朝宮運河のレビュー一覧

  • こんなはずじゃない ホラー傑作選

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    面白かった!小林泰三さんの「攫われて」がめちゃめちゃ好きで、二度読みしたら「ああ!言っとるやんけ!」ってなった。こういうホラーミステリが読んでて一番楽しい。そんな最高のホラーがたくさん詰まった傑作選だった。

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    2026年10月10日
  • 逃げられない ホラー傑作選

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    超〜〜〜面白かった!特に「呪い田」が面白すぎてドーパミンドバドバ出て読みながらホラー小説いっぱい買っちゃった!「長い雨宿り」も「鬼走り」も「ドールハウスの怪」も「おもひで女」も大好き!全部面白かった!

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    2026年10月09日
  • 日本ホラー小説史

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    日本のホラー小説が歩んできた歴史の流れを掴むのに最適な一冊。戦後から現代へと連綿と続く系譜には、「なるほど確かに」と頷かされることばかりだった。ホラー小説はたまに読む程度だけど、実感を伴って深く理解できるのは、やはり『リング』以降の時代。あの作品が日本のホラーの「パンドラの箱」を開けてしまったのだと改めて痛感する。また、ホラーがミステリやSFと案外近い位置にあるという再認識も面白かった。ホラーとは異なる立ち位置でありながら、京極夏彦さんの作品が重要なポジションとして語られているのも、ファンとして誇らしく嬉しいポイント。未読の魅力的な本がたくさん紹介されていて、読書欲が大いに刺激された。どこかのタイミングで少しずつ手に取ってみたい。

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    2026年09月01日
  • 怖い話名著88 乱歩、キングからモキュメンタリーまで

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    ここまで網羅してあると嬉しくもあると同時に収録量に怯えた。ホラー小説初心者にも優しいレーダーチャートまでついている。
    既に読んでいて未だに頁をめくる大好きなアレや、まだ入手できていないコレなど、様々な作品を紹介しているのが嬉しいのだが、著者独自の視点から切り込んでいるのも面白い。ああ、そういう見方もあるのかと世界が広がった。
    ホラー小説の魅力というものを考えた時、単に怖いだけでなく、それが内包する面白さや悲しさ、人の世の儚さ、醜さが含まれている。それ故にホラーは単に怖いだけのものと片付けられないのだ。

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    2026年08月11日
  • 怖い話名著88 乱歩、キングからモキュメンタリーまで

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    こーれは素晴らしいブックガイドでした!惜しむらくは、紹介されている本がどれも怖そうすぎて、うかつに手が出せないところでしょうか。。

    先日同著者の『日本ホラー小説史』を読みましたが、通史という立ち位置のそちらに比べ、本書は1926年から100年間の”怖い話”をピックアップ。著者は『現代ホラー小説を知るための100冊』という本も書かれていますが、レビューによると被っているのはなんと『リング』1冊だけなんだとか。物凄い読書量ですね……!

    ホラー小説がミステリやSFと近接しながら成り立ってきたというのは『日本ホラー小説史』で学んだ点であり、本書でも綾辻行人さんや宮部みゆきさんなど、ミステリ界の大御所も多数含まれています。
    「はじめに」に「紹介している88冊はどれも怖いものばかりですが、この本自体はたぶん怖くありません」とある通り、付記されている「ASAMIYA MEMO」の力の抜けた感じが全然怖くなくて、安心して読み進められました。1冊あたり見開き2ページであらすじ・読みどころ・作者紹介・一言メモまで収める構成も美しい。
    私はミステリ・ガイドもよく読むので、そこには興味を惹かれる”謎”がたくさんありますが、「怖い話」となると「え?どういうこと??」レベルが半端じゃありません。そこに輪をかけて、朝宮氏の決してネタバレしない愛ある語り口がなんとも絶妙。付箋がたくさんついてしまいました。

    また、収録されている澤村伊智さん、背筋さんとの対談も興味深かったです。
    偶然かもしれませんが、お二人とも「偶然の出会い」によって怖い話を開拓してきた、と述べられているのが印象的でした(それにしてもご両親の読書家っぷりもすごい!)。

