【感想・ネタバレ】サターンリターン 1のレビュー

あらすじ

『先生の白い嘘』鳥飼茜、衝撃最新作。

書けない小説家・加治理津子(かじりつこ)。
ある日、かつて最も心を許した男友達・アオイが夢に現れ、理津子に問いかけた。

「それ ほんとうに お前の人生?」

電話の着信で目が覚めた理津子は、アオイが自殺したことを知らされる。

昔輝いていた夢、現在の夫婦生活、大切な人の死…
目を背けていた“喪失”の人生が動き始める――


【サターンリターン/土星回帰】

意味…土星の公転周期が約30年であること。そのことから占星術では、約30年に一度、人生での大きな転機が訪れると言われる。土星は「凶」の象徴であり、この時期に人は自殺しやすいとも言われる。

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感情タグBEST3

購入済み

考えさせられる

面白いし、世界観に引き込まれる
自分の彼氏もこう考えてるんじゃないかとか、男と女の色々を考えさせられる凄くリアルな話です

1
2020年11月18日

購入済み

凄い

なんか絵の描きかたが独特だったので目に入ってきまして買いました。やっぱり内容もかなりドラマチックだったので興奮してます。

1
2020年06月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

土星の公転周期は約30年。
人生での大きな転機が訪れ、土星は禍事の象徴という
占星術の土星回帰がタイトルにつけられた作品。

どこか不穏でざらざらとした手触りの続くストーリーで
気怠い感じにはまっていく、喪失の物語だ。

「それ ほんとうに お前の人生?」
から始まり、彼の為に物語を書いて小説家になったのに
その彼は宣言通り30歳になる前に自殺をする
という導入から引き込まれるが、
更に小説家・加治理津子にも色々とあって
編集の小出も清廉潔白な良い人では無さそうだし
肝心の”アオイ”も同様で。

音楽を聴きながら「他人の中にはいってくるものが作れるって作ってる方も自覚があるのか」
と言っていた理津子が、作る側である作家になり
でもそれで救えるかといったら救えなくて
という歪な感じが苦しい。

確かに、失恋や病それ自体ではなくて、
喪失で人は死ぬのかもしれない。

1
2021年06月12日

購入済み

混濁してる

おんなのいえ、先生の白い嘘が面白かったので購入。
おんなのいえはハマり、先生の白い嘘はおもしろいけれど目を塞ぎたくなる気分で読みました。
サターンリターンはまず線が、絵が乱れている?混濁しているのが気になりました。
だけどだんだんと話に引き込まれていきます。
正直主人公はダークサイド落ちしすぎてて共感できないのですが、ふつーの真っ当なイケメン編集者が主人公に接近していく過程がおもしろいです。
主人公より、この編集者大丈夫でいられるんだろうか?というのが一番関心があります。
テーマは観念的で難しいです。

1
2019年11月25日

ネタバレ 無料版購入済み

書けない小説家でも

理津子さん、5年前の作品がそれなりに売れた後はパッとしていないっぽいです。
その元交際相手が死去したという連絡から何かが動き出しています。
彼女も自死を企図して今の夫に救われたっぽいんですが、その夫が欲しがる子どもはいやらしく、低用量ピルを服用しています。
担当編集者が若がえりし、2人で大阪に向かい、過去と現在が交錯しています。
この方の作品はいつも心してかかっています。今回もそうなりそうです。

#深い

0
2025年12月05日

Posted by ブクログ

【心を預けた相手に去られた人はね、心のまん中にブラックホール抱えたまま生きていくんです】
人間が抱く心の闇や葛藤、性癖といったデリケートな側面を、繊細かつ鮮烈に描く鬼才・鳥飼茜さんの作品。生っぽい質感で描かれる画力はとにかく圧巻だ。緩急のついた激しいストーリー展開と繊細な心理描写、そして登場人物の歪な関係性、この絶妙なバランス感覚が魅了される。「中島を殺したのは自分だ」と罪悪感に苛まれる主人公・理津子が「喪失感」とどう折り合いをつけていくのか?中島はなぜ亡くなったのか?中島の死ぬ前のプロポーズの真意とは?

