岸田奈美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昨今「ヤングケアラー」という言葉が注目されてるけど、この定義は本当に難しい。
結局家族とはチームなんだろうな、と思う時、その有り様が搾取や犠牲なのか、チームが共に生きていく為の行動なのか、簡単に答えは出せないように思う。
渦中のメンバー達(家族)も、大きな試練に立ち向かっている時、大きな波をひとつ超えられた時、家族ノカタチが変わった時、その時々で思うことは違うんじゃないかな。
著者の方も置かれた状況を見れば、ヤングケアラーであった、という括りに入るのかもしれない。
でも作品は「その時々をただ一生懸命生きた」という記録で、そこには家族が与え合う暖かい気持ちに満ちていて胸を打つ -
Posted by ブクログ
ネタバレこの著者の文章本当に読みやすくて、いい意味ですごく軽いというか…軽快な感じがとても好き!
でも、内容自体はわりかし重たい。
母親の病気や手術、祖母の認知症に介護施設に行き着かない苦労など。
ダウン症の弟にスイミングをやらせたいのでスポーツクラブに一生懸命問い合わせるとかも「なるほどなあ」と思った。
世の中色んな人間がいるのだから「普通」が当たり前ではないんだ。
この人の文章からは、心のあたたかさと、波乱万丈な人生をくぐり抜けてきた苦労などがジワジワ滲み出ているのが面白いなと思うポイント。
この本で1番好きなのは、鳩がベランダに住み着いてしまって家族でパニックになるところ。
とても大変な状況なの -
Posted by ブクログ
作品紹介・あらすじ
最初の1行は全員一緒。
1編6ページ、24種の「最後の仕事」。
早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。
『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第三弾。
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24編からなるショートショート集。
Mephisto Readers Club(MRC)が贈る大好評シリーズ第3弾とのこと。第6弾の「それはそれはよく燃えた」をまず読んだので、次はこれということで -
Posted by ブクログ
ドラマが話題になっていたので、ずっと気になっていたけど、深刻そうな内容かなと躊躇していた。
読んでみたらとても良かった。ドラマも見ておけばよかったな。
時系列が前後するのがちょっと読みにくいけど、章に分かれているので仕方ない。
それにしてもなんて行動力のあるすごい人だろう。
お父さんは早くに亡くなってしまったけれど、著者も弟さんも両親にたくさん愛されたことはよくわかる。
高校一年生で、お母さんの厳しい手術の同意の決断は本当に辛かっただろうし、その後のお母さんの心を支えることも、とてつもなくしんどかったと思う。
すごく縁に恵まれた人とも言えるけど、努力の結果の引き寄せなのだろう。あとはお父さん -
Posted by ブクログ
クスッと笑えてホロッとさせられる、とても読みやすいエッセイです。印象に残った短編は以下。
・「桃のカチコミ」
続きが気になる面白さ。巧みな筆致。そしてto桃ネバーノウズ。桃の砲弾作りの比喩が圧巻。
・「人生最悪の病院オブ・ザ・デッド」
こんな病院あるんだ、と面白く読ませてもらえました。ハワイからサーフボード一枚でやってきたような看護師が追加されてたという後日談にもクスリ。
・「目に見えるものが変わるゲーム」
ええっ!そんなゲームあんの!?と驚き。これは是非やってみたいので、何のゲームか分かる人は教えてください!
・「手紙のようなもの 国道沿いで、だいじょうぶ100回」
岸田さんが小さい -
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Posted by ブクログ
初作家さんにてエッセイ。滅多に読まないジャンル。
お父さんは他界し、お母さんは生死を彷徨う病気の末車椅子ユーザー、弟さんはダウン症。そしてコロナ渦の中、またまたお母さんが生死を彷徨い入院…祖父がなくなり同居の祖母の痴呆が急激に悪化…
いやはや…こんなことある?ってくらい積んでるじゃん…それを乗り越える為に笑い話にして欲しいと書き始めた日記。
わたしの身近な人にもいたな…家が火事になり隣の材木店にまで引火、お子さんがインフルから喉の手術になり麻酔の量を間違えるという医療ミスで植物状態…からの天国に…もう1人のお子さんは引きこもり…それでも毎日笑顔でいた職場の人…そして上司のミスを擦り付けら