岸田奈美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
楽しく読ませてもらいました。
認知症の祖母、大手術をして車椅子になった母、ダウン症の弟、そして奈美さん。
それはそれは大変だろうなぁと想像しますが、笑いと愛情で、笑いで済ませられるあかんことも、日記に書けないような本当にあかんことも何とかやってこられているんですね。
私の家族は笑いなどほぼなかったので、素敵な家族、素敵な孫であり娘、姉だなと素直に思いました。
誰かに話を聞いてもらうというのは本当に大事ですね。
今はそれが直接語らなくても、ネットで世界に向かって発信できるんですよね。
よい反応ばかりではないと思いますが、岸田家のみなさんが健康で笑って過ごせることを祈ります。
解説もよかっ -
Posted by ブクログ
半日で一気読みしました。関西弁のノリで、たとえが面白く、一文一文が短いので、スイスイ読めました。岸田さんの一人ツッコミが最高でした。岸田さん家族の愛も感じられて、感動しました。
【思わず吹き出しそうになった話】※一部省略
高校野球っていったらもう、青春の代名詞じゃないですか。かくいうわたしもね、してた。青春。甲子園の売り子のバイトを、大学生時代に。
ほら、あれですよ。わかりますか。ピンク色のスカートはいて、ビールの樽背負って。
「アサヒスーパードルァァイいかかですかー?」って。客席の花形ともいえる。
正直、あこがれてた。はちゃめちゃにあこがれてた。
父から「おまえには浅倉南の“ -
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Posted by ブクログ
エッセイストである岸田奈美さんの、嵐の大海原をバナナボートで進むような日々をユーモアたっぷりに書いた日記。
読み進めるごとに感情が目まぐるしく入れ替わり、まさに人生の喜怒哀楽が凝縮されているようでした。これが日記なのかと驚嘆します。(挿絵も最高にかわいい)
単に「笑える」でも「泣ける」でもない本書の特質を、巻末で頭木弘樹さんが的確に解説されています。なるほど、奇跡の本だと思います。
極限の環境だからこそ、人が大切にするべきことが見えてくるのでないでしょうか。人生にはユーモアだけではなく、それを聞いて笑ってくれる人が必要なのだとはじまる日記。
僕はこんな生き方は、100万回生きても真似でき -
Posted by ブクログ
ネタバレmisachi68さんのレビューで、文庫化されたことを知りました。ありがとうございます。
とても面白くて泣けるエッセイでした。
以下「はじめに」の部分を要約して引用しますので、これから読まれる方はお気をつけください。
岸田奈美さんは父、母、弟、奈美さんの四人家族でした。
でも中学二年生の時
「パパなんか死んでしまえ」と言ってしまったその夜、お父様は急性心筋梗塞で病院に運ばれ、意識不明になられ2週間後亡くなられてしまいます。
いちばん大好きなお父様との最期の会話がいちばん伝えたくなかった言葉になってしまったそうです。
「パパは救急車に乗るとき、何回も言っていた。『奈美ちゃ -
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岸田奈美さんのエッセイ本3冊め
知的障害がある良太くんに、誰かに会ったら「こんにちは」「ありがとう」と元気にあいさつするよう根気よく教えた母。コミュニケーションの基本だがそこをきっちりおさえた母はさすがだ。
良太くんは地域の人たちに見守られ、ずいぶん助けられたようだ。
母の愛情表現はオーバーリアクションで、奈美さんにも事あるごとに「大好き」と言っていたようだ。
私は家族間で「大好き」と言われたことも言ったこともないような気がする。
わざわざ言わなくても…と思っていたが、確かに言葉にすると相手にも伝わりやすいし、うれしい。
この本には幸せになるヒントがたくさんある。
今回も奈美さんのパ