岸田奈美のレビュー一覧

  • 家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった

    購入済み

    買って良かった

    元々Twitterから時々noteという流れで読んでいて、ユニークかつ読むと心動かされる文章にとても惹きつけられ、書籍化と共に迷わず購入した。本の中にも出てくる幡野さんのブログもそうだが、言葉に嘘や衒いがなく、どこまでも真っ直ぐな文章に時間を忘れあっという間に読了した。明日からすべてのことを楽しみながら頑張ろうと思えるモチベーションが沸沸と湧き上がる本だった。作者のお父さんの死、お母さんが車椅子になった原因の病気など、一見多くのものを失ってきたように見える家族だが、実は作者の中には父親から受け継いだユーモアや行動力、母娘の中にはあらゆる制限を取っ払って突き進む可能性といった、大きなギフトを「得

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    2020年09月26日
  • 【文庫版】家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった+かきたし

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    ドラマが話題になっていたので、ずっと気になっていたけど、深刻そうな内容かなと躊躇していた。
    読んでみたらとても良かった。ドラマも見ておけばよかったな。

    時系列が前後するのがちょっと読みにくいけど、章に分かれているので仕方ない。
    それにしてもなんて行動力のあるすごい人だろう。
    お父さんは早くに亡くなってしまったけれど、著者も弟さんも両親にたくさん愛されたことはよくわかる。
    高校一年生で、お母さんの厳しい手術の同意の決断は本当に辛かっただろうし、その後のお母さんの心を支えることも、とてつもなくしんどかったと思う。
    すごく縁に恵まれた人とも言えるけど、努力の結果の引き寄せなのだろう。あとはお父さん

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    2025年12月03日
  • 【電子特典付】国道沿いで、だいじょうぶ100回

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    クスッと笑えてホロッとさせられる、とても読みやすいエッセイです。印象に残った短編は以下。

    ・「桃のカチコミ」
    続きが気になる面白さ。巧みな筆致。そしてto桃ネバーノウズ。桃の砲弾作りの比喩が圧巻。

    ・「人生最悪の病院オブ・ザ・デッド」
    こんな病院あるんだ、と面白く読ませてもらえました。ハワイからサーフボード一枚でやってきたような看護師が追加されてたという後日談にもクスリ。

    ・「目に見えるものが変わるゲーム」
    ええっ!そんなゲームあんの!?と驚き。これは是非やってみたいので、何のゲームか分かる人は教えてください!

    ・「手紙のようなもの 国道沿いで、だいじょうぶ100回」
    岸田さんが小さい

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    2025年11月24日
  • もうあかんわ日記

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    明日は我が身な話を、もうあかんわと言いながら笑いに変えて伝えてくれている。きっと実際は、全然あかんくないんだろうなぁと思いながら読んだ。

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    2025年11月13日
  • 家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった

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    ドラマも見てたし原作も読みたかったので。
    note読んでるのも少し出てきたけど(黄泉の国のブラのお話←これ読んでブラデリス買ったけども)
    ドラマ思い出しつつ、やはり良い作品。

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    2025年11月03日
  • 【電子特典付】国道沿いで、だいじょうぶ100回

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    岸田さんのエッセイは面白い。読んでいて元気をもらえます。思わず笑ってしまう話もあれば、考えさせられる重い話までありました。

    おすすめは一つ目の弟さんのお話です。大金を手にした弟さんのお金の使い方が素敵すぎる...。お金は人に喜んでもらう使い方をした方がいい!

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    2025年10月20日
  • これが最後の仕事になる

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    続きを書いて欲しい話や、考えさせられる話または自分にはよくわからない話など色々な作家さんの作品があり、読み応えがありました。
    この中から自分のお気に入りになる作家さんを探すのもいいかと思います。

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    2025年10月11日
  • 飽きっぽいから、愛っぽい【電子特典付】

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    文章が軽やかで、身構えずにするっと読めるエッセイでした。主に家族のことが描かれていて、重くなりすぎないんですが、家族としての愛や葛藤も伝わってきて、それがよかったです。
    個人的には、よく知る神戸が多く出てきて、雰囲気等もわかり、そこも楽しめました。エッセイを書く理由や意味が最後に綴られていて、素敵だなと思いました。

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    2025年10月02日
  • もうあかんわ日記

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    初作家さんにてエッセイ。滅多に読まないジャンル。

    お父さんは他界し、お母さんは生死を彷徨う病気の末車椅子ユーザー、弟さんはダウン症。そしてコロナ渦の中、またまたお母さんが生死を彷徨い入院…祖父がなくなり同居の祖母の痴呆が急激に悪化…

    いやはや…こんなことある?ってくらい積んでるじゃん…それを乗り越える為に笑い話にして欲しいと書き始めた日記。

    わたしの身近な人にもいたな…家が火事になり隣の材木店にまで引火、お子さんがインフルから喉の手術になり麻酔の量を間違えるという医療ミスで植物状態…からの天国に…もう1人のお子さんは引きこもり…それでも毎日笑顔でいた職場の人…そして上司のミスを擦り付けら

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    2025年09月30日
  • 【電子特典付】国道沿いで、だいじょうぶ100回