0
2025年10月25日

Posted by ブクログ

小説を読んでる感じ。好き嫌いは別れるかもしれないけど自分は好き。描写が細かい。話の展開は若干遅い気もするけど、それもまた話の内容に合っていていい空気感で物語が進んでいっている。鳥飼茜さんらしい作品。

0
2023年07月06日

ネタバレ 無料版購入済み

ドロドロ

作家の加治理津子は5年前に『午睡(ひるね)の国』でデビューした。
しかしそれから新作が書けず半ばリタイア状態で元担当編集者の野田一史と結婚し専業主婦状態になっていた。
そんな中地元の知り合いから一本の電話がかかってきた。
内容は友人の中島淳が亡くなったというものだった。
その知らせに思わず笑いが止まらないのだった。
何故ならかつて中島に30歳になる前に死ぬからと予告されていたからである。
そしてその時に俺が生きていた証拠みたいなきれいな物語を書いてほしいと言われた事がきっかけで午睡の国が出来上がったのだった。
主人公アオイも中島がモデルである。
葬儀のために地元大阪に戻ろうとするが気が乗らない理津子はそのまま渋谷のビジネスホテルに宿泊。
その後理新しい担当となった編集者の小出とばったり出会した理津子は小説のモデルの知り合いが亡くなった事、手紙が送られてきたのに無視した事などを話した。
そして小出と中島の死の真相を探るため大阪に行くのだった。

理津子から感じられる破壊的な人生を相手が送ってしまうような粘度が作中ずっとジワジワくる作品だった。
続きがどうなるのか気になる終わりだった。

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2021年12月02日

Posted by ブクログ

怒涛の鬱展開。人間の裏側をガンガン攻めてくる。正直疲れた。ロマンス暴風域にも見られた喪失感覚、これがどうも掴めない。

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2020年08月15日

Posted by ブクログ

「女・浅野いにお」みたいな感じになっててびっくりした。『先生の白い嘘』や『地獄のガールフレンド』等を振り返ると、全体的にめちゃくちゃ影響受けてるのを感じる。
ギリギリ嫌いじゃない主人公が絶妙。ストーリー構成の面白さに漫画が追いついてなくてわかりにくい印象ではある。
そのうち映画になりそう。

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2022年10月27日

無料版購入済み

リアリティのある話で引き込まれました!
現実を考えさせられる作品でした!
面白かったので続きが楽しみです

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2022年09月28日

無料版購入済み

一発屋

一発屋女性作家の再生物語?
というか事実を元にしたもので当てた人ってそれ以降パッとしない傾向あるもんねぇ。
中島はただのメンヘラにしか見えないけど。

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2021年12月04日

無料版購入済み

うーん、合わない

すごい作品だとは思う。
読む人を選ぶというか、大多数の読者を置いてきぼりにしてでも、特定の人の心を揺さぶるような作品というか。

でも、結論として、自分には合わなかった。
2巻までしか読んでないけど。

まず、小説風の小難しい考え方や言い回しが鼻につく。
登場人物のほとんどがそんなキャラ。
現実で、そんな小難しい考えの人、たくさんいる??

登場人物たちの執着も異常な気がする。
これは特に2巻から強く感じた。
普通、そこまでして追いかけないでしょ、それでなくても、世の中理解できない事、うやむやな事なんてゴマンとあるんだから。

あとは、やたらドラマチックな展開になる点かな。
ホント、連ドラのような展開で、「んなこと現実にあるか!」と思ってしまう。

現代的な話なだけに、もっとシンプルに、心情描写だけで繋いでいって欲しかったとも思う。


#エモい #深い #ドロドロ

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2021年11月01日

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