    年代ごと、ジャンルごと、和洋取り混ぜてバランスのいい88冊。少しずつ、「怖い話」の世界も覗き見していきたいと思います。


    【以下、読みたい本メモ】
    リチャード・マシスン『アイ・アム・レジェンド』
    小松左京「くだんのはは」(『霧が晴れた時』)
    夢枕獏『悪夢喰らい』
    ジョーン・リンジー『ピクニック・アット・ハンギングロック』
    スーザン・ヒル『黒衣の女』
    恩田陸『月の裏側』

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    2026年07月18日
  • 日本ホラー小説史

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    今、ホラーが熱い!

    普段ミステリ畑にいる私でもそう感じています。
    雨穴、梨、背筋という3名によって牽引されるモキュメンタリーブーム、リミナルスペース、「恐怖」を体験できる展示などなど。書店でも実に多くの”怖い話”を見かけます。
    これらのブームを俯瞰的に捉えたいと思い、ウェブサイト「好書好日」などで連載を持っておられる朝宮運河氏の著作を手に取りました。怒涛の参考文献の量もさることながら、リアルタイムでホラーブームの渦中にいたからこそ書ける熱量の高い文章は、およそ新書とは思えないほど満足感のある内容でした。


    とはいえ、私は”怖い話”が苦手です。
    が、私が抱いていた苦手意識は『リング』や『呪怨』のようなJホラーに対するもので、そもそも「ホラー」がどれだけ多くの「恐怖」を対象としてきたか……その間口の広さに思わず唸ってしまいました。
    また、今では一大ジャンルとして君臨している「ホラー」が、どれほどの先人たちの苦労で確立してきたものなのか。
    雑誌や賞を立ち上げても短命に終わってしまう。けれど諦めずにチャレンジしてきた歴史があってこそなのですね。
    そこには、「怖いものへの好奇心」というおそらく人間が持つ原始的な欲求と、「こんなに面白いものを世に広めたい」という使命感があったのではと推察します。
    それにしても、『トリビアの泉』のパネラーの一人だった荒俣宏さんがこんなにすごい人だったなんて……!
    江戸川乱歩に始まる系譜が現代まで脈々と受け継がれているさまに、門外漢の私ですら感慨深いものがありました。

    本書は主に戦後からの「ホラー小説史」に重点を置いていますが、隣接するジャンルであるミステリ、SFへの言及も多く、その点でも非常に興味深く読みました。
    私は”白装束に黒髪の女”や”顔色の悪い男の子”はダメですが、本書でも何度も名前が出てくる宮部みゆきさんや京極先生、綾辻先生の大ファン。
    ということは、これまで「ホラー」というだけで敬遠していた作品群にも惹かれるものがあるのでは……と、おっかなびっくりで手を出してみたくなりましたね。
    朝宮氏はブックガイドに特化した著書も出しておられるので、怖がりでも大丈夫そうな一冊からチャレンジしてみたいと思います!(でもきっと『残穢』は読めない……)

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    2026年06月24日
  • 日本ホラー小説史

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    ホラー小説の歴史をたどる一冊。当時の社会情勢とも紐づいていて、どのように昨今のホラーブームが生まれたか、というのがとてもわかりやすく記されています。もちろんホラーブックガイドとして読める面もありますよ。
    読むとますますホラーが好きになって、さらに読みたくなっちゃう一冊。殺伐とした世の中は嫌だけれど、虚構のなかでは楽しいよね。いつまでもホラーが楽しめる世の中であってほしいと感じます。

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    2026年03月15日
  • 日本ホラー小説史

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    戦後の出発点から令和のブームまでを概説した好著。時代毎の重要作品と人物を軸に周辺ジャンルや変化点も捉えており、非常にためになる。何より著者自身が執筆を楽しんでいる感情が伝わり、熱量と分かりやすさのバランスも秀逸だ。日本ホラー小説愛好家必読の一冊。

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    2026年03月04日
  • 日本ホラー小説史

