【感想・ネタバレ】傘のさし方がわからない【電子特典付】のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年02月19日

一冊目よりも笑えるところが多かったが、それだけじゃなく奈美さんの辛かっただろうこと、大変だったんだなぁということも知れる内容だった。
ダウン症と花粉症の例えがとても良かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月26日

ほんといろんな感情にさせられる本。
今回はおもしろ以外も多かった。父親の話やベンチャー企業の話は重い。
いろいろあるけどでもやっぱ著者の言葉の選び方とか思考の深さがあるからどれも読み応えある。

タクシードライバーさんや読者さんが特定の思想で自分を否定してきても、
「「そんなわけないだろ、なにをいっ...続きを読むてるんだこの人は」と思うことをやめた。返事はしない。ただ、そこに至るまでにどんな悲しみや怒りがあったのか、想像をする。」

そうだ、そうなのだ。
普通の環境で生きてきて特定の思想になる可能性は低い。
大きな悲しみや怒りはなかなか目に見えない。
想像しないとだよね。

あと学生時代所属していたベンチャー企業のブラックさ加減ね。
学生や若い社員のメンタルをここまで追い詰める企業は淘汰されてほしいものだ。

以下引用は心打たれた。

「ほどよい嫉妬は、自分を向上させる燃料ですよ」
「大切なのは、火を整えること。」

「勲章はわたしがわたしに与えるのだ。
その方が、生きていて楽しい。」

「わたしはこの先で、希望を見つけなければ。

人間は希望がないから死ぬんじゃない。死にたくないから希望をつくるんだ。大好きな人たちがいない世界を、それでも生きるだけの価値といえる希望を。」

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Posted by ブクログ 2023年08月17日

日常をこんなふうに楽しめて細やかに言葉にできるのはとても素敵。
タイトルで釣ってるところあるけどそれでも意外性あっておもしろい。
3組にケーキ屋尋ねられたエピソード、人生の芯が増えて花束になってるとか読んでて言葉にしてくれてありがとうって思った。
特に、学生ながら創業メンバーだった時の話が壮絶だった...続きを読む。一仕事終わるとお互いの悪いところを紙に書き見せ合うとか、自分の悪口を誤爆されるとか。平日は職場で寝泊まりとか。フリースタイルダンジョンに例えてるのがかっこよかった。
空港で野宿の理由もヤバすぎると思ったし、泊まりに来なよという友人の優しさを拒絶してしまうのもわかる気がした。

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Posted by ブクログ 2023年07月28日

世間からのいろいろな憶測と悪意のない誤解など、風雨にさらされながらも、岸田奈美は、たまにこけながらも、たくましく生きていき、僕らにメッセージを発信してくれる。ズシンときて、考えさせられて、ジワァっとくるものだ。

差別は姿かたちをジワジワ変えて、いまもすぐそばにいる。世の雑踏に紛れるほど変身を遂げた...続きを読む差別の事を、「思い込み」と呼んでいる。

深いなぁ。見て、手に取って、自分で感じないとだよな。

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Posted by ブクログ 2023年06月02日


奈美さんのことをもっと知りたくなったし、きょうだい児である私にとって、共感できる部分がたくさんある作品だった。
「私は〜だから関係ない」ではなく、知らないからこそ知ろうという気持ちがある人が増えてほしい。思い込みを捨ててほしい。

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Posted by ブクログ 2022年07月23日

あっという間に読んでしまった。
まるで会話をしているようなテンポで綴られる岸田さんのエッセイは思わず『ふふっ』となってしまったり、泣きそうになったり心に届く文章でした。

なんでこんなに面白く書けるんだろう。

もちろん本人が体験しているエピソードがとても面白いのもあるけど、それ以上に文章が読みやす...続きを読むいのに丁寧でずっと読んでても飽きないんだよなあ。

日常で気づいた素敵なことだったり、思ったこと感じたことを文章にしている方で、アンテナが敏感なのかも。
自分も周りの優しさに素直になれなくてなにもかもやだな〜めんどくさいな。ほっといてって腐って身近にある素敵なものを見逃してるのかもと自分を振り返るきっかけになりました。

