朝宮運河のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まさしく傑作揃いというしかないホラーアンソロジーです。全部再読だけれどどれもこれも全部素敵すぎる一冊でした。
なんといっても綾辻行人「バースデー・プレゼント」が最強です。これは今まで読んだすべての作品でトップ1だと思っているし、そもそも私がホラーとミステリにどっぷりハマるきっかけになった一作なので、何度繰り返し読んでも飽きることがありません。おぞましく、美しく、そしてどこかしら穏やかで静謐な印象が強く残ります。
鈴木光司「浮遊する水」、三津田信三「集まった四人」は本当に怖くって、嫌。ホラーは怖くても楽しいと思えるものが多いのだけれど、こういう質の怖さは本当に嫌。なのだけれどもちろん大好きです。 -
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購入済み
スマホやSNS、夜間の塾といった最近の子供の事情を暑かった作品が目新しかったです。正直、文体は少し大人向けの作家さんも混じっており、そのせいか内容的に少し子供向けとしては上級の怖さかなと思いました。
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Posted by ブクログ
子供向けだけど容赦なく怖い。舞台が小学校になってたり主人公が小学生なだけで内容はガチなホラーだった。
むしろ子供がひどい目に遭うのが苦手な人には大人向けホラーよりずっときついかも(基本的に想定読者と同年代の小学生が怖い目に遭うので)
ホラー作家の皆さんは大人向けに書いてるときと同じくらいの出力出してるし、児童書作家さんは本気で子供怖がらせようとしてるし。
普段児童書とか読まなくても、質の高いホラーショートショートがたくさん読みたい!って人にも強く強くおすすめします。
収録作の中では、短い中で不気味な世界観をリアルに描き出した『おだんご当番』『ぢんぬるさま』、行間に二人の関係性がぎっしり詰ま -
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Posted by ブクログ
戦前の日本における怪談の扱いにも触れながら、戦後〜現在に至るまでのホラーの変遷を分かりやすく書いてくれている。
ホラーというジャンルがどのように始まったか、このジャンルの隆盛に誰が関わって育ててきたのか、どうしてその時代にそのような形のホラーが流行ったのか、具体的に作家や編者、雑誌、書籍の名前を挙げて解説している。個人的には、ホラーってすごくSFやミステリと近くてジャンル分けが難しいなと感じていたので、なぜそうなっているのか、その辺りを説明してくれていて良かった。
江戸川乱歩がこんなにホラーに力を注いで立役者となっていたのは知らなかったし、気になる作家、作品がたくさん見つかって嬉しい。 -
Posted by ブクログ
おかげで読みたい本が増えてしまった(泣)
①1926〜1945年
昭和元年から終戦まで、江戸川乱歩の登場、ミステリっぽければなんでもありの探偵小説の人気。
②1946〜1965年
戦後復興期、横溝正史の活躍、探偵小説から推理小説へ、50年代から星新一や小松左京、筒井康隆などSFも人気。
③1966〜1985年
高度経済成長期、エクソシストなどによるオカルトブーム、スティーヴン・キングもベストセラー作家へ。
④1986〜2005年
昭和から平成へ、リングなど国内ホラーの盛り上がり、綾辻行人デビュー、羊たちの沈黙など猟奇犯罪の黄金時代。
⑤2006〜2025年
現代に至るまで、国内ではモキュメ -
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朝宮運河さんは2025年から2026年序盤に、
「現代ホラー小説を知るための100冊」 (星海社新書) 既読
「怖い話名著88 乱歩、キングからモキュメンタリーまで」 (講談社) 未読
「日本ホラー小説史: 怪談、オカルト、モキュメンタリー」 (平凡社新書) 本書
と立て続けに単著を出しておられている。凄腕。
江戸川乱歩を幕開けと看做して、もちろん前史も抜かりなく、現在までを簡潔に。
素晴らしい見取り図をいただいた。
索引があればなおよかったが。
2026年3月16日の夜時点で、ツイッターの「#1000南無ワニ」は、「ぱぴぷぺぽマンの侵入を防いだ34日後に南無阿弥陀仏と唱えるワニ」。
4月下 -
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ネタバレ
浮遊する水 鈴木光司
これあれじゃね?仄暗い水の底のやつって思いながら読み終わったら仄暗い水の底だった。びっくりした。
猿祈願 坂東眞砂子
ラストが本当に怖かった。不倫許せない人間なので、いい気味とか思えそうだったけれどもそんなこと吹っ飛ぶぐらい怖かった。読み終わってからヒェって声出た。
影牢 宮部みゆき
怖かった〜。語り口調の小説苦手なのに、すっと頭に入るのはさすが。驚くほどのどんでん返しはなかったけれど、ため息が出る感じの気持ち悪い怖さ。ずっとへばりつくような不気味さというか不快感があって、最後にそれがなんとなく意味がわかる感じ。
集まった四人 三津田信三
読んでる間ずっとぞわぞわ -
Posted by ブクログ
読みやすいホラー短編で読みやすかった!
個人的に好きな作品は
●綾川行人の「再生」
テレビでタレントが、「切れ味の良すぎる包丁で自分の指の一部を切り落としてしまって、しばらく経ったらその切り落とした部分が生えてきたんですよ!」って話してたのを思い出した。
人間の再生力の限界ってどこなんやろう?ってこの話を読んでまた思った(^^)不気味なお話です。
●福澤徹三の「五月の陥穽」
窓際族の影の薄いサラリーマンが屋上で昼休憩してて落としそうになったタバコを拾おうとしたらビルとビルの隙間に落ちてしまって、その隙間に挟まってしまってさぁどうしよう!ってお話。
サラリーマンとしても夫としても影が薄い主人公 -
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Posted by ブクログ
1926〜2026年まで、ちょうど100年間のホラー小説を紹介するブックガイド。洋・邦バランスよく載っている。各章の始めには軽く歴史と背景となった作品が触れられる。
広く浅く、簡易なガイドという印象。澤村伊智、背筋との対談ではホラー小説の読書遍歴と自著への影響について語る感じ。
私自身の好みが偏ってるのもあるけど、読んでない作品もたくさんあって参考にはなった。
同じホラー小説の中でもいろいろな恐怖の質があるので、幅広く紹介されているからどれか好みの作家を見つけられると思う。逆にいうと各作家については深掘りしていないので物足りない部分はあるのかもしれない。 -
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