朝宮運河のレビュー一覧

  • 日本ホラー小説史

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    今、ホラーが熱い!

    普段ミステリ畑にいる私でもそう感じています。
    雨穴、梨、背筋という3名によって牽引されるモキュメンタリーブーム、リミナルスペース、「恐怖」を体験できる展示などなど。書店でも実に多くの”怖い話”を見かけます。
    これらのブームを俯瞰的に捉えたいと思い、ウェブサイト「好書好日」などで連載を持っておられる朝宮運河氏の著作を手に取りました。怒涛の参考文献の量もさることながら、リアルタイムでホラーブームの渦中にいたからこそ書ける熱量の高い文章は、およそ新書とは思えないほど満足感のある内容でした。


    とはいえ、私は”怖い話”が苦手です。
    が、私が抱いていた苦手意識は『リング』や『呪怨

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    2026年06月24日
  • 日本ホラー小説史

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    ホラー小説の歴史をたどる一冊。当時の社会情勢とも紐づいていて、どのように昨今のホラーブームが生まれたか、というのがとてもわかりやすく記されています。もちろんホラーブックガイドとして読める面もありますよ。
    読むとますますホラーが好きになって、さらに読みたくなっちゃう一冊。殺伐とした世の中は嫌だけれど、虚構のなかでは楽しいよね。いつまでもホラーが楽しめる世の中であってほしいと感じます。

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    2026年03月15日
  • 日本ホラー小説史

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    戦後の出発点から令和のブームまでを概説した好著。時代毎の重要作品と人物を軸に周辺ジャンルや変化点も捉えており、非常にためになる。何より著者自身が執筆を楽しんでいる感情が伝わり、熱量と分かりやすさのバランスも秀逸だ。日本ホラー小説愛好家必読の一冊。

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    2026年03月04日
  • 日本ホラー小説史

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    ネタバレ

     日本のホラー小説、その起点を終戦後の1945年、及び江戸川乱歩の評論『怪談入門』と定め、現在のいわゆる"令和のホラーブーム"にまで繋がる歴史を、近縁のジャンル―ミステリ、SF、怪談、さらには昭和中期のUFOや超能力、オカルト等のブームや映画など周辺との関わりも交えて詳説した1冊。
     幻想文学、あるいは海外の怪奇幻想、ホラー小説史に併記する形で本邦に於けるそれらの歴史が語られた著書は過去にも少なからずあるが、こと"日本のホラー小説の歴史"として書かれた本は確かに初だと思われる。

     平安朝の頃から長く幽霊や狐狸妖怪、魑魅魍魎が登場する豊穣な"怪

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    2026年01月30日
  • 日本ホラー小説史

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    終戦後から現代に至る日本のホラー小説の通史。
    約240ページの本文に詰めに詰め込んだという感じの情報量。その密度の高さに驚くがもうちょっとページ数多くても良かったのではないだろうか。全体的に駆け足感があり、もうちょっと詳しくと思う箇所が(特に時代が下り現代に近づくほど)いくつもあった。 新書のため紙幅が限られるというのであれば前半の1945年〜70年代に関する記述は既存の類書に任せて、80年代以降の現代ホラーに絞るという手もあったのではないだろうか。

    とわいえそれは自分が古いものに馴染みがあるからそう思うだけで、若い読者にはむしろ80年代以前の情報の方が新鮮なのかもしれないので一概にはいえな

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    2026年01月23日
  • 怖い話名著88 乱歩、キングからモキュメンタリーまで

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    戦前から現代まで、日本と海外のいろいろな怖い小説のさわりは、それだけ読んでも大満足。ホラー、ミステリーはもとより文芸作品まで幅広くとりあげられていて、完成度・実用度の伴ったブックガイドとしての決定版の趣き。著者の読書量の多さ、知識の豊富さにまず驚いてしまう。また、1冊につき一見開きという定型のレイアウトにぴったり収めつつ、ネタ晴らしを巧みに回避しながら思わず読みたくなってしまう紹介の仕方がうまく、文章力・構成力の高さに感心しきり。おかげで本書で紹介された小説を何冊も購入してしまうはめになった。

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    2026年01月01日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    様々な時代、年齢の登場人物、そして豪華なメンバー作家で贈られる短編集。じわっと怖いものから真に迫る恐怖まで。個人的には「浮遊する水」「影牢」「集まった四人」「山荘奇譚」が好きです。8編あるのでどれか一つは好きになる話があるんじゃないでしょうか。姉妹本もあるのでそちらも読んでいきたいと思います。

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    2025年11月13日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    綾辻行人の「再生」が読みたくて購入。もちろん面白くて(すごく怖い!)他の作品もどれも読み応えありました。ホラーは初心者ですが、だんだん好きになってきました。

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    2025年11月04日
  • 怖い話名著88 乱歩、キングからモキュメンタリーまで

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    『現代ホラー小説を知るための100冊』のすぐ後に出たのに、違うアプローチで違う作品が語られていて、著者の心意気と思い入れが伺えて驚嘆する。
    「怖い」には様々な「怖い」がある。怖い話が苦手な人にこそお勧めしたい。

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    2025年10月15日
  • 怖い話名著88 乱歩、キングからモキュメンタリーまで

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    ホラーシーンの動向を丁寧に解きほぐす朝宮氏が本当に怖くて面白い名著を年代別にセレクト。バリエーション豊かな恐怖を提示します。作家の代表作だけでなく一歩踏み込んだ作品を選定する所が良いですね。また、現在でも入手しやすいタイトルを並べる点も丁寧。ホラー愛好家必読書。