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    困難を乗り越えてきた物は半端じゃないんだろうけど、それを感じさせないポップなノリでサラサラ、面白おかしく読ませてくれる。何か応援したくなる。人柄かな。お母さんの“だいじょうぶ”にグッとくる。

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    2025年09月29日
  • もうあかんわ日記

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     岸田さん、凄すぎです。
     父は急逝、母は車イス生活、弟はダウン症、祖母は認知症、そして手がかかる愛犬。稼ぎ頭の岸田さんは、休む暇もなく、東京と実家のある神戸を仕事で行き来する日々……。
     たったこのことを文章にするだけで、私自身が「もうあかんわ」という気持ちになりました。実際にこうした状況で生活している岸田さんの暮らしぶり、心情は、いかばかりでしょう。
     本音を言えば逃げ出したいであろう窮地に陥っても、笑いと感謝に変えてしまう岸田さんのタフさとユーモアのセンスにただただ脱帽です。

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    2025年09月23日
  • 【文庫版】家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった+かきたし

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    ネット上で何度か見かけて、面白い文章だなーと思っていたのを、本でまとめて読めたのがとても良かった。笑えて、ほっこりして、じーんとする。
    単行本の表紙がシンプルに素敵だと思うのだけど、文庫版はなぜ文字を手書きじゃなくしてしまったんだろう?

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    2025年09月06日
  • 【電子特典付】もうあかんわ日記 文庫

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    おもろかったです。絶対書いてる本人、笑ってる余裕ない思うねんけど、文章にすることで笑えたのかもって思うと終始泣き笑いしてました。

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    2025年08月21日
  • 【電子特典付】もうあかんわ日記 文庫

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    あなたがふつうじゃないから、世界はこんなにすばらしい。
    おわりに、で紹介されていた映画の言葉が心に残った。
    せっかくの一度きりの命、人生は痛くとも味わって過ごさねばもったいない。
    ついさっき、軍事政権に夫を奪われつらい思いをされた家族の映画を観たばかりなので複雑な気持ちもありつつも、愛し愛される関係をどれだけ深く持てたかが大事だなと。
    読めてよかった。

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    2025年08月09日
  • 【電子特典付】もうあかんわ日記 文庫

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    悲劇は喜劇!?
    同郷で自身の『もうあかんわ』な日常と重なり大変勇気づけられました!
    辛いけどLife is beautiful

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    2025年08月07日
  • 傘のさし方がわからない【電子特典付】

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    岸田奈美さん3冊目。
    これはこの間読んだ2冊の間なのね。

    さて、今日は岸田奈美さんに対抗してみようかね。
    この本のページの数字、とっても味があっていいと思うわ!
    でも!!私のお姉ちゃんの字も負けず劣らずかなり味があるわよ!!
    他の人のと混ぜて並べても絶対に見分けられる自信がある!!
    娘たちの字は申し訳ないけど、100%見分けられる自信がないわ。
    でもお姉ちゃんのは絶対に分かる自信がある。
    そんな特徴的な味のある字よ。
    3冊読んでてずっと言いたかったの笑

    にしても、この方は私の生きる世界線が違った人みたいな、自分を見てるような痛みがあるわ。
    私は人からのお褒めの言葉を全部ありがとうで返すよう

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    2025年08月04日
  • 家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった

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    関西弁の軽い感じが、より読みやすかった。“死ななきゃ何とかなる“、“街ぐるみで優しい“、そんなポジティブな考え方に心が軽くなった。

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    2025年08月02日
  • これが最後の仕事になる

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    ネタバレ

    多分夕木春央さんの本を探してたどり着いた本。「これが最後の仕事になる」という一文から始まるショートショートのアンソロジー。これがシリーズ3作目のようだ。こういうのがあったとは知らなんだ。大好きな米澤穂信や真梨幸子のも入ってた。他にも今をときめく作家さんが多いけど、知らなかった初読みの人も。まぁこれだけの規模だからな。そしてショートショートは読みやすいけど、やっぱ印象に残らないんだよなー。インパクトにかけるというか。あと全然意味不明というか、面白くないのもちらほら。まぁ好みだからな。

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    2025年07月27日
  • 【電子特典付】国道沿いで、だいじょうぶ100回

    Posted by ブクログ

    ほんっとおもろい。
    深い話のあとに、声出して笑っちゃう話が来たりと、言葉で揺り動かされまくってて、この人の文章が大好きだわ
    モモのカチコミがほんっと秀逸笑
    まっすぐに深く
    じんわり深く入ってくるなぁと思ってたら、ゲラゲラ笑わせられる。
    感情が激しすぎて楽しい。

    この人から紡がれる言葉が好きすぎる。
    今回もありがとうございました。
    S

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    2025年08月01日
  • これが最後の仕事になる

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    1遍6ページなので、隙間時間にぴったりでした。
    五十嵐律人さん、秋吉理香子さん、呉勝浩さん、桃野雑派さん、白井智之さん、夕木春央さん、一穂ミチさん、米澤穂信さんなどなど。
    読んだことがある作家さんの作品がいっぱいで、とても楽しめました。

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    2025年07月24日