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Posted by ブクログ 2022年06月27日

筆者の日々の体験が書かれてある。

一つ一つが短編で読みやすい
たまに泣きそうになった

いかに思い込みが勿体ないこと、自分を苦しめていることが書かれてある。

想像力がない、想像しないってどれほど迷惑なのかわかった。

例えば差別をする人とかもっとこうしたほうがいい、こうあるべきだ、こうするなんて...続きを読むありえないとかいう考え方を持つ人は 相手に対する想像力が皆無である。相手のうちに秘めたものやエピソードを知らないから自分の考えのみでしか物事を捉えられない。そんな人になってはダメだ。

ダウン症の人は天使、優しい、
お姉ちゃんは弟のお世話してえらいね

こんなの全部思い込み もっというと差別

狭い考え方しかできない大人になりたくない

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Posted by ブクログ 2022年06月22日

ご家族のことだとか、フリーになったことだとか、なにか事情があったのだろうな、と想像してはいたもののここまでとは。冒頭のエピソードから最後まで笑ったり泣いたり…感情が翻弄されまくりでした。
もともと読ませる文体と言うか、個性的な文章が好みでwebで一度読んでいた話も多かったけれど、本になると時系列が整...続きを読む理され改めて家族写真で見た皆さんの笑顔が思い出され、胸がいっぱいに。
優しいタッチの装丁も著者のイメージ通り。

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Posted by ブクログ 2022年05月29日

やっぱり岸田奈美さんは文章と生きることの天才だと思う。
すでに読んだことのあった文章でも再度笑い、泣き、読み終える頃にはきれいに心が洗われた気分になる。

ナイマーニの話は中身もテンポも秀逸としか言えない。

岸田奈美さんの本は、手元に置いておいて、何度も繰り返し読みたい。
特に、泣きたい気分の時に...続きを読む、読んで思いっきり泣いて、心がすっきりして「また明日からがんばればいいや。」と思える気分になる気がするから。

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Posted by ブクログ 2022年05月02日

この著者の本は初めて読んだけどおもしろかった!
フッと吹いてしまうところ多々。
家族ひとりひとりそれぞれ魅力があり、関係性がいい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年04月30日

noteやTwitterで拝見していた岸田奈美さんの御本。
クスッと笑えて、でもなんだか心の奥にズシンと響く内容でした。

豊かさって、なんだろう。
自分の価値観を、大切な人に出会うたびにどんどん増やして臨機応変に変えていく。
…すごいの一言。
自分は、芯が一本通ってないといけないと思いつつも、そん...続きを読むなに強いはずもなくて。そのたびに折れて曲がって、ぐにゃぐにゃの芯は脆いのだけど。
この本に出会って、そうか、芯を増やしてしまえばいいのかと。
そうしたら、誰かを否定したり、自分を卑下することも少なくなるかもしれない。

失敗してもね。
嫉妬しても。
よいのよ。
なんだか、まるっと全部認めてもらえたような、そんな気持ちになった。

そばに置いておきたい本です。

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Posted by ブクログ 2022年04月24日

岸田奈美さんは文章もおもしろいし、起きる出来事もおもしろい、、

「愛はどこにでも芽生えるのだから、芽生えさせなきゃ損なのだ」は自分の心に置いておきたい言葉。

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購入済み

 

 
2021年10月19日

今作も泣いて笑って、そして気付かされて。
精一杯に今日を生きている岸田家に
元気を頂きました!

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Posted by ブクログ 2024年04月07日

泣いたり笑ったり大忙しだった。
著者はとても優しい人なんだろうと思う。
デビュー作「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」が有名で、この本にも家族のことが出てくる。
デビュー作はまだ読んでいないけれど、機会があったら読みたいと思う。

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Posted by ブクログ 2023年05月07日

確かに軽妙な文の運び、話の展開は秀逸でした。笑いつつも考えさせられる内容もあって読んでいて飽きませんでした。
ただ、例えがお若い作家さんなだけについて行けず、乗り遅れてしまうこともありました

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Posted by ブクログ 2022年10月16日

例えがいちいち面白い。サザエさんのエンディングのフォーメーションという表現で、ああ、あれねとすぐに頭に浮かべることができる。

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Posted by ブクログ 2022年08月30日

◯ 父はもういないけど、父の美学は、わたしが道を見失ったとき、そっと支えてくれる杖になる。(103p)

★いっぱいいい言葉があったと思うけど、メモるのを忘れて夢中で読んだ。

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Posted by ブクログ 2022年08月10日

奈美さんの文章は面白くて、沁みて本当に好き!!