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    2025年10月06日
  • 怖い話名著88 乱歩、キングからモキュメンタリーまで

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    さまざまなホラーを紹介してくれるブックガイド。ホラーはだいたい網羅しているので、再読したい本&積読消化したい本は増えるだろうけれど探索本は増えないはず……と思っていたら甘かったです。
    まーったくノーチェックで気になったのは「ピクニック・アット・ハンギングロック」「永遠の眠りに眠らしめよ」。そして長年積んでいる「現代怪奇小説集」を読むべし、だな。

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    2025年08月31日
  • 怖い話名著88 乱歩、キングからモキュメンタリーまで

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    先だっての新書は面白かったにせよ、立て続けにってのはいかがなもんかと思ったけど、こちらもとても楽しめたのでした。四六判ならではのレイアウトが見やすく、各書に割かれる情報量も丁度いい。ピックアップは下記。まだまだ暑い日が続く今夏、ホラー気分の読書生活は続く。

    箱の中のあなた
    空ほ石の…
    丘の屋敷
    悪夢喰らい
    滅びの笛
    ベストセラー小説の書き方
    寡黙な死骸
    消えた少年たち
    他人事 怖い本1 平山

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    2025年08月27日
  • てのひら怪談 見てはいけない【試し読み】

    購入済み

    毎日楽しめる

    この本は短い物語がいくつも入っていて毎日1つずつ読む事ができとても面白いです
    さらに1つ1つが短いので怖さも少し少ないのもいいところです

    #怖い

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    2025年03月10日
  • てのひら怪談 ずっとトモダチ

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    ネタバレ

    児童書だからグロはほぼなし
    結構SFとかファンタジー色強めのSSも入ってて楽しかったです。
    最後の方に現実世界にくるかも系のお話がありました。苦手な人は要注意

    好きな話
    ・シロヌリ様
    ・吉野環ちゃんを知っていますか

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    2024年07月11日
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    「家が呼ぶ」に大興奮して以来、すこしずつ朝宮運河さん編纂のアンソロジーを買い集めている。今作も大興奮!

    ✂-----以下ネタバレです-----✂








    はじめに収録されたタイトルドンピシャの「恐怖」は、短くもラストにドキッとする極上の作品。最初からこの作品…もう期待しかないが、続くは小松左京「骨」。じっくり掘り進められた恐ろしく壮大な情景が、蘇る記憶とともに一気に駆け抜ける大迫力に感動…。
    「夏休みのケイカク」「正月女」は現代の割と身近な景色を思い浮かべつつ読み進めていたけど、オチに違ったカラーのダークさがあり面白い。
    今回すごく好きだった「ニョラ穴」は、SFチックな作風。日本のこ

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    2024年06月28日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    表紙の動物さん(ねずみ?)のイラストがあまりにかわいくてつい購入。

    怪奇小説7篇、どれも本当におもしろくていずれの作家さんももっと読んでみたいと思えるものばかりでした。

    なんかおもしろい短編小説読みたいなという方にはほんとにおすすめです。
    表紙がかわいい。

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    2024年04月28日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    現代ホラー小説傑作集。これまた全部再読なのだけれど、傑作揃いというほかのないセレクションです。
    かるかやシリーズの「芙蓉忌」、実はシリーズ他の作品に較べると印象が薄かったのですが。再読してみると、なかなかに怖いしひっそりとした切なさも感じる名作でした。なによりこのアンソロジーがこの一編で幕を開け、そしてラストが「七つのカップ」で優しく終わるという構成も素敵なのですよね(ラスト一歩手前が「あまぞわい」でとことんどんよりしたあとだというのもまた)。
    小林泰三さんの「お祖父ちゃんの絵」をセレクトするというのもまたなんとも。これ、最初に読んでいるうちは「お祖母ちゃんの絵」の間違いじゃないの? って思う

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    2024年02月28日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    現代ホラーの傑作が揃った短編集。全編おすすめといえる高い完成度の1冊です。「芙蓉忌」は古い家屋の隙間から見える女に魅入られた話。女が誰か探る途中、警告を受けるも男はもはや止まる事が出来なくなり…
    謎の猿を追う「シュマシラ」も良い。

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    2024年02月22日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    角川ホラー30周年を記念して組まれた傑作短編集。失礼ながら「傑作といっても面白くない事あるよな…」と思いつつ読み始めましたが杞憂でした。この傑作集は本当に怖くて素晴らしい作品ばかり。表題作「影牢」をはじめ一級品が並びます。

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    2024年02月22日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    まさしく傑作揃いというしかないホラーアンソロジーです。全部再読だけれどどれもこれも全部素敵すぎる一冊でした。
    なんといっても綾辻行人「バースデー・プレゼント」が最強です。これは今まで読んだすべての作品でトップ1だと思っているし、そもそも私がホラーとミステリにどっぷりハマるきっかけになった一作なので、何度繰り返し読んでも飽きることがありません。おぞましく、美しく、そしてどこかしら穏やかで静謐な印象が強く残ります。
    鈴木光司「浮遊する水」、三津田信三「集まった四人」は本当に怖くって、嫌。ホラーは怖くても楽しいと思えるものが多いのだけれど、こういう質の怖さは本当に嫌。なのだけれどもちろん大好きです。

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    2024年01月08日