005年の大河ドラマ「義経」では阿部寛。彼もカッコ良く知盛を演じたいたし、宗盛を立てながら実質の平家統率を担っていた。(ちなみにそのドラマでの宗盛は鶴見辰吾 であり、嫌味な公達という設定だった。)

    さて、そんな平家もいよいよ次巻で滅びるのか…。吉川流の展開術が楽しみである。

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    2012年09月21日
  • 宮本武蔵(4)

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    お通と武蔵がやっと出会う。そこに男の剣の道や生き様、女性の慕う気持ちがよく描写されてると思う。また、武蔵が二刀流を無双に振るうとこは、スピード感がある。

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    2012年07月26日
  • 宮本武蔵(5)

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    ストーリーを次の展開に移す為の巻だった。この巻から後編始まり、といった内容、前編までごちゃごちゃしていた登場人物(それがまたおもしろったが)が一気に整理されて、舞台は江戸へ。この巻の後半は武蔵は一切出てこなかったが、前フリはもう十分か、次巻が楽しみ。

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    2012年07月24日
  • 上杉謙信

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    上杉謙信について知りたかったので読んだ。
    と言っても、この本は川中島の戦いメイン。信玄vs謙信について知りたい場合にはいい。すごく面白かった。謙信の落ち着き払って肝のすわってるところがかっこいいなあ。
    勝敗については、どうなんだろう。
    あと、塩のところ。かっこいいなあ謙信。

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    2012年07月28日
  • 新・平家物語(一)

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    いきなり引き込まれてしまった。
    この時代に疎い私でも面白いと感じる話の展開。

    1巻からこれほどのドラマが繰り広げられるとは、続きが非常に楽しみである。

    いつの世も、人間の浅はかさは同じだなと、つくづく思う。
    それと同時に、世に悪評高い平清盛も、普通の愛すべき男児であったことを嬉しくも思う。(笑)

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    2013年01月13日
  • 宮本武蔵(4)

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    この巻のサブタイトル「武蔵と女」。
    侍としての武蔵と(武蔵のありたい姿)との対比として、女いっぱい登場、そして武蔵を人にする。そして自分が人な事を知ってまた侍として成長する。みたいな。
    歴史モノ長編に女が出てくるかどうかは、ひとつ読みやすさの目安だと思う。司馬作品は出てこない。(龍馬が行くでは出てくるが)

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    2012年06月28日
  • 宮本武蔵(7)

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    ライバル小次郎の仕官。苦労人武蔵はそれでも焦らず、自己の道を着実に進もうとする。最後に勝つのは着実に進歩を遂げるものだ!早く出世したものではない。

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    2012年06月08日
  • 宮本武蔵(4)

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    一乗寺下り松における吉岡一門との決戦。相手は多勢、武蔵はただ一人
    武蔵が死の境地で挑んだことがひしひしとつたわってくる。
    「修羅場」とはこういう情景をいうのか。

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    2012年05月24日