今回の本は、面白いところは沢山ありすぎて書ききれず、贈与や差別の話はいろいろ自分も考えたり…
あと、なにより一番好きなのは光彦の話!!
笑える話かと思いきや最後に泣きそうになりました。
まだまだ先だけど子どもが進学先に悩んだら、この話をしたい!笑

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年06月24日

父親を中学に時に心筋梗塞で亡くし、母親は病気で車椅子、弟はダウン症、けっこう大変な状況なのに、著者のエッセイはカラッと明るい。
マルチ商法の男たちにナンパされたり、思い込みの激しい運転手のタクシーに乗っちゃたり、興味深いエピソード満載で楽しい。
スマホにヒビが入っても使い続けるのも好印象。

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Posted by ブクログ 2022年05月09日

奈美さん、やっぱり好きです。
いろんな経験を自分のものにして自分の言葉でばぁーっと書いてる感じ。
なのに誰も傷つけてない。そして心の底がじんわりする。あたたかくなる〜っているより、じんわぁり、する。

_φ(・_・
救いは、人それぞれ、みにくい形をしている
わかろうとされることが、わかるよと歩み寄ら...続きを読むれることがつらい。
本当はわかってほしいのに。だけど、この苦しさを簡単にはわかってほしくないのだ。

いい部屋というのは、暮らす人と見守る人の、
愛しさが重なり合ってできている。

悪いことは台風みたいなもので自然にはあらがえない。自然の前では人は無力。過ぎ去るまでじぃっとしている。

人間は希望がないから死ぬんじゃない。
死にたくないから希望を作る。
大好きな人たちがいない世界を、それでも生きるだけの価値と言える希望を。

わたしが未来永劫大切にするたったひとつの花束。
豊かさとはなにか?
価値観っていうのは自分の芯であり絶対に変えずつらぬくべきものと思っていた、でも違った。

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Posted by ブクログ 2022年05月07日

この方は身に起こったエピソードを
面白くかける
力が優れていると思う。
笑い話ばっかりでもなく、
真面目な話も。
だから一気に読みました。

個人的なこともあって面白かったのが
お父さんがドイツ土産に買ってきてくれた
自分がほしかったのとは全然違うオモチャ。
木でできた熊の顔と上半身、下半身と
わか...続きを読むれていて貧弱なバリエーションで
着せ替えを楽しめるおもちゃ。
日本で友達に全くくいつかれない
そのオモチャ。

それ、しってるーーーー!!って。
うちにもありました!
絵札のみで神経衰弱するカードも!
ドイツに住んでいたのですが、
子持ちの一家に一台!くらい
みなさん持ってました。
だから読んだ時テンションあがりました。

最後のエピソードは

思いこみは、呪いだ。
自分の視界を極端に狭くする
起きていること、やっていること、
いってることを、まっすぐ見つめるだけだ

と。
私はいっつも忘れそうになるから
特に家族に対してそうなってしまうから
気をつけよう。


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Posted by ブクログ 2022年04月28日

もうあかんわ日記で、すっかり岸田奈美ファンになった私。お父さんの担当医のお話し、ぐっときた。人への見方は、その時の自分の感情で変わってしまうんだ!! この本でも弟くんは、愛すべきキャラクターだった。散髪屋さんのエビソード、くすりと笑った。ノンブル文字の書いた所はほろりとした。最後にわたしの豊かさ、考...続きを読むえようと思った。

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Posted by ブクログ 2022年04月03日

初岸田奈美さん。他の作品も読んでみたくなった。
ダウン症の弟さんと、下半身不自由なお母様との日々の生活について。
弟さんが1ページずつ手書きで書かれたページ数も味があって素敵でした。急に家族写真(しかもリアルな写真のようなやつ)が出てきてこれは何?別の人の挟んで忘れたもの?とびっくりした。
岸田さん...続きを読むは私なら辛いとかなんでこんな…と悲観しそうなことでも明るく書かれていて(本当は大変でそんな明るく対応されていないかもしれないが)そこがすごいと思いました。読んでいて暗くならない、どこか元気がもらえて明るくなる文章です。

