岸田奈美のレビュー一覧
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購入済み
買って良かった
元々Twitterから時々noteという流れで読んでいて、ユニークかつ読むと心動かされる文章にとても惹きつけられ、書籍化と共に迷わず購入した。本の中にも出てくる幡野さんのブログもそうだが、言葉に嘘や衒いがなく、どこまでも真っ直ぐな文章に時間を忘れあっという間に読了した。明日からすべてのことを楽しみながら頑張ろうと思えるモチベーションが沸沸と湧き上がる本だった。作者のお父さんの死、お母さんが車椅子になった原因の病気など、一見多くのものを失ってきたように見える家族だが、実は作者の中には父親から受け継いだユーモアや行動力、母娘の中にはあらゆる制限を取っ払って突き進む可能性といった、大きなギフトを「得
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Posted by ブクログ
ドラマが話題になっていたので、ずっと気になっていたけど、深刻そうな内容かなと躊躇していた。
読んでみたらとても良かった。ドラマも見ておけばよかったな。
時系列が前後するのがちょっと読みにくいけど、章に分かれているので仕方ない。
それにしてもなんて行動力のあるすごい人だろう。
お父さんは早くに亡くなってしまったけれど、著者も弟さんも両親にたくさん愛されたことはよくわかる。
高校一年生で、お母さんの厳しい手術の同意の決断は本当に辛かっただろうし、その後のお母さんの心を支えることも、とてつもなくしんどかったと思う。
すごく縁に恵まれた人とも言えるけど、努力の結果の引き寄せなのだろう。あとはお父さん -
Posted by ブクログ
クスッと笑えてホロッとさせられる、とても読みやすいエッセイです。印象に残った短編は以下。
・「桃のカチコミ」
続きが気になる面白さ。巧みな筆致。そしてto桃ネバーノウズ。桃の砲弾作りの比喩が圧巻。
・「人生最悪の病院オブ・ザ・デッド」
こんな病院あるんだ、と面白く読ませてもらえました。ハワイからサーフボード一枚でやってきたような看護師が追加されてたという後日談にもクスリ。
・「目に見えるものが変わるゲーム」
ええっ!そんなゲームあんの!?と驚き。これは是非やってみたいので、何のゲームか分かる人は教えてください!
・「手紙のようなもの 国道沿いで、だいじょうぶ100回」
岸田さんが小さい -
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Posted by ブクログ
初作家さんにてエッセイ。滅多に読まないジャンル。
お父さんは他界し、お母さんは生死を彷徨う病気の末車椅子ユーザー、弟さんはダウン症。そしてコロナ渦の中、またまたお母さんが生死を彷徨い入院…祖父がなくなり同居の祖母の痴呆が急激に悪化…
いやはや…こんなことある?ってくらい積んでるじゃん…それを乗り越える為に笑い話にして欲しいと書き始めた日記。
わたしの身近な人にもいたな…家が火事になり隣の材木店にまで引火、お子さんがインフルから喉の手術になり麻酔の量を間違えるという医療ミスで植物状態…からの天国に…もう1人のお子さんは引きこもり…それでも毎日笑顔でいた職場の人…そして上司のミスを擦り付けら -
Posted by ブクログ
岸田奈美さん3冊目。
これはこの間読んだ2冊の間なのね。
さて、今日は岸田奈美さんに対抗してみようかね。
この本のページの数字、とっても味があっていいと思うわ!
でも!!私のお姉ちゃんの字も負けず劣らずかなり味があるわよ!!
他の人のと混ぜて並べても絶対に見分けられる自信がある!!
娘たちの字は申し訳ないけど、100%見分けられる自信がないわ。
でもお姉ちゃんのは絶対に分かる自信がある。
そんな特徴的な味のある字よ。
3冊読んでてずっと言いたかったの笑
にしても、この方は私の生きる世界線が違った人みたいな、自分を見てるような痛みがあるわ。
私は人からのお褒めの言葉を全部ありがとうで返すよう -
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