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    ネタバレ

     日本のホラー小説、その起点を終戦後の1945年、及び江戸川乱歩の評論『怪談入門』と定め、現在のいわゆる"令和のホラーブーム"にまで繋がる歴史を、近縁のジャンル―ミステリ、SF、怪談、さらには昭和中期のUFOや超能力、オカルト等のブームや映画など周辺との関わりも交えて詳説した1冊。
     幻想文学、あるいは海外の怪奇幻想、ホラー小説史に併記する形で本邦に於けるそれらの歴史が語られた著書は過去にも少なからずあるが、こと"日本のホラー小説の歴史"として書かれた本は確かに初だと思われる。

     平安朝の頃から長く幽霊や狐狸妖怪、魑魅魍魎が登場する豊穣な"怪談"文芸が存在した日本に、明治期以降海外の怪奇幻想文学が数多く紹介されながらも、その後はミステリやSFの辺縁あるいは亜種として扱われがちであったものが、どのような紆余曲折を経て"ホラー小説"という一つのジャンルとして独立するに至り、さらには他ジャンルや書籍以外のメディアと交差しながら現在の何度目かのブームを迎えているのか―が詳細に綴られている。

     新書という紙数が限られた体裁では言及し切れず、著者が泣く泣くカットした事項も少なくないだろうと察するが、戦後の一文学史、サブカル史の一面を語った一冊としても貴重だと思う。
     ホラー小説に少しでも興味のある読者は必読の書といっても大げさではない―気がする。

     著者の朝宮氏が昨年出版した『現代ホラー小説を知るための100冊』と『怖い話名著88』の2冊と本書、さらに3年前に刊行された風間賢二氏の『ホラー小説大全〈完全版〉』(青土社)があれば、現在の日本における国産/海外のホラー文芸に必要な情報はほぼ得られるのじゃないだろうか。
     これからそこに新たに触れられる読者の方々が羨ましいが、旧い作品がどんどん読み辛くなっている状況を考えると、一概にそうとも言えない……かもしれない。

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    2026年01月30日
  • 日本ホラー小説史

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    終戦後から現代に至る日本のホラー小説の通史。
    約240ページの本文に詰めに詰め込んだという感じの情報量。その密度の高さに驚くがもうちょっとページ数多くても良かったのではないだろうか。全体的に駆け足感があり、もうちょっと詳しくと思う箇所が(特に時代が下り現代に近づくほど)いくつもあった。 新書のため紙幅が限られるというのであれば前半の1945年〜70年代に関する記述は既存の類書に任せて、80年代以降の現代ホラーに絞るという手もあったのではないだろうか。

    とわいえそれは自分が古いものに馴染みがあるからそう思うだけで、若い読者にはむしろ80年代以前の情報の方が新鮮なのかもしれないので一概にはいえないか・・・

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    2026年01月23日
  • 怖い話名著88 乱歩、キングからモキュメンタリーまで

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    戦前から現代まで、日本と海外のいろいろな怖い小説のさわりは、それだけ読んでも大満足。ホラー、ミステリーはもとより文芸作品まで幅広くとりあげられていて、完成度・実用度の伴ったブックガイドとしての決定版の趣き。著者の読書量の多さ、知識の豊富さにまず驚いてしまう。また、1冊につき一見開きという定型のレイアウトにぴったり収めつつ、ネタ晴らしを巧みに回避しながら思わず読みたくなってしまう紹介の仕方がうまく、文章力・構成力の高さに感心しきり。おかげで本書で紹介された小説を何冊も購入してしまうはめになった。

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    2026年01月01日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    様々な時代、年齢の登場人物、そして豪華なメンバー作家で贈られる短編集。じわっと怖いものから真に迫る恐怖まで。個人的には「浮遊する水」「影牢」「集まった四人」「山荘奇譚」が好きです。8編あるのでどれか一つは好きになる話があるんじゃないでしょうか。姉妹本もあるのでそちらも読んでいきたいと思います。

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    2025年11月13日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    綾辻行人の「再生」が読みたくて購入。もちろん面白くて(すごく怖い!)他の作品もどれも読み応えありました。ホラーは初心者ですが、だんだん好きになってきました。

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    2025年11月04日
  • 怖い話名著88 乱歩、キングからモキュメンタリーまで

