鳥飼茜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本を読むとだいたいの女性はなんらかの性被害に合ってる、幼い頃から大人になるまでの期間で。
男性も性被害にあうこともあると思うけど、女性の比ではないだろう。
そういう危険にさらされながら生きるってどういことだろう。
そういう話しばかりじゃないけど「私の身体を生きる」というテーマで書くとなったらそこは避けられないことなんだろう。
特に西加奈子、柴崎友香、金原ひとみ、朝吹真理子、藤野可織、藤原麻里菜のは身につまされた。
千早茜の「私は小さくない」は共感。(そこまで激しく大きく強くなりたいとは思わなかったけど)
鈴木涼美の「汚してみたくて仕方なかった」はぶっとんでた。すごいアカデミックな環境だから -
無料版購入済み
京都を舞台に
京都を舞台にした恋愛モノの群像劇である。男女間の微妙な思考の違い、嗜好の違い、すれ違い、出会いと別れ などをしみじみと描き出している。取り立てて劇的な場面はないが、しっとりとした佳作 という感じがする。
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Posted by ブクログ
ネタバレ自分の身体、この女の身体について色々考えたりすることが最近多くてなんかつらくて手に取った。女性たちが自分たちの身体のことや性のことを話すときなぜだか安心する。わたしもそう思っていると、同じように考えている人がいるというのはそういう安心材料になるんだと思う。どの書き手も性被害を受けている人が多くて本当に社会はクソだ…… 碌でもない人ばかりで、そのせいで自分の体を大切にできない女性がいたりするんだと知った。
わたしはもうずっと女しか子どもを産めないことが本当に許せないので、藤野可織さんの妊娠についてのエッセイは本当に本当にめちゃくちゃ凄いな〜と思った。妊娠出産の機能を持つのが女性だけである時点で -
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購入済み
読むのに気力のいる本だった
息子が中学にあがり、性教育を考えると男性視点の情報では難しいと思う事が多々ある
SNSでこの本のことが流れてきて書評を見た時、長男の女性に対する理解に何かしら寄与するかと思い、つい反射的に購入した。
男より女性の生き方はある意味で難しいが、性を持ち出すと安易に楽な選択を選ぶこともできる。
でも、それを選ぶと多くの場合、後でツケがまわる。だから、安売りするな、という言葉を親の世代は言う。
でも、若い世代が持て余す感情は大人の説教なんて聞き入れない。で、大人になって、同じように若い世代に言う。
そこに使える武器があってもそれを使わないって難しいこと。男が腕力で相手を従わせる選択をなかなか選べない -
ネタバレ 無料版購入済み
葛藤が苦しい
高校教師の美鈴の葛藤が、とても苦しい。女は、生きずらい性、搾取される性、それをまざまざと見せつける構成が、本当にすごい。
男性にこそ、読んでほしい。こんな事が起こらないように。
無理矢理なんて、絶対にダメ。ダメなことのオンパレード。読んでいて辛いシーンもあるけど、やめられない。
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ネタバレ 無料版購入済み
ありかさんの奮闘記
一緒に住んだりしていた男の人にあっさり振られた主人公、急遽、帰省して風邪を引いたり。結局、都内で住んでいた家で、妹さんと同居をすることに。
妹さんの代わりに面接を受けたらキャバ嬢になったりでしたが、印刷会社に行くことに。
主人公の心情と姉妹の会話等が如何にも、で、悪くないです。
巻末には昔の読み切り作品も収録されていました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ解決はしないけど、女の漠然としたもやもやを日々仲いい友達と飲みつつしゃべり倒してやり過ごす、この本の感じが好きだった。
全然切りのいいところじゃないのに終わっちゃったのってうちきりだったのだろうか・・・?
それぞれの今後がどうなったのか知りたいし、そこんとこペースが遅かったから終わっちゃったのかもしれないけど、ほんともったいないし、こういうマンガもっと読みたい。
瀧波ユカリ先生も今連載中の作品も、理不尽な女性問題に怒りをもって物申す!って感じだけれども、そんな怒れなくても理不尽なことは日々起きるし、そういうのが普通の世界に私たち慣れさせられちゃってるから、解決もすっきりもしないけどっていう展開