鳥飼茜のレビュー一覧
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美人姉妹の謎がじわじわと明かされていく第2巻。思ったよりディープな展開だけど会話の軽妙さのためかすいすい読める。根底に、人間が好きって感じが伝わってくるから、読後暗い気持ちにならないんだと思う。お雑煮のうんちくとか、京都の歳時記•文化もさりげなく散りばめられていて楽しめる。日本のどこよりも町並みが変わらない町が京都で、そのことが、そこに暮らす人々のメンタリティに与える影響についても考えさせられた。東京みたいに年中道路工事しててころころ変わる町並みもいやだけど、これからもこの先もずっと変わらない町並みの中で生きていくのは、それなりに息苦しくもあるんだろうな。
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Posted by ブクログ
離婚後も1回目の結婚時の夫の姓を名乗っていた著者が3回目の結婚をする場合、もし夫となる人が妻側の姓にするならば、その名字はもはや妻も夫もそれぞれの生家とは関係ないものとなり、当人2人だけの純粋な、ある意味本来の結婚という形に近くなり得るのかも。
名字を変更するのは確かに面倒で、過去の自分を切り離される感覚があるのはよく理解できる。そして過去それを担ってきたのはほとんど女性という事実。
途中の美容師さんの話で気が重くなる。既得権益を得ている側の人が、権利を主張するなら自分たちを納得させる理由を挙げてみろ、というのは横暴すぎるし、きっとこういう人達のせいで世の中がなかなか変わっていかないんだな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれから私が始めたいのは、選択的夫婦別姓を積極的に論じるとか余裕のある話ではなく、この数日に起こった眩暈のしそうな理不尽と、そこから導くしかなかった世にも奇怪な私の人生の選択について、です。
え、なに?なんの話?
もうここで引き込まれていた。
彼ら、そして私たちは新しい追加の自由を欲しているのではない。現行の制度化で何ら不自由を感じることのなかった人たちの代わりにずっと押さえつけられ、不自由を引き受けてきた者たちが、いい加減に我慢やめたいですと訴えている。
いやあ、読みながら(共感して)怒り(やっぱりそうだよなぁ、、)諦めぐるぐるしながら読み終わりました。
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ネタバレ 無料版購入済み
お2人の過去なども
アオイの最後の彼女・さほさんも大量の眠剤をバッグに入れていました。熱海で彼女に会いに行く理津子さんたちと、ついていくアキバさん。猫3匹も一緒です。
さほさんが旅館で思わず理津子さんに水をぶっかけたりで、アオイ(中島淳)に振り回されている女性がここにも。
理津子さん、安藤という男と別れてからアオイとホテルでSEXするだけの仲になって小説の賞金を使ってしまっていたようです。
妹の絵美さんが理津子さんを敵視する理由も分からんでもないです。
ホスト仲間でも女を寝とったりとかで、アオイ、家族からしたら相当に厄介なのは間違いないです。 -
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Posted by ブクログ
女性作家の自身の身体にまつわるエッセイ集。特に30,40代の今人気の作家さんたちだけを集めたというのが面白い。自身の身長について書かれている方もいたが、自ずと性にまつわる話が多かった。
個人的に感動したのは村田沙耶香さんと能町みね子さん。こちらの感想で、女性なのに自慰について書かれている方が多くて引いた、という感想が少なくないのは正直ちょっと残念だなと思った。村田沙耶香さんは幼少期から行っていた自慰について、いやらしいものという周囲との認識の差に未だに慣れない、ということを書かれていたのだが、子供の頃の自分の王国という表現でその感覚について本当に美しい描写をされており、涙が出そうなほど感動し -
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これは重い
無料で2巻まで。
何というか、良くも悪くも重い作品。
登場人物たちが取り繕うことなく、自分の事だけを考えている。
主人公の考え方など、教師としてはあり得ないと思うし、周囲の人物も(新妻を除いて)皆そう。
そしてドロドロしているので、読み進めるのにあまり気が進まない。
こういう作品、男性には書けないだろうなと思う。
ドロドロさは女性マンガっぽいのだけど、それともまた少し違う、キレイごとを許さず、嫌でも内面をさらけ出さされるような作品。
すごいと思う。
絵は正直、上手いとは言えない。
特に上半身…腕の描き方に不自然さを感じる。
ただし、非常に味のある絵なのは確かであり、この作品には合っている -
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