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    『現代ホラー小説を知るための100冊』のすぐ後に出たのに、違うアプローチで違う作品が語られていて、著者の心意気と思い入れが伺えて驚嘆する。
    「怖い」には様々な「怖い」がある。怖い話が苦手な人にこそお勧めしたい。

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    2025年10月15日
  • 怖い話名著88 乱歩、キングからモキュメンタリーまで

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    ホラーシーンの動向を丁寧に解きほぐす朝宮氏が本当に怖くて面白い名著を年代別にセレクト。バリエーション豊かな恐怖を提示します。作家の代表作だけでなく一歩踏み込んだ作品を選定する所が良いですね。また、現在でも入手しやすいタイトルを並べる点も丁寧。ホラー愛好家必読書。

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    2025年10月06日
  • 怖い話名著88 乱歩、キングからモキュメンタリーまで

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    さまざまなホラーを紹介してくれるブックガイド。ホラーはだいたい網羅しているので、再読したい本&積読消化したい本は増えるだろうけれど探索本は増えないはず……と思っていたら甘かったです。
    まーったくノーチェックで気になったのは「ピクニック・アット・ハンギングロック」「永遠の眠りに眠らしめよ」。そして長年積んでいる「現代怪奇小説集」を読むべし、だな。

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    2025年08月31日
  • 怖い話名著88 乱歩、キングからモキュメンタリーまで

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    先だっての新書は面白かったにせよ、立て続けにってのはいかがなもんかと思ったけど、こちらもとても楽しめたのでした。四六判ならではのレイアウトが見やすく、各書に割かれる情報量も丁度いい。ピックアップは下記。まだまだ暑い日が続く今夏、ホラー気分の読書生活は続く。

    箱の中のあなた
    空ほ石の…
    丘の屋敷
    悪夢喰らい
    滅びの笛
    ベストセラー小説の書き方
    寡黙な死骸
    消えた少年たち
    他人事 怖い本1 平山

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    2025年08月27日
  • てのひら怪談 見てはいけない【試し読み】

    購入済み

    毎日楽しめる

    この本は短い物語がいくつも入っていて毎日1つずつ読む事ができとても面白いです
    さらに1つ1つが短いので怖さも少し少ないのもいいところです

    #怖い

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    2025年03月10日
  • てのひら怪談 ずっとトモダチ

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    ネタバレ

    児童書だからグロはほぼなし
    結構SFとかファンタジー色強めのSSも入ってて楽しかったです。
    最後の方に現実世界にくるかも系のお話がありました。苦手な人は要注意

    好きな話
    ・シロヌリ様
    ・吉野環ちゃんを知っていますか

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    2024年07月11日
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    「家が呼ぶ」に大興奮して以来、すこしずつ朝宮運河さん編纂のアンソロジーを買い集めている。今作も大興奮!

    ✂-----以下ネタバレです-----✂








    はじめに収録されたタイトルドンピシャの「恐怖」は、短くもラストにドキッとする極上の作品。最初からこの作品…もう期待しかないが、続くは小松左京「骨」。じっくり掘り進められた恐ろしく壮大な情景が、蘇る記憶とともに一気に駆け抜ける大迫力に感動…。
    「夏休みのケイカク」「正月女」は現代の割と身近な景色を思い浮かべつつ読み進めていたけど、オチに違ったカラーのダークさがあり面白い。
    今回すごく好きだった「ニョラ穴」は、SFチックな作風。日本のこういう作品って初めて読んだんじゃないかな。世界が広がって面白い。アンソロジーの良さ。
    「或るはぐれ者の死」、「雛」は現代のどこかで広がっている異様な光景に思いを馳せるような話。「雛」の、チラッと見たら鬼の形相になっているっていう映画的な描写良かったなあ。
    そして一番怖かったのは最後の「人獣細工」!
    冷たく鋭く人間の尊厳に切り込んだ作品で、一番本能的な恐怖をおぼえたかもしれない…。何度も「冒涜だ…おそろしい…」とつぶやきながら、ページを捲る手が止まらなかった。
    面白かったのでシリーズ前作の「再生」も買おうっと♪

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    2024年06月28日