【感想・ネタバレ】新書太閤記（四）のレビュー

吉川英治

出る杭は打たれる。――永禄の終わりから元亀の初めにかけての信長が、まさにその状態に置かれていた。東北には武田・上杉の古豪が若輩何するものぞと眼を光らし、西北には浅井・朝倉が虎視眈々と隙をうかがっている。折も折、西上を打診しつづけていた信玄は、信長の盟友である徳川家康を襲い、浜松城北方の台地・三方ケ原で徳川軍を粉砕する。家康、生涯唯一の完敗であった。

[ブクログ · ★★★★☆]

遂に、室町幕府が崩壊。
信長が天下統一の第一歩を踏む。
この巻は、ほぼ、信長が主役。
藤吉郎も信長から貰った、羽柴秀吉という名前で、世に踏み出した。
一国の主になっても、秀吉の変わらない姿に好感が持てる。

[ブクログ · ★★★☆☆]

墨俣一夜城の建設、観音寺城の戦いでの勲功、浅井・朝倉の挟まれながら撤退した金ヶ崎の退き口などの話。
織田軍特攻隊長だった頃の、命を賭けた藤吉郎の活躍ぶりが気持ちいい。

[ブクログ · ★★★☆☆]

出る杭は打たれる。――永禄の終りから元亀の始めにかけての信長が、まさにその状態に置かれていた。東北には武田・上杉の古豪が若輩何するものぞと眼を光らし、西北には浅井・朝倉が虎視眈々と隙をうかがっている。折も折、西上を打診しつづけていた信玄は、信長の盟友徳川家康を襲った。浜松城北方の台地・三方ヶ原に徳川軍をおびき出し、これを粉砕した。家康、生涯唯一の完敗であった。

[ブクログ · ★★★☆☆]

出る杭は打たれる。―永禄の終りから元亀の初めにかけての信長が、まさにその状態に置かれていた。東北には武田・上杉の古豪が若輩何するものぞと眼を光らし、西北には浅井・朝倉が虎視眈々と隙をうかがっている。折も折、西上を打診しつづけていた信玄は、信長の盟友徳川家康を襲った。浜松城北方の台地・三方ケ原に徳川軍をおびき出し、これを粉砕した。家康、生涯唯一の完敗であった。