鳥飼茜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「私の身体」を「生きる」とは何だろう。いや、「私の身体」とは何だろう。そもそも、「私」とは何だろう。
各作家たちの切り口は様々だが、みな共通しているのが、己という存在を不可欠に構築するこの肉体というものの生物的な役割にも社会からの眼差しにもかなり戸惑い、苦しみ、受け入れたり受け入れられなかったりしながらどうにか生きている点で、強く連帯感を持ちながら読んだ。
痛ましさを感じたのが、執筆陣の女性たちはほぼほぼみな性被害の経験がある点。私にもあるし、私の友人たちもほとんどあると思う(学生の頃、痴漢が話題になったとき、その場にいた10人ぐらいのなかで痴漢に遭ったことがない子は1人しかいなかったことを -
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無料版購入済み
漫画なんだけど小説を読んでいる気分になった。夢物語じゃなくて、厳しい現実っぽいことが描かれていた。それを受け止める気持ちがあるときなら読めそう。
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ネタバレ 無料版購入済み
ドロドロとしている
美鈴が少しずつ変わっていく。いい方向に。それを邪魔するやつ…邪魔する出来事…にくらしい!!!
世間の「きつさ」「邪魔する感じ」が、とてもリアル。
早藤のことは、どうしても好きになれない。でも、途中で読むのをやめると後悔する、そんなマンガ。
最後まで見届けたい。
どうして被害にあった方が、こんなに苦しんで強くならなければならないのか、もっと加害者が責められるべきで、被害者はしっかり守って欲しいと、切に願う。深くて怖くて、最後に希望があることを望むマンガ。