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Posted by ブクログ 2024年04月13日

岸田奈美さんについては色んな意味でスゴイなぁと思うのだけれど、まだまだ苦しかった時期の方が長くて、やっとここにたどり着いたんだなぁ。信頼できる人に囲まれて良かったなぁとしみじみ思う。
「世界は贈与でできている」読まねば。

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Posted by ブクログ 2024年03月14日

最後にあった「思いこみの呪い」に関しては、気付かぬうちにたくさんの呪いをかけてるんだろなーと思いました。

その呪いを解けるかどうかは置いといて、自分もかかってるかもしれないとと思えるかどうか。

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Posted by ブクログ 2024年01月06日

いわた書店さん選書本。
第一弾のエッセイを読んだ方が楽しめるのかも?

コナンの話はコナン好きなので笑いました。

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Posted by ブクログ 2023年09月06日

岸田さん3冊め
短期間で同じ作者の方の作品を3冊も読むなんていつ以来ぶりだろう
だけどどれもやっぱり読みやすくて、どれも「なんでこんなことが?」てことが起きていて、でも岸田さんの根本みたいなあたたかさとユーモアが常にあって、今回もいい意味で浸り過ぎずに読めた

1番好きだったのは
⚫︎寿司屋でスマホ...続きを読むの画面が割れてたから
のラスト

『愛はどこにでも芽生えるのだから、芽生えさせなきゃ損なのだ。
わたしはスマホが割れていても平気だ。そこへ愛を見いだしたから。勲章はわたしがわたしに与えるのだ。
その方が、生きていて楽しい。』

と、
⚫︎わたしが未来永劫大切にする、たったひとつの花束

私の「豊かさ」は、「芯」はなんだろう。それは、どんなふうにこれまで変わってきて、これからどんなふうに変わっていくんだろう。

エッセイはその人が頭の中で話していることを聞かせてもらっているようで、やっぱり楽しい

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Posted by ブクログ 2023年06月12日

オーディブルで視聴。

前作の「家族だから愛したのではなく、愛したのが家族だった」がとても良かったので、オーディブルで見つけて期待して聴いた。

面白いには面白かったが、エピソードによっては少しくどい、と感じてしまった。

おそらく著者のブログやnote、雑誌に掲載されたエッセイから選んでまとめたの...続きを読むだと思うが、テーマがバラバラなため、戸惑うことも。

もしかすると、オーディブルの朗読者のいかにもな関西弁のイントネーションと、大袈裟な声のトーンが邪魔をしていたのかもしれない。

やはり本は活字で読む方がいいな、としみじみ思った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年12月04日

前作は家族の話。今作は自分の話。
前作のが面白かったかもしれないけど、今作もなかなか楽しめた。

「家ではあんなに必要とされてるのに、外ではそうじゃない。これはきっと、わたしが悪いんだ。もっと愛されるように、愛を差し出さないと!」こんなふうに思っていた。他人から愛されないことがこわかった。母と父の愛...続きを読むを、裏切ってしまっているようで。

わたしはこの先で、希望を見つけなければ。人間は希望がないから死ぬんじゃない。死にたくないから希望をつくるんだ。大好きな人達がいない世界を、それでも生きるだけの価値と言える希望を。

作者がどう生きてるのかしんかにちょっとだけ触れられるというか、考えていないようで考えてるって感じ。自分の人生生きるために、自分のために考えてる感じ好きだった

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Posted by ブクログ 2022年10月09日

2022.10.09

3/2くらいまではテンポの良い文章を面白おかしく読んでいたんだけど、コナン君の話あたりから自分語りと過去にやらかしたことに対する内省などが多くなってきて、んー?となった。
エッセイだから何でもいいんだけど、求めていたのはそういうんじゃない感。
でも続編も読みます。

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Posted by ブクログ 2023年06月11日

audibleにて

障害者を思い込みでカテゴリーに嵌めず接したい
と思いました

また、僕も好きな
世界は贈与で出来ている
名著が紹介されていて嬉しかった

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